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2017年10月07日

自然栽培サツマイモ堀り



今年6月に収穫したジャンボニンニクを

そのまま乾燥させて保管して

今回はそのニンニクを皆で植えました。



穴を掘る人と

植えていく人と



覆土する人と分けて作業をすることで

スムーズに仕事が進んでいきました。



障害者さんだからできないことを前提に進んでいた仕事が

最近はできることを前提に仕事が進み

ときには「ちゃんとやって」と怒られてます。

仕事ができると期待されているから

怒られるんです。

最初からこの人たちはできないと諦められていたら

誰も怒らないでしょう。

みどりの里へ来てる障害者さんたちはすごい成長を遂げています。

80m近くある畝をみどりの里班だけで2畝植え終わりました。

本当に何でもできるようになってます。



この土は粘土です。

今年は畝を壊さず不耕起栽培で挑みました。

すると昨年は耕したせいでガチガチのゴロゴロだった土が

今年は耕さなかったおかげで

すごく柔らかくて細かくなってました。

やはり粘土畑は耕さないほうがいいようです。

すごく植えやすくなってました。



ポットの土詰め作業です。

この作業は障害者さんたちの最初の初級の仕事になります。

ここへ新しい班がやってきました。



前回は車から降りてくることができなかった人も

何度も来るうちに降りて作業ができるようになりました。

最初は緊張しているのでしょう。

慣れてくれば皆仕事したがります。

皆で力を合わせればできないと思われてた人もできる人に変わっていきます。



職員も新しい仕事を覚えていきます。

お米の精米や色選作業です。

職員がまず覚えて仕事に慣れてくると

そこへ障害者さんを連れてきて作業の一部をまかせていきます。

無門福祉会さんやみどりの里のお米を任せられる班を作っていきます。

これは雨とか関係ないので安定的に仕事がある状態になります。



毎年恒例のサツマイモ堀りです。

まずはつるの片づけとマルチはがしです。

これらの仕事はストレートアライブのとものわメンバーがやってくれます。



彼らももう複数回やっている仕事なので

だんだんスムーズに仕事が進むようになり

ブルーシートでつるを運び出したりと

作業効率もどんどん上がっています。



そして次の日にサツマイモ堀りが始まります。

若者サポートステーションの皆も呼びました。

彼らもこの作業は楽しみにしています。



無門福祉会の普段みどりの里に来ないメンバーも大集合です。

サツマイモ堀りというのはお祭りみたいなもんです。

どんどん土の中からきれいな紫のイモが出てくると

作業という気分ではなく

楽しいイベントに参加している気分なんです。



普段働いてない障害者さんも

このときはかなり能力が開花します。



いもの見落としはあとから私たちで見直してます。

もっと見落としがあるかと思ったら

けっこうちゃんと掘れてました。



皆夢中で掘り続けて休憩を忘れているくらいでした。



最近小野里さんがたくましいです。

空コンテナを運んできて

サツマイモを入れてまた運び出してくれます。

歩くのがゆっくりな太田さんも何度も運び出してくれました。

不思議なことにサツマイモ堀りは障害者さんの力がいつもより発揮されます。

今年は皆がすごい力を発揮してくれることを知っているので

期待して呼んでます。



明日は雨だからと昨年より広い面積でしたが、



1日で片づけました。

みどりの里だけでは絶対終わらない作業量です。



やったー終わったぞー!

今年も皆で記念写真を撮りました。

彼らのおかげで毎日の農作業が楽しいです。


  


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Posted by みどりの里 at 22:29 │野菜

