2017年12月22日

第39回勉強会

12月18日月曜日に開催された勉強会の内容です。



1人目は1370農園の杉浦 久直さんです。



安城市で150坪の畑で



無農薬で栽培してます。

公益財団法人名古屋市みどりの協会に勤務していて

配属は名古屋市天白区にある名古屋市農業センター(農業公園)

で勤務をしてます。

その公園で今マルシェをしているのですが、

出店者が少ないので、ぜひ出店される方を募集をお願いしたいです。

もう一つは名古屋市が企画した

名古屋市都市農業振興協議会 朝市・青空市部会

研修会の開催です。

内容は六次産業化です。

市が主催しているのですが、名古屋市の農家が少なく定員割れ、

および高齢化のため県内の農家さんで興味のある方を募集してます。

興味がある方はみどりの協会に連絡してみてください。

2人目は



ひょうたん、かぼちゃ、落花生などを無農薬で作っている農家

中島淳さんです。

落花生の新品種を交配させて生み出そうと

4年目に入っているそうです。

落花生の作付け面積は3反です。

大きい品種と中身が黒い品種を掛け合わせて

ジャンボブラックを作ろうとしています。



左の大きい落花生がジャンボブラックです。

中身は大きいはずです。

というのも前々回くらいの勉強会でやまのぶ会長が来てたときに

ジャンボブラックもって中身を見せようとしたものが

なぜかそれだけ中身が小さくて・・・

まだ固定が不十分なようでした(笑)

落花生の交配はこれだけじゃなく、

落花生油でオレイン酸の多い品種を選んで

その品種にブラックのアントシアニンを持たせて

オレイン酸とアントシアニンで栄養価の高い落花生を作ろうとしています。

これは2年目に入ったそうです。

落花生の交配はめんどくさくて

花が咲く前に交配せねばならず、

100やって7くらいがうまくいく程度です。

その7を選抜しては固定させていっているようです。

皆には落花生は勧めないけど

トマトはやりやすいようです。

大きさのミディと食味のミニをかけあわせてます。

できた実を食べてみて美味しかったらその種を残していきます。

5年かけて固定してます。

こんな面白いことやってるなら今度写真持ってきてもらわないといかんですね。

3人目は



無門福祉会の加藤稔さん

今年は自然栽培に挑戦して3年目になります。

全然結果の出ない畑でジャガイモやニンジンがとれるようになってきました。



ジャガイモは9/5に植えました。

穴を掘る人、植える人、土をかける人を分けてやることで

障害者さんも大活躍です。



ばらばらと出てきて

9/28に間引きして2本仕立てとしました。



2度の台風にも負けずにいてくれました。

腐るものもなく、

欠株が少ない状態で生育し続けてくれました。

花をとるかとらないかは

春は切ってみたけどあまり効果が見えず

秋はそのまま切ってない状態で育てました。



収穫することができました。



畑として使っていくたびにジャガイモは年々大きくなっていきました。



障害者さんが種をまけるように

段ボールに穴をあけておいてそこへニンジン種まきしました。

9/5に黒田五寸ニンジンを種まきしました。



9/11に発芽して

小指サイズのときと手のひらサイズのときに間引いています。

本当はこの写真では4条なくてはならないのですが、

下2条分をやった障害者さんが種を深くまいてしまったので

ここだけ見事に発芽しませんでした。

発芽させるために朝夕水やりして不織布もしたままでした。



1年目は水やりがあまくて失敗しましたが、

2~3年目はちゃんと水やりすることでここまで大きくできました。

できない畑なのかと思っていたら

続けていたらできる畑になってきました。



種まくときが大変だろうけど

まいてしまえば

ニンジンと粘土って相性よさそうだね。

4人目みどりの里で「燻炭の役割」



あり余ってる籾殻をこうやって



炭にして籾殻燻炭を作ります。



これを砂に混ぜてポット土を作ってます。



イチゴのポット土もこのパターンです。

このときどれくらいの%の燻炭を入れるかで大きく水管理が変わります。

結果から言うと燻炭の入れ具合で

水やりの回数や量が変わり

砂に混ぜれば混ぜるほど保水力が上がります。

燻炭が一度水を吸って、

その後砂が乾いてきたら放出してくる感じにも思えました。

粘土と混ぜても相性がいいのはそういう水の調節をしてくれるからかもしれません。

このポット土に混ぜることですごく大きな変化が起きるので

そんな気がするとかいうレベルの変化ではなく、

誰がやってもそうなるくらいの大きな変化でした。

燻炭0%、50%、25%と試して確かな傾向が出ました。

0%の場合(4年前まで)



砂のみです。



あっという間に乾くので水やりがものすごくシビアになります。



このポットの土は植えてからもずっと大きく影響し続けます。



砂壌土だととにかく畑も乾きます。



しっかり2回水を打たないとすぐ脱水症状が出ます。





マルチをした後の水やりもとにかく毎日やらねばならなくなります。



水をやってればプラスに働いてくれます。

燻炭50%の場合(昨年)



0%の感覚で水をやると病気がでます。





細かい炭が集まってくると水が停滞します。



50%燻炭を砂に混ぜると

そのポット土は砂じゃないような性格になります。



植えてからも大きな変化が畑で現れました。



あんなに乾いてしょうがなかった畑がポット土だけですっかり変わってしまいました。





このあたりの写真はなかなか説明通りの感じが写せてないですが、

ここでポット土から畝に水が供給されていくのを

水の湿り気の色で確認できました。

だから燻炭ないポットのときほど畝が乾かないんだなと気づいたときでした。





燻炭25%の場合(今年)

これは予測がつくというか

0%のときと50%のときの間の水量になるはずです。















苗のときも畑に植えたあとも

予想通り水管理が0%と50%の間で落ち着きました。

ということはポット土の燻炭は水に大きく関与していることがはっきりしました。





水が使えなくなるより

使えるほうがイチゴが無肥料でもすくすく育ってくれます。

でも水をたくさんやらなければ維持できないでは

水やりが大変な労力として襲ってきますのでこれは避けたいです。



これが私たちのようなイチゴ栽培では非常に大事です。



新しい水をどんどん入れれると根が刺激されて大きくなっていきます。



溜まっている水では新しい水のような効果が出てくれません。



来年の変更点はこういうところもわかってきたので直していきます。



ここからはおまけです。





中にコガネムシの幼虫がいます。





畑に問題はないのですが、

ポットの土に細工するとことごとくNOをつきつけられてきました。

まるで畑が悪くなったようにも見えてかんちがいしてしまいそうなくらい

株元の土は大きな影響を与えます。

5人目は



礒井先生です。


(高橋英一 「根」物語 研成社 1994)

今回はマグネシウムです。



植物体内で動きやすいので若葉に優先的に使用されるので

欠乏は古葉に出ます。


(高井康雄ら 植物栄養土壌肥料大事典 養賢堂 1987)

