2017年09月17日

グリーンママン田んぼイノシシ対策



今年は日照不足で山にエサが少ないのか

いつもより断トツ早くイノシシさんが襲撃してきました。

例年は水抜くと入る感じでしたが、

まだ稲が青い状態で水もたくさん入っているのに

もう来ました。

これだから自然のことなんてわかるようでわからん世界です。



とりあえず集合がかかり

来れる人に一番やられそうな田んぼから電柵を張りました。

そして4日後に皆が集まれそうなので

なんとかそれまでもってくれと

願っていたのですが、

皆が集まれる日の前日の夜に1回入られました。



今まで来てたウリ坊が

大人になったんだなという形跡が残っていました。



しょげていられないので



とにかく電柵を張りました。

皆切り替えが早いです。

皆もう簡単に電柵を張れるようになっています。

イノシシが来ることで

集まれるきっかけにはなりました。



イノシシにやられやすいこともありますが、

水が得にくい場所でもあるので

来年は一部場所を変えようかと考えてます。

どのみちイノシシは出てしまうけど

水は得やすい場所があります。

収量は変えた場所のほうが上がると思います。

皆にとっては大きな変化だろうけど

環境がどんどん変わる中で

自分もどんどん変わっていかなければならないです。

進化しようとしたら

変化するしかないです。

より自然とうまく付き合うためにはそういうことだなーと

自分のテーマを皆に押し付けるようですが、

環境が変わったほうが

新しいものを発見できたりして楽しいと思うなー。


  


Posted by みどりの里 at 13:29 │イベント

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2017年09月17日

自然栽培農福連携会議



今年はみどりの里、無門福祉会、ストレートアライブの3社で

自然栽培生産、加工、販売と協力してことを進めていこうと取り組んでいました。

夏が終わり

ここらで3社での情報共有をしておこうということになり、

皆で無門福祉会さんの会議室お借りして

会議っぽいものやってみました。



まずは販売窓口として活躍してくれたストレートアライブの近藤さんに

販売の手応えや今後の展開を話してもらいました。

3社で協力して進めたおかげで

予想以上にいい結果が出ました。

近藤さんたちが販売窓口になってくれたおかげで

みどりの里は更に生産に集中できました。

販売を託してしまうと

生産者は販売までが見えづらくなりますが、

こうやって定期的に販売状況を報告してもらえると

それをもとに生産計画につなげていけるので

皆次の展開がよく理解できました。

無門の自然農班の加藤さんは

「こういう感覚で生産していなかったので、もう一度考えなおします」

といい刺激になりました。

福祉で農業となると活動になってしまって

産業色が薄れてしまいがちです。

でも障害者さんの工賃を上げることを考えると

私たちと一緒に自然栽培をやったほうが

スムーズに進めていけるはずです。



そしてもう一つ皆で共有しておかなければならないことは

自然栽培農福連携を進めていく中で

障害者さんたちの変化を共有しなくてはなりません。

なんで福祉が自然栽培やらなきゃならないの?

今のままでいいじゃないかという声が当然福祉内ではあります。

私たちはもう3~5年自然栽培で農福連携を進めて

障害者さんたちの状態が良くなっていくことを見てきてます。

この会議は3か月に1回くらいのペースでやっていこうと思ってます。

その度に生産加工販売のことと、

障害者さんたちのこと2点に焦点を当ててやっていく予定です。

今回は全員に農福連携を進めての手応えを話していただきました。

驚くことに一人として同じことを言う人はいませんでした。

それぞれの思いや、現場で起きていることを話してくれました。

障害者さんたちの活躍が予想以上で驚き、

これは進めて更に発展させるべきだと全員の意見が一致しました。

農福連携を進めていくための理由などに

どんな言葉が最適な言葉なのかわからないけど、

この会議で出た皆の農福連携の思いを皆が聞いたことで

終わってみるとなんだか更にやってやるぞと

皆やる気がみなぎっている

そんな雰囲気の会議になりました。

まだまだ伸びしろを感じるね。

次の展開が楽しみでならないです。



  