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2017年09月28日

農福自然栽培塾



9月20日と23日にまた今年も

障害者福祉職員を対象にした農福自然栽培塾を開催いたしました。

福祉施設が農業を始めようとする場合

必ず問題になるのが

農作業を知らないことです。

導く人が知らないままでは障害者さんたちと農業できません。

その問題を打開するために無門福祉会の磯部さんが

県の福祉課の方々と自然栽培を農福連携で進めるための塾を開催してくれました。

愛知県でやろうという流れになれば広範囲の福祉施設が参加して

豊田市だけでなく愛知県の障害者さんたちが楽しく自然栽培できるようになります。

すてきな流れを作ってくださってありがとうございます。



昨年はうちの畑での研修が多かったですが、

今年は専用圃場を作り、

そこで具体的に育てていく流れにしました。



最初は準備をしっかりやっておいて

塾の作業で生産量を一気に上げるような畑をやろうかと考えていましたが、

参加者はどちらかというと

初歩を知りたい人が多いようなので

一つ一つの作業をやりながら意味や注意点などを教えていく形にしました。



手作業が多いですが、

必要最小限の道具でできる方法を知って

成長規模に応じて機械をそろえていけばいいかと思ってます。

始めたらやめないことが大事です。



この播種機に皆驚いていました。

筋まきではなく

点で1粒ずつまけるので

株間を調節してやれば

間引き作業がなくなります。

手でまくより作業効率も上がりますし、

障害者さんも手でまくのは難しいけど

播種機を転がすのはできるという人も多いでしょう。



コマツナを播種しましたが、

播種した後は不織布をかけておきます。

発芽率が上がりますし、

虫食い対策にもなります。





うちで作った苗です。

夏場はレタスの苗を作るのは大変です。

レタスは25℃以上は嫌いです。

暑い中で作った苗なので小さいですが、

植えればちゃんと大きくなります。



マルチに穴をあけて植えていきます。

セルトレイから苗を取り出すことすらつまづきます。

根が切れないようにそっと取り出してあげることを伝えます。

植えたあとちゃんと水やりすることや

管理の中でも暑い日があれば水をやること。

欠株があれば播きなおしたり植え替えたりすること。

初心者は先読みがほぼできないので

毎日自分の畑に通って問題ないか確かめに行かなくてなりません。



くわで畝を平にすることもやりました。



ミズナを播きました。

もっといろいろやりたいのですが、

時間が2時間しかないので

説明しながらやるとそんなにたくさんできません。

皆が知りたいことは基礎中の基礎ですが、

絶対に知っておかなければならないことでもあります。

それをきちんと理解して実行すれば

自分の畑でも自然栽培でいい結果を出せると思います。

12月まで塾は続きますが

一緒に農福自然栽培をやっていける仲間になって

一緒に農福自然栽培を楽しんでいきましょう。

皆さまこれからもよろしくお願いします。  


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Posted by みどりの里 at 09:31 │イベント