葉緑素に使われてます。

簡単に書くとMg1つに4つのNがくっついている形になります。

前回話していた内容でNがたくさん入ってきたら

Mgは足りなくなる構図ができます。


(渡辺和彦 原色野菜の要素欠乏・過剰症 農文協 2002)


(日本土壌協会監修 図解でよくわかる 土・肥料のきほん 誠文堂新光社 2014)

欠乏すると葉脈が緑のままでその間が薄くなるか黄色くなります。

出るとその葉は治らないです。



葉緑素だけでなくこんなことにも役立ってます。


(図解でよくわかる 土・肥料のきほん  日本土壌協会監修 誠文堂新光社 2014)

マグネシウムはリン酸を引き連れて根に吸収されていきます。

礒井先生の話しからは土の中の知らなかった仕組みなどを知れて

またそういうことを意識して作業に活かしていきたいですね。


次回は1月22日第4月曜日18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
で開催いたします。

次回は皆の2017年の稲作情報集めたいですね。
畑もやりますよ。

それではネタ持ってきてくださいね。

よろしくお願いします。





















  


Posted by みどりの里 at 17:54 │イベント

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2017年12月11日

第38回勉強会

11月27日月曜日に開催された勉強会の内容です。



自己紹介はオイスカ中部日本研修センターの阿部雅之さんです。



研修センターには海外からの研修生が農業を学びに来ています。

彼らの国では肥料農薬が高くて使えないという事情もあり、

自然栽培はまだ教えられないので有機栽培を教えています。

研修ということもあり、

できるだけ多くの野菜を育てています。











プレゼン1人目は

秀明自然農法から勝山学さんです。



勝山さんはトヨタ自動車で働いていて

仕事の休みの日に2反ほどの田んぼと1反ほどの畑を

自然栽培でやっています。

今回は稲作のほうを紹介してくれました。



苗作りです。

不織布トンネルをしたほうとしてないほうと分けて実験しました。



不織布のほうが早く伸びたけど

最終的にはどちらも同じような状態になったので

何もしなくてもよさそうでした。

品種はイセヒカリと亀の尾とサクラモチ(モチ米)です。



こちらの亀の尾は早生品種だったようで

知らなくて最後に植えたら

十分な分茎期間がとれないまま穂が出てきてしまいました。

こちらは全然収量がとれませんでした。



イセヒカリのほうは今年は良かったです。



2度の台風でもなんとか持ちこたえてくれました。



べったりと倒れることはなかったです。



バインダーで刈って



はざがけしていきました。





反収5.5俵までいくことができました。

モチ米は3.5俵でした。

自分で作ったものを年間食べられることが幸せです。

様々な人のおかげでできたことでもあるので感謝しております。

いつか専業になりたいと思ってます。

自然栽培モチ米はやまのぶコトリさんで使ってもらったりしてます。

2人目は

春日井市にある障害者福祉施設の

なかぎりワークスの茅野正好さんです。



今年秋から水耕栽培をしていたハウスを自然栽培ハウスへ切り替えました。



水耕栽培で作っていたけど

暖房が必要になると経費がかかりすぎてしまうことや

作って販売しに行っても無農薬じゃないんだと返されたり、

安くすることでしかお客さんに買ってもらえないという事情がありました。

それで自然栽培のことを知って切り替えました。



水耕栽培だったので何もかも完備されているハウスです。

夏に自分たちで水耕設備を片づけて

水耕設備のただの地面で草も生えたことがない土からスタートです。

水耕の液が落ちているところもあったので

一度ハウス内を水につけて余計なものは全部水で流し出しました。

そこから耕して石をとりのぞきました。

そのときの写真は勉強会ではなかったので

私が10月に見に行っていたときの写真をここで載せておきます。



水耕の板がまだあります。



ちょっと乾きすぎてて良し悪しがわかりにくいですが、

腐植とかなさそうな感じでこのまま自然栽培に突っ込んで行って大丈夫か心配でした。



石も大きいのが結構出てきたということで

これらも撤去しました。



機械はこれのみです。

土が固くて機械の馬力も小さいのでうまく耕せないようでした。

これが10月3日に私が見に行ったときの様子です。



そして今回の勉強会で持ってきてくれた自然栽培ハウスと変わった写真です。

この短期間で素人同然の茅野さんたちが障害者さんたちと一緒に開墾に近いことをやって

見事に畑へと転換することに成功しています。

すごく大変だっただろうなと思うと感動ものです。

地力はほとんどないだろうとみて

豆科の



インゲンを植えたり



スナックエンドウを植えたりしてます。

ハウス内で作ることで旬を外して作ります。



ホウレンソウが発芽してます。



ラディッシュは収穫してます。



コマツナはマルチをしておけば育ちました。

なしだと育てられなかったようです。



ミズナも試しにまいてみました。

これらの栽培期間が短い葉物からやったのは

この土がものを育てるだけの力があるかを早く見極めるためです。

水耕栽培の期間は雑草すら生えない状態が続いているので

不自然な土になってます。

温度と水をしっかり植物に合わせてあげることで

この土でもできるかを見極め

温度と水をコントロールしてできなければ

一時的に有機栽培の手法をとろうかと考えてました。



でもそんな心配もいらないようです。

しっかりと育ってくれました。

農福連携仲間がまたいいスタートを切れたようです。

これからが楽しみです。

3人目は

kuumaa!Farm 鈴木直樹さんです。



自然栽培によるサツマイモ増収のコツを教えてくれました。


左 購入苗   右 自然栽培苗

自然栽培でサツマイモの苗を作ると肥料を与えていないので

伸びが遅くて苗数が3分の1程度の量になってしまいます。

でも節が短い長さの割にイモがつく場所が多くなりますし、

苗の重さが自然栽培のほうが重いです。



苗はこれらのことを守ったほうがイモがたくさんつきます。

イモから直接出たつるが1番で

そのつるから出たつるが2番です。

2番のつるから出た3番のつるだと収量が落ち始めます。



苗を植えるときの注意点です。

植えた後はその苗についている葉を枯らさないようにしたほうが

サツマイモの収量が上がります。

追求した結果



1株で15キロのサツマイモが採れました。

1株でこんなにイモってつくの?

品種は紅はるかです。

畝幅は120cm 畝間は60cmで普通よりかなり広くとってます。

収穫は10月の長雨の後だそうで

10月30日以降ですね。

見たことない写真にみんな目を丸くしてました。

5反やってます。

2反は体験でなんとか堀りきり

残りは自分で手堀りしてます。

堀採り機を来年は入手します。

土質はちょっと粘土ですが排水は悪くないです。

いいとこわるいとこ合わせて1株に平均20個のサツマイモがついている感じです。

4人目は名をふせておいてほしいとのことなので

O氏としておきます。

前回の稲もO氏です。

O氏は全くの素人なので質問プレゼンです。



今回はサトイモで質問です。

サトイモを5月3日に植えました。



6月17日の様子です。

全くの放任です。



7月15日



8月15日

葉に色むらがあっておかしい



9月6日

葉のふちが枯れる



11月11日

葉はこんなんでいいのでしょうか?