Posted by みどりの里 at 12:44 │イベント

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2017年08月19日

第34回勉強会

7月24日月曜日に第34回勉強会が開催されました。

今回も75名ほどの方々にご参加いただきまして

ありがとうございました。

1人目の発表は自己紹介です。



サラダなど野菜を中心とした飲食店を始めたい住田沙織さんです。

職場の上司がそういう思いを持っていた方で

その方が亡くなり、

その人の思いを継ぐつもりで飲食店を始める計画です。

規格外野菜なども飲食では問題なかったりするので

ぜひ使わせていただけたらと思ってます。



2人目は無門福祉会でも活躍している

遠藤翼さんです。

遠藤さんは自分でも畑を借りて自然栽培をやりながら

無門さんと農福連携を自分の畑でも進めています。

写真がなぜか横向きになってしまいますので首をかしげて見てください。



「黄もちとうもろこし」という品種を自然栽培で作りました。

これはスイートコーンではないです。

そういう品種ならアワノメイガなどの被害が少ない状態で作れるようです。

丈は180cmくらいになり2本どりができます。

3本目はヤングコーンで収穫してます。



マルシェなどに出店して売り切りました。



とうもろこしとインゲンを一緒に植えてあります。



枝豆を近くに植えてあり、

コンパニオンプランツとしても育てています。



トマトも束ねて育ててみたり、



スイカを空中につるしてみたりと

いろいろ試してます。

3人目はみどりの里です。

夏野菜の有機物マルチについてです。



昨年までは自然栽培スイカをもらった苗で作ってました。







これくらい美味しかったです。

販売できるかもと思って今年は自分で苗から作ろうと思ったら



30%自分で作った土を混ぜた砂では

微生物が多すぎるようでした。



そのまま定植しても治らないです。





アブラムシまで発生してしまったので

完全に窒素過多です。



わらを敷いてすぐに











もともとついてたアブラムシが減っていき



新芽にも新たにつくことはなくなりました。







問題だったのは苗土がスイカに合わなかったことなので

再度試験をしてみました。







20%から大きくなってきてますので

これくらいか15%くらいがベストかもしれません。

スイカは微生物の多い土を好まず、

やせた土を好むタイプなんですね。

30%は苗作りの段階でアブラムシがきてました。

もらった苗は育苗土がほとんどついていない小さい苗の状態でもらってました。

植えて畑の土のみでそだったので

もらった苗のときは自然栽培がうまくいってるんです。

苗土が余計なことです。

その余計なことのおかげで有機物マルチの効果などが発見できてよかったです。

余りに効果的だったのでミニトマトでも試しました。







地温の高さに苦しんでいるトマトが次の日新芽が元気になります。



この時期は白黒マルチならちょうどいいくらいでした。

黒マルチと白黒マルチでの生育の違いをみる実験もかねてやりました。



白黒マルチはこのまま夏を越せると思い込んでいたので

わらなどを用意してませんでした。

黒マルチは最初から必要になることがわかっていたので

わらを用意してすぐ敷いてある状態です。





白黒マルチのトマトがダメージを受け始めました。



わらを敷いて地温を下げるだけでなく

遮光ネットを張って地上部の温度を下げます。

効果ありました。



白黒マルチは後手後手で高温の障害を受けてしまいました。





なんとか枯れるパターンから逃れることができました。

今年はトマトも苗土ですでに失敗していることが植えてから判明していたので

調整に苦労してドタバタになってます。

しかもポットのまま砂地の畑に植えるので

砂の地温の変化が大きく、根も制限されているので

苗土が合わないと調整作業が増えて大変です。

でもそのままポットを外して植えると

自然栽培だと根が強くなりすぎて

暑い地域では生育の早い段階で青枯病が出やすいです。

今年はトマトでも有機物マルチと遮光ネットの効果がかなり高いことがわかったので

これは使えると思ってこれから栽培に組み込んでいきます。

このまま稲の質問へと移りました。

ここからは勝手な私の現場で見たことからの推測です。



これはみどりの里の自然栽培田んぼの

よく採れる田と採れない田の窒素量を表したグラフです。

田んぼは畑と違って、硝酸態窒素よりアンモニア態窒素が断トツ多いです。

稲は野菜たちと違い硝酸態窒素だけでなく

野菜や他の植物たちが活用できないアンモニア態窒素を直接吸収できます。

土が酸化すると硝酸態窒素が増えてきますので



反対の還元状態を進めた方がアンモニア態窒素が増えて

稲にだけ有利に田んぼを進められるのではないかと思って水位を深くしていきました。



水位もこの稲の横線よりちょっと下になるように

稲の成長とともに水位を上げていきました。

何か目安がないと水位が自分の思っているところにきているかどうかわからなくなるので

こういう基準があると助かります。



水が来ないなんていうトラブルがなかったところは



草があまり生えてこないように進めていけました。



水が来ないところはそのとき雑草が有利にことを進めていきました。

空気に触れると稲だけの有利な環境がなくなり、

雑草も頑張れてしまうのではないかと思いました。





こうなってくるとアンモニア態窒素を稲が吸えることが

他の雑草より有利な展開にもっていけるなら

還元状態を進めたほうが稲にとっていいんじゃないかと思いました。

リンも還元状態のほうが土に吸着されず出てきてくれます。

稲が地上部で得た酸素を根に送ることができるので

土を酸素に触れさせる必要はないんじゃないかと思いました。



実際コナギは水面に葉を出すまで苦しみ続けます。



オモダカも水位を上げると下葉が黄色くなってきます。



水が来なくてホタルイなどに囲まれたところも

水が来て水位を上げていったら



茶色くなっていきました。

どの雑草もそれで枯れてしまうわけではないですが、

ストレスがかかり生育が不利になってきます。

水位を上げると逆に稲は色が戻り始めて

稲だけが有利になりました。



ということを礒井先生に聞いてみました。





アンモニア態窒素が還元層から酸化層に移ると

アンモニア態窒素→亜硝酸→硝酸態窒素になる

硝酸態窒素が還元層に入っていくと

脱窒が起こり空気中へ窒素ガスとなり出ていってしまいます。

中干しして水入れると窒素ガスとなって窒素が出ていきます。

還元状態を維持することでアンモニア態窒素を土中で保持して稲に供給し続けられます。

これを聞いていると酸化していいことあるのだろうかと思うけど

還元層が強く還元状態になっていくと

硫化水素が出てきてしまい、

稲の根を痛めます。

それを防ぐためにも酸化させる中干しなどがあります。

稲が酸素を地上部から根へ送るために

どこから酸素を入れているかというと

葉から酸素を吸収して根へ送っています。

逆に田んぼから出るメタンガスは

稲を通して放出しています。

田んぼの雑草はアンモニア態窒素を使える可能性があります。

そういう能力を持っているから水田で生えることができると思いますが、

詳しいことは調べてみます。

水田雑草も稲と同様に根へ酸素を送ることができると思います。

もし水田雑草の根がオレンジになっていれば

それは酸化鉄がくっついていることになるので

水田雑草が空気中の酸素を根に送っている証拠になります。

どんどん掘り下げていきたくなりますね。

現場で起きたことと

ちゃんとした理屈や研究結果が重なると

理にかなった作業が生まれて

無駄なく農作業が進められます。

無農薬栽培にとってこれは非常に大事なことです。

この辺は礒井先生とはっきりさせていきたいです。



このあとの何でも質問コーナーも盛り上がりました。

参加してくださる皆さんのおかげで非常に楽しい勉強会になり、感謝しております。


次回は8月28日月曜日 18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

テーマは「秋冬野菜」です。

どんな質問でも事例でもいいので持ってきてくださいね。

  