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2017年09月23日

第35回勉強会

8月28日に開催しました勉強会の内容です。



自己紹介は初めて参加した

清水優実さんです。

家庭菜園で自然栽培挑戦中です。

いろいろわからないことがあるので皆さんに聞いてみたいとのことでした。

自己紹介のあともたくさん質問を出してくれて

勉強会を盛り上げてくれました。

本日のテーマは秋冬野菜なので



ストレートアライブとものわの今枝稚加良さんが

自然栽培白菜事例をプレゼンしてくれました。



播種は9月7日

定植は9月下旬が適期です。

10月に入ってしまうと12月に収穫できません。

本場4~5枚くらいで

株間60cmで定植します。









まだ収穫には早すぎでした。

寒さが厳しくなったら紐で頭を縛ります。

それでもう少し畑においておけるので

成長させていくと

ぎっしり入った白菜になります。



暑さ対策に白黒マルチでやってみたこともありますが、

うまくいきませんでした。



後半の生育をしっかりさせたいので

黒マルチのほうがいいです。

ヨトウムシはどうしているかとの質問に

耕作放棄地からのスタート1年目はヨトウムシに襲われたけど

3年目になるとヨトウムシは襲って来なくなっていますとのことでした。

そんなことが起きるんですね。

畝は夏のスイカやトマトの畝のあとをそのまま使用してます。



次はオーガニックファーム旬彩の牧野真丈さんです。

有機栽培モロヘイヤの先が委縮してしまったことがあって

原因を皆さんに聞いてみたいとのことでした。







水が空梅雨でやれなかったことが原因じゃないかと思ってます。



もうモロヘイヤあきらめるかと思っていたら

大雨のあときれいな新芽が出てきてくれて収穫できるようになりました。



残念ながら同じ症状で悩んだ人がいなかったので

はっきりとした答えは出ませんでしたが、

シソやオクラで委縮した先っぽには中に芋虫が入っていたという事例を出してくれる人もいました。

私はこういう症状が出るときは窒素が溜まったかなと思って見ます。

水が多くても、少なくても窒素は多くなってしまいます。

委縮する原因が病害虫であっても

微量要素の欠乏症であっても

原因は植物体内の窒素量が多くなったことが根本的な原因だとみてます。

モロヘイヤだと雑草に近いので肥料をそれほど必要としてないです。

なくても水やりをちゃんとしてやればできます。

牧野さんの言うようにただの水切れもありえます。

水も切れると先っぽにまず水が届かなくなっていきます。

みどりの里でモロヘイヤに水が切れると

ハダニが発生してしまいます。

牧野さんがモロヘイヤの委縮を紹介してくれて

またいろんな意見が出てよかったです。

次はみどりの里です。

稲が酸素を根に供給できるから水田で育つことができます。

これはイネ科だけの特権なのかどうか。

前回礒井先生が田んぼの雑草も根に酸素が送れているかどうか知るには

根が茶色っぽくなっているかどうかでわかる

と教えてくれたので確かめてみました。



自然栽培続けて増えてしまうクサネムです。



残念ながら茶色になってます。

クサネムも地上部から根に酸素が送れるようです。

これは根に酸素を送ることで根の表面に酸化鉄がくっついている状態です。

根が傷んでいるわけではないです。

むしろうまく酸素が供給されているということです。





こいつもできてる





田んぼの雑草はそれができるから水田で育つのですね。

稲やヒエは当然茶色の根になってます。



こいつはいつも水の浅いところにいます。

根は深く張らず地表部にどんどん伸ばしていく感じです。



真っ白な根です。

どうも田んぼの浅い水を好む草は

地上部の酸素を根に送るのが不得意のようです。

田んぼの地表部数ミリのところには酸素があります。



生育不良のコナギの根は



白いです。

葉が水から顔を出していないときは

ずっと根張りが弱いままいくけど

葉が水から顔を出すと

急に元気になってきます。

根が茶色くなっているほうが元気な証拠のようです。



礒井先生がその辺りも調べてくれました。



土壌が水につかって還元状態になっていくと

こんなふうに土や環境は変化していきます。



稲は空気がある状態でも湛水状態でも酸素を根に送ります。

イネ科のトウモロコシは酸素がある畑状態なら根に酸素を送っていないけど

湛水状態になると茎に空洞を作り

酸素を根に送るようになります。



これくらい変わるそうです。

植物もどんな環境でも生き延びられるのように必死で変化します。



大豆もできるようです。

苦しそうですが、

たぶん雨が多く降ったときに湛水状態になっても生き延びられるようになっているのでしょう。

酸素は葉から吸収したものを根に送ります。

雑草が水面に顔を出してこないように

少しづつ深水にしていけば

根になかなか十分な酸素を送れず

稲が水面に顔を出していれば有利になるはずです。

仕組みがわかってくると作業に確信をもって進めていけます。

もっといろんな現象を紐解いていって

現場レベルで活かせる作業につなげていきたいです。

また礒井先生よろしくお願いします。


次回は今月9月25日月曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

また秋冬野菜をテーマにします。

それ以外のネタも時間があればできますので

皆さん日ごろの疑問点や紹介したい事例、失敗例など

何でもいいので持ち寄ってまた楽しい時間としましょう。

今月も皆さんのご参加お待ちしております。








  


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Posted by みどりの里 at 17:30 │イベント

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2017年09月17日

グリーンママン田んぼイノシシ対策



今年は日照不足で山にエサが少ないのか

いつもより断トツ早くイノシシさんが襲撃してきました。

例年は水抜くと入る感じでしたが、

まだ稲が青い状態で水もたくさん入っているのに

もう来ました。

これだから自然のことなんてわかるようでわからん世界です。



とりあえず集合がかかり

来れる人に一番やられそうな田んぼから電柵を張りました。

そして4日後に皆が集まれそうなので

なんとかそれまでもってくれと

願っていたのですが、

皆が集まれる日の前日の夜に1回入られました。



今まで来てたウリ坊が

大人になったんだなという形跡が残っていました。



しょげていられないので



とにかく電柵を張りました。

皆切り替えが早いです。

皆もう簡単に電柵を張れるようになっています。

イノシシが来ることで

集まれるきっかけにはなりました。



イノシシにやられやすいこともありますが、

水が得にくい場所でもあるので

来年は一部場所を変えようかと考えてます。

どのみちイノシシは出てしまうけど

水は得やすい場所があります。

収量は変えた場所のほうが上がると思います。

皆にとっては大きな変化だろうけど

環境がどんどん変わる中で

自分もどんどん変わっていかなければならないです。

進化しようとしたら

変化するしかないです。

より自然とうまく付き合うためにはそういうことだなーと

自分のテーマを皆に押し付けるようですが、

環境が変わったほうが

新しいものを発見できたりして楽しいと思うなー。


  


