2018年06月20日

第44回勉強会

5月28日に開催された勉強会の内容です。



名古屋文理大学の中村先生が

前回のアンケート結果を発表してくれました。

来てくれている人の多くは知り合いの紹介で来てくれている人が多いです。

あまり宣伝してないので口コミ以外に知る手段は耕ライフの私のコーナーくらいなものです。

参加者の多くはやはり自然栽培などの情報収集と

仲間を作りに来ている人が大半です。

参加者の多くが若手で30~40代が一番多いです。

中村先生もここは驚いていました。

販売ルートの開拓にも期待してくださっているので

ちょうど自然栽培グループ「とものわ」があるので皆さん期待してください。

とりあげてほしいテーマなどもたくさんいただきましたので

またこれをもとにプレゼンを考えていきます。

「ポスト成長期における先進産業地域の持続可能性とまちづくり」

の助成を受けてやってます。



障害者福祉施設のシンシア豊川 田村さん 寺田さん 山口さん 大林さんです。

昨年は自然栽培1年目でうまくいったお米をほとんど販売してしまい

今年はほんのわずかにたまたま残っていた種籾を

種を繋いでいくために発芽させて苗作りをしました。



塩水選:5月12日(土)
・600mlの水に100gの塩を用意。(6ℓの水に1kgの塩の濃度の為)



塩水選をして浮いてきたお米を取り除きました。



塩水選で厳選した種もみは穴を開けた紙コップ(ネットの代わり)に入れて水でよく洗う。

その後、60℃のお湯を用意して8分お湯に浸ける。



お湯に浸けた後は3日間水に浸ける。

水は毎朝交換しました。



播種:5月16日(水) 
・用意した物:苗箱(土)、種もみ、太陽シート



種もみを蒔く方の土を水がひたひたになるくらいまで濡らす。

ちなみに床土はみどりの里で作っているものをわけてます。



種もみを蒔く



(もうひとつの苗箱の)乾いた土を上から被せる。



太陽シートを被せる



播種から1日目 5月17日(木)
発芽している



播種から6日目 5月22日(火)
苗を水に浸ける。苗の長さは5cmほど



水に浸けた日の夜、大量のナメクジ発生!!
   ↓
苗の場所を草木が生い茂る中庭からコンクリートの玄関付近に移動
   ↓
翌日、ナメクジは1匹しかいなかった。



現在、毎朝職員が水の入れ替えを行っている。

ネットを上にかぶせ、鳥対策をしている。



5月26日(土)



5月28日(月) 播種から12日目 苗の長さ:11cm

ナメクジ対策はどうすればいいのか?

シンシアでは、周囲にコーヒーをまく、ビールを苗のそばに置く、

10円玉など銅を周囲に置くという意見が出ている。

と皆に質問してくれました。

みどりの里ではイチゴのナメクジ対策はまさに無肥料にすることでした。

これでほぼ寄って来なくなりました。

ナメクジは夜動くので目で見ているのではなく

臭いを感知して動いていると思われます。

ナメクジが寄ってくるとすれば

臭いのもとがあるはずです。

発酵しているものが近くにあったり

土の中にあったりするはずです。

なので臭いでおびき寄せる対処法は

あだになる可能性もあるので注意です。

有機栽培イチゴを作っていたときは

ビールを試したけど

解決にはいたりませんでした。



障害者福祉施設のぽかぽかワークス 工藤 勉さんです。



2017年5月24日

昨年はまだよくわかっていなかったので苗作りはうまくいきませんでした。



今年もみどりの里の塩水選や土入れ作業を手伝いながら覚えて

みどりの里の稲の苗用の土を分けてもらい



2018年4月26日に塩水選をしました。

温湯殺菌は熱湯を作ってやりました。



4月26日~5月1日まで浸種、催芽して



5月2日に播種しました。



太陽シートの代わりに

反射シートポリシャインを使いました。



5月8日に反射シートを外して



防虫ネットを鳥よけで使いました。



5月15日



5月27日

水は水道水をやめて地下水からとりました。

今年はいい苗が作れました。



畑をやっているのですが、



もとが田んぼなので水はけが悪く

畝間にすぐ水がたまってしまいます。

水を抜くところもなく周りのほうが高い場所です。

それでも頑張って水を抜いていたのですが、



周囲で田んぼが始まって

その水が襲い掛かってきました。

止められないです。

どうしたらよいでしょうか?

この畑より低い場所がなく

水を落とす場所がないのなら

畑をやめましょう。

やるとしたら田んぼしかできないでしょう。

入ってくる水もとめられないようです。

田んぼはもともと水がたまるように

道よりも低い場所に作られます。

畑は道より高い場所になります。

これだけで水はけはものすごく差が出ます。

土を入れて道より高くするにも大量の土が必要となります。

水は必ず低い場所に集まります。

それより低い場所へ落とせない限り

水をポンプアップして排出するはめになり

手間がかかりすぎます。

地の利を生かした栽培に切り替えたほうが楽になれます。



無門福祉会の中本 健太さんです。



早生品種になるコシヒカリに挑戦です。

イセヒカリより寒い時期での育苗になります。

3/22 塩水選、温湯消毒
3/30 播種
    120g/枚
    床土:みどりの里床土100%
    覆土:みどりの里床土100%



ハウス内でハイマットを被せて加温
→ハウス内は15度~20度 ハイマット内は20度~25度と温度が十分に取れず…



発芽を確認



発芽にバラツキあり
中のほうが発芽遅い状態



ビニールトンネルで育苗
日がある日は締めていると35度超える日もあった
25度を目安に横を開けて温度を調整



出来るだけ発芽した状態にして移動
生育はまばら



これだけの差が出ている



緑化が進み、生育が揃ってきた



発芽は全部したが、初期生育からの成長のバラツキはそのままに成長している



田植え 5/10
初期生育にバラツキがあったものの、最終的にほぼ全ての苗トレイが田植え出来るサイズまで成長した。
(バラツキがあったため多少の老化苗もあった)





やまのぶの山中勲会長が来てくれていたので

9月9日日曜日「ほがらか」にて企画している

自然栽培夢のランチとディナーのお知らせをしていただきました。

この日は木村秋則さんも来てくれます。

私たちは農福連携で自然栽培を進めていて

この日は障害者さんたちにも自分たちが頑張ってきたことを実感していただきたいと思って

日ごろ頑張ってくれてる障害者さんも障害者さんの親さんも、

勉強会に来てくれている農家さんたちも

日ごろ買い支えてくださっているお客さんも

一緒になって自然栽培の農産物を中心としたランチやディナーを楽しみたいと思ってます。

私たちの夢のディナーは価格が高いことではなく

障害者さんも一緒になって喜べる場としてのランチやディナーを考えてます。

この日は自然栽培や農福連携のプレゼンも現場の人にしてもらって

ここに並ぶ自然栽培野菜料理たちの農福連携ストーリーも楽しんでもらいたいです。

だから、9月9日に合わせて皆作付けお願いしますね。



自然栽培パーティーの理事長になった磯部さんにも

この夢のランチ、ディナーには協力していただいているので

障害者福祉施設で自然栽培やってるとこはどんどんこのイベントに参加してくださいね。

次は

みどりの里の自然栽培トマト連作障害プレゼンです。



今年はいつもと逆側にインゲンとミニトマトを作付けしました。



昨年まではいつもこのパターンでわざと連作し続けました。



すると今年は左6畝にいつもより早く青枯れが発生しました。

でも右側の畝はなんともないです。

くっきりと病気が出る畝と出ない畝が分かれました。





右側11畝が大丈夫です。

なぜだろうと過去の作付けを振り返ってみると



その病気の出ない11畝で今までインゲンを連作してミニトマトを作っていないのです。

そして6畝分だけが今までミニトマトばかり作ってきた場所でした。

その6畝より左にインゲンが今年から植えてあり

調子はいいです。

青枯れ病は高温と水と養分過多がそろうと発病します。

トマトは無肥料下でも養分過多になります。

なので気を付けていないと暑い地域は青枯れ病にかかりやすいです。

一度出すと病原菌が残り

かかりやすい畑になるので

輪作を取り入れたほうがリスクを回避できます。

いろいろ過去を振り返ると



ミニトマトがうまくいかなかったときに

早々と枝豆に切り替えた場所がありました。

このときの枝豆は素晴らしい結果が出ました。



次の年、前作大豆に変えたところは青枯れが多少あってもなんとか収穫が続いていたのですが、

連作していた場所は収穫が始まるあたりでパタパタ枯れていきました。

・エンドウ豆、ソラマメには連作障害を確認済み

・自然栽培での連作障害はじわじわと収穫時期が短くなり寿命が縮む

・連作障害の症状は葉色が濃くなりやすく、窒素過多に陥りやすく病害虫にやられやすい

・豆科が地力を回復させ、連作障害での病原菌などを減らせる可能性ある

・実物が収穫量が上がらなくなってきたら豆科に変える輪作が効果的かも

無肥料でも連作障害が起きる野菜はありそうだなと考えるようになりました。

オクラ、レタス、ピーマン、サツマイモ、カブ、ホウレンソウなどの葉物は5年以上同じ場所でやっても

特にこういう症状は出ていないので

連作障害を意識しないでもいいものもあります。

絶対がなく、ケースバイケースのほうが自然のルールに沿っているようにも思えます。



最後は名城大学 礒井先生です。



リン酸は酸性土壌ではアルミニウムや鉄と結びつき植物は吸収できなくなります。

中性やアルカリ性だとリン酸はカルシウムと結びつき

植物は吸収できるようになります。



リン酸は窒素と比べると濃度も薄く

移動もしにくいので

欠乏が出やすいです。


渡辺和彦
原色野菜の要素欠乏・過剰症
農文協 2002


渡辺和彦
原色野菜の要素欠乏・過剰症
農文協 2002


D.M. Sylvia et al. : Principles and Applications of Soil Microbiology. Prentice Hall , 1999

