2017年11月18日

グリーンママン田んぼ収穫祭



毎年恒例になっていますが、

お母さんたちとやってる自然栽培稲作のお米を渡す収穫祭を開催しました。



昨年と比べると2キロほど収量が落ちてしまいましたが、

稲作初期段階で水が来なくて干上がってしまう期間があったにも関わらず

皆が草取りをがんばって入ったおかげで

なんとか持ちこたえることができました。

皆に今年の感想をきいてみると

1年目の人は
「田んぼの作業の後は家に帰ったらもう寝るだけで本当にきつい作業でした。」

2年目の人は
「1年目が大変だったのでもう今年は参加しないでおこうかと思ったけど、
勇気をもって参加することにしました。
昨年は作業した後はもう何もできなかったのに、今年はそんなにきついと思わなくて、
体も時間いっぱい作業できるようになっていて、帰ったあとも動けて体力がついていることに驚きました。」

これには皆共感していました。

2年目からはなぜか動けるようになっているので不思議ですよね。

3年目以降の人は
「田植えや稲刈りなどはもうわかるので、他の準備の作業や、管理、
草刈りなど野中さんがやってくれてる作業もやってみたいです。」

「田んぼが干上がってしまったときにまわりの人が気にかけてくれていたことや、
そういうときも野中さんが水を確保しにまわってくれていたことなどに感謝です。」

「宇角さんのメールでの作業や車の調整に感謝です。」

「イノシシの電柵を張ってもまだイノシシが気になって夜の2時に見に行きました。」

このグリーンママンさんと一緒にやってる田んぼは

自然栽培米を手に入れることだけが目的ではないです。

普段やる機会のない稲作を最初から最後まで一生懸命やることで

見えてくるものが変わってきます。

世界が広がります。

皆の感想からも複数年の人は田んぼへの理解が更に深まっていき

周りが見えるようになってきてます。

草取り以外にも大事な作業があることに気づき始めます。

田んぼを取り囲む環境に目が行くようになります。

そうすると同じはずの田んぼが違う世界の田んぼになっていきます。

口では説明できない草取りの水の音、静けさ、田んぼの中の心地よさや、

皆でやる作業の楽しさはやってみないとわからないです。

他にも

「子どもがママの世界一のお米を楽しみに待っていると言ってくれる。」

「複数年やっている人がただのママではなく、農業経験者になっていて頼もしかった。」

「あぜぬりが楽しかった。」

「初期の草取りは大事だ。」

「流れがわかってきて、楽しいことだけ覚えている。」

「複数年やったほうが面白い。」

などうれしい感想がたくさんありました。



早速自分たちで作った自然栽培新米をいただきます。



今回はうちで研修していたこともある

コレカラ商店の水澤さんの完全手作りカレー3種類スペシャルです。



いやー、新米の話題を全てカレーに持っていかれましたよ。

ホウレンソウのカレーとか

珍しいカレーもあって、しかも美味いです。

やるなー水澤さん。

また来年も自然栽培田んぼやりますよ。

家庭菜園では田んぼはできないです。

やってみたい人はぜひご参加ください。




  


Posted by みどりの里 at 08:55 │イベント

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2017年10月29日

農福自然栽培塾 収穫



愛知県の農福連携を進めたい福祉施設が参加している

農福自然栽培塾が10月25日に開催されました。

皆で9月20日、23日に播いたコマツナがもう採れます。



ラディッシュも採れます。



カブも間引き菜が採れますね。

雨も続いて最後に台風が直撃して

台風前日に磯部さんがこの野菜たちの写真をたくさん撮ってたから

その写真で逃げ切ろうかと思ってましたが、

なんと野菜たちは台風に勝ってしまいました。

影で磯部さんたちが種まき後も水やりしてくれたり

雨が続くときは不織布をはがして葉が痛まないようにしてくれてました。

そのおかげで台風に負けなかったんでしょうね。



収穫の仕方や注意点を教えて

さあ収穫です。



皆、無肥料無農薬で野菜が育ってしまうことや

無肥料で育てると本当に虫の害が少ないことに驚いてました。



ほとんどの参加者が事業所で畑をやっていますので

自然栽培のメリットがはっきり伝わったようでした。

収穫後の野菜は洗って

袋詰めなどもちゃんと選別して

黄色い葉はちゃんと取って

お客さんに喜んでもらえる野菜にまでしないと完成ではないです。

栽培してるとついこの袋詰めなどの部分がおろそかになります。

栽培に夢中だと収穫した時点で気が抜けてしまうことがあります。

でも、それでは野菜を手にしたお客さんから

まあ障害者の仕事なんてこんなものかと思われてしまいます。

出荷準備は栽培と違って天気に左右されたりしないです。

収穫後のことですから、やるべきことをやればちゃんとした商品になります。

それをやればお客さんたちから

障害者さんでも無農薬でこんなにすてきな野菜が作れるんだねと驚いてもらえます。

障害者さんの存在価値を

野菜を通してお客さんにも共感してもらえるチャンスとなります。

今回参加してくれてる皆と



そんなふうに自然栽培を展開していきたいです。

まだ塾は続きますので

皆さんこれからもよろしくお願いします。



  