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Posted by みどりの里 at 13:29 │お米イベント

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2017年09月17日

自然栽培農福連携会議



今年はみどりの里、無門福祉会、ストレートアライブの3社で

自然栽培生産、加工、販売と協力してことを進めていこうと取り組んでいました。

夏が終わり

ここらで3社での情報共有をしておこうということになり、

皆で無門福祉会さんの会議室お借りして

会議っぽいものやってみました。



まずは販売窓口として活躍してくれたストレートアライブの近藤さんに

販売の手応えや今後の展開を話してもらいました。

3社で協力して進めたおかげで

予想以上にいい結果が出ました。

近藤さんたちが販売窓口になってくれたおかげで

みどりの里は更に生産に集中できました。

販売を託してしまうと

生産者は販売までが見えづらくなりますが、

こうやって定期的に販売状況を報告してもらえると

それをもとに生産計画につなげていけるので

皆次の展開がよく理解できました。

無門の自然農班の加藤さんは

「こういう感覚で生産していなかったので、もう一度考えなおします」

といい刺激になりました。

福祉で農業となると活動になってしまって

産業色が薄れてしまいがちです。

でも障害者さんの工賃を上げることを考えると

私たちと一緒に自然栽培をやったほうが

スムーズに進めていけるはずです。



そしてもう一つ皆で共有しておかなければならないことは

自然栽培農福連携を進めていく中で

障害者さんたちの変化を共有しなくてはなりません。

なんで福祉が自然栽培やらなきゃならないの?

今のままでいいじゃないかという声が当然福祉内ではあります。

私たちはもう3~5年自然栽培で農福連携を進めて

障害者さんたちの状態が良くなっていくことを見てきてます。

この会議は3か月に1回くらいのペースでやっていこうと思ってます。

その度に生産加工販売のことと、

障害者さんたちのこと2点に焦点を当ててやっていく予定です。

今回は全員に農福連携を進めての手応えを話していただきました。

驚くことに一人として同じことを言う人はいませんでした。

それぞれの思いや、現場で起きていることを話してくれました。

障害者さんたちの活躍が予想以上で驚き、

これは進めて更に発展させるべきだと全員の意見が一致しました。

農福連携を進めていくための理由などに

どんな言葉が最適な言葉なのかわからないけど、

この会議で出た皆の農福連携の思いを皆が聞いたことで

終わってみるとなんだか更にやってやるぞと

皆やる気がみなぎっている

そんな雰囲気の会議になりました。

まだまだ伸びしろを感じるね。

次の展開が楽しみでならないです。



  


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Posted by みどりの里 at 12:44 │イベント