土の中のイメージです。

根(R)に菌根菌(My)が寄生しています。


梅谷献二・加藤肇 農業有用微生物 養賢堂 1990

アーバスキュラー菌根菌が薄くて移動しにくく

根だけでは捕まえきれないリン酸を捕まえてくれる役割を果たします。


森ら 中部土壌肥料研究 105 46-47 2016

不耕起無除草無施肥が菌根菌感染率が高いです。


森ら 中部土壌肥料研究 105 46-47 2016

大豆も同様です。


晝間  NPO無施肥無農薬栽培調査研究会2017年度研究報告会資料  34-35

アブラナ科には菌根菌が寄生しないのですが、

代わりに他の菌が寄生してリン酸を供給しているようです。


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4826447

リン酸が少ない環境化で他の菌を足したら生育がよくなったときの

根に他の菌がリン酸を運ぶ様子です。

アブラナ科は菌根菌の役割を他の菌を使ってやっていたから

アブラナ科に菌根菌は寄生しなくてもリン酸を十分に吸収できるんです。

一つ一つの土の中のストーリーが見させていただけるのも

礒井先生のおかげですね。

また栽培に活かしていきましょう。


次回は
6月25日月曜日18時半~20時
豊田市若草町2-6-8「ほがらか」で開催します。

皆様のご参加お待ちしております。  


Posted by みどりの里 at 18:58 │イベント

コメントをする・見る(0)

2018年05月28日

第43回勉強会

4月23日に開催された勉強会の内容です。



自己紹介は堀部沙也加さんです。

大学生ですが、オイスカで農業体験をして

畑で野菜が採れてそれを食べたときにすごく感動しました。

多くの方にその感動を伝えたくて

大学で学生団体を立ち上げて他の方々にも農業体験ができるようにしたいです。

現在みどりの里で作業を手伝いながら模索中です。



名古屋文理大学の中村麻里先生です。

今回は皆さんにアンケートをとらせてくださいとのお願いでした。

勉強会や農福連携に興味を持っていただけて、

皆さんへのインタビューやアンケート結果の情報をもとに

皆さんとの勉強会や農福連携などを本で紹介していただけるそうです。

中村先生から取材などお願いがあるときはぜひ受けてくださいね。

次回アンケート結果を勉強会でやってくれます。



ストレートアライブの今枝稚加良さんです。

今回はかぼちゃの自然栽培です。

まだ栽培が完成したとは言えないようですが、

今までやってきた経験をお話ししていただきました。



失敗談もあるので貴重な情報になると思います。



風対策のあんどんはすごくいいです。



畝無しの状態です。

低いところに水がたまり、そこは枯れてしまいます。

なぜ畝を立てるのかよくわかる事例です。



春作と秋作で分けて畝を使いました。



つるが伸びるスペースも畝を立てておいて次の作付けに使いました。



かぼちゃの玉返しができずにグランドマークがついてしまいました。

この事例には卵のパックを3~4重にして下に敷くと回避できると

お金のかからない方法を教えてくれる方もいました。



種先を切ると発芽がそろうと聞いて

試してみたら



良かったです。



猪の被害もありました。

猪地帯では防護柵なしでは作れないです。

最後までわからないのがうどんこ病対策です。

水はけをよくすることやカボチャの体作りをしっかりやってから実をつけるくらいしか

思いつかないです。

うどんこ病にかかったカボチャは根が小さかったです。

うどんこ病が出ないという方もいますが、

なぜなのかは本人もわからなかったです。

4月下旬に栗かぼちゃを植えて毎年出ないそうです。



美岳小屋の林剛さんの自然栽培落花生です。



ほ場の準備です。
4月にマルチを張り、畝幅60(天場)、高さ10センチ
通路50、株間30、条間45センチで作付けしました。
黒マルチとぎんねずマルチで試しましたが生育に差はありませんでした
うちのほ場は、粘土と砂地が混ざったような若干粘土寄りのほ場です。

各畝の中央にカラス対策のテグスが貼ってあります。
カラスの生態を調べていたら、とある文献に両翼を広げる幅ぐらい
約1M程度に障害物があると寄り付かないとあり、
各畝に張ったら全くきませんでした。
収穫まで貼りっぱなしでした。



落花生の発芽は最低気温12℃以上、最低生育温度は15℃のため、
最低気温が15℃を超えるようになったら播種しています。
昨年は5月7日に播種
各穴に2粒づつまいていきました。
穴の大きさが黒マルチは6CMと小さく、発芽後うまくマルチから出れない
子もいたので、全て手で出してあげるという失敗がありました。
発芽率は70〜80%で1週間から10日で発芽しました。
出なかった所をマキなおしました。



この時期は、株元と通路の草取りを行いました。



6月上旬になり、株が大きくなり、開花しそうになってきたので
マルチをはがしました。
もう少し遅くまでマルチを張っていたかったのですが、
昨年は穴が小さかったので、早めにはがしました。
真ん中に切り込みを入れ、両サイドを通路に置きながらはがしていきました
こうすれば通路で回収でき、テグスも外さずにすみます。



昨年は6月16日ごろ開花しました。
この頃中耕と土寄せを行いました。

この時期になると草の勢いもすごくなってくるので、
研修後などに株元や通路の草取りを行なっていました。



6月27日ぐらいに潜り始めました。
この頃の畑の様子



7月から8月上旬は、暇さえあれば草取りというぐらいひたすら戦っておりました。



病害虫では、生育初期には根切り虫にやられる株がありました。
7月からは白絹病がナカテユタカでは見受けられました。
抜く場合と抜かずで試したら、抜かないと隣の株へ移った場合もありました。

右の写真は、根粒菌の様子です。



やっと収穫だーと意気込んで収穫し、喜んだのも束の間で
3日間の雨や曇りに加え、高温多湿な気候により、
一気にカビてしまいました。
最初に収穫した落花生120KGのうち残ったのは、右の写真の分だけで
わずか3KGしかありませんでした。
本屋聞いたことを実践するだけではわからない農業の厳しさを痛感しました。



収穫後、1週間から10日ぐらいは逆さにして地干しにしました。
産地では、この後積み上げてぼっちにしますが、
うちではカビたりうまくいかなかったので、脱粒し、乾燥させました。



脱粒後、唐箕にかけ、ブルーシートに広げ、約1ヶ月天日で乾燥させました。
乾燥の目安は、水分計で5パーセントを目安に切り上げました。
産地では8〜9パーセントだそうです。
ぼっちに比べ、莢が直接陽に当たってしまうため、
水分の抜けが急激に行われやすくなりそうなので今後の課題です。



千葉農林総合研究センターから今年の1月に掲載された資料によると
産地でも秋の雨が多くカビが発生することからトンネルでの雨よけ乾燥の情報が
出ていました。
僕も今年試してみようと思います。



乾燥後は、選別し、麻袋に入れ、保管しています。
もともと消防やめたら珈琲屋をやろうとずっと勉強していた焙煎を生かし
自分で焙煎し、加工して販売しています。
今後余裕ができてきたら焙煎等で連携していけたらと思います。