Posted by みどりの里 at 21:57 │イベント

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2017年10月22日

第36回勉強会

9月25日月曜日の勉強会内容です。



自己紹介は鈴木健一さんです。

鈴木さんは運送会社に勤めながら畑や里山の活動もされています。

日本の山はまだ材木の価格が高かったころに

杉や檜を皆植えたのですが、

成木になる前に価格が10分の1まで下がってしまい

放置されてしまっています。

こういった問題に着手するため

木の駅プロジェクトなど山の活動に力を入れています。

現在、学童保育施設をこういった木で建てるプロジェクトを進めていて

「森と子ども 未来会議」という会議を開いてます。

山も田畑も繋がっていますので

ぜひこれからも協力し合えることを願ってます。



今回は安城市で無肥料無農薬でしかも不耕起栽培の田んぼをやっている

神谷輝幸さん、古居啓子さん、松永純一さんです。

神谷さんがNPO森を再生する会や自然農法研究会など様々な会を作っていて

安城市では活発に多くの人を巻き込んで自然栽培田んぼをやっています。

私も自然栽培のことをしゃべりに8月17日に行ってきたときに

田んぼを見せてもらいました。

そのときの写真です。



水車があるのがすてきな景観でした。



雑草もなく立派に育ってます。

冬水田んぼでトロトロ層は多いところで50cmあるそうです。

手を入れてみたところは手のひら以上ありました。



見えなくて残念ですが、メダカがいます。



ミズオオバコという昔は水田にあったと言われる珍しい植物もいます。

でも稲の茎数が減ってしまうので雑草となってしまいますね。



ミズオオバコの花



ここは深すぎて植えられなかったところのようです。

ここでは手植え、稲刈りと機械作業もなく

田んぼは冬水田んぼです。

メダカなどの生き物が生息できるようにとずっと水を張り続けています。

その結果が雑草のない田んぼに繋がっています。



稲刈り後はすぐに水を張ります。



稲刈りのときはまわりに溝を掘ってそこに水をためておける場所を作って

メダカたちの避難場所として、水を抜きます。

どこまでも生き物にやさしい田んぼですね。



田植えは120人くらい参加することがあるようです。



どこまでもメダカにやさしいので水を張ったまま田植えです。

1本植えです。



昨年の切り株と切り株の間に植えています。



生き物調査中です。

目に見える生き物は55種類見つけたそうです。

生き物の専門家が参加しているので確かのようです。

普通は30くらいだよねと言っていた方がいました。





賑やかです。



収穫前です。



ぎりぎりまで水が張ってあります。



茎数もしっかりとれてます。



品種はあいちのかおりです。



稲刈りも多くの方が参加します。



稲刈り後田んぼののり面にはさがけしておきます。

収量は7.5俵/反あるようですごいですね。



100キロくらいの米は甘酒になります。

600本できます。

私が注目しているところはわらを入れていないし、

何か有機物を入れているわけでないのに

厚いトロトロ層を作ることに成功しているところです。

最初の年は雑草がひどかったけど、

年々トロトロ層が増えていくことで雑草の害が少なくなっていきましたとのことです。



1年水を張っておくことでイトミミズがトロトロ層を作ってくれて

雑草の種を埋没させてくれるから雑草が少なくなります。

だから不耕起栽培がよいとのことでした。

この栽培の欠点は田んぼが深くなりすぎて機械作業ができないところです。

入るとひざあたりまで沈むそうです。

ただ小規模でやる場合はわざわざ機械を使わないですむこのやり方が

適していると思います。

雑草には楽させてもらっているとのことです。

皆質問が多くて大いに盛り上がりました。



次はやまのぶ ごんべいの里担当の飯田真理さんです。

カボチャを無肥料無農薬で育てたところ

品種によって作りやすい物と作りにくい物があるようだという実験結果を報告してくれました。

「ほっこり133」という品種は2か所やってどれも作れませんでした。

「こふきかぼちゃ」という品種は同じ2か所でやってもどれも作ることができました。

写真が今回持って来れなかったので

作ったかぼちゃを持ってきてくれました。

こふきかぼちゃ美味しかったです。

次回写真つきで紹介してくれますのでお楽しみに。

次はみどりの里です。

自然栽培大豆プロジェクトをやろうと言って

無門福祉会さんに丸投げ状態ですが、

無門さんで少しづつ進めてくれてますのでご安心ください。

みどりの里はいつも大豆まで待てなくて

枝豆で収穫してしまっていますが、

枝豆までの栽培を磨いていこうと頑張ってます。



今年はエンドウ豆の後を枝豆畑としました。



片付けてマルチの上だけ取って播種機でフクユタカを播きました。

昨年は耕して平にしたところに播きましたが、

今回はその手間を省くやり方でできなかと思って挑戦です。



エンドウ豆を作り続けた場所にさらに豆では危ないかもとは思ったけど

やってみなくてはわかりません。

ちゃんと発芽しました。



今回は土寄せをちゃんと2回やってみました。

前回はいきなり2回分の土を遅れてやったので根を切ったりして

葉に黄色と緑の色むらが出てしまったなと思ったので

今回はちゃんと適期にやってみました。



この畝が最初からある場合は土寄せいらないかもしれません。



土寄せするとこうなる株が出てきてしまいます。

乾きすぎて出ているような感じです。



種ももっと少なく播いてもいいかなと思いました。

間引いた株を欠株部に植えておきました。



昨年は全て摘心したのですが、

今回はなしでもいいんじゃないかと思って1列だけ摘心です。



マルカメムシがけっこう発生しました。

豆科を連続しているからかなとも思いましたが

日照不足もあるかなと思います。



だんだん少なくなっていく傾向があったので放っておきました。



雨が少ないと葉の色むらが出て

水が適度にあるときれいな葉が出てきます。

最初から畝があるままで土寄せなしのほうがいいかもと思った理由です。



摘心していないと上へ伸びていきますが、

わき芽が出ないわけではないので摘心なしでも良さそうです。



開花後のマルカメムシは気になったけど

あえて放っておきました。

大した害がなければ害虫取りはかなりの手間になるのでなしでいきたいです。





後半でも乾きすぎるとこうなります。



問題なくさやができてきました。



雑草も出てきたけどここまで草取りはゼロです。

ここまで育っていれば雑草に負けないので放っておきます。



まだ生育途中なのでここまでしか紹介できませんが、

特に問題なく育てれたので

畝をそのまま使うことや

エンドウの後でも問題ないようです。

どれだけ作業を減らせて

必要最小限の作業で同じ効果が出せるかが

自然栽培などの無農薬栽培には特に必要なことになります。

自然とうまく調和できないと無農薬栽培は手がかかります。

自然とうまく調和できると無農薬でも手がかかりません。

手のかからない自然栽培へと発展させていきたいです。

ついでに自然栽培イチゴの様子です。









昨年は雨連続でかなりダメージを負いました。

今年はポット土の燻炭の量を減らしてあります。

それがどう出るか雨に強いイチゴ株にできるかが今年の試みです。

次は



礒井先生です。

最近は私が田の泥や自然栽培でもトロトロ層を増やす方法に取り組んでいるので

礒井先生にもお願いして調べてもらいました。


http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/gy034.html


(www.agri-net.pref.fukui.jp/shiken/hukyu/data/h24/11.pdf)


http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/gijutsu/nougyo_tech/kenyui/kenkyu_seika/tokimeki/419.data/torotorosou.pdf