11月25日収穫

でも

イモがない!!

なぜでしょう?

会場はかなり盛り上がりました。

まず

水が6月の時点で足りない状態のままなので水やりをしたほうがいいと

オイスカの阿部さんが教えてくれました。

芽かきをしないとイモが小さくなってしまうので

私は親から芽は3本だよと言われています。

となすびの会の柴田さんも教えてくれました。

柴田さんところでは赤芽のサトイモの親イモを植えて

芽を3本にして育てると

親よりでかい親イモが3つできて

まわりに子イモができるそうです。

芽を3以上にすると栄養が分散してイモが大きくなりません。

あとO氏は植えるときに逆さまにして植えるといいと聞いてやってみたとのことですが、

ジャガイモはそれでうまくいくけど

サトイモはやらないほうがいいでしょうと教えてもらいました。

でもサトイモも逆さに植えても出てきてとりあえず育つんですね。



イチゴも11月4日に植えてみたとのことで



11月25日にこんな感じでいいのでしょうか?

と質問がありました。

イチゴはハウスなどで温めない場合は

冬は休眠するので

これは休眠に入った状態です。

まわりの葉は調子悪そうなまま春までいきます。

真ん中の芯さえ生きていれば

春になったら目覚めて成長しますので問題ないです。

普段発言の少ない方たちもいろいろ知っていることを出してくれて

O氏のように失敗談や素朴な質問もいいですね。

皆がそれぞれ自分の体験という自分だけの情報を持っていますので

それをO氏が引き出してくれるのでありがたいです。

最後は名城大学の礒井先生です。



今回は田んぼの窒素固定です。


(Kyuma  Paddy soil science  Kyoto University Press 2004)

肥料を入れてもその多くはイネに利用されず

流れ出ていくか空気中へ放出されてしまいます。

雨や灌漑水、窒素固定できる菌などによって肥料以外からも窒素は入ってきています。

灌漑水より窒素固定菌による空気中の窒素を土壌へ固定するほうが田んぼに入る窒素量は多いです。


(日本土壌微生物学会編 新・土の微生物(7) 生態的にみた土の原生動物・藻類 博友社 2000)

水田生物による窒素固定が

稲わら、根圏、ラン藻、アゾラ 豆科などの窒素固定が理論上けっこうあります。

アゾラだけで2~15kg/反の窒素を1作で入れています。

稲の根圏にいる微生物も窒素固定をしてくれています。


(微生物生態研究会編 微生物の生態11 変動と制御をめぐって 学会出版センター 1983)

水稲と陸稲では水稲のほうが日がたつにつれて

窒素固定がうまくいいっています。


(微生物生態研究会編 微生物の生態11 変動と制御をめぐって 学会出版センター 1983)

水稲と陸稲の3週間後の根の部分による微生物の窒素固定がすごい差が出てます。

水稲1400 陸稲420

田んぼにすることで窒素固定は進みます。


(微生物生態研究会編 微生物の生態11 変動と制御をめぐって 学会出版センター 1983)

肥料を入れたとこと、無肥料区の微生物による窒素固定の差です。

無肥料区が微生物の窒素固定が一番活発にやっています。

もし、窒素固定を最大限発揮させたければ

まず無肥料にすることですね。

N₂がNH₃になるには還元状態でないとできないので

田んぼは畑より窒素固定がされやすい環境です。

肥料を入れないでも作れる理由はこのあたりにありそうです。

今回も多くの方の情報が集まるすてきな会となり皆さんありがとうございました。


次回12月は18日の第3月曜日となります。
時間は18時半~20時
場所は豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」です。

いつもと日が違うので
お間違えのないようお気を付けください。

それでは18日ご都合がつく方はぜひご参加ください。
お待ちしております。











  


Posted by みどりの里 at 12:10 │イベント

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2017年11月25日

第37回勉強会

10月23日月曜日に開催された

第37回の勉強会の内容です。



自己紹介は

西尾市西幡豆町で農業やっている

あららファームの新井文彦さんです。

愛知県立農業大学校で研修をして、

就農して現在4年目です。

保育園と連携して田んぼもやっています。

田植え収穫だけでなく

無農薬の田んぼなので草取りまで来てくれました。

子どもたちにもいい体験ができるからと好評です。



1人目の発表者は前回カボチャの自然栽培を紹介してくれた

やまのぶの飯田真理さんです。

写真が前回はなかったので用意してくれました。

「ほっこり133」と「こふきかぼちゃ」の2品種を自然栽培で試した結果です。



苗を定植したのは5月上旬でした。

直播も5月上旬ころです。



収穫は10月上旬です。



ほっこり133は水はけの悪さで生育不良になり、

実がつかなかったり

モザイク病のような症状になったりしました。

こふきかぼちゃは最初生育が弱かったのですが、

気温が上がってくるとどんどん大きくなっていきました。



摘心はせず放任でした。

うどんこ病は多少出たけど負けずに育ってくれました。

1株で3つくらい収穫できました。



防草シートなしで育てたところはつるから根が出て

元気に育っていました。

2か所で複数株、この2品種を植えて確かめたけど

どちらもこふきかぼちゃの成績が良かったそうです。

品種でも自然栽培に向き不向きがあるようです。



2人目は日進市でオーガニックダイニング陽なたぼっこの店主をやっている

高橋政光さんです。



白菜の固定種「松島新二号白菜」です。



マルチなしで土の中に草が入っているくらいです。

肥料としては特に入れていません。

8/27に1ポットに複数粒播種して



9/3に本場3~4枚で定植しました。

この時点では間引かずに競争させました。



9/20に間引きました。



10/13 結球が始まりました

ダイコンサルハムシに襲われましたが、



外側はたくさん食われましたが中は大丈夫そうです。

9月にいかに大きくするかを意識して育てました。

苗土は腐葉土、米ぬか、菜種粕を畑の土に混ぜて作ってます。

畑の土は、そのままでは発芽しにくく、

太陽で消毒するといいそうです。

よく乾かしてから使用すると発芽しやすいということですね。

いろいろ質問がありました。

種はどれくらいもつのかという質問に

常温で保管してた6年前の白菜の種が発芽したとの情報もありました。

3人目は

休耕田を少し耕して初めて赤米を自然栽培で作ってみました。



逆さですが直せないのでこのままいきます。



順調に育っていきました。



虫に食われたのか病気なのか気になる症状が出てきました。

ずっと水はかけ流し状態で

水温は冷たいようです。





ほとんど田んぼに行けない日が続いていましたが

出穂してくれました。





赤い穂です。



穂が白いものもあります。

これは何でしょうか?