ストレートアライブの近藤真人さんです。

農福連携の販売スタイルを確立してくれてます。





わくわく広場さんや、ニンジンクラブさん、アイチョイスさんなど

この1年頑張って販路拡大をしていきました。

みどりの里の販売先も全て任されて

生産者には生産に集中していただいて

自然栽培を中心に無農薬農産物の生産量を増やしていく計画です。



スナックエンドウをこのような収穫した形で納品していただければ



軽度な障害者さんたちが袋詰めしてくれます。

量産に向けて手が足りなくなるようであれば

農作業の軽作業も時給でやることができます。

今年は生産者との連携を更に強めていきたいです。

買取価格表とその後の販売先での値段も全て透明化して

価格は変動しないようにしています。

ということで勉強会に来ている生産者の皆さんに価格表を配りました。

来てる方々にも喜んでもらえる価格だったようです。

5月からやまのぶでのみどりの里自然栽培コーナーも設けました。

それぞれ農家がバラバラで販売をすると

すぐ価格競争になったり、

大きいロットでの需要に応えれなかったりと

生産で無農薬で頑張ったことが販売面で無効になることが多々あります。

小さなマーケットのイス取りゲームです。

本当は利便性を整えて

流通の仕組みを整えて

欲しいときに欲しいだけを渡せる環境を作れば

野菜の価格の安定はできます。

皆で情報交換してライバルになってしまうのではなく、

皆で情報交換をしてともに助け合える関係を構築して、

更にこの無農薬産業の発展に貢献していきます。

ストレートアライブの近藤さんにグループでの販売をまかせていきたいです。

グループ名は「とものわ」となってます。

と販売面からのプレゼンをやっていただけました。

また販売の現場からの事例が出てきてもいいですよね。

みどりの里からは農福連携と自然栽培プランターについてです。



ポット土詰めは冬場の安定した仕事でした。

ここで新しい障害者さんたちも定着させていきました。



皆が作ってくれた土での苗はいいものができました。



障害者さんたちは移植作業もやってみました。



その苗を定植も手伝いました。



不織布や防草シートなどを張るピンも作りました。



トンネル片づけ



稲のプール育苗のプールの砂入れ、レベル出し



稲の育苗用床土の砕土



床土運び



イチゴのパッキングなど

数多くの仕事もこなせています。

しかし、単発の仕事と仕事の間に重度な障害者さんの仕事が途切れそうになることがあります。

この先夏も暑いと外の作業も制限されます。

日陰のある倉庫での仕事が必要だなというところで



先ほどの自然栽培稲作の育苗土を活かしたプランター栽培を模索してみました。

プランターは買うと高いのでやまのぶから発砲スチロールをもらってきます。



皆で底に穴をあけます。





開けすぎのもありますが、

まあ楽しければいいかという感じです。



山砂と



自作の稲の育苗土と



くん炭を混ぜて土を作ります。





これらの過程は野菜のポット土づめでやっていたことなので

あっさり皆できました。



ラディッシュから試してみました。





育苗土30%はほしいところです。







1cmの深さの差のようです。





5cm以上はさほど関係なさそうです。





まあ30%が安心して見てられますね。

野菜苗を作るときは20%でやってます。



こういう栽培ができれば

重度な障害を持つ人にも安定した仕事が生まれます。

うちで重度と言う場合は生活介護レベルです。

でもそんな人たちも喜んで仕事に向かって

障害を軽くしていきます。

農作業で体を動かすことがリハビリになっているようです。

この重度な方たちの可能性を拡大したくてプランターも実験しています。

また面白い結果が出たら報告します。


次回は今日です。

5月28日月曜日 18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」 です。

ぜひ予定がつく方はご参加ください。

お待ちしております。















  


Posted by みどりの里 at 14:22 │イベント

コメントをする・見る(0)

2018年04月22日

第42回勉強会

3月26日月曜日に開催された勉強会の内容です。



(株)ウェルシードの細見さんが茨城から来てくれてました。

勉強会にはたびたび参加してくれるので

種や苗などでお世話になってる人もいますよね。



糖度の高いケールが新しく出たので

栽培計画に組み込んでみてはどうでしょうと提案してくれました。

また気になる方は細見さんに聞いてみてくださいね。



名古屋文理大学 健康生活学部 フードビジネス学科 中村麻里教授が来てくれました。

社会学という人を対象にした調査で

調査地が豊田市ということでしたので

勉強会とか農福連携とか調査してくださいとお願いしたところ

快く勉強会に参加してくださいました。

次回皆さんにアンケートをとらせてほしいとのことなので

皆さんご協力のほどお願いします。



秀明自然農法の安田喜治さんが自然栽培稲作のプレゼンをしてくれました。



わらはすきこんでいます。





スズメノテッポウはなるべく生やしてすきこんでいます。









土は山からとってきてます。



発芽したのでまきやすいように乾燥させます。



ポット苗です。



苗場をならします。



土と密着させるために苗箱を並べたあとに

苗箱の上から鎮圧します。















代かきを3回して種を浮かせて取り除きます。







ここまで大きく育てられます。

ここまで大きく育てておくと

最初から深水管理ができます。

10cmの深さがあればコナギは抑えられます。

8cmだと発芽してきます。



ポット苗専用田植え機です。

ポット苗は田に水を張ったままでも植えれるそうです。

でも水を張って植えると船酔いしてくるらしくやめました。



代かき後中4日で竹ぼうきでの除草作業をします。

ポット苗は活着が早いので

田植え後日をまたなくてもすぐに除草作業ができます。



チェーン除草とどちらが有効かと聞いてみると

チェーン除草と効果は同じくらいで

竹ぼうきをばらして作った除草機は軽いので

それで竹ぼうき除草を採用したそうです。



雑草が出てしまうところは

機械除草します。













アメリカミズキンバエが生えてしまったところは

除草に入りました。



草が生えてこなくなったところは機械除草なしでもできます。





11月は周りが稲刈りを終えているので

スズメの害があるのではと思い質問してみると

最後自分の田の稲だけになるところはスズメの害はあるようです。

周りが刈るのが遅いところだと被害は少ないです。

安田さんは種を無くしていくことや

初期除草をできるだけ早くしっかりかけること

深水で管理していくことで雑草をかなり少なくすることに成功しています。

安田さんの写真には日付けが入っているので

自然栽培稲作やられる方は参考にしやすいですね。

次は



秀明自然農法から大倉千鶴さんが自然栽培畑のプレゼンをしてくれました。



タイガーメロンがうまくいきました。

条間1mの株間50cmの密植で

つるを全て同じ方向に伸ばしていきます。



すると雑草に負けずに育ってくれました。





収穫を大勢で楽しめたようですね。

お茶の事例も紹介してくれました。





チャドクガにやられてしまったお茶畑です。

原因は排水マスがつまっていて排水がうまくいっていなかったようです。



まずはそこをきれいにしました。

それだけでは改善は不十分だということで



お茶畑にオーガで深さ20~30cmの穴を掘っていきました。



こうして所々に穴を掘っておくと土の空気と水の循環がうまくいって

土が非常に柔らかくなるそうです。

すると



翌年お茶畑は復活しました。

矢野智徳さんに教えていただいた方法です。

道法正徳さんにも教えていただいた植物ホルモンを活用する方法で野菜も試しました。



枝を立たせる方法で育てていきます。

きれいなナスがたくさん採れました。



甘長ピーマンも枝を立たせると効果がありました。

あとは腐葉土作りや温床の作り方も紹介してくれました。

これらは前の勉強会でもやってくれてますのでチェックしてみてください。

大倉さんが固定種の種をたくさん持ってきてくれていたので

多くの方が購入することができ

今シーズンもいろんな事例が出てきてくれることを期待してます。



最後は名城大学の礒井先生です。

3月に私も行ってきた無肥研の報告会の内容を一部紹介してくださいました。

表は数字が小さすぎてブログに出せないので

グラフを主に紹介していきます。



どこの場所も収量のアップダウンがありますが、

年によって共通した動きではないです。

でも収穫量が上がりやすいところは高めの位置でのアップダウンで

収穫量が下がりやすいところは低めの位置でアップダウンをしています。





水深を変えて栽培します。



深水を取り入れると最高分茎まで到達する日数と開花期までの日数が

自然栽培にむくと言われる晩生のベニアサヒが増えています。







左が品種の違い、右が場所の違いです。

ベニアサヒがいいようです。

場所もいいとこ悪いとこがはっきり出てます。







水田内の位置でも収量が上がりやすい箇所と上がりにくい箇所があります。

ECでそれが出るところと出なかったところがありました。

今回も多くの事例などのプレゼンありがとうございました。


次回は明日4月23日月曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催いたします。

ネタ募集中です。

よろしくお願いいたします。




  


Posted by みどりの里 at 16:55 │イベント

コメントをする・見る(0)

2018年03月21日

第41回勉強会

2月26日開催いたしました、第41回勉強会の内容です。

今回の自己紹介は



棚宗サラダ園の石川さんが連れて来てくださった

(株)ほうろく屋の杉崎学さんです。

ほうろく屋さんのほうろく菜種油は

原料の菜種は無農薬無化学肥料栽培で作った国産で

天日干し、薪で火をくべて焙煎し、伝統的手法で時間と手間を惜しまず作った油です。

1本1本を手詰めで瓶に入れています。

そんな菜種油は酸化しづらく、

何度でも使用でき、捨てないですむ油となっています。

揚げ物を食べても胸やけすることはない菜種油です。

杉崎さんは若者を元気にする活動が先でして

ひきこもりなどの子たちを元気にするために菜種油や農園をやっています。



棚宗サラダ園の自然栽培サツマイモをほうろく菜種油で揚げたお菓子も商品化してあるようで

食べてみたら止められなくなるほど美味しいです。

今回の発表の1人目は



勉強会最初のころから参加し続けてくれている市川誠さんです。

仕事の傍ら自然栽培に挑戦中です。



手応えを感じているのはキクイモとスイカです。

キクイモはたくさん採れたのでまた来年の種イモとしてとっておく分も十分あります。



草だらけの場所を草刈って、耕して、透明マルチを張って



育ててみました。



スイカはものすごく育ってくれました。



だんだん大きくなって



21cmのサイズまで育って

8月13日収穫して食べました。

美味しかったです。

いつもは自然栽培でスイカ作ってもソフトボールくらいにしか育たなかったのが

勉強会でスイカ栽培事例を聞いて

いろいろ試してみたら大きくなってきてくれました。



タマネギと



白菜は失敗しました。

時間がなくて質問タイムを作れなくて申し訳なかったです。

タマネギは早生品種を選んでしておく植え付け時期を守り、

冬にはトンネルしておくと自然栽培でちゃんと作れますよ。

白菜はもう少し詳細聞きたかったですが、

次に白菜プレゼンがあるので次の方にうつります。

2人目は



無門福祉会の加藤稔さんの自然栽培白菜です。



播種9月6日~14日

畑の土を9cmポットに詰めてます。

品種は野崎白菜二号と野崎白菜一二三です。



10月2日に定植です。

株間は90cmもあけたので

もっと狭くできるだろうと2条でやったとこもあります。

それでもできたので来年はもっと株間を狭めて定植します。



寒くなってきたらトンネルをしました。



結球してくれて



12月7日~1月11日かけて収穫しました。



ほとんど結球して出荷できました。

白菜のできない年だったので無肥料無農薬で白菜ができたことに

多くの方々に驚いていただけました。

3人目は



オーガニックファーム旬彩 牧野真丈さんです。

水はけの対策の紹介と皆がどうやって対策をうっているのか聞いてみたいとのことでした。



畑まわりに溝を掘ります。



豆科緑肥のセスバニアの根で下に水がはけていかないかと育ててみました。



デモ機を機械屋さんに借りて硬盤を壊しました。



トウモロコシの丈夫な根で硬盤を壊して下に水が抜けていくようにと育てました。

やってみた結果





皆さんはどのようにして水はけ対策をしていますか?