礒井先生が持ってきてくれた資料と

神谷さんたちが紹介してくれたトロトロ層とともに雑草が減ったという情報が一致してます。

みどりの里でもそういう試みをして雑草が狙い通り減ったところが今年出てきました。


http://www.agriculture-jp.com/news_NdNNR2SFz.html

コナギは2cm埋没したら発芽しないと情報を安田さんが付け加えてくれました。


http://park17.wakwak.com/~suhi25/02watch/20summaryweed/20doc.htm

雑草が活着しづらいということもあります。

これはみどりの里でも除草機をかけているときにこれを感じました。

わらが入らなくてもトロトロ層を作れることは神谷さんたちが事例を出してくれていますので

ここを意識した自然栽培田んぼ作りで

雑草に困らないことが当たり前になるように作業体系を皆で作っていきたいですね。

また皆さんからの事例をお待ちしてます。

次回は明日10月23日月曜日 18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

テーマは特に決まっていないので

現場に出て得た情報を

良かったことも悪かったことも純粋に情報として出してくれたら

非常にいい勉強会になりますので

ぜひ参加者の皆さんネタよろしくお願いします。

台風にも負けんよ。




















   
  


Posted by みどりの里 at 12:20 │イベント

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2017年09月28日

農福自然栽培塾



9月20日と23日にまた今年も

障害者福祉職員を対象にした農福自然栽培塾を開催いたしました。

福祉施設が農業を始めようとする場合

必ず問題になるのが

農作業を知らないことです。

導く人が知らないままでは障害者さんたちと農業できません。

その問題を打開するために無門福祉会の磯部さんが

県の福祉課の方々と自然栽培を農福連携で進めるための塾を開催してくれました。

愛知県でやろうという流れになれば広範囲の福祉施設が参加して

豊田市だけでなく愛知県の障害者さんたちが楽しく自然栽培できるようになります。

すてきな流れを作ってくださってありがとうございます。



昨年はうちの畑での研修が多かったですが、

今年は専用圃場を作り、

そこで具体的に育てていく流れにしました。



最初は準備をしっかりやっておいて

塾の作業で生産量を一気に上げるような畑をやろうかと考えていましたが、

参加者はどちらかというと

初歩を知りたい人が多いようなので

一つ一つの作業をやりながら意味や注意点などを教えていく形にしました。



手作業が多いですが、

必要最小限の道具でできる方法を知って

成長規模に応じて機械をそろえていけばいいかと思ってます。

始めたらやめないことが大事です。



この播種機に皆驚いていました。

筋まきではなく

点で1粒ずつまけるので

株間を調節してやれば

間引き作業がなくなります。

手でまくより作業効率も上がりますし、

障害者さんも手でまくのは難しいけど

播種機を転がすのはできるという人も多いでしょう。



コマツナを播種しましたが、

播種した後は不織布をかけておきます。

発芽率が上がりますし、

虫食い対策にもなります。





うちで作った苗です。

夏場はレタスの苗を作るのは大変です。

レタスは25℃以上は嫌いです。

暑い中で作った苗なので小さいですが、

植えればちゃんと大きくなります。



マルチに穴をあけて植えていきます。

セルトレイから苗を取り出すことすらつまづきます。

根が切れないようにそっと取り出してあげることを伝えます。

植えたあとちゃんと水やりすることや

管理の中でも暑い日があれば水をやること。

欠株があれば播きなおしたり植え替えたりすること。

初心者は先読みがほぼできないので

毎日自分の畑に通って問題ないか確かめに行かなくてなりません。



くわで畝を平にすることもやりました。



ミズナを播きました。

もっといろいろやりたいのですが、

時間が2時間しかないので

説明しながらやるとそんなにたくさんできません。

皆が知りたいことは基礎中の基礎ですが、

絶対に知っておかなければならないことでもあります。

それをきちんと理解して実行すれば

自分の畑でも自然栽培でいい結果を出せると思います。

12月まで塾は続きますが

一緒に農福自然栽培をやっていける仲間になって

一緒に農福自然栽培を楽しんでいきましょう。

皆さまこれからもよろしくお願いします。  


Posted by みどりの里 at 09:31 │イベント

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2017年09月23日

第35回勉強会

8月28日に開催しました勉強会の内容です。



自己紹介は初めて参加した

清水優実さんです。

家庭菜園で自然栽培挑戦中です。

いろいろわからないことがあるので皆さんに聞いてみたいとのことでした。

自己紹介のあともたくさん質問を出してくれて

勉強会を盛り上げてくれました。

本日のテーマは秋冬野菜なので



ストレートアライブとものわの今枝稚加良さんが

自然栽培白菜事例をプレゼンしてくれました。



播種は9月7日

定植は9月下旬が適期です。

10月に入ってしまうと12月に収穫できません。

本場4~5枚くらいで

株間60cmで定植します。









まだ収穫には早すぎでした。

寒さが厳しくなったら紐で頭を縛ります。

それでもう少し畑においておけるので

成長させていくと

ぎっしり入った白菜になります。



暑さ対策に白黒マルチでやってみたこともありますが、

うまくいきませんでした。



後半の生育をしっかりさせたいので

黒マルチのほうがいいです。

ヨトウムシはどうしているかとの質問に

耕作放棄地からのスタート1年目はヨトウムシに襲われたけど

3年目になるとヨトウムシは襲って来なくなっていますとのことでした。