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2017年09月12日

自然栽培イチゴ定植

9月になってから最低気温は21~23℃くらいになって

これならイチゴ苗を山から降ろして来れるなと思って

9月3日からイチゴ苗の避暑地の平谷村から豊田へ運びました。



昨年よりいい苗ですが、

後半に水やりが足りなくて

脱水症状を出してしまいました。

平谷村もずいぶん涼しくなって

イチゴが成長し始めます。

そのとき、イチゴが吸う水の量が増えたようで

今までの水やりでは足りなかったようです。

涼しくなったら水やり減らせそうなのに

イチゴは暑い時間は水をあまり吸えていなくて

朝晩の涼しい時間だけ吸っていたようでした。

涼しくなって1日中水が吸えるようになると

ポットの水の減り方が早くなります。

それにより同じ水やりの仕方では足りなくなる時間ができてしまいました。

もっと早く気づけば新しい葉をあと1枚は平谷村で増やせただろうにと

また教訓として来年に活かします。



ここからはストレートアライブさんの障害者さんたちの力が発揮されるところです。

1日4時間だけですが、

ハウス3棟ずつ定植を終わらせてくれます。



前の週に穴はあけてあります。

ポット苗を並べていく人と



植える人でどんどん進めてくれます。

年々どうしたら定植作業を楽にこなせるかを一緒に考えていきました。

目が悪い人もいるので

ランナーピンを刺したままにして

イチゴの苗の向きが誰でもすぐわかるようにしておくなどの工夫もしてあります。

イチゴは実がつく向きがあるので

これを間違えると大変です。

ストレートアライブさんのメンバーは障害を感じさせないほど

素晴らしい働きをしてくれます。

仕事にも年々慣れてくれて

パートさん以上の働きでしょう。



そして私たちだってイチゴ定植したいと

無門福祉会の障害者さんたちも2棟こなしました。



生活介護レベルだった障害者さんたちは

最近は全員畑に入れるので

全員役割を持ってできる仕事をこなしていきます。

小野里さんはしゃべってばっかだったけど

最近は仕事を進んでやってくれるようになり、

植えるのは難しいからと

植えたあとのポットを回収してきてくれます。

山下くんは体が思うように動かせない子でしたが

発作がだんだん軽くなっているようで

ポットを重ねて片づける作業をやってくれました。

イチゴ定植作業も植えるだけの仕事ではないです。

職員も一緒に作業に入ります。

教えてあげたり、フォローしたり、自分も植えたり。



最後向きが逆になっていたり、

深すぎたりする苗がないか

私たちがチェックしていきます。

意外とそういう苗が少ないところまで皆の作業レベルが上がってきました。

皆のおかげで10棟を3日で植えきれました。

本当に皆はありがたい存在です。



ここからは毎日水やりをがんばります。

イチゴはかなりの高畝で育てますので

すぐに畝が乾いてしまいます。

朝と晩に水やりをして常にちょうどいい水分が畝にあるようにしていきます。

うまくいけばどんどん新葉が出てきてくれます。

まだ30℃以上が出てしまうのでイチゴには暑いですが、

こまめな水やりで対処していきます。



昨年は恐ろしいほどの天気の悪さで

かなり大きなダメージをくらいましたが

今年はそんな天気でもできるだけ延命できる作戦で勝負してます。

どうか天気が味方してくれますように。
  


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Posted by みどりの里 at 09:32 │いちご