とのことで皆それぞれやっていることを話してくださいました。

皆はどちらかというと明渠(溝)を畑まわりに掘ることで対策としている人がほとんどでした。

ユンボで溝を掘ったり

傾斜をきちんとつけて水がたまらないようにしたり、

段々畑なら自分の畑と上の畑や田んぼの間に溝を掘って

水がたまらずに溝の最後に出口があるように作っています。

みどりの里でも畑まわりに溝を掘ってきちんと出口のある状態にすることで

水はけの悪い畑でもトラクターが入れるようにすぐなりました。

明渠で結果が出ない場合はその溝が出口がないか

傾斜が逆になっていたりすのではないかと思います。

有機栽培だと水はけが悪いと被害が大きいですが、

自然栽培だと水はけが少々悪くても夏であれば全く問題ないです。

水はけ繋がりで

次はみどりの里です。

2年ほど硬盤は収穫量に影響があるかみてました。



田が浅いと収量が下がる傾向は少しありました。





これをイメージしてたわけです。



うちはよく乾く田んぼが多かったので

硬盤をわざわざ作らなくてもいいんじゃないかと思うようになってました。











硬盤の深さで収量は影響しないけど

硬盤が下がることで田が深くなり作業性が落ちることでの減収は見られました。

サブソイラの効果も少ないので入れる必要はないです。



田んぼの深さを感じるもう一つの要素が

表層の泥(トロトロ層)の厚みがあります。

硬盤が影響していないのでそっちが収量に影響している可能性が高くなりました。

1年そこを意識してやってみて手応えが少しありました。



耕し方を2年前のやり方に戻します。

硬盤を高くして作業性をよくして、

泥を増やすほうで田んぼの深さを作ることにします。



これを1回やるだけではまる田んぼもすぐはまらない田んぼに切り替わります。

こればかりやっていると自分の田んぼは湿田が一つもないと錯覚するくらいです。











これは水はけ対策や湿田対策にすぐ結果が出るのでおすすめです。

次は自然栽培ニンジンを1年挑戦してみた結果です。





1粒まきと3粒まきとやって様子をみてましたが、

うちでは1粒まきのほうがすんなり大きくなっていました。



3粒まきのほうはどうしても近くにライバルがいる状態になり

うちの畑が砂地でやせすぎているせいか

すぐ養分の奪いあいになっているようでした。

間引き菜を販売してみました。



6月13日の写真です。

5月が雨が少なくてよく乾いてしまって

ずっと水を打たないと葉を維持できない状態が続いていました。





だんだん暑くなってきてて

下葉が赤くなったりするので抜いてみると



根に起きたことがそのまま葉に出ます。



これはいかんと一気に収穫してしまいました。



もうちょっと育てたかったけど

もう暑さでストップがかかり始めていたので

ニンジンが暑さに相当弱いことがよくわかりました。



ニンジン出荷したらあまりに好評だったので

硝酸値を測ってみたらかなり低いです。



有機栽培のものと比較すると明らかですが、

別にこの値は悪くないと思います。

ただ値が低いとどんどんきめ細かい状態になっていきますので

そういうところを評価していただけたのだろうと思います。

ただ低すぎると栽培期間内で立派にニンジンまでもっていけないので

この低い値のまま立派なニンジンまでもっていくなら

もっと早くまいて暑さが来る前に収穫できるようにするしかないでしょう。



今度は冬収穫のニンジンです。

この前に8月14日に播種したニンジンは

豪雨などの不都合なことが起きたこともあり発芽率が悪すぎて失敗してます。



最低気温が25℃を下回ると発芽率が格段に上がります。











粘土畑で無門福祉会さんが作ったニンジンはここで収穫にたどり着けていました。

自然栽培だと経験上冬野菜は粘土がいい結果を出しやすくなります。



うちのニンジンはまだ全然ここまで育ってなかったです。

試験で育てているうちの畑は朝日が影ってしまうこともあり、

それも生育を遅らせている原因かもしれません。



今年は12月から1月並みの寒さがやってきましたから



寒い寒いとニンジンの葉が言ってました。





収穫できないでしょうとあきらめてましたが写真はとってました。





やはりニンジンは寒さに強いですね。

マイナスとか出てるのに新しい葉が出てきてました。

これが写真をとり続けてみようと思った理由です。







発芽率から生育、そして形などは自然栽培では品種による差が出ていませんでした。



地温がとれない分裸畝は小さいニンジンが多くなってしまいます。

葉の緑も少なかったので仕方ないです。



マルチありは裸畝より地温を上げれるので

冬でも生育が進んだのでしっかりしたニンジンが収穫できました。



又割れとかなかったし、

ニンジンが縦に長かったです。

ここが完全に不耕起になっていて

9月に水切れになりにくい状態で生育できたため

最初に根をどんどん下へ伸ばすことがうまくいったのでしょう。

機械で耕してないので硬盤もできる要因がないです。

これで暑い時期に無理やり播種しなくても

無肥料無農薬の自然栽培でニンジンが作れるめどがついてきました。

厳寒期でも成長するので小さい場合は収穫期を後にずらせば大丈夫です。

品質もすごくよかったです。

ニンジン嫌いな子と収穫していたのですが、

その子はニンジン洗ってその場で食べたところ

「美味しい」とまでは言いませんでしたが、

「食べられる」と数本ニンジンを食べている自分に驚きながら生で食べていました。

好きな子達は甘いし食べやすいと驚いていました。

葉が寒さで赤くなって

緑の部分が少なくなってしまうと品質が悪くなるのではと心配しましたが、

全く問題ないようです。

ここから先は私たちはイチゴや米やその他野菜と作業が被ってしまって

量産にまでは作業上もっていけないので

誰か続きをお願いしますね。

と勉強会の皆にお願いしておきました。

だんだんこうして情報交換しながら無農薬農業が活発になることを願っています。


次回は3月26日月曜日18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催いたします。

また皆さんのご参加とネタをお待ちしておりますので
よろしくお願いいたします。


















  


Posted by みどりの里 at 11:41 │イベント

コメントをする・見る(0)

2018年03月20日

NPO無肥研の研究報告会に行ってきました



3月18日に京都で毎年開かれている

無施肥無農薬栽培調査研究会(NPO無肥研)の報告会に

勉強会でいつもお世話になっている名城大学の礒井先生と一緒に参加してきました。

昨年この報告会に単独で参加したときに

大学の先生たちも集まってしっかりした調査のもとで

自然栽培の研究をして発表していました。

これは私の脳みそでは荷が重いと思い

礒井先生も絶対興味を持ってくれるだろうと思い誘ったところ

非常に楽しみにしていてくれての参加でした。

どんな発表かを一部紹介すると



調査地がラオスでしたが、

無施肥での30年トウモロコシの連作で

土壌が疲弊していくケースと

土壌が疲弊していかないケースと紹介しています。

土地が傾斜がついていると雨などで養分の流亡が起きて疲弊していってしまうのですが、

水平地ではそれがないため30年無施肥で作り続けても

収穫量と連作に相関関係が見られないです。

粘土畑であることも土壌が疲弊していかない要素になるようです。



これは根と共生している微生物の様子です。

さすが研究機関は根と微生物に色つけて見やすくしてくれてます。

紫が根で緑が微生物です。



「貧栄養条件下で植物の生長を促す内生糸状菌を発見した」

と書いてあります。

無肥料でもできる根拠がまた増えますね。



微生物の世界ではよく聞く話しかもしれませんが、

微生物は単独よりもいろんな種類との相互関係によって

能力を発揮します。

これは単独で検出してみた微生物を

無菌状態の土に入れたり

自然の状態の土に入れたり

いろんな組み合わせで試験してみたようで

そこでも有益な菌の効果を増強、安定化する微生物群が存在すると結論が出たようです。

裏付けがしっかりしてくると

生産者はそれを信じて作業を進めることができるので

素晴らしい研究だと思います。

もっと詳細や他の研究報告もありますが、

詳しくは礒井先生が勉強会で紹介してくれることになってますので

皆さん楽しみにしていてください。

私はこういった研究の世界が好きで

そこで研究している人も好きです。

こういった研究世界はすごく純粋で

自然の営みを知りたくて、自然の真理を掴みたくて

未知の領域を知りたいという純粋な気持ちと

その研究結果が世の役に立つことを心から願っている純粋さを

持ち合わせています。

懇親会ではそんな素敵な研究者の方々とお話しできて

頭がよくなったんじゃないかと錯覚して帰ってきました。

また来年もあるようなので楽しみにしております。

お世話になりました皆さまどうもありがとうございました。

  


Posted by みどりの里 at 09:18 │イベント

コメントをする・見る(0)

2018年02月18日

今枝さんと美恵子さんの結婚式



今枝さん結婚おめでとう!