そんなことが起きるんですね。

畝は夏のスイカやトマトの畝のあとをそのまま使用してます。



次はオーガニックファーム旬彩の牧野真丈さんです。

有機栽培モロヘイヤの先が委縮してしまったことがあって

原因を皆さんに聞いてみたいとのことでした。







水が空梅雨でやれなかったことが原因じゃないかと思ってます。



もうモロヘイヤあきらめるかと思っていたら

大雨のあときれいな新芽が出てきてくれて収穫できるようになりました。



残念ながら同じ症状で悩んだ人がいなかったので

はっきりとした答えは出ませんでしたが、

シソやオクラで委縮した先っぽには中に芋虫が入っていたという事例を出してくれる人もいました。

私はこういう症状が出るときは窒素が溜まったかなと思って見ます。

水が多くても、少なくても窒素は多くなってしまいます。

委縮する原因が病害虫であっても

微量要素の欠乏症であっても

原因は植物体内の窒素量が多くなったことが根本的な原因だとみてます。

モロヘイヤだと雑草に近いので肥料をそれほど必要としてないです。

なくても水やりをちゃんとしてやればできます。

牧野さんの言うようにただの水切れもありえます。

水も切れると先っぽにまず水が届かなくなっていきます。

みどりの里でモロヘイヤに水が切れると

ハダニが発生してしまいます。

牧野さんがモロヘイヤの委縮を紹介してくれて

またいろんな意見が出てよかったです。

次はみどりの里です。

稲が酸素を根に供給できるから水田で育つことができます。

これはイネ科だけの特権なのかどうか。

前回礒井先生が田んぼの雑草も根に酸素が送れているかどうか知るには

根が茶色っぽくなっているかどうかでわかる

と教えてくれたので確かめてみました。



自然栽培続けて増えてしまうクサネムです。



残念ながら茶色になってます。

クサネムも地上部から根に酸素が送れるようです。

これは根に酸素を送ることで根の表面に酸化鉄がくっついている状態です。

根が傷んでいるわけではないです。

むしろうまく酸素が供給されているということです。





こいつもできてる





田んぼの雑草はそれができるから水田で育つのですね。

稲やヒエは当然茶色の根になってます。



こいつはいつも水の浅いところにいます。

根は深く張らず地表部にどんどん伸ばしていく感じです。



真っ白な根です。

どうも田んぼの浅い水を好む草は

地上部の酸素を根に送るのが不得意のようです。

田んぼの地表部数ミリのところには酸素があります。



生育不良のコナギの根は



白いです。

葉が水から顔を出していないときは

ずっと根張りが弱いままいくけど

葉が水から顔を出すと

急に元気になってきます。

根が茶色くなっているほうが元気な証拠のようです。



礒井先生がその辺りも調べてくれました。



土壌が水につかって還元状態になっていくと

こんなふうに土や環境は変化していきます。



稲は空気がある状態でも湛水状態でも酸素を根に送ります。

イネ科のトウモロコシは酸素がある畑状態なら根に酸素を送っていないけど

湛水状態になると茎に空洞を作り

酸素を根に送るようになります。



これくらい変わるそうです。

植物もどんな環境でも生き延びられるのように必死で変化します。



大豆もできるようです。

苦しそうですが、

たぶん雨が多く降ったときに湛水状態になっても生き延びられるようになっているのでしょう。

酸素は葉から吸収したものを根に送ります。

雑草が水面に顔を出してこないように

少しづつ深水にしていけば

根になかなか十分な酸素を送れず

稲が水面に顔を出していれば有利になるはずです。

仕組みがわかってくると作業に確信をもって進めていけます。

もっといろんな現象を紐解いていって

現場レベルで活かせる作業につなげていきたいです。

また礒井先生よろしくお願いします。


次回は今月9月25日月曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

また秋冬野菜をテーマにします。

それ以外のネタも時間があればできますので

皆さん日ごろの疑問点や紹介したい事例、失敗例など

何でもいいので持ち寄ってまた楽しい時間としましょう。

今月も皆さんのご参加お待ちしております。








  


Posted by みどりの里 at 17:30 │イベント

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2017年09月17日

グリーンママン田んぼイノシシ対策



今年は日照不足で山にエサが少ないのか

いつもより断トツ早くイノシシさんが襲撃してきました。

例年は水抜くと入る感じでしたが、

まだ稲が青い状態で水もたくさん入っているのに

もう来ました。

これだから自然のことなんてわかるようでわからん世界です。



とりあえず集合がかかり

来れる人に一番やられそうな田んぼから電柵を張りました。

そして4日後に皆が集まれそうなので

なんとかそれまでもってくれと

願っていたのですが、

皆が集まれる日の前日の夜に1回入られました。



今まで来てたウリ坊が

大人になったんだなという形跡が残っていました。



しょげていられないので



とにかく電柵を張りました。

皆切り替えが早いです。

皆もう簡単に電柵を張れるようになっています。

イノシシが来ることで

集まれるきっかけにはなりました。



イノシシにやられやすいこともありますが、

水が得にくい場所でもあるので

来年は一部場所を変えようかと考えてます。

どのみちイノシシは出てしまうけど

水は得やすい場所があります。

収量は変えた場所のほうが上がると思います。

皆にとっては大きな変化だろうけど

環境がどんどん変わる中で

自分もどんどん変わっていかなければならないです。

進化しようとしたら

変化するしかないです。

より自然とうまく付き合うためにはそういうことだなーと

自分のテーマを皆に押し付けるようですが、

環境が変わったほうが

新しいものを発見できたりして楽しいと思うなー。


  