Posted by みどりの里 at 14:48 │イベント

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2017年07月21日

第33回勉強会

6月26日月曜日に行われた

第33回勉強会の内容です。

今回は特にテーマを決めていませんでしたので

自由に栽培話題が出てました。



自己紹介は牧野雅人さんです。

牧野さんはB&Dドラッグストアで勤めています。

バリバリ働いていたのですが、

皮膚を針で刺されるような痛みが出る病にかかってしまい、

普通に生活が一時期できなくなってしまいました。

働く時間も減らしてもらいながら

どうしたら治るのか

どうしてなってしまったのかを追求していると

ストレスや食のことなどに関心を持つようになりました。

自分で自然栽培のような食品を扱う店をやろうと思った時期もあったのですが、

今やドラッグストアはディスカウントショップになってしまっているけど

本当は健康を提供する店なはずという思いに至り

ドラッグストアでも自然栽培などの商品を販売していけないだろうかと考えるようになりました。

月に2回ほどみどりの里に作業に入りながら研修してます。



2人目は

愛知県豊橋市でやっている kuumaa!Farm 鈴木直樹さん です。

今回は定植のやり方で面白い結果が出たので紹介してくれました。

ちなみに前に紹介してくれたアスパラの採りっきり栽培を夏野菜に応用したところ



かなりの深植えになってしまって全然ダメだったそうです。

そんな実験もしている中で



種まき前に鎮圧するといい結果が出ました。



このようにはっきりトウモロコシで出ました。



右のナスは植えるときに土を出して穴を作って植えました。



左のナスは土を押し込んで穴を作ってそこに植えました。

種まきも定植も鎮圧したほうが明らかにいい結果が出ています。

厳しい環境のほうが植物が育っています。

続いては勉強会の前に

田んぼの耕し方や代かきなどについてどうやっているのか知りたい

という質問と

病害虫に対してどのように対処しているか知りたい

という質問をいただいていたので

みどりの里の事例を紹介しました。

ちなみにこれはみどりの里の事例であって

こういう質問に特に正解はないです。

土質や環境や、栽培者が何を狙っているのかで

やり方はおおいに変わります。

私は浅く耕してみたり、

溝をつけて耕してみたり、

何回も耕してみたり

耕す回数を極端に減らしてみたりと

いろんなことをしてみたけど

それで草がなくなったことはありませんでした。

耕し方で大きく変わらないので

耕し方はいたって普通です。

ただ爪が減るのが嫌だったり、

早く終わらせたいので

そういうことを意識して速めに耕してます。



明らかに変化があったのは

わらをすきこまないという方法をとったとき

草の生え方が変わりました。

なのでこれを採用してます。



今年は天気や作業都合で耕すのは春になって1回しかできなかったので



草もまだあるので



2回代かきをすることにしました。

これなら雨が降ろうが作業ができるので

天気に左右されないかと思いました。



今年は泥を田んぼの外へなるべく出さないことを意識してやったので

浅めの水で代かきしました。

今年からしばらく「泥」をテーマに自然栽培田んぼを進めようと思ってます。



早速しまったというところは泥を排出しないことを意識しすぎて

田んぼに水がなくなってたことです。

泥が固まってしまうので

2回目の代かきがうまくいかないです。







2回目代かきでは田植え前に水を抜きますが

このときはなるべく泥が出ないように沈殿させてました。



いつもは苗箱を25枚くらい使っていたのを

今年は18枚まで減らしてみました。

面積が広くなってきて減らしていかないと作業が回らなくなってきました。



少し遅れ気味で作業が進んでいきました。



粘土田んぼで起きやすいです。





わらを入れないやり方ではトロトロした泥の層が薄くなりやすかったです。

でも泥を残すことでそういった層が残ってくれるようになって

除草機が大きく泥を動かすので除草機効果が上がるように思いました。



早めに大きい草だけ取り除きます。

代かき2回やったらセリなどの草がだいぶ減ってくれました。



8年目の田んぼはなんとか草がおとなしくしていてくれてます。



6月前半の空梅雨で水が少なくなる地域は水が入らないため

泥が固まってしまって草が生えやすくなってしまいました。

ストレートアライブさんに早めに入ってもらいました。



こういうときはヒエがよく生えます。

ヒエと稲は見分けるのが難しいですが、

イネには輪がついてたり、葉舌という△の薄い膜があります。



ヒエは何種類もいますが、

こいつは特に稲に似ていますが、

若干毛の生え方や、葉舌がないことで見分けます。



ヒエと稲が混じってます。

水がこないとこういう草取りが増えてしまうのでたまらんです。







わらをすきこまないとコナギが弱りやすいです。



葉も痛んでいて、根も弱いです。



わらを入れてたころはとにかく手除草で対処してました。

このときのコナギは根が強かったです。



わらをすきこんでいたときは

手除草がうまくいかないとこうなってました。



昔雑草に負けた田んぼです。

耕し方を変えても助からなかったです。



こういうことがわらを入れなくなったら

なくなりました。

明らかに変わるので

耕し方でなくわらを入れるか入れないかのほうが重要でした。

次は病気の対処の仕方です。

自然栽培の無肥料無農薬で病害虫が出てしまった場合は

確かにどうやって対処するのだろうと思うと思います。



この苗たちは皆うどんこ病にかかってしまいました。

うどんこ病の風下で苗を作ってしまったために全部かかりました。

自然栽培だとさあ何かまかなきゃとはならないです。



早速うどんこ病にかかった葉が枯れ始めました。

うどんこ病にかかったということは

何かかかる原因があります。

このときは葉かき作業が進んでいなくて

葉が茂りすぎていました。

そうすると真ん中の若い葉に光が当たらなくて徒長気味になります。

光が足りないので植物体内の窒素分が多くなります。

それでうどんこ病にかかってしまいました。

それではそんなときはどうするかというと

葉かきをして古い葉をとってすいてやります。



そうすると若い光合成の能力の高い葉が残っていきます。

若い葉にはうどんこ病はかかっていませんでした。

これで植物体内の窒素量が減っていき

うどんこ病のエサがなくなります。

後は気候が暑くなっていくので



うどんこ病が活動できなくなって



消滅します。

何もまかなくても原因をつぶせば病気は消せます。

こういう方法がやりやすいのが無肥料無農薬の自然栽培のいいところです。

田んぼの耕し方にもいろんな方法があります。



秀明自然農法の安田喜治さんは



スズメノテッポウという雑草をなるべく大きくしてから

耕してます。

春の雑草が生えていたほうが養分になるとのことです。



代かきを4回くらいかけて



雑草を浮かせて排出して



植えるときは水を張ったまま田植えをしてます。

こういう雑草対策でコナギが出ないようにして出なくなった田んぼがあるそうです。

それぞれ皆自分の場所や都合に合うやり方になっていきます。

いろんなやり方があることが面白いんですよね。



前回のスイカでプレゼンできなかったので

ストレートアライブの今枝稚加良さんに今回自然栽培スイカやっていただきました。

品種:紅しずく(小玉)、シュガームーン(中玉)
土質:粘土
株間:100cm  1条植え
畝幅:約120cm
畝高:20cm~30cm
資材:透明マルチ、2重トンネル(内不織布、外ビニール)



