2015年03月09日

第2回自然栽培稲作体験説明会



グリーンママンさんたちとみどりの里で

また今年も自然栽培稲作体験やろう

ということになり、

本日みどりの里集会所で参加希望のお母さんたちに集まっていただき

説明会を行いました。

これは本当に自然栽培のスケジュール通りの手除草するし、ヒエ刈りするし、

あぜ草刈りするし、

イノシシにやられそうになったら緊急招集がかかり、

柵作りをすることになったりの

予定があってないかのようなイベントで、

みどりの里がやるとイベントというか農業です。

そんな過酷なイベントなのに、

去年一緒に参加してくれたお母さんたちが

半数以上もう一度参加希望です。

去年の感想は

「部活のようだった」

「よその田んぼが気になる」

「きついんだけど、皆でやると楽しかった」

そしてできたお米は美味しすぎたらしいです。

すごく前向きな感想が多くてうれしかったです。

皆の気持ちに応えるためにも

今年は去年の田んぼ+1反でいきます。

半数以上が田んぼ戦士になってますんでやれることを確信してます。

今回もシゲさんがかけつけてくださり、



ご飯茶わん1杯の価格を教えてくれました。

山間部で稲作をやって、1俵(60kg)のお米を作るのに

経費が15200円かかったそうです。

これは除草器を10年で減価償却してとか、

ひも代とか細かいことまで全部計算したそうです。

広い平地の田んぼではそんなにかからないそうです。

それに1俵のお米を作るのにかかった労働時間は4日間(1日6時間労働)で

(低すぎますが)時給600円くらいでみておいて

ざっくり15000円の人件費がかかったとして

1俵のお米は経費と人件費合わせて30000円くらいかかっているので

最低30000円の価値はつけなくてはならないです。

JAなどで買ってくれるお米の価格は10300円なので

だいぶ赤字です。

1俵3万円のお米は500円/kgなので

高いお米だと見られるのですが、

これをご飯茶わんに1杯で計算するとなんと

山盛り1杯で40円です。

普通だと30円くらいですね。

ちなみに1合(170g)で計算してまして、

1合分のお米で2杯の山盛り茶わんのご飯になります。

1日に1合しか食べなかったら1年で62kgしか食べないので

1俵の3万円は1年間の1人分の米代になります。

茶わん1杯が30~40円しかかかってないとするなら

現在のお米の価値はペットボトルのジュース以下の低すぎる価値なんだなということがわかります。

シゲさんが計算して話しをしてくれたので

稲作の苦労を前回の体験会で知っているお母さんたちも非常に納得してました。

わかりやすいお米の価値のお話しありがとうございました。

この体験会でもいい勉強ができそうです。

今回も楽しい会にしていきますのでよろしくお願いします。






  


Posted by みどりの里 at 23:42 │イベント

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