Posted by みどりの里 at 13:29 │イベント

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2017年09月17日

自然栽培農福連携会議



今年はみどりの里、無門福祉会、ストレートアライブの3社で

自然栽培生産、加工、販売と協力してことを進めていこうと取り組んでいました。

夏が終わり

ここらで3社での情報共有をしておこうということになり、

皆で無門福祉会さんの会議室お借りして

会議っぽいものやってみました。



まずは販売窓口として活躍してくれたストレートアライブの近藤さんに

販売の手応えや今後の展開を話してもらいました。

3社で協力して進めたおかげで

予想以上にいい結果が出ました。

近藤さんたちが販売窓口になってくれたおかげで

みどりの里は更に生産に集中できました。

販売を託してしまうと

生産者は販売までが見えづらくなりますが、

こうやって定期的に販売状況を報告してもらえると

それをもとに生産計画につなげていけるので

皆次の展開がよく理解できました。

無門の自然農班の加藤さんは

「こういう感覚で生産していなかったので、もう一度考えなおします」

といい刺激になりました。

福祉で農業となると活動になってしまって

産業色が薄れてしまいがちです。

でも障害者さんの工賃を上げることを考えると

私たちと一緒に自然栽培をやったほうが

スムーズに進めていけるはずです。



そしてもう一つ皆で共有しておかなければならないことは

自然栽培農福連携を進めていく中で

障害者さんたちの変化を共有しなくてはなりません。

なんで福祉が自然栽培やらなきゃならないの?

今のままでいいじゃないかという声が当然福祉内ではあります。

私たちはもう3~5年自然栽培で農福連携を進めて

障害者さんたちの状態が良くなっていくことを見てきてます。

この会議は3か月に1回くらいのペースでやっていこうと思ってます。

その度に生産加工販売のことと、

障害者さんたちのこと2点に焦点を当ててやっていく予定です。

今回は全員に農福連携を進めての手応えを話していただきました。

驚くことに一人として同じことを言う人はいませんでした。

それぞれの思いや、現場で起きていることを話してくれました。

障害者さんたちの活躍が予想以上で驚き、

これは進めて更に発展させるべきだと全員の意見が一致しました。

農福連携を進めていくための理由などに

どんな言葉が最適な言葉なのかわからないけど、

この会議で出た皆の農福連携の思いを皆が聞いたことで

終わってみるとなんだか更にやってやるぞと

皆やる気がみなぎっている

そんな雰囲気の会議になりました。

まだまだ伸びしろを感じるね。

次の展開が楽しみでならないです。



  