との質問に

穂ばらみ期に虫が茎を食べて穂に養分がいかないまま穂が出てきている

いもち病にかかっているかもしれないとのことでした。

耕作放棄地での地力に加えて、

水が冷たくてかけ流しで今年の日照不足

なら病気が出てもおかしくないですね。

でもなかなか仕事が忙しくて田んぼに足を運べなかったようで

稲が寂しかったのだろうという答えも出てました。



この後もうまくいくことを願ってます。

4人目はみどりの里です。



うちには粘土圃場があります。

昨年はこうして機械を入れて畝を作りなおしました。



ゴテゴテの土で、この後ニンニクを植えたのですが

悲惨でした。

植えるのにものすごく時間がかかりました。



トラクターで耕しても、

結局は最初にタイヤで踏みつぶしているので

踏んでは耕すを繰り返すので

やればやるほど粘土は荒れていきました。



それでも生育は別に悪くなく



自然栽培であっさり作れるので、

粘土は力があるなと思ってました。

今回はこの収穫後に

耕さずにそのまま不耕起栽培にしました。

すると



昨年ものすごく苦戦した植え付け作業が

障害者さんでもできるくらい楽になりました。



土が柔らかくなって細かくなっていました。



あのゴテゴテの土がこの柔らかさになってびっくりでした。



スコップが楽に刺さってどこまで刺さるんだという感じです。



粘土畑を柔らかくしたいと思って

いろいろ試していたけど

何もしないことが正解のようです。



発芽率もいいです。



昔は粘土を柔らかくしようと

落ち葉を敷き詰めて







と試みてましたが、

やり続けたら有機栽培の事例からも

柔らかくなったでしょうけど

あまりに大変なのでこれっきりでした。

トラクターは入れれば入れるほど土目は荒くなっていきました。



初めてこの耕作放棄地だった畑を耕したとき



土は荒れていませんでした。

色も今と違います。

いろいろ試してみたあげく

最後は何もしないほうがよかったになることが多々あります。

この粘土の扱い方もそれに当てはまるかもしれません。

不耕起を続けた粘土畑が具体的にどう変わっていくかを

追っていくつもりです。


次回は11月27日月曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 ほがらか
にて開催いたします。

また皆さんの事例を聞かせてください。

ご参加お待ちしております。


  


