2015年01月24日

第4回勉強会



1月23日金曜日18時半から

みどりの里にて第4回勉強会が開くことができました。

4回も続いてうれしいです。

しかも33名もの方々が集まってくれました。

今回のプレゼン担当者は



愛知県大府市の青ノ木農縁 青木さんです。

自然栽培3年やってきたことをプレゼンしてくれました。

青木さんは最初飲食関係の仕事をしていました。

ファーストフードなどの現状も見て

ちゃんとした食材を提供していきたいと思い

ほとんど農業を知らない状態でスタートしました。

1年目は大きい畝を作ってみたり、

どうやって管理するればいいかわからず放任になってしまったことなど話してくれました。

そのとき、放任だった野菜が無肥料なのにずいぶん勢いよく育つなと感じたそうです。

2年目は畑がこのままやっていて大丈夫なんだろうかと思い

ラッカセイや大豆をまき、育てました。

3年目は作業が間に合わなくなってきて

作業効率がよくなるように不耕起栽培をとりいれたり、

潅水チューブをしっかり設置したりと

手間をできるだけ減らすことを考えるようになり、

それを「自然と積極的に関わる」と表現していました。

3年目から田んぼも開始しました。

そして今年4年目です。

田んぼと畑を両立していくにはどうしたらいいか?

水のない粘土質の農地で何が作れるだろうか?などなど

今抱えてる問題を皆に問いかけました。

すると、皆が自分のやり方や、アイディアをどんどん出してくれて

青木さんは抱えてた問題は一気に解決でした。

その後は

そろそろ育苗の時期になるので

苗土や育苗についてテーマを絞って意見を交換しました。

「バークを積んどいたものを使用している」

「しいたけの廃菌庄を3年のざらしになっていたものを使用したらできた」

「米ぬかで発酵させた土がいいと聞いたことがある」

などなど面白い体験談などが出ました。

みどりの里でやっている育苗土作りも紹介しました。



わらと土と米ぬかを発酵させて



何度も切返して



できあがり



稲の床土で使っているし、



山砂にこの土を10%混ぜると野菜の育苗もできます。



砂だと夏の育苗時にすぐ水切れになってしまうので、

保水力を上げるためにピートモスを混ぜてみたら



夏の育苗はすごくいい結果となったんだけど



定植後が非常に悪く

青枯病が出やすくなってしまって失敗でした。



ピートモスを育苗土に使用したとこは欠株が増えてしまった



ピートモスを育苗土に使用していないとこは順調だった



ピートモス使用の育苗土で苗を育ててしまって、

それが悪いことに気が付いて

定植するときに苗土を全部払い落して植えた畑では

葉ものの成長は非常に良くて

欠株もほとんど出ませんでした。

それで、ポットの土が悪かったことに気が付かなかったら

畑が悪く見えてしまうので要注意です。

ポットの土は根が生まれてくる場所にあるので

影響力が思った以上に大きいことを学びました。

何もしない砂のほうがよかった。

ということを紹介しました。

今回もたくさんの情報交換ができて、いい勉強会となりました。


次回は2月27日金曜日18時半からみどりの里集会所でやります。

プレゼン担当は

棚宗サラダ園の石川さんと

パーソナルアシスタント青空の佐伯さんです。

すごい人たちがプレゼンしてくれますので楽しみです。

皆様(自然栽培などに興味のある生産者、販売者、それに関わる仕事の方)のご来場お待ちしてます。













  


Posted by みどりの里 at 11:27 │イベント

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