Posted by みどりの里 at 12:44 │イベント

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2017年08月19日

第34回勉強会

7月24日月曜日に第34回勉強会が開催されました。

今回も75名ほどの方々にご参加いただきまして

ありがとうございました。

1人目の発表は自己紹介です。



サラダなど野菜を中心とした飲食店を始めたい住田沙織さんです。

職場の上司がそういう思いを持っていた方で

その方が亡くなり、

その人の思いを継ぐつもりで飲食店を始める計画です。

規格外野菜なども飲食では問題なかったりするので

ぜひ使わせていただけたらと思ってます。



2人目は無門福祉会でも活躍している

遠藤翼さんです。

遠藤さんは自分でも畑を借りて自然栽培をやりながら

無門さんと農福連携を自分の畑でも進めています。

写真がなぜか横向きになってしまいますので首をかしげて見てください。



「黄もちとうもろこし」という品種を自然栽培で作りました。

これはスイートコーンではないです。

そういう品種ならアワノメイガなどの被害が少ない状態で作れるようです。

丈は180cmくらいになり2本どりができます。

3本目はヤングコーンで収穫してます。



マルシェなどに出店して売り切りました。



とうもろこしとインゲンを一緒に植えてあります。



枝豆を近くに植えてあり、

コンパニオンプランツとしても育てています。



トマトも束ねて育ててみたり、



スイカを空中につるしてみたりと

いろいろ試してます。

3人目はみどりの里です。

夏野菜の有機物マルチについてです。



昨年までは自然栽培スイカをもらった苗で作ってました。







これくらい美味しかったです。

販売できるかもと思って今年は自分で苗から作ろうと思ったら



30%自分で作った土を混ぜた砂では

微生物が多すぎるようでした。



そのまま定植しても治らないです。





アブラムシまで発生してしまったので

完全に窒素過多です。



わらを敷いてすぐに











もともとついてたアブラムシが減っていき



新芽にも新たにつくことはなくなりました。







問題だったのは苗土がスイカに合わなかったことなので

再度試験をしてみました。







20%から大きくなってきてますので

これくらいか15%くらいがベストかもしれません。

スイカは微生物の多い土を好まず、

やせた土を好むタイプなんですね。

30%は苗作りの段階でアブラムシがきてました。

もらった苗は育苗土がほとんどついていない小さい苗の状態でもらってました。

植えて畑の土のみでそだったので

もらった苗のときは自然栽培がうまくいってるんです。

苗土が余計なことです。

その余計なことのおかげで有機物マルチの効果などが発見できてよかったです。

余りに効果的だったのでミニトマトでも試しました。







地温の高さに苦しんでいるトマトが次の日新芽が元気になります。



この時期は白黒マルチならちょうどいいくらいでした。

黒マルチと白黒マルチでの生育の違いをみる実験もかねてやりました。



白黒マルチはこのまま夏を越せると思い込んでいたので

わらなどを用意してませんでした。

黒マルチは最初から必要になることがわかっていたので

わらを用意してすぐ敷いてある状態です。





白黒マルチのトマトがダメージを受け始めました。



わらを敷いて地温を下げるだけでなく

遮光ネットを張って地上部の温度を下げます。

効果ありました。



白黒マルチは後手後手で高温の障害を受けてしまいました。





なんとか枯れるパターンから逃れることができました。

今年はトマトも苗土ですでに失敗していることが植えてから判明していたので

調整に苦労してドタバタになってます。

しかもポットのまま砂地の畑に植えるので

砂の地温の変化が大きく、根も制限されているので

苗土が合わないと調整作業が増えて大変です。

でもそのままポットを外して植えると

自然栽培だと根が強くなりすぎて

暑い地域では生育の早い段階で青枯病が出やすいです。

今年はトマトでも有機物マルチと遮光ネットの効果がかなり高いことがわかったので

これは使えると思ってこれから栽培に組み込んでいきます。

このまま稲の質問へと移りました。

ここからは勝手な私の現場で見たことからの推測です。



これはみどりの里の自然栽培田んぼの

よく採れる田と採れない田の窒素量を表したグラフです。

田んぼは畑と違って、硝酸態窒素よりアンモニア態窒素が断トツ多いです。

稲は野菜たちと違い硝酸態窒素だけでなく

野菜や他の植物たちが活用できないアンモニア態窒素を直接吸収できます。

土が酸化すると硝酸態窒素が増えてきますので



反対の還元状態を進めた方がアンモニア態窒素が増えて

稲にだけ有利に田んぼを進められるのではないかと思って水位を深くしていきました。



水位もこの稲の横線よりちょっと下になるように

稲の成長とともに水位を上げていきました。

何か目安がないと水位が自分の思っているところにきているかどうかわからなくなるので

こういう基準があると助かります。



水が来ないなんていうトラブルがなかったところは



草があまり生えてこないように進めていけました。



水が来ないところはそのとき雑草が有利にことを進めていきました。

空気に触れると稲だけの有利な環境がなくなり、

雑草も頑張れてしまうのではないかと思いました。





こうなってくるとアンモニア態窒素を稲が吸えることが

他の雑草より有利な展開にもっていけるなら

還元状態を進めたほうが稲にとっていいんじゃないかと思いました。

リンも還元状態のほうが土に吸着されず出てきてくれます。

稲が地上部で得た酸素を根に送ることができるので

土を酸素に触れさせる必要はないんじゃないかと思いました。



実際コナギは水面に葉を出すまで苦しみ続けます。



オモダカも水位を上げると下葉が黄色くなってきます。



水が来なくてホタルイなどに囲まれたところも

水が来て水位を上げていったら



茶色くなっていきました。

どの雑草もそれで枯れてしまうわけではないですが、

ストレスがかかり生育が不利になってきます。

水位を上げると逆に稲は色が戻り始めて

稲だけが有利になりました。



ということを礒井先生に聞いてみました。





アンモニア態窒素が還元層から酸化層に移ると

アンモニア態窒素→亜硝酸→硝酸態窒素になる

硝酸態窒素が還元層に入っていくと

脱窒が起こり空気中へ窒素ガスとなり出ていってしまいます。

中干しして水入れると窒素ガスとなって窒素が出ていきます。

還元状態を維持することでアンモニア態窒素を土中で保持して稲に供給し続けられます。

これを聞いていると酸化していいことあるのだろうかと思うけど

還元層が強く還元状態になっていくと

硫化水素が出てきてしまい、

稲の根を痛めます。

それを防ぐためにも酸化させる中干しなどがあります。

稲が酸素を地上部から根へ送るために

どこから酸素を入れているかというと

葉から酸素を吸収して根へ送っています。

逆に田んぼから出るメタンガスは

稲を通して放出しています。

田んぼの雑草はアンモニア態窒素を使える可能性があります。

そういう能力を持っているから水田で生えることができると思いますが、

詳しいことは調べてみます。

水田雑草も稲と同様に根へ酸素を送ることができると思います。

もし水田雑草の根がオレンジになっていれば

それは酸化鉄がくっついていることになるので

水田雑草が空気中の酸素を根に送っている証拠になります。

どんどん掘り下げていきたくなりますね。

現場で起きたことと

ちゃんとした理屈や研究結果が重なると

理にかなった作業が生まれて

無駄なく農作業が進められます。

無農薬栽培にとってこれは非常に大事なことです。

この辺は礒井先生とはっきりさせていきたいです。



このあとの何でも質問コーナーも盛り上がりました。

参加してくださる皆さんのおかげで非常に楽しい勉強会になり、感謝しております。


次回は8月28日月曜日 18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

テーマは「秋冬野菜」です。

どんな質問でも事例でもいいので持ってきてくださいね。

  