Posted by みどりの里 at 20:17 │イベント

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2017年11月19日

農福連携研修会

11月13日月曜日に農福連携研修会が行われました。

愛知県の福祉課では自然栽培の農福連携を進めていきたいとのことで

県内の農福連携に興味のある福祉施設を対象にした研修会です。



自然栽培パーティーの佐伯さんや

養蜂家の船橋さん、シンガーソングライターのAsumiさん

のトークセッションやライブまで行われました。

ミツバチは相変わらず失踪を続けているようで

メディアで取り上げられないだけで

世界的にもどんどんミツバチが減ってきているようです。

船橋さんは農薬が原因と断定していました。

解決策の1つに農薬の影響を受けない都市部のビルの屋上などで飼育すると

オオスズメバチに襲われることも少なくなり、

農薬で突然失踪してしまうミツバチ群も少なくなるようです。

ミツバチを知り救われたというAsumiさんも歌で表現してくれました。

佐伯さんも面白い企画をしてくれます。

みどりの里からも自然栽培の説明や農福連携事例を紹介させていただきました。

私はこの農福連携の福祉施設に力を入れて進めてもらいたい農業として

無農薬栽培や産業の発展に貢献していただきたいと願ってます。

普通の人がやって産業として成り立つ分野にわざわざ福祉が入ってこなくても

社会的には困っている場所ではないので

それらはさほど重要ではないです。

普通の慣行栽培による野菜やお米は値崩れを起こしているほど

ありあまっているので福祉が入ってきてもそれほど大きく社会に貢献できないでしょう。

ニーズはあるのになかなか応えきれていない無農薬産業に

障害者福祉施設との連携をとったからできましたという流れに持っていったほうが

今までなかったものが障害者さんのおかげで生まれて

障害者さんたちの存在がより輝いていくことでしょう。

自然栽培は無農薬栽培に必要なことが詰まっていますので

ぜひ挑戦していただきたいなと思って紹介しました。

みどりの里、ストレートアライブ、無門福祉会で行っている

農福連携事例2017年版も紹介させていただきました。



今年から障害者さんたちによる収穫班を結成しました。



収穫作業はものすごく手がかかります。

育てるまでは広い面積でもできるのですが、

毎日の収穫となると農家だけではこなせないので

そこで面積を広げすぎず、手のまわる分だけ作るようになります。

でももし、収穫をやってくれたら

全然広げていくことができます。

収穫から販売までを障害者福祉にまかせることで

販売で得た収入を障害者さんの工賃に当てていきます。

これは総量を増やすことで私たち農業側も収入を増やすことができるし、

障害者さんの工賃を上げていくこともできたので

更に進化させていこうと考えています。



生活介護レベルの障害者さんたちと一緒にやってきて

ついに彼らは畑を1枚任せていく形へと進化しつつあります。



昨年までは畑での作業を一つ一つ覚えていくことがテーマでした。

いろんな作業が皆できるんだなと分かったことが収穫でした。

収穫、出荷準備を中心にこのときはお願いしていました。

今年は種まきや、片づけなどもお願いしていると

畑作業がけっこうできてるじゃないかと思い

これは1枚自分たちの畑という認識でやっていただこうと思って提案したところ

すごく喜んで引き受けてくれました。

畑や作物に愛着が生まれてやってる本人たちも楽しいです。

つい先日隣の畑の人が来年畑をやってくれないかとお願いされたところ

みどりの里班の皆は面積を広げたいから引き受けてくれと私にお願いしてきたくらいです。



収穫できるものも増えてきて

障害者さんが収穫したブルーベリーはジャムにしようと

福祉施設の加工班との連携も始まりました。



ポット土詰めもどんどん皆ができるようになり

みどりの里班は皆役割を持って仕事ができるようになりました。



みどりの里班は多種多様な仕事を任せられるので

ポット土詰めは誰でも参加しやすいこともあって

新しい班を呼びました。

彼らはさほどやることが見つからず散歩していることが多い班です。

最初は車から降りて来れませんでしたが

今は土の前に座ってポットに土を詰めれるようになってきました。



農福連携の効果がわかってきたので

サツマイモは面積を増やしました。



面積を増やしても作業慣れがあってスピードが上がっているので

なんとか1日で収穫しきれました。



その後の仕事も任せられるようになり、

誰もふらふらしている人がいない状態になり、

皆が落ち着いて座って仕事ができるようになりました。

サツマイモはこの後も福祉が中心となって販売したり、

焼きいもになったりしています。



昨年と同じ農福連携稲刈りも

テーマが変わって

障害者さんに作業を覚えてもらうことに移行しています。



わら集めも開始する時期が早くなってきたし、

メンバーが少なくても進んでやってくれるようになりました。

作業慣れしてきて、気持ちに余裕が出てきました。



イチゴの定植作業ができるようになったのは驚きです。

作業を細分化するのはもう当たり前になってます。



ハウスのビニール張りは職員だけの仕事でしたが、

今では障害者さんも手伝えるので

ビニールの抑えにまわってもらっています。



農福連携自然栽培塾では愛知県内の福祉施設職員を対象に

自然栽培を学んでいただいています。



自然栽培の要素も入れてますが、

塾の内容は農業の基礎作業になるので

何栽培でもやる基礎を学びます。

それがないと農業にならないです。

数回の塾でなんとか収穫まで持っていけました。



他にも無門の磯部さんが福祉施設における農福連携の進め方のコツを話してくれました。

もし農福連携を取り入れて今の障害者福祉をもっと良くしたいと思うのなら

本気で農福連携に取り組むためにも

やれない理由になりやすい下請け作業をやめてください。

「得るは捨つるにあり」という言うやつですね。

覚悟を決めて進めてきた無門福祉会だからこそ説得力のある話しでした。

あとはごちゃごちゃ考えず

「まずやってみる」

この姿勢で農福連携に取り組んでください。

とのことでした。

こういう考え方だったからみどりの里と連携がうまくいくわけですね。

今年から自然栽培農福連携に取り組んだ福祉施設の体験発表もありました。



ひかりのさとファームの竹内さんは

農福自然栽培塾について話してくれました。

講師やってた私としてはうれしい内容のプレゼンでした。



くすの木の成瀬さんは1年目の自然栽培稲作を話してくれました。

初めて農業に参入するので

本当にわからないことだらけの中

翻弄されながらも一生懸命作って

「できたお米はもう自分の娘のように思えた」

とその感動が伝わってくる内容でした。

工賃アップだけが自然栽培の農福連携の効果ではないです。

成瀬さんは自分が大きく変化したことに気づいたはずです。

植物が目に見えない地下部の根から大きくなってから

目に見える地上部が変わっていくように

最初はやってる人のメンタルが変わります。

これが自然栽培の農福連携をやる意味です。

この後自分の周りの人が変わっていき

障害者さんも変わっていき

工賃アップへと繋がっていきます。



シンシア豊川の大林さんも1年目の自然栽培稲作のことを話してくれました。

自然栽培パーティーに入って

佐伯さんや磯部さんも力を貸してくれて

大成功でしたとのことでした。

周りの方にも驚かれていたようです。

まだちゃんとわかっていなくて

稲が大きくなってもまだチェーン除草をかけていたりと

改善ポイントはたくさんあるようでした。

これからも一緒にやっていける仲間としてやっていけることをうれしく思ってます。

こうやって1年目の報告をしてくれる福祉施設が出てきたことはうれしい限りです。

私も1年に1回はこの自然栽培農福連携をどれだけ進化させたかを報告していきたいと思ってます。

こういう報告会を年に1度はやっていきたいですね。

自然栽培パーティーも参加施設は全国100社に届きそうな勢いです。

これからどうなっちゃうか楽しみでならないです。







  


Posted by みどりの里 at 00:07 │イベント

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2017年11月18日

グリーンママン田んぼ収穫祭



毎年恒例になっていますが、

お母さんたちとやってる自然栽培稲作のお米を渡す収穫祭を開催しました。



昨年と比べると2キロほど収量が落ちてしまいましたが、

稲作初期段階で水が来なくて干上がってしまう期間があったにも関わらず

皆が草取りをがんばって入ったおかげで

なんとか持ちこたえることができました。

皆に今年の感想をきいてみると

1年目の人は
「田んぼの作業の後は家に帰ったらもう寝るだけで本当にきつい作業でした。」

2年目の人は
「1年目が大変だったのでもう今年は参加しないでおこうかと思ったけど、
勇気をもって参加することにしました。
昨年は作業した後はもう何もできなかったのに、今年はそんなにきついと思わなくて、
体も時間いっぱい作業できるようになっていて、帰ったあとも動けて体力がついていることに驚きました。」

これには皆共感していました。

2年目からはなぜか動けるようになっているので不思議ですよね。

3年目以降の人は
「田植えや稲刈りなどはもうわかるので、他の準備の作業や、管理、
草刈りなど野中さんがやってくれてる作業もやってみたいです。」

「田んぼが干上がってしまったときにまわりの人が気にかけてくれていたことや、
そういうときも野中さんが水を確保しにまわってくれていたことなどに感謝です。」

「宇角さんのメールでの作業や車の調整に感謝です。」

「イノシシの電柵を張ってもまだイノシシが気になって夜の2時に見に行きました。」

このグリーンママンさんと一緒にやってる田んぼは

自然栽培米を手に入れることだけが目的ではないです。

普段やる機会のない稲作を最初から最後まで一生懸命やることで

見えてくるものが変わってきます。

世界が広がります。

皆の感想からも複数年の人は田んぼへの理解が更に深まっていき

周りが見えるようになってきてます。

草取り以外にも大事な作業があることに気づき始めます。

田んぼを取り囲む環境に目が行くようになります。

そうすると同じはずの田んぼが違う世界の田んぼになっていきます。

口では説明できない草取りの水の音、静けさ、田んぼの中の心地よさや、

皆でやる作業の楽しさはやってみないとわからないです。

他にも

「子どもがママの世界一のお米を楽しみに待っていると言ってくれる。」

「複数年やっている人がただのママではなく、農業経験者になっていて頼もしかった。」

「あぜぬりが楽しかった。」

「初期の草取りは大事だ。」

「流れがわかってきて、楽しいことだけ覚えている。」

「複数年やったほうが面白い。」

などうれしい感想がたくさんありました。



早速自分たちで作った自然栽培新米をいただきます。



今回はうちで研修していたこともある

コレカラ商店の水澤さんの完全手作りカレー3種類スペシャルです。



いやー、新米の話題を全てカレーに持っていかれましたよ。

ホウレンソウのカレーとか

珍しいカレーもあって、しかも美味いです。

やるなー水澤さん。

また来年も自然栽培田んぼやりますよ。

家庭菜園では田んぼはできないです。

やってみたい人はぜひご参加ください。




  