2月11日播種
2月28日移植



4月3日定植













本場5~6枚で摘芯
4本仕立て
2果目から実をつける
実までのわき芽を全て取り除く









次回は7月24日月曜日18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」にて開催します。
テーマは夏野菜のナス、ピーマン、トマトです。
皆さんのネタなんでもいいのでお待ちしてます。


















  


Posted by みどりの里 at 21:54 │イベント

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2017年06月21日

第32回勉強会

5月22日月曜日に32回目の勉強会が開催されました。

80名以上の方々にご参加いただけて

お忙しい中ありがとうございました。

今回のテーマは「スイカとタマネギ」でした。

1人目は

自己紹介もかねて



みよし市で新規就農をする林 剛 さんです。

現在みどりの里で研修しながら畑作をやっています。

もともと家が農家だったためスイカやとうもろこしを作っていましたが、

自然栽培に魅了されてイチゴにも挑戦する予定でみどりの里に来ています。



昨年までは消防士として活躍していました。

スイカは慣行栽培で祖父がやっていて、自分も習っているとのことだったので

そのやり方を紹介してとお願いしました。

この勉強会は無農薬、無肥料をテーマとしていますが、

農薬肥料を使用する栽培方法からも学べるもの多くあります。

自然栽培が更に進化していくためには

様々な栽培方法のいいところを吸収していく必要があると思ってお願いしました。



透明と黒マルチでは透明のほうが少し生育が早い程度の差で

品質には差が出なかったです。

マルチをかけるときは少し湿った状態のときにかけたほうが

乾ききったときかけるより水分が保てて生育がいいです。



4月中旬以降なら最低気温が1桁になることが少ないです。



定植後つるが出始めたら親づるを摘心します。

本場が5~6枚くらいのときです。

接木苗でないときは摘心をしない場合もあるようです。



4本の子づるを伸ばしていき、

つるがトンネルを出るころに出ないように引いて

そのとき雌花を取ったり、孫つるをかいたりします。



2回そういった作業をした後

つる先に雌花が咲いて

それをスイカへと育てていきます。

その雌花がトンネル内に入っているようにつるを引いてます。

これらの整枝作業で18~24節目に雌花が来ます。



トンネル内なら雨で受粉できないということがなく

受粉させることができます。

1週間ほど続きます。



交配後10cmくらいになり、

そこから40日後に収穫です。

スイカ近くの巻つるが枯れてくるのも目安になります。

2人目は



無門福祉会の磯部竜太さん

自然栽培田んぼの後に自然栽培タマネギをすぐ植える方法を2年やってみました。



自然栽培パーティーでは愛媛県の佐伯さんが

稲作の後にタマネギを植えてます。





稲作の後に自然栽培タマネギは作れるなとは思います。




切り替え時に田の周りに溝を掘ります。

稲作後の畑作への準備が遅れてしまったり、

秋の天候で雨が多かったり、

と昨年の秋はうまくタマネギ畑を作れず

今年は田んぼではピンポン玉程度のタマネギしか作れませんでした。

その前の年は天候にも恵まれて

うまく作れてます。



畑では雨の影響はなかったので

うまく作れました。



品種は知多3号、湘南レッドです。

3人目は

青ノ木農縁の青木政人さんです。







苗の大きい小さいはのちのタマネギの大きさにさほど影響してないです。



タマネギ穴をあける道具を作りました。



タマネギは疎植だから大きくなるとは限らないことがわかってきて

密植にしたほうが収量が上がるなと思ってます。



マルチありなし比較です。

左がマルチあり、右がマルチなしです。



左がマルチなし、右がマルチあり



左マルチあり、右マルチなし

結果はマルチがあるほうがいいです。

マルチありのほうがタマネギがきれいで、食味もいいです。

マルチなしは根が大きくなっているのですが、

紫外線で変色したり、

泥が多くついてしまっていたりして汚くなってしまい、

品質が落ちてしまいます。

マルチなしによい結果を出してほしかったけど

結果的にはマルチありのほうがいい結果となりました。



トウ立ちしてないタマネギを種採り用に保管して



秋にそれを植えて春にトウ立ちさせて

種を採取してます。

品種は

愛知早生白タマネギ、養父早生(やぶわせ)、知多3号です。



極早生のタマネギは葉付きで売れます。

とうが葉を超えなければ

トウ立ちした部分がすごく美味しいです。

4人目は

名城大学 礒井俊行先生です。



みどりの里でエンドウを連作を続けていたら

ついに連作障害が出ました。

5年目です。

昨年も出たと思います。

3年目まではさほど気にならない程度でした。



エンドウを続けていたけど

2年間ソラマメをやって

またエンドウに戻したところは全然大丈夫なのですが、



5年連続エンドウを育て続けたところは

途中で伸びなくなって

花も咲かなくなり

下葉から黄色くなってきて



早く終わってしまいました。

ちょうどエンドウの終わりが早まったような感じです。

無肥料なら問題なくいけるかと実験していたのですが、

無肥料無農薬の自然栽培でも

エンドウの連作障害はありそうです。

ただ3年くらいの連作はできそうです。


(農学大事典 養賢堂 1991)


エンドウがエンドウに対して根から阻害物質出すので


複数の病原菌の影響を受けやすくなる


ということでしょうか。


でも阻害物質が土で分解される畑では


阻害物質がいつまで影響力を持つかわからないそうです。


エンドウがどうして阻害物質を出すのか知りたいですね。


みどりの里でソラマメのあとにエンドウを植えても大丈夫だから


豆科の窒素固定とかは連作障害に関係なさそうですね。



(木嶋利男 連作のすすめ 家の光協会 2012)

以前にもお話しいただいた連作障害のあとに畑が落ち着いて

連作障害が起きなくなる話しを紹介してくださいました。


(木嶋利男 連作のすすめ 家の光協会 2012)


(木嶋利男 連作のすすめ 家の光協会 2012)


(木嶋利男 連作のすすめ 家の光協会 2012)


(小林紀彦 土壌病害と発病抑止土壌 化学と生物 22 1984)

病原菌などを抑止する菌を入れると障害が少なくなる事例です。

今回は用意していただいた方のプレゼンが時間の都合で

発表できなくなってしまってすみませんでした。

またどこかの時間でやりますのでいつも持参していてください。


次回は6月26日月曜日 18:30~20:00
豊田市若草町2-6-8 ほがらか 
にて開催します。

次回はテーマはありません。

ここらで日ごろの皆さんの事例や疑問などを自由に発表していただけたらと思ってます。

畑作、稲作、果樹なんでもOKです。

それではまた皆さんのご参加お待ちしてます。




  