Posted by みどりの里 at 14:48 │イベント

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2017年07月21日

第33回勉強会

6月26日月曜日に行われた

第33回勉強会の内容です。

今回は特にテーマを決めていませんでしたので

自由に栽培話題が出てました。



自己紹介は牧野雅人さんです。

牧野さんはB&Dドラッグストアで勤めています。

バリバリ働いていたのですが、

皮膚を針で刺されるような痛みが出る病にかかってしまい、

普通に生活が一時期できなくなってしまいました。

働く時間も減らしてもらいながら

どうしたら治るのか

どうしてなってしまったのかを追求していると

ストレスや食のことなどに関心を持つようになりました。

自分で自然栽培のような食品を扱う店をやろうと思った時期もあったのですが、

今やドラッグストアはディスカウントショップになってしまっているけど

本当は健康を提供する店なはずという思いに至り

ドラッグストアでも自然栽培などの商品を販売していけないだろうかと考えるようになりました。

月に2回ほどみどりの里に作業に入りながら研修してます。



2人目は

愛知県豊橋市でやっている kuumaa!Farm 鈴木直樹さん です。

今回は定植のやり方で面白い結果が出たので紹介してくれました。

ちなみに前に紹介してくれたアスパラの採りっきり栽培を夏野菜に応用したところ



かなりの深植えになってしまって全然ダメだったそうです。

そんな実験もしている中で



種まき前に鎮圧するといい結果が出ました。



このようにはっきりトウモロコシで出ました。



右のナスは植えるときに土を出して穴を作って植えました。



左のナスは土を押し込んで穴を作ってそこに植えました。

種まきも定植も鎮圧したほうが明らかにいい結果が出ています。

厳しい環境のほうが植物が育っています。

続いては勉強会の前に

田んぼの耕し方や代かきなどについてどうやっているのか知りたい

という質問と

病害虫に対してどのように対処しているか知りたい

という質問をいただいていたので

みどりの里の事例を紹介しました。

ちなみにこれはみどりの里の事例であって

こういう質問に特に正解はないです。

土質や環境や、栽培者が何を狙っているのかで

やり方はおおいに変わります。

私は浅く耕してみたり、

溝をつけて耕してみたり、

何回も耕してみたり

耕す回数を極端に減らしてみたりと

いろんなことをしてみたけど

それで草がなくなったことはありませんでした。

耕し方で大きく変わらないので

耕し方はいたって普通です。

ただ爪が減るのが嫌だったり、

早く終わらせたいので

そういうことを意識して速めに耕してます。



明らかに変化があったのは

わらをすきこまないという方法をとったとき

草の生え方が変わりました。

なのでこれを採用してます。



今年は天気や作業都合で耕すのは春になって1回しかできなかったので



草もまだあるので



2回代かきをすることにしました。

これなら雨が降ろうが作業ができるので

天気に左右されないかと思いました。



今年は泥を田んぼの外へなるべく出さないことを意識してやったので

浅めの水で代かきしました。

今年からしばらく「泥」をテーマに自然栽培田んぼを進めようと思ってます。



早速しまったというところは泥を排出しないことを意識しすぎて

田んぼに水がなくなってたことです。

泥が固まってしまうので

2回目の代かきがうまくいかないです。







2回目代かきでは田植え前に水を抜きますが

このときはなるべく泥が出ないように沈殿させてました。



いつもは苗箱を25枚くらい使っていたのを

今年は18枚まで減らしてみました。

面積が広くなってきて減らしていかないと作業が回らなくなってきました。



少し遅れ気味で作業が進んでいきました。



粘土田んぼで起きやすいです。





わらを入れないやり方ではトロトロした泥の層が薄くなりやすかったです。

でも泥を残すことでそういった層が残ってくれるようになって

除草機が大きく泥を動かすので除草機効果が上がるように思いました。



早めに大きい草だけ取り除きます。

代かき2回やったらセリなどの草がだいぶ減ってくれました。



8年目の田んぼはなんとか草がおとなしくしていてくれてます。



6月前半の空梅雨で水が少なくなる地域は水が入らないため

泥が固まってしまって草が生えやすくなってしまいました。

ストレートアライブさんに早めに入ってもらいました。



こういうときはヒエがよく生えます。

ヒエと稲は見分けるのが難しいですが、

イネには輪がついてたり、葉舌という△の薄い膜があります。



ヒエは何種類もいますが、

こいつは特に稲に似ていますが、

若干毛の生え方や、葉舌がないことで見分けます。



ヒエと稲が混じってます。

水がこないとこういう草取りが増えてしまうのでたまらんです。







わらをすきこまないとコナギが弱りやすいです。



葉も痛んでいて、根も弱いです。



わらを入れてたころはとにかく手除草で対処してました。

このときのコナギは根が強かったです。



わらをすきこんでいたときは

手除草がうまくいかないとこうなってました。



昔雑草に負けた田んぼです。

耕し方を変えても助からなかったです。



こういうことがわらを入れなくなったら

なくなりました。

明らかに変わるので

耕し方でなくわらを入れるか入れないかのほうが重要でした。

次は病気の対処の仕方です。

自然栽培の無肥料無農薬で病害虫が出てしまった場合は

確かにどうやって対処するのだろうと思うと思います。



この苗たちは皆うどんこ病にかかってしまいました。

うどんこ病の風下で苗を作ってしまったために全部かかりました。

自然栽培だとさあ何かまかなきゃとはならないです。



早速うどんこ病にかかった葉が枯れ始めました。

うどんこ病にかかったということは

何かかかる原因があります。

このときは葉かき作業が進んでいなくて

葉が茂りすぎていました。

そうすると真ん中の若い葉に光が当たらなくて徒長気味になります。

光が足りないので植物体内の窒素分が多くなります。

それでうどんこ病にかかってしまいました。

それではそんなときはどうするかというと

葉かきをして古い葉をとってすいてやります。



そうすると若い光合成の能力の高い葉が残っていきます。

若い葉にはうどんこ病はかかっていませんでした。

これで植物体内の窒素量が減っていき

うどんこ病のエサがなくなります。

後は気候が暑くなっていくので



うどんこ病が活動できなくなって



消滅します。

何もまかなくても原因をつぶせば病気は消せます。

こういう方法がやりやすいのが無肥料無農薬の自然栽培のいいところです。

田んぼの耕し方にもいろんな方法があります。



秀明自然農法の安田喜治さんは



スズメノテッポウという雑草をなるべく大きくしてから

耕してます。

春の雑草が生えていたほうが養分になるとのことです。



代かきを4回くらいかけて



雑草を浮かせて排出して



植えるときは水を張ったまま田植えをしてます。

こういう雑草対策でコナギが出ないようにして出なくなった田んぼがあるそうです。

それぞれ皆自分の場所や都合に合うやり方になっていきます。

いろんなやり方があることが面白いんですよね。



前回のスイカでプレゼンできなかったので

ストレートアライブの今枝稚加良さんに今回自然栽培スイカやっていただきました。

品種:紅しずく(小玉)、シュガームーン(中玉)
土質:粘土
株間:100cm  1条植え
畝幅:約120cm
畝高:20cm~30cm
資材:透明マルチ、2重トンネル(内不織布、外ビニール)



2月11日播種
2月28日移植



4月3日定植













本場5~6枚で摘芯
4本仕立て
2果目から実をつける
実までのわき芽を全て取り除く









次回は7月24日月曜日18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」にて開催します。
テーマは夏野菜のナス、ピーマン、トマトです。
皆さんのネタなんでもいいのでお待ちしてます。


















  