Posted by みどりの里 at 08:55 │イベント

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2017年10月29日

農福自然栽培塾 収穫



愛知県の農福連携を進めたい福祉施設が参加している

農福自然栽培塾が10月25日に開催されました。

皆で9月20日、23日に播いたコマツナがもう採れます。



ラディッシュも採れます。



カブも間引き菜が採れますね。

雨も続いて最後に台風が直撃して

台風前日に磯部さんがこの野菜たちの写真をたくさん撮ってたから

その写真で逃げ切ろうかと思ってましたが、

なんと野菜たちは台風に勝ってしまいました。

影で磯部さんたちが種まき後も水やりしてくれたり

雨が続くときは不織布をはがして葉が痛まないようにしてくれてました。

そのおかげで台風に負けなかったんでしょうね。



収穫の仕方や注意点を教えて

さあ収穫です。



皆、無肥料無農薬で野菜が育ってしまうことや

無肥料で育てると本当に虫の害が少ないことに驚いてました。



ほとんどの参加者が事業所で畑をやっていますので

自然栽培のメリットがはっきり伝わったようでした。

収穫後の野菜は洗って

袋詰めなどもちゃんと選別して

黄色い葉はちゃんと取って

お客さんに喜んでもらえる野菜にまでしないと完成ではないです。

栽培してるとついこの袋詰めなどの部分がおろそかになります。

栽培に夢中だと収穫した時点で気が抜けてしまうことがあります。

でも、それでは野菜を手にしたお客さんから

まあ障害者の仕事なんてこんなものかと思われてしまいます。

出荷準備は栽培と違って天気に左右されたりしないです。

収穫後のことですから、やるべきことをやればちゃんとした商品になります。

それをやればお客さんたちから

障害者さんでも無農薬でこんなにすてきな野菜が作れるんだねと驚いてもらえます。

障害者さんの存在価値を

野菜を通してお客さんにも共感してもらえるチャンスとなります。

今回参加してくれてる皆と



そんなふうに自然栽培を展開していきたいです。

まだ塾は続きますので

皆さんこれからもよろしくお願いします。



  