Posted by みどりの里 at 13:20 │イベント

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2017年05月18日

第31回勉強会

4月24日に31回目の勉強会を開催しました。

今回も約80名のご参加があり賑やかでうれしい限りです。

今回の自己紹介は



岐阜県多治見市で無農薬野菜を作っている

平井農園 平井剛広さんです。

5反の畑を持ち

50品目の野菜を作っています。

育苗ハウスでの高温障害を出してしまった事例を話してくれまして

一人でやっていると寝過ごしたとき

ハウスの中でトンネルして保温しているところ高温になって手遅れだったと言ってました。

朝すぐハウス内が暑くなってしまうので

皆さんはどうやって対応してますかとのことだったので

寝過ごさない。

夜早く寝るなどありましたが、

朝すぐ暑くなってしまうような時期になっていれば

ハウス内のトンネルはなくても大丈夫じゃないかとの意見もありました。


今回のテーマは「ズッキーニ」です。

残念ながら今回はみどりの里のネタしかありませんでした。

みどりの里の農産物は全て無肥料無農薬の自然栽培ですので

ズッキーニも自然栽培事例です。

だいたい4月上旬に播種して

5月1日に定植して

6月1日に収穫開始してました。







ズッキーニは立たせるものかと思ってたときに

省力で立たせておきたいとマイカ線などを使って

やってみたけどうまくいかなかったので

それ以来寝せて作ってました。

寝てたほうが風で折れたりしないので

このほうがいいのかと思うようになりました。



春の保温に力を入れていたころです。



開花してきたら外しました。



でも不織布のあるせいで日照不足で徒長気味になり

強風で折れやすいし、

アブラムシも出て

結果よくなかったです。






種を採って作ったこともありましたが、

黄色と緑のツートンカラーになったものが出てしまって

B品率が上がるのでやめました。

品種はいろいろやってみたけど

何やってもあまり変わらないです。



黄色は雄花が緑より多いので混ぜておくと受粉がうまくいくと聞いて

やってみたけど効果はよくわからなかったです。

採れ始めが奇形が出やすかったです。

受粉がうまくいってないのか

放っておいても暑くなってくると受粉がうまくいってました。



株間を広げてみたり、

いろいろ長く採れるように工夫しましたが、

あまり関係なく、

夕方水やりをすると

ズッキーニが8月も収穫し続けられました。





自然栽培は大きい実のほうが美味しいです。

でも大きい実で収穫を続けると

樹勢が弱くなるので注意です。





水で勢がつけれると思ってやりすぎると

色が濃くなってきて

葉が下へ垂れ始めて

病気になります。



5月中旬までは最低気温も15℃以下なので

なかなか大きくなってこないけど


20日をすぎると地温や気温が上がるので








株元は古くなってきて

古葉が枯れてきます。


どんどん伸びて先で実がなり続けます。

ズッキーニは自然栽培で簡単にできますが、

皆も簡単にできるから皆ズッキーニを作るので

売るのに苦労します。

他にもたくさん作り手がいるなら

別にうちでやらなくてもいいかと思って

今年はズッキーニを作ってません。



次は礒井先生です。

こないだ私が無肥料研究会でもらった資料を

先生に渡して先生の感想も話していただきました。



(NPO無施肥無農薬栽培調査研究会 2016年度研究報告会)

年ごとのそれぞれの田んぼの収量です。

収量の悪いところはいつも悪く

いいところはいつもいいです。

全体が一気に悪くなることもなく

どの田んぼもアップダウンを繰り返していて

収量を決める要素は天候だけではないようです。


(NPO無施肥無農薬栽培調査研究会 2016年度研究報告会)

収量の高かった田んぼのECは一時的に跳ね上がっていました。

入ってくる水なども影響しているかもしれません。



移植2週間後はECは田んぼのどの地点も変わっていません。


移植4週間後はECが水口が高く、水尻が低いです。


出穂2週間前はまたECは高いままです。

(NPO無施肥無農薬栽培調査研究会 2016年度研究報告会)



数字がずらっと並んでいますが、

リンが収量を左右しているように見える箇所もあります。

リンは土壌に水を張って還元化が進むと

鉄などとくっついていたものが離れて

吸収される形になって出てきます。

陰イオンなので

陽イオンとは違う動きをします。

いろいろ先生に質問してみると

知らなかったことなどが出てくるので

今回もいい勉強会となりました。

次回
5月22日月曜日 18:30~20:00
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

テーマは「すいかとタマネギ」です。

また何でもいいからスイカとタマネギネタを持ってきてください。

皆さんの事例を楽しみにしてます。



  