2月17日に今枝さんと美恵子さんの結婚式が

梅坪駅のすぐ隣のpruna Marriyellにて行われました。

今枝さんはストレートアライブとものわで働いていて、

自然栽培農福連携仲間で長年みどりの里の作業に大きく貢献してくれています。

そんな今枝さんが山間部で障害者福祉事業所を立ち上げてしまうほどの

エネルギーに満ち溢れたすてきな女性の美恵子さんを射止めての結婚式です。



自然栽培農福連携仲間が祝福に集まりました。

無門福祉会の磯部さんや中本さん

自然栽培パーティーの佐伯さんまで駆けつけてますね。



うちの子も今枝さんたちに結婚指輪を運ぶという大役をいただき

見事に階段で転びました。

練習ではうまくいってたのに。



料理も自然栽培野菜を使用してますので

夢のディナーかと思うくらい素晴らしく美味しかったです。



私たちからも自然栽培農産物のイチゴ、ブルーベリー、ホウレンソウ、カブ、ニンジン、サツマイモ、お米などを出しましたし、

ストレートアライブさんからもキャベツ、白菜、カボチャ、ジャガイモなどが出てました。

カボチャのパンプキンスープも美味しかったし、

白菜などの温野菜がすごく美味しかったです。

温野菜が美味しいというのもなんですが、

自然栽培の野菜は味付けが薄ければ薄いほど

その野菜が持つ美味しさが引き立ちます。

この極寒の時期でも自然栽培野菜がそろうあたり

ちゃんと自分たちが成長できているんだなと感じました。



テーブルでは今枝さんたちを祝福しつつ

自然栽培のディナー計画を農福連携でやろうと盛り上がってもいました。

全国で度々開催されている「夢のディナー」という自然栽培野菜を使ったディナー企画が愛知県に回ってきてますので

今日の結婚式の料理はそれをイメージするにはちょうど良かったですね。

今回の結婚式では私は友人スピーチも頼まれていて

今枝さんとの出会いから振り返ることができました。

そうすると本当にいろんなことがあった5年間だったなと改めて感じましたし、

今枝さんが自然栽培と障害者福祉を結び付けて頑張って結果を出した功績を

今枝さんのご両親や美恵子さんのご両親に伝えたいと思いました。

彼は最初、みどりの里へ障害者さんたちを連れて来て

障害者さんたちと一緒に自然栽培の作業を進めてくれました。

作業を終わらせるために一人残って作業をすることも度々ありました。

障害者だからできないと言わせないためです。

そうして自然栽培農産物がだんだん実るようになり

今では

2月という野菜たちには厳しい環境の中の結婚式でも

ちゃんと自然栽培野菜を使った料理が提供できるようになりました。

ある意味いい形で自然栽培農福連携の価値を証明できたでしょう。

素敵な結婚式に呼んでいただきありがとうございました。

いつまでもお幸せに!
  


Posted by みどりの里 at 08:39 │イベント

コメントをする・見る(0)

2018年02月02日

第40回勉強会

1月22日に行われた勉強会の内容です。



自己紹介はぽかぽかワークス(就労継続支援B型)の工藤勉さんです。

今回は障害者福祉が自然栽培に取り組んでみて1年以上がたち

その振り返りをやってくれました。



名古屋市の中川区にある福祉施設なので

近くに農地がないこともあり、

農地を借りることにかなり苦戦したようでした。

初めはわからないことだらけだったので

農福連携事業としてみどりの里と無門福祉会でやった農業塾に参加しました。







ここで学んだことを活かして自分のところで自然栽培始めていきました。



人伝いにやっと借りれた農地で



田んぼはもうできないので畑に切り替えて始めました。





地主さんや地元の方々の協力があって進めていけました。



畝を作ったつもりが田んぼなので水没してしまいました。

これではだめだと



もっと高い畝を作ろうと作り直しました。



トンネルじゃないと作れない時期だったので

塾で習ったトンネルを作ったつもりが

ビニール幅が足りなくて低いトンネルになってしまいました。

あとで作り直しました。







毎日見て少しづつ大きくなっていくのを皆で喜びました。





収穫までたどり着けて皆大喜びです。



みどりの里の畑を見てたら無肥料無農薬でもできるんだなと思えました。

でも自分のところで本当にできるだろうかと思ってやってみたら

ちゃんと育ってくれました。

自然栽培をまわりの人に説明しても

できるわけないだろと言われてしまうけど

収穫ができると皆の見る目も変わってきました。

土地を借りたばかりのときは

地主さんが鶏糞もってきてこれをまけと言われて

断るわけにもいかず、

一部にまかなくてはならないときもありました。

そこはトンネル内でハエが飛び始めました。



稲もみどりの里で見学して

自分たちも始めてみました。





発芽して



水が足りなくて萎れさせてしまいました。



それでもなんとか育てました。



足りない分はみどりの里の苗を分けてもらいました。





まわりより田植えが遅くなってしまいました。



チェーン除草のタイミングを逃してしまってました。



手除草を頑張りました。







実ってくれました。





機械を持ってないので手刈りです。



はざ掛けしながら刈っていましたが、

雨もひどくて大変でした。





雨でなかなか乾いてくれないので

回収もできない間スズメにけっこう食われました。

それでも最終的にはなんとかお米までもっていけました。

来年は機械に頼るしかないと思ってます。



耕作放棄地を借りて開墾もしました。







飲食店さんにチンゲンサイを頼まれて作りました。



皆で収穫です。



トウモロコシはこの地域の植え時を逃して

とりあえず播いて育てていたら

トウモロコシをカナブンに食われて全滅しました。









トウガラシがよかったです。

次は



遠藤翼さんです。

少量多品目の自然栽培を勧めてくれました。



畑はユンボで溝を掘って水はけをよくしていきました。



溝にさらにところどころ穴を掘りました。



コンパニオンプランツとして1本の畝にいろいろ植えてあります。



ミズナなどの葉物は収穫しては播いてを繰り返しました。



ナスとラッカセイを一緒に植えてみたりしました。

1反の畑に43品目作って

その1品目の中でも品種が複数あったりします。

固定種や在来種のみで栽培してます。



無門福祉会さんの障害者さんたちにも作業を手伝っていただきました。







彼らと仕事をすることで3日分の仕事が半日で終わることもありました。



マルシェなどで自分で販売してます。

物を仕入れて品数も増やして販売してます。

ネットでも販売してます。

無門さんところでアルバイトもして

十分に生活できるだけ稼げました。

1反でもやれるなと思いました。



マルシェに行って販売するとお客さんにうける野菜がわかるので

その情報をもとに何を作るかを決めてます。

プロダクトアウト(できちゃったものを売る)ではなく

マーケットイン(必要とされるものを作る)を意識して作ってます。

次は



みどりの里研修生でもあり、みよし市と豊田市の間で農業をやっている

「美岳小屋」の林剛さんです。

自然栽培イチゴを習いに来てまして

イチゴの苗~収穫までの自分の圃場でやった実験結果を発表してくれました。

7月7日



標高900mの平谷村にて葉の数を2枚と3枚にして比べています。



豊田市での2枚3枚とした苗と、ポットの下に土を敷いてある葉数2枚3枚苗です。



木陰での育苗で葉は2枚です。

これらの比較実験です。

7月28日 豊田市 日向40℃ 日陰34℃ 
             地温38℃    30℃ 







7月は日差しが強かったので

豊田市の苗は日陰のほうが病気にかかりずらかったです。



8月上旬は、一気に病斑が増えましたが、

8月中旬過ぎから回復傾向が見られ、綺麗な新芽が見られるようになった。



8月中旬過ぎから回復傾向が見られ、

綺麗な新芽が見られるようになった。



8月は晴れの日が少なく、遮光試験区では8月に入り、

曇りが続くと病斑が一気に増え、枯れ株が多発した。



生存率
・株の生存率は、平谷は100%生存し、豊田では、葉が2枚の方が生存率は高かった。
なお、害虫の発生状況に関しては、苗の段階では各株とも変わりはなく、ほぼ発生しなかった。



展開数
・遮光以外の株では、1株あたり1枚以上新葉が展開していた。
これにより、葉かきの枚数に展開速度は影響しないことが伺える。
このことは、静岡県の試験データ(慣行栽培)と同じであった。
遮光試験区では、光合成が活発に行われないため、新葉の展開が遅かった。

9月13日定植(みどりの里では9月5日から定植)