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2017年08月19日

第34回勉強会

7月24日月曜日に第34回勉強会が開催されました。

今回も75名ほどの方々にご参加いただきまして

ありがとうございました。

1人目の発表は自己紹介です。



サラダなど野菜を中心とした飲食店を始めたい住田沙織さんです。

職場の上司がそういう思いを持っていた方で

その方が亡くなり、

その人の思いを継ぐつもりで飲食店を始める計画です。

規格外野菜なども飲食では問題なかったりするので

ぜひ使わせていただけたらと思ってます。



2人目は無門福祉会でも活躍している

遠藤翼さんです。

遠藤さんは自分でも畑を借りて自然栽培をやりながら

無門さんと農福連携を自分の畑でも進めています。

写真がなぜか横向きになってしまいますので首をかしげて見てください。



「黄もちとうもろこし」という品種を自然栽培で作りました。

これはスイートコーンではないです。

そういう品種ならアワノメイガなどの被害が少ない状態で作れるようです。

丈は180cmくらいになり2本どりができます。

3本目はヤングコーンで収穫してます。



マルシェなどに出店して売り切りました。



とうもろこしとインゲンを一緒に植えてあります。



枝豆を近くに植えてあり、

コンパニオンプランツとしても育てています。



トマトも束ねて育ててみたり、



スイカを空中につるしてみたりと

いろいろ試してます。

3人目はみどりの里です。

夏野菜の有機物マルチについてです。



昨年までは自然栽培スイカをもらった苗で作ってました。







これくらい美味しかったです。

販売できるかもと思って今年は自分で苗から作ろうと思ったら



30%自分で作った土を混ぜた砂では

微生物が多すぎるようでした。



そのまま定植しても治らないです。





アブラムシまで発生してしまったので

完全に窒素過多です。



わらを敷いてすぐに











もともとついてたアブラムシが減っていき



新芽にも新たにつくことはなくなりました。







問題だったのは苗土がスイカに合わなかったことなので

再度試験をしてみました。







20%から大きくなってきてますので

これくらいか15%くらいがベストかもしれません。

スイカは微生物の多い土を好まず、

やせた土を好むタイプなんですね。

30%は苗作りの段階でアブラムシがきてました。

もらった苗は育苗土がほとんどついていない小さい苗の状態でもらってました。

植えて畑の土のみでそだったので

もらった苗のときは自然栽培がうまくいってるんです。

苗土が余計なことです。

その余計なことのおかげで有機物マルチの効果などが発見できてよかったです。

余りに効果的だったのでミニトマトでも試しました。







地温の高さに苦しんでいるトマトが次の日新芽が元気になります。



この時期は白黒マルチならちょうどいいくらいでした。

黒マルチと白黒マルチでの生育の違いをみる実験もかねてやりました。



白黒マルチはこのまま夏を越せると思い込んでいたので

わらなどを用意してませんでした。

黒マルチは最初から必要になることがわかっていたので

わらを用意してすぐ敷いてある状態です。





白黒マルチのトマトがダメージを受け始めました。



わらを敷いて地温を下げるだけでなく

遮光ネットを張って地上部の温度を下げます。

効果ありました。



白黒マルチは後手後手で高温の障害を受けてしまいました。





なんとか枯れるパターンから逃れることができました。

今年はトマトも苗土ですでに失敗していることが植えてから判明していたので

調整に苦労してドタバタになってます。

しかもポットのまま砂地の畑に植えるので

砂の地温の変化が大きく、根も制限されているので

苗土が合わないと調整作業が増えて大変です。

でもそのままポットを外して植えると

自然栽培だと根が強くなりすぎて

暑い地域では生育の早い段階で青枯病が出やすいです。

今年はトマトでも有機物マルチと遮光ネットの効果がかなり高いことがわかったので

これは使えると思ってこれから栽培に組み込んでいきます。

このまま稲の質問へと移りました。

ここからは勝手な私の現場で見たことからの推測です。



これはみどりの里の自然栽培田んぼの

よく採れる田と採れない田の窒素量を表したグラフです。

田んぼは畑と違って、硝酸態窒素よりアンモニア態窒素が断トツ多いです。

稲は野菜たちと違い硝酸態窒素だけでなく

野菜や他の植物たちが活用できないアンモニア態窒素を直接吸収できます。

土が酸化すると硝酸態窒素が増えてきますので



反対の還元状態を進めた方がアンモニア態窒素が増えて

稲にだけ有利に田んぼを進められるのではないかと思って水位を深くしていきました。



水位もこの稲の横線よりちょっと下になるように

稲の成長とともに水位を上げていきました。

何か目安がないと水位が自分の思っているところにきているかどうかわからなくなるので

こういう基準があると助かります。



水が来ないなんていうトラブルがなかったところは



草があまり生えてこないように進めていけました。



水が来ないところはそのとき雑草が有利にことを進めていきました。

空気に触れると稲だけの有利な環境がなくなり、

雑草も頑張れてしまうのではないかと思いました。





こうなってくるとアンモニア態窒素を稲が吸えることが

他の雑草より有利な展開にもっていけるなら

還元状態を進めたほうが稲にとっていいんじゃないかと思いました。

リンも還元状態のほうが土に吸着されず出てきてくれます。

稲が地上部で得た酸素を根に送ることができるので