Posted by みどりの里 at 23:14 │イベント

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2017年04月17日

第30回勉強会

3月27日月曜日に

無肥料無農薬をテーマとした第30回勉強会が開催されました。



今回も約80名ほどの方々にお集まりいただきありがとうございました。

今回の自己紹介は



一宮市の井上内科クリニックで一宮ハート・ギュッと・ネットなど手がけている

地域連携推進室 森 隆雄さんです。

医療のことも紹介してくださいました。



1日の約1000件の医療過誤による死亡者が出ていることになります。



この図は、65歳以上の人口を、20歳から64歳の人口で割ったものになります。

2012年には一人の高齢者を2.4人で支えていたものが、

2050年には1.2人で支えなければならなくなります。



こういった問題が出てきてしまうのは

そもそも自然から生まれて自然に死んでいく流れから外れてしまっていることから

起きている問題でもあるように感じます。

本当はこんなに医療費をかけなくてもすむはずだと森さんたちは考え



生活支援・介護予防の取り組みとして

いつまでも健康でいられるよう、介護予防教室や老人クラブ、

地域のボランティア活動などを通じて介護予防を推進していきます。

こういったことに取り組めば日本の135万床から20万床を削減し、

30万人は自宅で療養出来ると考えています。

地域通貨を利用した循環型社会の構想もあり、

そういったいつまでも健康プランの中に



自然栽培野菜は食分野で活躍します。

森さんたちは自然栽培野菜販売にも取り組んでいます。



医療から自然栽培野菜が求められる時代がもう来てます。

また野菜を販売できる農家はこの流れを進めるためにも

ぜひともよろしくお願いします。

今回は「育苗(稲)」ということで皆さんに事例を持ってきていただきました。

まずは



秀明自然農法の石川 剛弘 さんです。

田んぼに育苗場所を作って育苗します。



均平がうまくとれていないと水がついてしまう場所が出てしまいます。



ポット育苗をやっているので水没するところの苗の根が

上にも出てきてしまって

それが絡まりあってポット専用田植え機で植えるときに

うまく植えられないことがありました。

そこでこういった均平機を使って均平をしっかりとるようにして



試みたところ



高低差がないので

水没させることなく育苗ができ






根が上がってくることがないため田植えが成功しました。

次は

小牧市で1.7町歩の秀明自然農法をやっている



安田 喜治 さんです。



塩水選からスタートです。





温湯消毒です。



浸種です。

最近は暑くて3日で芽が出てきてしまうので

水温を下げて発芽までの日数を長くとれるようにしています。



山砂を山から採取してふるいにかけてポットトレイに入れていきます。





芽が出て来たら乾燥させます。





播種開始です。



1穴2粒まきです。



田んぼで育苗します。

















代かきを4回くらい行って

水を抜かずに深水のまま田植えをしています。

次は



秀明自然農法の大倉千鶴さん



大倉さんは野菜苗の土を紹介してくれました。



温床に使って発酵が進んだ土を主に使用しています。



温床には豆殻を入れると発酵がうまく進みます。



温床の土だけでは足りないので

木枠の中に落ち葉などを入れて土作りをします。



草なども枯らしたり、雨に当てたりしたものを

材料として木枠に入れていきます。



こうして野菜用の苗土を作っています。

次はみどりの里の事例です。

稲の育苗については第8回第20回勉強会で詳しく書いてあります。

今回は過去にいろいろ試みていた事例や実験を紹介します。



まだ田んぼがたいして広くなかったころは

育苗ハウス内で稲の苗を育苗していました。

ハウス内だと4月の寒さでも簡単に育苗ができるので



楽勝でした。



だんだん田んぼの面積が増えていくと

必要な苗の枚数も増えていくので

ぎりぎり置き場がないときは

ハウス内で積んでおいて発芽をさせていたときもあります。



太陽シートをかけておけば問題なく発芽します。





どんどん田んぼが広がってくると

もう1棟苗用にたてるというわけにもいかず

外で作れるようにならないといけませんでした。



外で稲の苗を育てるには夜がまだ寒いのでスムーズに大きくなれません。

よって毎晩保温シートをかけていました。



外で実験してた苗い防鳥ネットをかけてなかったときは

鳥にめちゃくちゃつつかれました。

スズメが愛せなくなった瞬間でした。





外で保温がうまくいってないと背丈が11cmくらいの短い苗になってしまいます。

13cmほしいです。

しかも生育日数が長すぎて老化してきてしまいます。



今はその辺は改善してます。



以前は根が詰まりすぎている。







最近は若いうちに植えます。



根が出すぎてなければ根を田植え機が切ることも少なくてすみます。





植えた後水いれても顔をしっかり出していてくれます。



こんなふうに燻炭をうまく使う実験もしていたことがあります。

田植え後にもう1回来年の苗対策用に苗を作っていろいろ実験をしていました。









燻炭が多いと覆土が軽くなりすぎるのか

根が植えに出てきてしまいます。





何もない土を使うときは

田んぼに根を出させて

田んぼの養分吸えるようにしておく必要があります。



どうしても苗土を用意できない人や

田んぼを苗場に変更できない人でも

とりあえず肥鉄培土2号(化学肥料入り)があります。

これで作っても作れます。

ただ化学肥料が入ってしまっているので

自然栽培とは言えないですが、

その年なんとか稲作をやらねばならない事情もあると思います。

プールの水を毎日変えれば

余計な化学肥料が抜けて

病気とは無縁な感じで育てていけるので無農薬で作れます。

こういう実験をしてたことがありました。

また参考にしてみてください。



名城大学の礒井先生がみどりの里田んぼ調査結果報告をしてくれました。



収量が上がりやすい田んぼAと上がりにくい田んぼBです。



ECに差が見られました。



礒井先生はついでに勉強熱心な新規就農者のために

ECも説明しておいてくれました。

ECとは水に何か溶けていると

その濃度が濃ければ濃いほど

水は電気を通すので

その性質を使って土壌の養分を数値化したものです。



写真ではわかりにくいのですが、

2杯入れた方が電球が明るいのです。





アンモニア態窒素に大きな差が出ています。

収量が上がりやすい田んぼAのほうが多いです。

稲はアンモニア態窒素を体に取り込んですぐ使うことができます。



リンにも差が出ています。

Aのほうが多いです。



田んぼの固さも私の要望で比較してくださった結果

収量が上がらない田んぼBのほうが少し固いようです。

これらの結果から

ではなぜ同じ無肥料なのに養分の差が出てくるのかを調べていきます。

これが解明されるとどんな田んぼでも収量の差が出ないようにする対策が

具体的に生まれることに繋がります。

今年もみどりの里の田んぼで引き続き調査してくれますので

また次の結果報告が楽しみでなりませんね。


次回勉強会は

4月24日月曜日 18:30~20:00