それでは豊田で作った苗を定植してからを追っていきます。

みどりの里は平谷村で作った苗です。



10月13日の写真です。
3枚区は、新たな葉の3枚目が展葉しようとしています。
大きな葉も展開してきています。

2枚区は、新たな葉の2枚目が展葉しようとしています。
3枚区に比べ、1枚転用するスピードが遅く、クラウンも小さいです。

みどりの里では、この時点で開花していました。
試験株は、花芽すら出てきていません。

花芽分化に低温短日が関わっていることをしっかりと確認することができました。



開花にあっては、みどりの里の開花から約3週間遅れの開花です。



11月13日

定植から2か月後の様子です。
マルチはみどりの里と同時期の11月8日にはりました。

写真で見てわかるように、葉の大きさが違います。
マルチはり前にどちらも葉を4枚程度に整理してありますが、明らかに3枚区の方が大きいです。
また、3枚区では、開花していますが、2枚区ではまだ開花していません。

静岡の試験場の資料にも記載がありましたが、
常時強い葉かきをすると開花も遅延することが確認できました。



定植から3か月後の様子です。
この写真は、12月14日ですが、3枚区では、イチゴが色んできました。
2枚区は、少し膨らんできたところです。

ちなみにこの時点でみどりの里では収穫が始まっており、
あとで比較を載せます。


定植から3か月後の様子です。
全体はこんな感じになっています。



収穫開始日は平谷村で育った苗が豊田で育った苗より1か月も早いです。



各試験区に収量比較です。
各5株試験株を決め、収量を調査しています。
A品率66%、B品率33%
最大収量1日1kg(100株あたり)



表で見てわかるように3枚の試験区が収量が一番ありました。



トンネル栽培においての管理作業をまとめます。

受粉作業では、ミツバチを放てないので、多い日は毎日、
最低でも3日に1回は、筆で一花ずつ撫でて行きました。
ただ、寒くなるとトンネルが開けれないので、
裾から手を忍び込ませ、受粉作業をしていました。

ヨトウムシ取りは、定植後、9月から10月中旬まで、ヨトウムシが発生し、3枚の株に比べて2枚の株のほうが多かっ
たが、それほど多くは発生しなかった。11月に入り、ヨトウムシはあまり見受けられなくなった。
比較的ヨトウムシは成長しなかった。

防寒対策は一番大変でした。
寒さを凌ごうと育苗ハウスの余りのフレームで二重ばりをしようとしたら
不安定で崩壊し、今では、写真のように厚手のブルーシートを2じゅうに重ね、毛布をかけています。
−3度あった日も中は1〜2どあり、地温は9度くらいありました。
日中は、晴れたら40ど近くまで上がるため、
25〜30度に保つため、開け閉めが大変です。
開けすぎると冷え、閉めると暑すぎる。
上を開けようとした時も風で崩壊し、作り直しました。



11月に入ると病気になったヨトウムシが増え、
いつのまにかいなくなりました。



水遣りでぼってやると目無し株からも脇芽が出て、早くに脇芽が出た株は、
今では収穫できるほどになりました。

アブラムシは、寒さと水の多い場所で多く発生しました。
寒さでは、特にトンネルの両端がアブラムシが多くつきました。
また、水遣りの回数を増やしても同じように
葉裏にびっしりとアブラムシがつきました。

逆に水やりの間隔をわざと開け、乾燥気味にさせると
目無し株の古葉からハダニが出始め、次第に小さい株の古い葉
このままでは止めれなくなりそうなので、粘着くん(デンプン液)を葉裏一枚ずつに
散布し撃退しました。
今はアブラムシはいますが、ハダニはほぼいなくなりました



1月16日
2番花の収穫及び3番花が咲いています。

次は



名城大学 礒井俊行先生です。

今回は「1年生作物と多年生作物」というテーマです。

これは前回そのことでの質問があったので調べてきていただけました。

1年生作物はその発芽して1年以内で種を作り枯れる植物で

多年生作物は複数年生き続けます。

植物はもともとは多年生です。

ナスは温帯では1年生作物ですが、

熱帯では多年生作物となります。


(江刺洋司 植物の生と死 平凡社 1997)

白塗りが生き残る場所です。
Aは全部枯れる1年生
Bは地上部は枯れるが地下部が生き残る多年生
Cは葉が枯れるが根と茎が生き残る多年生(落葉樹)
Dは古葉は枯れるが根と茎と若葉が生き残る多年生(常緑樹)


(詳説 生物ⅠB 三省堂 1995)

双子葉類は多年生で形成層を持っているので木が大きくなれる

単子葉類は1年生が多く形成層を持っていない


(www.nikkei-science.com/page/magazine/0711/200711_052.html)

多年生の根は一般に深さ2mを超えるってすごいですね。

耕作放棄地には多年生がいっぱいいそうですが、

これによる窒素や炭素の循環が土を肥やしていくのでしょうか?

耕作放棄地は土が柔らかいし養分が多いですからね。



パーマカルチャーという農業を紹介してくれました。

多年生植物もシステムに組み込んでいるようです。

多年生植物という視点で自分の農業を見たことはなかったので

こういった視点でも更に改善できることはありそうです。

ちなみにイチゴは多年生作物です。

越冬できますからね。

今回も充実した内容となりました。

皆さんからの情報が更に無農薬産業を発展させることに繋がります。

また次回もよろしくお願いいたします。

次回は2月26日第4月曜日
18時半~20時
場所は豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催いたします。

皆さまのご参加お待ちしております。

  


Posted by みどりの里 at 16:40 │イベント

コメントをする・見る(0)

2017年12月22日

第39回勉強会

12月18日月曜日に開催された勉強会の内容です。



1人目は1370農園の杉浦 久直さんです。



安城市で150坪の畑で



無農薬で栽培してます。

公益財団法人名古屋市みどりの協会に勤務していて

配属は名古屋市天白区にある名古屋市農業センター(農業公園)

で勤務をしてます。

その公園で今マルシェをしているのですが、

出店者が少ないので、ぜひ出店される方を募集をお願いしたいです。

もう一つは名古屋市が企画した

名古屋市都市農業振興協議会 朝市・青空市部会

研修会の開催です。

内容は六次産業化です。

市が主催しているのですが、名古屋市の農家が少なく定員割れ、

および高齢化のため県内の農家さんで興味のある方を募集してます。

興味がある方はみどりの協会に連絡してみてください。

2人目は



ひょうたん、かぼちゃ、落花生などを無農薬で作っている農家

中島淳さんです。

落花生の新品種を交配させて生み出そうと

4年目に入っているそうです。

落花生の作付け面積は3反です。

大きい品種と中身が黒い品種を掛け合わせて

ジャンボブラックを作ろうとしています。



左の大きい落花生がジャンボブラックです。

中身は大きいはずです。

というのも前々回くらいの勉強会でやまのぶ会長が来てたときに

ジャンボブラックもって中身を見せようとしたものが

なぜかそれだけ中身が小さくて・・・

まだ固定が不十分なようでした(笑)

落花生の交配はこれだけじゃなく、

落花生油でオレイン酸の多い品種を選んで

その品種にブラックのアントシアニンを持たせて

オレイン酸とアントシアニンで栄養価の高い落花生を作ろうとしています。

これは2年目に入ったそうです。

落花生の交配はめんどくさくて

花が咲く前に交配せねばならず、

100やって7くらいがうまくいく程度です。

その7を選抜しては固定させていっているようです。

皆には落花生は勧めないけど

トマトはやりやすいようです。

大きさのミディと食味のミニをかけあわせてます。

できた実を食べてみて美味しかったらその種を残していきます。

5年かけて固定してます。

こんな面白いことやってるなら今度写真持ってきてもらわないといかんですね。

3人目は



無門福祉会の加藤稔さん

今年は自然栽培に挑戦して3年目になります。

全然結果の出ない畑でジャガイモやニンジンがとれるようになってきました。



ジャガイモは9/5に植えました。

穴を掘る人、植える人、土をかける人を分けてやることで

障害者さんも大活躍です。



ばらばらと出てきて

9/28に間引きして2本仕立てとしました。



2度の台風にも負けずにいてくれました。

腐るものもなく、

欠株が少ない状態で生育し続けてくれました。

花をとるかとらないかは

春は切ってみたけどあまり効果が見えず

秋はそのまま切ってない状態で育てました。



収穫することができました。



畑として使っていくたびにジャガイモは年々大きくなっていきました。



障害者さんが種をまけるように

段ボールに穴をあけておいてそこへニンジン種まきしました。

9/5に黒田五寸ニンジンを種まきしました。



9/11に発芽して

小指サイズのときと手のひらサイズのときに間引いています。

本当はこの写真では4条なくてはならないのですが、

下2条分をやった障害者さんが種を深くまいてしまったので

ここだけ見事に発芽しませんでした。

発芽させるために朝夕水やりして不織布もしたままでした。



1年目は水やりがあまくて失敗しましたが、

2~3年目はちゃんと水やりすることでここまで大きくできました。

できない畑なのかと思っていたら

続けていたらできる畑になってきました。



種まくときが大変だろうけど

まいてしまえば

ニンジンと粘土って相性よさそうだね。

4人目みどりの里で「燻炭の役割」



あり余ってる籾殻をこうやって



炭にして籾殻燻炭を作ります。



これを砂に混ぜてポット土を作ってます。



イチゴのポット土もこのパターンです。

このときどれくらいの%の燻炭を入れるかで大きく水管理が変わります。

結果から言うと燻炭の入れ具合で

水やりの回数や量が変わり

砂に混ぜれば混ぜるほど保水力が上がります。

燻炭が一度水を吸って、

その後砂が乾いてきたら放出してくる感じにも思えました。

粘土と混ぜても相性がいいのはそういう水の調節をしてくれるからかもしれません。

このポット土に混ぜることですごく大きな変化が起きるので

そんな気がするとかいうレベルの変化ではなく、

誰がやってもそうなるくらいの大きな変化でした。

燻炭0%、50%、25%と試して確かな傾向が出ました。

0%の場合(4年前まで)