Posted by みどりの里 at 21:57 │イベント

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2017年10月22日

第36回勉強会

9月25日月曜日の勉強会内容です。



自己紹介は鈴木健一さんです。

鈴木さんは運送会社に勤めながら畑や里山の活動もされています。

日本の山はまだ材木の価格が高かったころに

杉や檜を皆植えたのですが、

成木になる前に価格が10分の1まで下がってしまい

放置されてしまっています。

こういった問題に着手するため

木の駅プロジェクトなど山の活動に力を入れています。

現在、学童保育施設をこういった木で建てるプロジェクトを進めていて

「森と子ども 未来会議」という会議を開いてます。

山も田畑も繋がっていますので

ぜひこれからも協力し合えることを願ってます。



今回は安城市で無肥料無農薬でしかも不耕起栽培の田んぼをやっている

神谷輝幸さん、古居啓子さん、松永純一さんです。

神谷さんがNPO森を再生する会や自然農法研究会など様々な会を作っていて

安城市では活発に多くの人を巻き込んで自然栽培田んぼをやっています。

私も自然栽培のことをしゃべりに8月17日に行ってきたときに

田んぼを見せてもらいました。

そのときの写真です。



水車があるのがすてきな景観でした。



雑草もなく立派に育ってます。

冬水田んぼでトロトロ層は多いところで50cmあるそうです。

手を入れてみたところは手のひら以上ありました。



見えなくて残念ですが、メダカがいます。



ミズオオバコという昔は水田にあったと言われる珍しい植物もいます。

でも稲の茎数が減ってしまうので雑草となってしまいますね。



ミズオオバコの花



ここは深すぎて植えられなかったところのようです。

ここでは手植え、稲刈りと機械作業もなく

田んぼは冬水田んぼです。

メダカなどの生き物が生息できるようにとずっと水を張り続けています。

その結果が雑草のない田んぼに繋がっています。



稲刈り後はすぐに水を張ります。



稲刈りのときはまわりに溝を掘ってそこに水をためておける場所を作って

メダカたちの避難場所として、水を抜きます。

どこまでも生き物にやさしい田んぼですね。



田植えは120人くらい参加することがあるようです。



どこまでもメダカにやさしいので水を張ったまま田植えです。

1本植えです。



昨年の切り株と切り株の間に植えています。



生き物調査中です。

目に見える生き物は55種類見つけたそうです。

生き物の専門家が参加しているので確かのようです。

普通は30くらいだよねと言っていた方がいました。





賑やかです。



収穫前です。



ぎりぎりまで水が張ってあります。



茎数もしっかりとれてます。



品種はあいちのかおりです。



稲刈りも多くの方が参加します。



稲刈り後田んぼののり面にはさがけしておきます。

収量は7.5俵/反あるようですごいですね。



100キロくらいの米は甘酒になります。

600本できます。

私が注目しているところはわらを入れていないし、

何か有機物を入れているわけでないのに

厚いトロトロ層を作ることに成功しているところです。

最初の年は雑草がひどかったけど、

年々トロトロ層が増えていくことで雑草の害が少なくなっていきましたとのことです。



1年水を張っておくことでイトミミズがトロトロ層を作ってくれて

雑草の種を埋没させてくれるから雑草が少なくなります。

だから不耕起栽培がよいとのことでした。

この栽培の欠点は田んぼが深くなりすぎて機械作業ができないところです。

入るとひざあたりまで沈むそうです。

ただ小規模でやる場合はわざわざ機械を使わないですむこのやり方が

適していると思います。

雑草には楽させてもらっているとのことです。

皆質問が多くて大いに盛り上がりました。



次はやまのぶ ごんべいの里担当の飯田真理さんです。

カボチャを無肥料無農薬で育てたところ

品種によって作りやすい物と作りにくい物があるようだという実験結果を報告してくれました。

「ほっこり133」という品種は2か所やってどれも作れませんでした。

「こふきかぼちゃ」という品種は同じ2か所でやってもどれも作ることができました。

写真が今回持って来れなかったので

作ったかぼちゃを持ってきてくれました。

こふきかぼちゃ美味しかったです。

次回写真つきで紹介してくれますのでお楽しみに。

次はみどりの里です。

自然栽培大豆プロジェクトをやろうと言って

無門福祉会さんに丸投げ状態ですが、

無門さんで少しづつ進めてくれてますのでご安心ください。

みどりの里はいつも大豆まで待てなくて

枝豆で収穫してしまっていますが、

枝豆までの栽培を磨いていこうと頑張ってます。



今年はエンドウ豆の後を枝豆畑としました。



片付けてマルチの上だけ取って播種機でフクユタカを播きました。

昨年は耕して平にしたところに播きましたが、

今回はその手間を省くやり方でできなかと思って挑戦です。



エンドウ豆を作り続けた場所にさらに豆では危ないかもとは思ったけど

やってみなくてはわかりません。

ちゃんと発芽しました。



今回は土寄せをちゃんと2回やってみました。

前回はいきなり2回分の土を遅れてやったので根を切ったりして

葉に黄色と緑の色むらが出てしまったなと思ったので

今回はちゃんと適期にやってみました。



この畝が最初からある場合は土寄せいらないかもしれません。



土寄せするとこうなる株が出てきてしまいます。

乾きすぎて出ているような感じです。



種ももっと少なく播いてもいいかなと思いました。

間引いた株を欠株部に植えておきました。



昨年は全て摘心したのですが、

今回はなしでもいいんじゃないかと思って1列だけ摘心です。



マルカメムシがけっこう発生しました。

豆科を連続しているからかなとも思いましたが

日照不足もあるかなと思います。



だんだん少なくなっていく傾向があったので放っておきました。



雨が少ないと葉の色むらが出て

水が適度にあるときれいな葉が出てきます。

最初から畝があるままで土寄せなしのほうがいいかもと思った理由です。



摘心していないと上へ伸びていきますが、

わき芽が出ないわけではないので摘心なしでも良さそうです。



開花後のマルカメムシは気になったけど

あえて放っておきました。

大した害がなければ害虫取りはかなりの手間になるのでなしでいきたいです。





後半でも乾きすぎるとこうなります。



問題なくさやができてきました。



雑草も出てきたけどここまで草取りはゼロです。

ここまで育っていれば雑草に負けないので放っておきます。



まだ生育途中なのでここまでしか紹介できませんが、

特に問題なく育てれたので

畝をそのまま使うことや

エンドウの後でも問題ないようです。

どれだけ作業を減らせて

必要最小限の作業で同じ効果が出せるかが

自然栽培などの無農薬栽培には特に必要なことになります。

自然とうまく調和できないと無農薬栽培は手がかかります。

自然とうまく調和できると無農薬でも手がかかりません。

手のかからない自然栽培へと発展させていきたいです。

ついでに自然栽培イチゴの様子です。









昨年は雨連続でかなりダメージを負いました。

今年はポット土の燻炭の量を減らしてあります。

それがどう出るか雨に強いイチゴ株にできるかが今年の試みです。

次は



礒井先生です。

最近は私が田の泥や自然栽培でもトロトロ層を増やす方法に取り組んでいるので

礒井先生にもお願いして調べてもらいました。


http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/gy034.html


(www.agri-net.pref.fukui.jp/shiken/hukyu/data/h24/11.pdf)


http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/gijutsu/nougyo_tech/kenyui/kenkyu_seika/tokimeki/419.data/torotorosou.pdf

礒井先生が持ってきてくれた資料と

神谷さんたちが紹介してくれたトロトロ層とともに雑草が減ったという情報が一致してます。

みどりの里でもそういう試みをして雑草が狙い通り減ったところが今年出てきました。


http://www.agriculture-jp.com/news_NdNNR2SFz.html

コナギは2cm埋没したら発芽しないと情報を安田さんが付け加えてくれました。


http://park17.wakwak.com/~suhi25/02watch/20summaryweed/20doc.htm

雑草が活着しづらいということもあります。

これはみどりの里でも除草機をかけているときにこれを感じました。

わらが入らなくてもトロトロ層を作れることは神谷さんたちが事例を出してくれていますので

ここを意識した自然栽培田んぼ作りで

雑草に困らないことが当たり前になるように作業体系を皆で作っていきたいですね。

また皆さんからの事例をお待ちしてます。

次回は明日10月23日月曜日 18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

テーマは特に決まっていないので

現場に出て得た情報を

良かったことも悪かったことも純粋に情報として出してくれたら

非常にいい勉強会になりますので

ぜひ参加者の皆さんネタよろしくお願いします。

台風にも負けんよ。




















   
  