土を酸素に触れさせる必要はないんじゃないかと思いました。



実際コナギは水面に葉を出すまで苦しみ続けます。



オモダカも水位を上げると下葉が黄色くなってきます。



水が来なくてホタルイなどに囲まれたところも

水が来て水位を上げていったら



茶色くなっていきました。

どの雑草もそれで枯れてしまうわけではないですが、

ストレスがかかり生育が不利になってきます。

水位を上げると逆に稲は色が戻り始めて

稲だけが有利になりました。



ということを礒井先生に聞いてみました。





アンモニア態窒素が還元層から酸化層に移ると

アンモニア態窒素→亜硝酸→硝酸態窒素になる

硝酸態窒素が還元層に入っていくと

脱窒が起こり空気中へ窒素ガスとなり出ていってしまいます。

中干しして水入れると窒素ガスとなって窒素が出ていきます。

還元状態を維持することでアンモニア態窒素を土中で保持して稲に供給し続けられます。

これを聞いていると酸化していいことあるのだろうかと思うけど

還元層が強く還元状態になっていくと

硫化水素が出てきてしまい、

稲の根を痛めます。

それを防ぐためにも酸化させる中干しなどがあります。

稲が酸素を地上部から根へ送るために

どこから酸素を入れているかというと

葉から酸素を吸収して根へ送っています。

逆に田んぼから出るメタンガスは

稲を通して放出しています。

田んぼの雑草はアンモニア態窒素を使える可能性があります。

そういう能力を持っているから水田で生えることができると思いますが、

詳しいことは調べてみます。

水田雑草も稲と同様に根へ酸素を送ることができると思います。

もし水田雑草の根がオレンジになっていれば

それは酸化鉄がくっついていることになるので

水田雑草が空気中の酸素を根に送っている証拠になります。

どんどん掘り下げていきたくなりますね。

現場で起きたことと

ちゃんとした理屈や研究結果が重なると

理にかなった作業が生まれて

無駄なく農作業が進められます。

無農薬栽培にとってこれは非常に大事なことです。

この辺は礒井先生とはっきりさせていきたいです。



このあとの何でも質問コーナーも盛り上がりました。

参加してくださる皆さんのおかげで非常に楽しい勉強会になり、感謝しております。


次回は8月28日月曜日 18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

テーマは「秋冬野菜」です。

どんな質問でも事例でもいいので持ってきてくださいね。

  


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Posted by みどりの里 at 14:48 │イベント

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2017年08月16日

自然栽培イチゴ苗の様子



8月12日に見に行ってきた

標高900mの長野県平谷村においてある

みどりの里の自然栽培イチゴ苗たちです。

平谷でトウモロコシを作っている小林君との連携が

うまくいき始めて

今年はこの場所に週に1回行けば大丈夫なくらいになってきました。

昨年はここでのイチゴ苗作りの意思疎通などが小林君とうまくいかなくて

私は毎日平谷へ行ってました。

それから考えると今年はものすごい改善と

小林くんのものすごい成長があります。

徐々に平谷村での苗作りが形になりつつあります。

このまま天候不順などがないことを祈るばかりです。



イチゴ苗たちは7月4日に親から切り離されて1か月以上がたちます。

弱ってくると病斑が出てきてしまいます。

古い葉から出てきます。

普通はこうならないように農薬を多用せざるおえなくなります。

肥料を入れている場合、

病原菌のエサとなってしまうので

病気の侵攻は勢力を強めてくるので絶対に止められないです。



みどりの里の自然栽培イチゴ苗では

こういう病斑があったであろう葉が

病斑を自分で落としています。



これもそうです。

窒素を切ってあると

植物体内の窒素量が減って

病原菌のエサが足りない状態で勢力を強めることができず、

苗たちは病気を止めて

病斑を落としていくという治療にあたります。

致命傷を負わないようにしています。

本来植物は病害虫対策が自分でできます。

古葉は病害虫が出やすいです。

若葉や芯になるような場所を

植物は全力で守ります。

でも病害虫対策を植物にさせすぎると

収量が落ちたりしますので

できれば、病害虫がかからないレベルのイチゴ苗栽培にしたいです。



ちらほら毛虫がいます。



新芽を残して古葉ばかり食べてます。

こんなに食われることはまずないです。

古葉は日陰を作るつもりで残しているだけで

現在はそれほど機能していません。

だんだんイチゴ苗は小さくなっていて

実際水を吸う量は確実に減りました。

なので機能していない葉を食う分には許してやろうかと

そのままにしています。

大事なのは新芽です。

新芽を食べたら捕まえますが、

ずっと自然栽培していてこの虫が大事なところを食べているところを見たことがないです。

古葉を食べるだけなら葉かきの手間が省けていいじゃん。

無肥料にすると意外とうまく自然界は共存していることに気づきます。

うまく共存していければ

作業量が減ります。



お盆あたりから涼しくなってくるので

新しい葉が成長し始めて

消耗から再生へと変わっていきます。



まだ植えるまでに2週間以上あります。

今年はまだ致命的な病気を出すということがないまま育てれています。

雨が続きすぎなければ

ここからは回復していくのがいつものパターンです。

どうかいつも通り育ってください。

  