砂のみです。



あっという間に乾くので水やりがものすごくシビアになります。



このポットの土は植えてからもずっと大きく影響し続けます。



砂壌土だととにかく畑も乾きます。



しっかり2回水を打たないとすぐ脱水症状が出ます。





マルチをした後の水やりもとにかく毎日やらねばならなくなります。



水をやってればプラスに働いてくれます。

燻炭50%の場合(昨年)



0%の感覚で水をやると病気がでます。





細かい炭が集まってくると水が停滞します。



50%燻炭を砂に混ぜると

そのポット土は砂じゃないような性格になります。



植えてからも大きな変化が畑で現れました。



あんなに乾いてしょうがなかった畑がポット土だけですっかり変わってしまいました。





このあたりの写真はなかなか説明通りの感じが写せてないですが、

ここでポット土から畝に水が供給されていくのを

水の湿り気の色で確認できました。

だから燻炭ないポットのときほど畝が乾かないんだなと気づいたときでした。





燻炭25%の場合(今年)

これは予測がつくというか

0%のときと50%のときの間の水量になるはずです。















苗のときも畑に植えたあとも

予想通り水管理が0%と50%の間で落ち着きました。

ということはポット土の燻炭は水に大きく関与していることがはっきりしました。





水が使えなくなるより

使えるほうがイチゴが無肥料でもすくすく育ってくれます。

でも水をたくさんやらなければ維持できないでは

水やりが大変な労力として襲ってきますのでこれは避けたいです。



これが私たちのようなイチゴ栽培では非常に大事です。



新しい水をどんどん入れれると根が刺激されて大きくなっていきます。



溜まっている水では新しい水のような効果が出てくれません。



来年の変更点はこういうところもわかってきたので直していきます。



ここからはおまけです。





中にコガネムシの幼虫がいます。





畑に問題はないのですが、

ポットの土に細工するとことごとくNOをつきつけられてきました。

まるで畑が悪くなったようにも見えてかんちがいしてしまいそうなくらい

株元の土は大きな影響を与えます。

5人目は



礒井先生です。


(高橋英一 「根」物語 研成社 1994)

今回はマグネシウムです。



植物体内で動きやすいので若葉に優先的に使用されるので

欠乏は古葉に出ます。


(高井康雄ら 植物栄養土壌肥料大事典 養賢堂 1987)

葉緑素に使われてます。

簡単に書くとMg1つに4つのNがくっついている形になります。

前回話していた内容でNがたくさん入ってきたら

Mgは足りなくなる構図ができます。


(渡辺和彦 原色野菜の要素欠乏・過剰症 農文協 2002)


(日本土壌協会監修 図解でよくわかる 土・肥料のきほん 誠文堂新光社 2014)

欠乏すると葉脈が緑のままでその間が薄くなるか黄色くなります。

出るとその葉は治らないです。



葉緑素だけでなくこんなことにも役立ってます。


(図解でよくわかる 土・肥料のきほん  日本土壌協会監修 誠文堂新光社 2014)

マグネシウムはリン酸を引き連れて根に吸収されていきます。

礒井先生の話しからは土の中の知らなかった仕組みなどを知れて

またそういうことを意識して作業に活かしていきたいですね。


次回は1月22日第4月曜日18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
で開催いたします。

次回は皆の2017年の稲作情報集めたいですね。
畑もやりますよ。

それではネタ持ってきてくださいね。

よろしくお願いします。





















  


Posted by みどりの里 at 17:54 │イベント

コメントをする・見る(0)

2017年12月11日

第38回勉強会

11月27日月曜日に開催された勉強会の内容です。



自己紹介はオイスカ中部日本研修センターの阿部雅之さんです。



研修センターには海外からの研修生が農業を学びに来ています。

彼らの国では肥料農薬が高くて使えないという事情もあり、

自然栽培はまだ教えられないので有機栽培を教えています。

研修ということもあり、

できるだけ多くの野菜を育てています。











プレゼン1人目は

秀明自然農法から勝山学さんです。



勝山さんはトヨタ自動車で働いていて

仕事の休みの日に2反ほどの田んぼと1反ほどの畑を

自然栽培でやっています。

今回は稲作のほうを紹介してくれました。



苗作りです。

不織布トンネルをしたほうとしてないほうと分けて実験しました。



不織布のほうが早く伸びたけど

最終的にはどちらも同じような状態になったので

何もしなくてもよさそうでした。

品種はイセヒカリと亀の尾とサクラモチ(モチ米)です。



こちらの亀の尾は早生品種だったようで

知らなくて最後に植えたら

十分な分茎期間がとれないまま穂が出てきてしまいました。

こちらは全然収量がとれませんでした。



イセヒカリのほうは今年は良かったです。



2度の台風でもなんとか持ちこたえてくれました。



べったりと倒れることはなかったです。



バインダーで刈って



はざがけしていきました。





反収5.5俵までいくことができました。

モチ米は3.5俵でした。

自分で作ったものを年間食べられることが幸せです。

様々な人のおかげでできたことでもあるので感謝しております。

いつか専業になりたいと思ってます。

自然栽培モチ米はやまのぶコトリさんで使ってもらったりしてます。

2人目は

春日井市にある障害者福祉施設の

なかぎりワークスの茅野正好さんです。



今年秋から水耕栽培をしていたハウスを自然栽培ハウスへ切り替えました。



水耕栽培で作っていたけど

暖房が必要になると経費がかかりすぎてしまうことや

作って販売しに行っても無農薬じゃないんだと返されたり、

安くすることでしかお客さんに買ってもらえないという事情がありました。

それで自然栽培のことを知って切り替えました。



水耕栽培だったので何もかも完備されているハウスです。

夏に自分たちで水耕設備を片づけて

水耕設備のただの地面で草も生えたことがない土からスタートです。

水耕の液が落ちているところもあったので

一度ハウス内を水につけて余計なものは全部水で流し出しました。

そこから耕して石をとりのぞきました。

そのときの写真は勉強会ではなかったので

私が10月に見に行っていたときの写真をここで載せておきます。



水耕の板がまだあります。



ちょっと乾きすぎてて良し悪しがわかりにくいですが、

腐植とかなさそうな感じでこのまま自然栽培に突っ込んで行って大丈夫か心配でした。



石も大きいのが結構出てきたということで

これらも撤去しました。



機械はこれのみです。

土が固くて機械の馬力も小さいのでうまく耕せないようでした。

これが10月3日に私が見に行ったときの様子です。



そして今回の勉強会で持ってきてくれた自然栽培ハウスと変わった写真です。

この短期間で素人同然の茅野さんたちが障害者さんたちと一緒に開墾に近いことをやって

見事に畑へと転換することに成功しています。

すごく大変だっただろうなと思うと感動ものです。

地力はほとんどないだろうとみて

豆科の



インゲンを植えたり



スナックエンドウを植えたりしてます。

ハウス内で作ることで旬を外して作ります。



ホウレンソウが発芽してます。



ラディッシュは収穫してます。



コマツナはマルチをしておけば育ちました。

なしだと育てられなかったようです。



ミズナも試しにまいてみました。

これらの栽培期間が短い葉物からやったのは

この土がものを育てるだけの力があるかを早く見極めるためです。

水耕栽培の期間は雑草すら生えない状態が続いているので

不自然な土になってます。

温度と水をしっかり植物に合わせてあげることで

この土でもできるかを見極め

温度と水をコントロールしてできなければ

一時的に有機栽培の手法をとろうかと考えてました。



でもそんな心配もいらないようです。

しっかりと育ってくれました。

農福連携仲間がまたいいスタートを切れたようです。

これからが楽しみです。

3人目は

kuumaa!Farm 鈴木直樹さんです。



自然栽培によるサツマイモ増収のコツを教えてくれました。


左 購入苗   右 自然栽培苗

自然栽培でサツマイモの苗を作ると肥料を与えていないので

伸びが遅くて苗数が3分の1程度の量になってしまいます。

でも節が短い長さの割にイモがつく場所が多くなりますし、

苗の重さが自然栽培のほうが重いです。



苗はこれらのことを守ったほうがイモがたくさんつきます。

イモから直接出たつるが1番で

そのつるから出たつるが2番です。

2番のつるから出た3番のつるだと収量が落ち始めます。



苗を植えるときの注意点です。

植えた後はその苗についている葉を枯らさないようにしたほうが

サツマイモの収量が上がります。

追求した結果



1株で15キロのサツマイモが採れました。

1株でこんなにイモってつくの?

品種は紅はるかです。

畝幅は120cm 畝間は60cmで普通よりかなり広くとってます。

収穫は10月の長雨の後だそうで

10月30日以降ですね。

見たことない写真にみんな目を丸くしてました。

5反やってます。

2反は体験でなんとか堀りきり

残りは自分で手堀りしてます。

堀採り機を来年は入手します。

土質はちょっと粘土ですが排水は悪くないです。

いいとこわるいとこ合わせて1株に平均20個のサツマイモがついている感じです。

4人目は名をふせておいてほしいとのことなので

O氏としておきます。

前回の稲もO氏です。

O氏は全くの素人なので質問プレゼンです。



今回はサトイモで質問です。

サトイモを5月3日に植えました。



6月17日の様子です。

全くの放任です。



7月15日



8月15日

葉に色むらがあっておかしい



9月6日

葉のふちが枯れる



11月11日

葉はこんなんでいいのでしょうか?