Posted by みどりの里 at 12:20 │イベント

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2017年09月28日

農福自然栽培塾



9月20日と23日にまた今年も

障害者福祉職員を対象にした農福自然栽培塾を開催いたしました。

福祉施設が農業を始めようとする場合

必ず問題になるのが

農作業を知らないことです。

導く人が知らないままでは障害者さんたちと農業できません。

その問題を打開するために無門福祉会の磯部さんが

県の福祉課の方々と自然栽培を農福連携で進めるための塾を開催してくれました。

愛知県でやろうという流れになれば広範囲の福祉施設が参加して

豊田市だけでなく愛知県の障害者さんたちが楽しく自然栽培できるようになります。

すてきな流れを作ってくださってありがとうございます。



昨年はうちの畑での研修が多かったですが、

今年は専用圃場を作り、

そこで具体的に育てていく流れにしました。



最初は準備をしっかりやっておいて

塾の作業で生産量を一気に上げるような畑をやろうかと考えていましたが、

参加者はどちらかというと

初歩を知りたい人が多いようなので

一つ一つの作業をやりながら意味や注意点などを教えていく形にしました。



手作業が多いですが、

必要最小限の道具でできる方法を知って

成長規模に応じて機械をそろえていけばいいかと思ってます。

始めたらやめないことが大事です。



この播種機に皆驚いていました。

筋まきではなく

点で1粒ずつまけるので

株間を調節してやれば

間引き作業がなくなります。

手でまくより作業効率も上がりますし、

障害者さんも手でまくのは難しいけど

播種機を転がすのはできるという人も多いでしょう。



コマツナを播種しましたが、

播種した後は不織布をかけておきます。

発芽率が上がりますし、

虫食い対策にもなります。





うちで作った苗です。

夏場はレタスの苗を作るのは大変です。

レタスは25℃以上は嫌いです。

暑い中で作った苗なので小さいですが、

植えればちゃんと大きくなります。



マルチに穴をあけて植えていきます。

セルトレイから苗を取り出すことすらつまづきます。

根が切れないようにそっと取り出してあげることを伝えます。

植えたあとちゃんと水やりすることや

管理の中でも暑い日があれば水をやること。

欠株があれば播きなおしたり植え替えたりすること。

初心者は先読みがほぼできないので

毎日自分の畑に通って問題ないか確かめに行かなくてなりません。



くわで畝を平にすることもやりました。



ミズナを播きました。

もっといろいろやりたいのですが、

時間が2時間しかないので

説明しながらやるとそんなにたくさんできません。

皆が知りたいことは基礎中の基礎ですが、

絶対に知っておかなければならないことでもあります。

それをきちんと理解して実行すれば

自分の畑でも自然栽培でいい結果を出せると思います。

12月まで塾は続きますが

一緒に農福自然栽培をやっていける仲間になって

一緒に農福自然栽培を楽しんでいきましょう。

皆さまこれからもよろしくお願いします。  


Posted by みどりの里 at 09:31 │イベント

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2017年09月23日

第35回勉強会

8月28日に開催しました勉強会の内容です。



自己紹介は初めて参加した

清水優実さんです。

家庭菜園で自然栽培挑戦中です。

いろいろわからないことがあるので皆さんに聞いてみたいとのことでした。

自己紹介のあともたくさん質問を出してくれて

勉強会を盛り上げてくれました。

本日のテーマは秋冬野菜なので



ストレートアライブとものわの今枝稚加良さんが

自然栽培白菜事例をプレゼンしてくれました。



播種は9月7日

定植は9月下旬が適期です。

10月に入ってしまうと12月に収穫できません。

本場4~5枚くらいで

株間60cmで定植します。









まだ収穫には早すぎでした。

寒さが厳しくなったら紐で頭を縛ります。

それでもう少し畑においておけるので

成長させていくと

ぎっしり入った白菜になります。



暑さ対策に白黒マルチでやってみたこともありますが、

うまくいきませんでした。



後半の生育をしっかりさせたいので

黒マルチのほうがいいです。

ヨトウムシはどうしているかとの質問に

耕作放棄地からのスタート1年目はヨトウムシに襲われたけど

3年目になるとヨトウムシは襲って来なくなっていますとのことでした。

そんなことが起きるんですね。

畝は夏のスイカやトマトの畝のあとをそのまま使用してます。



次はオーガニックファーム旬彩の牧野真丈さんです。

有機栽培モロヘイヤの先が委縮してしまったことがあって

原因を皆さんに聞いてみたいとのことでした。







水が空梅雨でやれなかったことが原因じゃないかと思ってます。



もうモロヘイヤあきらめるかと思っていたら

大雨のあときれいな新芽が出てきてくれて収穫できるようになりました。



残念ながら同じ症状で悩んだ人がいなかったので

はっきりとした答えは出ませんでしたが、

シソやオクラで委縮した先っぽには中に芋虫が入っていたという事例を出してくれる人もいました。

私はこういう症状が出るときは窒素が溜まったかなと思って見ます。

水が多くても、少なくても窒素は多くなってしまいます。

委縮する原因が病害虫であっても

微量要素の欠乏症であっても

原因は植物体内の窒素量が多くなったことが根本的な原因だとみてます。

モロヘイヤだと雑草に近いので肥料をそれほど必要としてないです。

なくても水やりをちゃんとしてやればできます。

牧野さんの言うようにただの水切れもありえます。

水も切れると先っぽにまず水が届かなくなっていきます。

みどりの里でモロヘイヤに水が切れると

ハダニが発生してしまいます。

牧野さんがモロヘイヤの委縮を紹介してくれて

またいろんな意見が出てよかったです。

次はみどりの里です。

稲が酸素を根に供給できるから水田で育つことができます。

これはイネ科だけの特権なのかどうか。

前回礒井先生が田んぼの雑草も根に酸素が送れているかどうか知るには

根が茶色っぽくなっているかどうかでわかる

と教えてくれたので確かめてみました。



自然栽培続けて増えてしまうクサネムです。



残念ながら茶色になってます。

クサネムも地上部から根に酸素が送れるようです。

これは根に酸素を送ることで根の表面に酸化鉄がくっついている状態です。

根が傷んでいるわけではないです。

むしろうまく酸素が供給されているということです。





こいつもできてる





田んぼの雑草はそれができるから水田で育つのですね。

稲やヒエは当然茶色の根になってます。



こいつはいつも水の浅いところにいます。

根は深く張らず地表部にどんどん伸ばしていく感じです。



真っ白な根です。

どうも田んぼの浅い水を好む草は

地上部の酸素を根に送るのが不得意のようです。

田んぼの地表部数ミリのところには酸素があります。



生育不良のコナギの根は



白いです。

葉が水から顔を出していないときは

ずっと根張りが弱いままいくけど

葉が水から顔を出すと

急に元気になってきます。

根が茶色くなっているほうが元気な証拠のようです。



礒井先生がその辺りも調べてくれました。



土壌が水につかって還元状態になっていくと

こんなふうに土や環境は変化していきます。



稲は空気がある状態でも湛水状態でも酸素を根に送ります。

イネ科のトウモロコシは酸素がある畑状態なら根に酸素を送っていないけど

湛水状態になると茎に空洞を作り

酸素を根に送るようになります。



これくらい変わるそうです。

植物もどんな環境でも生き延びられるのように必死で変化します。



大豆もできるようです。

苦しそうですが、

たぶん雨が多く降ったときに湛水状態になっても生き延びられるようになっているのでしょう。

酸素は葉から吸収したものを根に送ります。

雑草が水面に顔を出してこないように

少しづつ深水にしていけば

根になかなか十分な酸素を送れず

稲が水面に顔を出していれば有利になるはずです。

仕組みがわかってくると作業に確信をもって進めていけます。

もっといろんな現象を紐解いていって

現場レベルで活かせる作業につなげていきたいです。

また礒井先生よろしくお願いします。


次回は今月9月25日月曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

また秋冬野菜をテーマにします。

それ以外のネタも時間があればできますので

皆さん日ごろの疑問点や紹介したい事例、失敗例など

何でもいいので持ち寄ってまた楽しい時間としましょう。

今月も皆さんのご参加お待ちしております。








  


Posted by みどりの里 at 17:30 │イベント

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2017年09月17日

グリーンママン田んぼイノシシ対策



今年は日照不足で山にエサが少ないのか

いつもより断トツ早くイノシシさんが襲撃してきました。

例年は水抜くと入る感じでしたが、

まだ稲が青い状態で水もたくさん入っているのに

もう来ました。

これだから自然のことなんてわかるようでわからん世界です。



とりあえず集合がかかり

来れる人に一番やられそうな田んぼから電柵を張りました。

そして4日後に皆が集まれそうなので

なんとかそれまでもってくれと

願っていたのですが、

皆が集まれる日の前日の夜に1回入られました。



今まで来てたウリ坊が

大人になったんだなという形跡が残っていました。



しょげていられないので



とにかく電柵を張りました。

皆切り替えが早いです。

皆もう簡単に電柵を張れるようになっています。

イノシシが来ることで

集まれるきっかけにはなりました。



イノシシにやられやすいこともありますが、

水が得にくい場所でもあるので

来年は一部場所を変えようかと考えてます。

どのみちイノシシは出てしまうけど

水は得やすい場所があります。

収量は変えた場所のほうが上がると思います。

皆にとっては大きな変化だろうけど

環境がどんどん変わる中で

自分もどんどん変わっていかなければならないです。

進化しようとしたら

変化するしかないです。

より自然とうまく付き合うためにはそういうことだなーと

自分のテーマを皆に押し付けるようですが、

環境が変わったほうが

新しいものを発見できたりして楽しいと思うなー。


  


Posted by みどりの里 at 13:29 │イベント

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