豊田市若草町2-6-8 ほがらか

にて開催いたします。

テーマは「ズッキーニ」です。

皆さん「ズッキーニ」ネタをたくさん用意しておいてください。

よろしくお願いします。
  


Posted by みどりの里 at 14:39 │イベント

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2017年03月21日

第29回勉強会

2月27日月曜日に29回目の勉強会が開催され

80人の方々がご参加いただけました。

今回のテーマは「ニンジン」でした。

一人目の発表は自己紹介ということで



自然栽培の仲間たちの川代さんです。

自然栽培の仲間たちという自然食のお店をやっているのですが、

今回は東京からわざわざ来てくださいました。

川代さんはいつもお店で自然栽培の野菜たちを販売しています。

そんな川代さんの販売者としての現場目線でいろいろと紹介してくれました。



自然栽培の野菜はやっぱりこういった方々に愛されているようです。

自然栽培の野菜はいいものだから置けば売れるかと言えばそうではないです。

川代さんたちも袋詰めの仕方などが変わるだけで売れ行きが倍になったりするのを見ると

こういうことも農家さんに提案していこうといろいろと助言をいただけます。

自然栽培野菜はちょっとしたことでサイズが小さめになってしまうこともあります。

でもどうか捨てないでください。

要はお客さんにとって都合のいいサイズなら

それは規格外品として売らなくてもちゃんと売れます。

最近の都会のお客さんの傾向としては

使いきりサイズが好評です。

ものによっては小さめのほうが売れてます。

とのことです。

そしてもし畑で採れ過ぎて困っていたら

自然栽培野菜であればぜひご連絡ください。

レストランなどからも欲しいという声がたくさん上がってます。

2人目は



陽なたぼっこの高橋政光さんです。

高橋さんの事例は有機質肥料を使用しています。

肥料を土の中に入れると又割れしやすいと感じているので

追肥などは土の上におくようにしています。

耕してすぐ種をまいても

乾燥しすぎて発芽しにくいです。

7月中旬に種をまいてしっかり踏んで

土が乾きにくいようにしておきます。

種はたくさん播きます。

間引きをいっぱいしたほうがうまくいきます。



結果こんな感じでニンジンとなります。



八事ニンジンは難しくて黒田五寸は作りやすいと感じています。

7月中旬まきだと皆が焼けるのでできないと言っている中で

7月中旬まきで水やりをしていないようです。

踏んでしっかりと種と土を密着させれば発芽するとのことでした。

3人目は





代表 安田義人さんです。

安田さんは三重県でニンジン、タマネギ、ジャガイモ、サツマイモなどを自然栽培で作ってます。

それらは給食にも使用してもらえてます。

安田さんのニンジン品種は



紅奏という7寸ニンジンです。



まだニンジンはあるので持って来てくれました。

安田さんもニンジンは土の中で炭酸ガスの影響を受け、

伸びなかったり、又割れになるので

未熟堆肥や草などを

ニンジンの畝を作る前にすきこまないようにしています。

硬盤層という土中の固い層がどこらの深さにあるかを把握しておきます。

ニンジンが硬盤層にあたると

伸びないことを利用して

わざといい深さに硬盤層を作って

生育やニンジンの長さをそろえていけたらと考えています。



2016年の夏播きは草取りから解放されたいことと

畑の水分保持のために

白黒マルチを使用しました。

黒じゃないのは地温を下げるためです。

1穴に3粒まくことで互いが支え合い風に強いです。

通路の草はわざと生やして

雨が降って、間引きや除草作業のときにぬかるまずに入れます。

本葉4~5枚のときに間引きをします。

このタイミングより早いと倒れ

遅いと変形になります。

この作り方で又割れは50本に1本程度ですみましたが、

根腐れに繋がりやすいなと思いました。

種まきは他にもやり方を試していて



クリーンシーダという播種機を使用してます。

ニンジンの種は

コート種子と裸種子とあり

コート種子はコーティングされているので播きやすいが

水が切れると発芽しにくくなります。

裸種子はそのままの種子なので

播きづらいけど発芽はしやすいです。

裸種子でも播ける播種機を作ればいいと

先ほどのクリーンシーダの種用のロール部の穴を





これでニンジンにちょうどいいサイズにして



裸種子でも数粒ずつまけるように作りました。

今年はマルチをやめるそうです。

根腐れが気になるようです。

葉からの酸素取り入れより根からの酸素取り入れが多いとのこともあり、

中耕をして育てます。

4人目は



碧南市の棚宗サラダ園の石川寛子さんです。

有機栽培と自然栽培の両方やっていて

昔は普通の栽培でやってました。

これらの経験からいろんな情報を出していただけました。



畝は15~20cmの高さで天が90cm幅です。

4条でまいていて



2連のクリーンシーダです。

2条2条の間を少しあけて

中耕用のスペースをとってあります。

畝のサイドからの中耕だけだと間に土が盛れません。

2条2条の間からも手押しの中耕カルチを入れて

土寄せができるようにしてあります。



条間は12,5cmです。



台風対策として種はたくさん播きます。



間引きは本葉5~7枚でやってます。



収穫の様子



自然栽培ニンジンたち



マルチャーです。



これくらいの高さの設定です。



ニンジンのないところは中耕するように畝を削って取ってます。

右の道具はQホー(キュウホー)で広いところはこれで削ります。



こういうのに座って



後ろ向きに進んで除草すると楽です。

今回石川さんには使ってる道具も教えてよと頼んでおきました。

自然栽培でできないのではなくて

農業でできてないパターンが多いです。

作業効率を上げていくやり方などもいろんな栽培方法からも取り入れていけますので

これからもいろんな栽培の方にもテーマに沿えれば話していただきたいと思ってます。

ここからはたくさん質問がありました。

夏播きは多くの人が暑すぎて8月のお盆あたりからの播種時期を採用してます。

安田さんは8/15~9月の1週目までにまきます。

秋雨前線にぶつかる直前を狙います。

石川さんは8/20~9/10にまきます。

肥料ありなら9/15までまけます。

無肥料だと遅くなりすぎると生育が途中で寒さがきてしまい

小さいニンジンになってしまうとのことです。

大府の青木さんは9/10~15でまいた自然栽培ニンジンが

12月に収穫できましたと教えてくれました。

これらは土質や地域によっても変わると思いますが

いろんな人から情報をかき集めるとなんとなく最適な時期が見えてきますね。

ニンジンの保管は

ニンジンを洗ってビニール袋に入れて閉じてコンテナに入れておけば大丈夫だそうです。

2月下旬になっても出荷できます。

土はつけておくとシミになると言ってました。

保管には3℃の温度と90%の湿度があればうまくいきます。

洗うと縦に割れるという方がいました。

ニンジン産地碧南の石川さんがそれをよく知っていて

冬に朝ニンジンを収穫すると凍ることがあるので

収穫したらまず畑に並べます。

水分をとばしてから回収して

次の日に洗えば割れることはないそうです。

ぬるま湯でやったら割れなかったという意見もありました。

間引き菜をどう利用しているかという質問には

ほとんどが捨てているようです。