11月25日収穫

でも

イモがない!!

なぜでしょう?

会場はかなり盛り上がりました。

まず

水が6月の時点で足りない状態のままなので水やりをしたほうがいいと

オイスカの阿部さんが教えてくれました。

芽かきをしないとイモが小さくなってしまうので

私は親から芽は3本だよと言われています。

となすびの会の柴田さんも教えてくれました。

柴田さんところでは赤芽のサトイモの親イモを植えて

芽を3本にして育てると

親よりでかい親イモが3つできて

まわりに子イモができるそうです。

芽を3以上にすると栄養が分散してイモが大きくなりません。

あとO氏は植えるときに逆さまにして植えるといいと聞いてやってみたとのことですが、

ジャガイモはそれでうまくいくけど

サトイモはやらないほうがいいでしょうと教えてもらいました。

でもサトイモも逆さに植えても出てきてとりあえず育つんですね。



イチゴも11月4日に植えてみたとのことで



11月25日にこんな感じでいいのでしょうか?

と質問がありました。

イチゴはハウスなどで温めない場合は

冬は休眠するので

これは休眠に入った状態です。

まわりの葉は調子悪そうなまま春までいきます。

真ん中の芯さえ生きていれば

春になったら目覚めて成長しますので問題ないです。

普段発言の少ない方たちもいろいろ知っていることを出してくれて

O氏のように失敗談や素朴な質問もいいですね。

皆がそれぞれ自分の体験という自分だけの情報を持っていますので

それをO氏が引き出してくれるのでありがたいです。

最後は名城大学の礒井先生です。



今回は田んぼの窒素固定です。


(Kyuma  Paddy soil science  Kyoto University Press 2004)

肥料を入れてもその多くはイネに利用されず

流れ出ていくか空気中へ放出されてしまいます。

雨や灌漑水、窒素固定できる菌などによって肥料以外からも窒素は入ってきています。

灌漑水より窒素固定菌による空気中の窒素を土壌へ固定するほうが田んぼに入る窒素量は多いです。


(日本土壌微生物学会編 新・土の微生物(7) 生態的にみた土の原生動物・藻類 博友社 2000)

水田生物による窒素固定が

稲わら、根圏、ラン藻、アゾラ 豆科などの窒素固定が理論上けっこうあります。

アゾラだけで2~15kg/反の窒素を1作で入れています。

稲の根圏にいる微生物も窒素固定をしてくれています。


(微生物生態研究会編 微生物の生態11 変動と制御をめぐって 学会出版センター 1983)

水稲と陸稲では水稲のほうが日がたつにつれて

窒素固定がうまくいいっています。


(微生物生態研究会編 微生物の生態11 変動と制御をめぐって 学会出版センター 1983)

水稲と陸稲の3週間後の根の部分による微生物の窒素固定がすごい差が出てます。

水稲1400 陸稲420

田んぼにすることで窒素固定は進みます。


(微生物生態研究会編 微生物の生態11 変動と制御をめぐって 学会出版センター 1983)

肥料を入れたとこと、無肥料区の微生物による窒素固定の差です。

無肥料区が微生物の窒素固定が一番活発にやっています。

もし、窒素固定を最大限発揮させたければ

まず無肥料にすることですね。

N₂がNH₃になるには還元状態でないとできないので

田んぼは畑より窒素固定がされやすい環境です。

肥料を入れないでも作れる理由はこのあたりにありそうです。

今回も多くの方の情報が集まるすてきな会となり皆さんありがとうございました。


次回12月は18日の第3月曜日となります。
時間は18時半~20時
場所は豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」です。

いつもと日が違うので
お間違えのないようお気を付けください。

それでは18日ご都合がつく方はぜひご参加ください。
お待ちしております。











  


Posted by みどりの里 at 12:10 │イベント

コメントをする・見る(2)

2017年11月25日

第37回勉強会

10月23日月曜日に開催された

第37回の勉強会の内容です。



自己紹介は

西尾市西幡豆町で農業やっている

あららファームの新井文彦さんです。

愛知県立農業大学校で研修をして、

就農して現在4年目です。

保育園と連携して田んぼもやっています。

田植え収穫だけでなく

無農薬の田んぼなので草取りまで来てくれました。

子どもたちにもいい体験ができるからと好評です。



1人目の発表者は前回カボチャの自然栽培を紹介してくれた

やまのぶの飯田真理さんです。

写真が前回はなかったので用意してくれました。

「ほっこり133」と「こふきかぼちゃ」の2品種を自然栽培で試した結果です。



苗を定植したのは5月上旬でした。

直播も5月上旬ころです。



収穫は10月上旬です。



ほっこり133は水はけの悪さで生育不良になり、

実がつかなかったり

モザイク病のような症状になったりしました。

こふきかぼちゃは最初生育が弱かったのですが、

気温が上がってくるとどんどん大きくなっていきました。



摘心はせず放任でした。

うどんこ病は多少出たけど負けずに育ってくれました。

1株で3つくらい収穫できました。



防草シートなしで育てたところはつるから根が出て

元気に育っていました。

2か所で複数株、この2品種を植えて確かめたけど

どちらもこふきかぼちゃの成績が良かったそうです。

品種でも自然栽培に向き不向きがあるようです。



2人目は日進市でオーガニックダイニング陽なたぼっこの店主をやっている

高橋政光さんです。



白菜の固定種「松島新二号白菜」です。



マルチなしで土の中に草が入っているくらいです。

肥料としては特に入れていません。

8/27に1ポットに複数粒播種して



9/3に本場3~4枚で定植しました。

この時点では間引かずに競争させました。



9/20に間引きました。



10/13 結球が始まりました

ダイコンサルハムシに襲われましたが、



外側はたくさん食われましたが中は大丈夫そうです。

9月にいかに大きくするかを意識して育てました。

苗土は腐葉土、米ぬか、菜種粕を畑の土に混ぜて作ってます。

畑の土は、そのままでは発芽しにくく、

太陽で消毒するといいそうです。

よく乾かしてから使用すると発芽しやすいということですね。

いろいろ質問がありました。

種はどれくらいもつのかという質問に

常温で保管してた6年前の白菜の種が発芽したとの情報もありました。

3人目は

休耕田を少し耕して初めて赤米を自然栽培で作ってみました。



逆さですが直せないのでこのままいきます。



順調に育っていきました。



虫に食われたのか病気なのか気になる症状が出てきました。

ずっと水はかけ流し状態で

水温は冷たいようです。





ほとんど田んぼに行けない日が続いていましたが

出穂してくれました。





赤い穂です。



穂が白いものもあります。

これは何でしょうか?

との質問に

穂ばらみ期に虫が茎を食べて穂に養分がいかないまま穂が出てきている

いもち病にかかっているかもしれないとのことでした。

耕作放棄地での地力に加えて、

水が冷たくてかけ流しで今年の日照不足

なら病気が出てもおかしくないですね。

でもなかなか仕事が忙しくて田んぼに足を運べなかったようで

稲が寂しかったのだろうという答えも出てました。



この後もうまくいくことを願ってます。

4人目はみどりの里です。



うちには粘土圃場があります。

昨年はこうして機械を入れて畝を作りなおしました。



ゴテゴテの土で、この後ニンニクを植えたのですが

悲惨でした。

植えるのにものすごく時間がかかりました。



トラクターで耕しても、

結局は最初にタイヤで踏みつぶしているので

踏んでは耕すを繰り返すので

やればやるほど粘土は荒れていきました。



それでも生育は別に悪くなく



自然栽培であっさり作れるので、

粘土は力があるなと思ってました。

今回はこの収穫後に

耕さずにそのまま不耕起栽培にしました。

すると



昨年ものすごく苦戦した植え付け作業が

障害者さんでもできるくらい楽になりました。



土が柔らかくなって細かくなっていました。



あのゴテゴテの土がこの柔らかさになってびっくりでした。



スコップが楽に刺さってどこまで刺さるんだという感じです。



粘土畑を柔らかくしたいと思って

いろいろ試していたけど

何もしないことが正解のようです。



発芽率もいいです。



昔は粘土を柔らかくしようと

落ち葉を敷き詰めて







と試みてましたが、

やり続けたら有機栽培の事例からも

柔らかくなったでしょうけど

あまりに大変なのでこれっきりでした。

トラクターは入れれば入れるほど土目は荒くなっていきました。



初めてこの耕作放棄地だった畑を耕したとき



土は荒れていませんでした。

色も今と違います。

いろいろ試してみたあげく

最後は何もしないほうがよかったになることが多々あります。

この粘土の扱い方もそれに当てはまるかもしれません。

不耕起を続けた粘土畑が具体的にどう変わっていくかを

追っていくつもりです。


次回は11月27日月曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 ほがらか
にて開催いたします。

また皆さんの事例を聞かせてください。

ご参加お待ちしております。


  


Posted by みどりの里 at 20:17 │イベント

コメントをする・見る(1)