Posted by みどりの里 at 21:54 │イベント

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2017年06月21日

第32回勉強会

5月22日月曜日に32回目の勉強会が開催されました。

80名以上の方々にご参加いただけて

お忙しい中ありがとうございました。

今回のテーマは「スイカとタマネギ」でした。

1人目は

自己紹介もかねて



みよし市で新規就農をする林 剛 さんです。

現在みどりの里で研修しながら畑作をやっています。

もともと家が農家だったためスイカやとうもろこしを作っていましたが、

自然栽培に魅了されてイチゴにも挑戦する予定でみどりの里に来ています。



昨年までは消防士として活躍していました。

スイカは慣行栽培で祖父がやっていて、自分も習っているとのことだったので

そのやり方を紹介してとお願いしました。

この勉強会は無農薬、無肥料をテーマとしていますが、

農薬肥料を使用する栽培方法からも学べるもの多くあります。

自然栽培が更に進化していくためには

様々な栽培方法のいいところを吸収していく必要があると思ってお願いしました。



透明と黒マルチでは透明のほうが少し生育が早い程度の差で

品質には差が出なかったです。

マルチをかけるときは少し湿った状態のときにかけたほうが

乾ききったときかけるより水分が保てて生育がいいです。



4月中旬以降なら最低気温が1桁になることが少ないです。



定植後つるが出始めたら親づるを摘心します。

本場が5~6枚くらいのときです。

接木苗でないときは摘心をしない場合もあるようです。



4本の子づるを伸ばしていき、

つるがトンネルを出るころに出ないように引いて

そのとき雌花を取ったり、孫つるをかいたりします。



2回そういった作業をした後

つる先に雌花が咲いて

それをスイカへと育てていきます。

その雌花がトンネル内に入っているようにつるを引いてます。

これらの整枝作業で18~24節目に雌花が来ます。



トンネル内なら雨で受粉できないということがなく

受粉させることができます。

1週間ほど続きます。



交配後10cmくらいになり、

そこから40日後に収穫です。

スイカ近くの巻つるが枯れてくるのも目安になります。

2人目は



無門福祉会の磯部竜太さん

自然栽培田んぼの後に自然栽培タマネギをすぐ植える方法を2年やってみました。



自然栽培パーティーでは愛媛県の佐伯さんが

稲作の後にタマネギを植えてます。





稲作の後に自然栽培タマネギは作れるなとは思います。




切り替え時に田の周りに溝を掘ります。

稲作後の畑作への準備が遅れてしまったり、

秋の天候で雨が多かったり、

と昨年の秋はうまくタマネギ畑を作れず

今年は田んぼではピンポン玉程度のタマネギしか作れませんでした。

その前の年は天候にも恵まれて

うまく作れてます。



畑では雨の影響はなかったので

うまく作れました。



品種は知多3号、湘南レッドです。

3人目は

青ノ木農縁の青木政人さんです。







苗の大きい小さいはのちのタマネギの大きさにさほど影響してないです。



タマネギ穴をあける道具を作りました。



タマネギは疎植だから大きくなるとは限らないことがわかってきて

密植にしたほうが収量が上がるなと思ってます。



マルチありなし比較です。

左がマルチあり、右がマルチなしです。



左がマルチなし、右がマルチあり



左マルチあり、右マルチなし

結果はマルチがあるほうがいいです。

マルチありのほうがタマネギがきれいで、食味もいいです。

マルチなしは根が大きくなっているのですが、

紫外線で変色したり、

泥が多くついてしまっていたりして汚くなってしまい、

品質が落ちてしまいます。

マルチなしによい結果を出してほしかったけど

結果的にはマルチありのほうがいい結果となりました。



トウ立ちしてないタマネギを種採り用に保管して



秋にそれを植えて春にトウ立ちさせて

種を採取してます。

品種は

愛知早生白タマネギ、養父早生(やぶわせ)、知多3号です。



極早生のタマネギは葉付きで売れます。

とうが葉を超えなければ

トウ立ちした部分がすごく美味しいです。

4人目は

名城大学 礒井俊行先生です。



みどりの里でエンドウを連作を続けていたら

ついに連作障害が出ました。

5年目です。

昨年も出たと思います。

3年目まではさほど気にならない程度でした。



エンドウを続けていたけど

2年間ソラマメをやって

またエンドウに戻したところは全然大丈夫なのですが、



5年連続エンドウを育て続けたところは

途中で伸びなくなって

花も咲かなくなり

下葉から黄色くなってきて



早く終わってしまいました。

ちょうどエンドウの終わりが早まったような感じです。

無肥料なら問題なくいけるかと実験していたのですが、

無肥料無農薬の自然栽培でも

エンドウの連作障害はありそうです。

ただ3年くらいの連作はできそうです。


(農学大事典 養賢堂 1991)


エンドウがエンドウに対して根から阻害物質出すので


複数の病原菌の影響を受けやすくなる


ということでしょうか。


でも阻害物質が土で分解される畑では


阻害物質がいつまで影響力を持つかわからないそうです。


エンドウがどうして阻害物質を出すのか知りたいですね。


みどりの里でソラマメのあとにエンドウを植えても大丈夫だから


豆科の窒素固定とかは連作障害に関係なさそうですね。



(木嶋利男 連作のすすめ 家の光協会 2012)

以前にもお話しいただいた連作障害のあとに畑が落ち着いて

連作障害が起きなくなる話しを紹介してくださいました。


(木嶋利男 連作のすすめ 家の光協会 2012)


(木嶋利男 連作のすすめ 家の光協会 2012)


(木嶋利男 連作のすすめ 家の光協会 2012)


(小林紀彦 土壌病害と発病抑止土壌 化学と生物 22 1984)

病原菌などを抑止する菌を入れると障害が少なくなる事例です。

今回は用意していただいた方のプレゼンが時間の都合で

発表できなくなってしまってすみませんでした。

またどこかの時間でやりますのでいつも持参していてください。


次回は6月26日月曜日 18:30~20:00
豊田市若草町2-6-8 ほがらか 
にて開催します。

次回はテーマはありません。

ここらで日ごろの皆さんの事例や疑問などを自由に発表していただけたらと思ってます。

畑作、稲作、果樹なんでもOKです。

それではまた皆さんのご参加お待ちしてます。




  


Posted by みどりの里 at 13:20 │イベント

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