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Posted by みどりの里 at 10:36 │いちご

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2017年08月09日

賑やかな自然栽培



いつもはひたすら浩美が自然栽培ブルーベリーを収穫していますが、

今回は高校生の職場体験ということもあって

ブルーベリー収穫なら農業体験として

いい思い出になるかと思って一緒に収穫しました。



今年も鳥の害はほとんどないまま収穫し続けてます。



うちの子たちも暇だと

畑でカタツムリを探してきて遊んでます。

ときどき子どもたちはブルーベリーに襲い掛かってきますが、



手伝ってくれることもあります。



隣の自然栽培オクラ畑では

ストレートアライブさんが収穫しに来てくれてます。

初めて畑作業をやる軽度な障害者さんたちです。

炎天下の中ではきつい作業ではありますが、

オクラから人生の厳しさと

世の役に立つ喜びを教えてもらっているようです。

最初は採ることでいっぱいいっぱいで

取り残しやサイズを合わせることがなかなかできなかったので



昨年オクラ収穫をやっていた

無門福祉会のみどりの里班も合流して改善していきました。



そうやって合流していくことで

畑で作業しながらすれ違うときに会話が弾んだり

なんだか楽しい雰囲気になってきます。

そんな雰囲気の中だと

野菜たちにもいいエネルギーを供給できるような気がします。

ストレートアライブさんは収穫だけでなく

みどりの里の田んぼも維持してくれています。



大きい草だけの除草ですが、

今年は空梅雨だった6月に

水が来ないトラブルが多発していて

ヒエが育ってしまいました。

それを週に3~4日4時間除草してもらってます。



このエリアのよその田んぼですが、

水が来ないと除草剤をまいてあってもこうなります。



うちの田んぼも何もしなかったらそうなってしまうという危機感から

雑草が小さいうちから1日3反以上できるペースで取り続けてきたので

この水が来なかったエリアでも

ヒエや他の雑草に囲まれることなく作ることができました。

ストレートアライブさんたちの障害者さんたちが

田んぼをきれいにしてくれるから

田んぼをやらないかと声をかけてもらえたり、

評判を落とさずに無農薬の自然栽培を拡大し続けていけます。

こうやってしっかり結果を出して

障害者さんたちが無農薬栽培に適した人材であることを

しっかり打ち出していきたいです。






  


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Posted by みどりの里 at 22:50 │お米野菜

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2017年08月05日

自然栽培イチゴアイスとジャム



ついに農福連携商品が開発されました。

自然栽培イチゴアイスとジャムです。

添加物なしの商品になってます。

なかなか自分でこういうもの作ろうとすると大変なのですが、

食品加工場を持っている障害者福祉施設の無門福祉会さんと一緒にやることで

可能となりました。



昨年冬から今年春にかけて皆で毎日イチゴ収穫してきました。



イチゴ畑は土耕だと畝間を歩くのも大変ですが、

皆1年で足腰がきたわり、

皆で収穫できるようになってました。



パッキングも覚えて

どんどん仕事ができるようになっていきました。

新しい仕事ができるようになることが

皆の喜びでした。



夏はさすがにイチゴは作れないのですが、

そんな時期でもイチゴが楽しめるようにと無門さんにお願いしてできたアイスとジャムです。

障害者さんたちが仕事ができるようになっただけでは

農業で工賃を格段に上げていくことは難しいです。

でもこうやって新しい加工品などを

私たち健常者が開発していくことで

販売の幅も広がっていきますし、

お客さんの喜びも広がっていきます。

その結果、障害者さんたちの工賃も自然と上がっていけば

理想的な相乗効果が生まれます。

自然栽培を通して障害者さんたちと一緒に助け合って生きていける形を作れるよう

これからも試行錯誤していきます。

毎月第2土曜日にむもんカンパニー青い空でやっている

むもん市で自然栽培イチゴアイス、ジャム、そしてイチゴジュースまで出てます。

ジャムはロージーティーハウス猿投店

自然栽培の仲間たち

でも常時販売してますので

ぜひご賞味ください。

これからもブルーベリーとかでも開発していきますので

楽しみにしていてください。  


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Posted by みどりの里 at 08:33 │お知らせ

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