ニンジンの間引き菜は日持ちしないので

すぐ水切れになり

お店においておける期間がとても短いので多少は売れても

ほとんどが商品にならないそうです。

ふりかけやおひたし、パセリの代わりなどにできます。

春まきのニンジンについては

2月初めにまくならトンネルなりビニールをかけて保温して発芽させます。

3月1日でもビニールがほしいとのことです。

だいたい皆春にまく場合は

3月中旬にまくようです。

それならビニール保温はいりません。

水やりは春はやらなくても出るという人が多かったです。

春まきは1粒まきしても夏よりも発芽するから大丈夫だったという意見もありました。

3/15にまいて6/1収穫になりそうですが、

春まきのニンジンは暑さや梅雨の影響からも

腐りやすかったり、食味が落ちやすいようです。

ニンジンとテーマを絞って皆で意見を出しあうと

どんな手が有効かが見えてきます。

またここからいろいろ試して

来年にもう1回同じテーマでやっても

更に進化した内容になりそうですね。

これからの勉強会が楽しみです。



勉強会の後に交流する時間があります。

今回はマジシャンがいまして

交流している時間帯にかなり高度なトランプマジックが行われました。

あまりのすごさに

「小さいニンジンを大きくしたりできないのか?」

「1本が2本になったりしないのか?」

とかなり無理な要望がとびかっていました。


今月3月の勉強会は

3月27日月曜日 18:30~20:00
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」 にて開催します。

今回のテーマは「育苗」です。

特に稲の育苗をお願いしたいとの要望がありますので

写真など持ってこれる方は

USBに入れてぜひ持ってきてください。

皆さんのネタで成り立っている勉強会なのでよろしくお願いします。

礒井先生のプレゼンもあるので楽しみにしていてください。

  


Posted by みどりの里 at 12:02 │イベント

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2017年03月16日

自然栽培で耕作放棄田んぼ再生



トヨタボランティアセンターさんのボランティア活動の中に

自然栽培で耕作放棄田んぼ再生が組み込まれたようです。

無門福祉会の磯部さんが面白いイベントを持ってきてくれました。

3月11日にその説明会が行われました。



トヨタボランティアセンターは

私がオイスカにいたときにお世話になったことがありました。

トヨタで働く従業員さんたちがボランティア活動をするのですが、

一緒にイベントをやってたときに

仕事の進め方を学ばせていただいたことがありました。

またこんな形で関われるなんて

うれしい限りです。

トヨタ方式の自然栽培が生まれるのでしょうか。

面白いですよね。



磯部さんが障害者さんの課題や

なぜ農業と福祉が連携するのかを伝えてくれました。

この活動はただ自然栽培で耕作放棄地を再生していくだけでなく

無門福祉会さんが関わるということは

農福連携の障害者さんとも一緒にやっていくことになります。

こうやって障害者さんも農家も工場で働く人も誰でも

興味があったら皆で集まってやってみようということです。

心で繋がっている感じで楽しそうですよね。



説明会ということで自然栽培の説明をみどりの里に求められたので

みどりの里の農福連携と自然栽培を説明させていただきました。

自然栽培は自然の力を最大限発揮させて作物を栽培します。

なんかこれが前から

車や工場、社会などが求めている自然エネルギーであったりする流れに

自然栽培は同調できる気がするんですよね。

そして障害者さんの眠っている力を発揮させていくのも同じことです。

すでにある自然のエネルギーをうまく引き出せれば

それはなくならないエネルギーなので

次の社会の形に繋がりそうな気がしてならないです。

今回の参加者の皆さんとはそんなところで意気投合できそうです。

勝手に想像して盛り上がってます。

5月1日に播種からスタートです。

障害者さんも含めたいろんな人と自然栽培やるんですよ。

楽しいだろうなー。

  


Posted by みどりの里 at 13:34 │イベント

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2017年03月14日

NPO無施肥無農薬栽培調査研究報告会



3月12日に京都に行ってきました。

昨年2回ほどみどりの里へ来てくださった無肥研の小林さんたちが

年に1度の研究報告会を行うということだったので

聞いてみたくて行ってきました。

*無施肥=肥料を入れていないことを意味します。

報告している人たちは京大院生、東北大院生などの

私の1億倍くらい頭のいい人たちが

無施肥無農薬の田んぼでどうして稲作をやり続けていけるか

生育、収量に影響を与える要因は何かなど

真剣に調査したことを報告していました。

これらは生産者ではできないことです。

なぜなら研究者たちは研究のための田んぼを作って

調査するからです。

私たちは生産をするための田んぼなので

研究には制限がかかります。



読むだけでは理解するのに時間がかかりそうなので

今回は参加させていただきました。

調査したからすぐ結果が出る世界ではないようですが、

品種には確かなデータがそろってきているようでした。

コシヒカリ(早生)、秋の詩(中生)、ヒノヒカリ(中生)、ベニアサヒ(晩生)、農林16号(晩生)

これらの品種で無施肥に1番向いているのは

ベニアサヒ(晩生)だったそうです。

硬質米で、昔からの品種だそうです。

穂数型より穂重型の栽培期間の長い晩生品種が

無施肥の栽培には向いているそうです。

これはみどりの里でも早生より晩生がいいと考えてますので一致していました。

収量が上がる田んぼで見られた現象が

田植え~70日までのEC(水に溶けている養分)が他の田んぼと比べて高いことがわかったそうです。

肥料を入れていない状態でこういった差が出てくる原因が

土壌なのか、灌漑水によるものなのかを調べていく予定だそうです。

早く結果が知りたくて知りたくて仕方がありませんが、

地道な調査を積み上げていくことでしか

確かな研究結果は得られないのでしょうね。

田んぼの水のEC値の位置変動の推移ということで

移植2週間後

変化なし

移植4週間後

水尻にいくほどEC下がる

出穂2週間前

またもとに戻っている

茎が増えるころはたくさん養分を吸っているということでしょうか。

幼穂が形成されるころにはさほど養分を吸収していないのでしょうか。

あとは深水管理と標準の水位で出穂時期が1週間ほど変わり

深水コシヒカリは出穂からの登熟期間が短くなり収量が落ちてしまうが、

深水ベニアサヒは登熟までの期間が短くなっても登熟に必要な期間を確保できるようで

深水管理のほうが収量が上がったそうです。

他にもたくさん調査結果を報告していただけました。

これらは答えではなくて

答えを出すためのピースでしょう。

ここで教えていただいた調査結果を参考にさせていただいて

また私たちも今年の作付けに活かしていきたいと思ってます。

また来年の報告会も楽しみにしてます。
  


Posted by みどりの里 at 16:29 │イベント

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