2017年02月04日

無門ハウスの自然栽培イチゴ



1棟だけの小さめのハウスがみどりの里にありまして

トマトや葉物に使っていたのですが、

自然栽培イチゴハウスへと切り替えました。



「このハウスは無門さんにあげるからイチゴのお世話をしてあげてね。
 採れたイチゴは全部好きにしていいよ」

と言ったら皆のモチベーションがものすごく上がりました。

昨年はそういったハウスがないので

どうしても注文最優先になってしまい、

作業を手伝ってくれてる皆に分けてあげられる分が少なくて

皆も我慢してましたね。

意外とこれは商品なんだとという意識が皆あって

自制が効いているあたりがすごいなと思いました。

でも注文から完全に切り離した新しいハウスがあれば

無門さんの中で展開したいことをやれるハウスとなり

皆自分のやってることの成果を食べたり、

販売したり、また招きたい人を連れてくることで実感できます。



お昼のお弁当のデザートになってます。



これが一番障害者さんにとってわかりやすい成果ですね。

そしてそういった仕事の意味がわかり始めると



無門ハウスで採れたイチゴで

ただ食べるだけでなく、

収穫やパッキングの練習をしていました。

職員さんたちがパッキングは練習している中で

すでに障害者さんの勝間田さんは

自分たちのイチゴでパッキングを習得しようとしてました。

新しい仕事を進んで習得しようとする姿に感動すら覚えます。

今、みどりの里班ではイチゴ収穫とパッキング能力が

昨年の倍以上の作業量をこなせるようになっていて

うちも浩美に頼り切りだったパッキング作業が減って

非常に助かってます。

イチゴだけでなく野菜の仕事もさらに進化していきます。



自然栽培ホウレンソウの大きくなりきれなかったものの

黄色い葉を取り除く作業を太田さんができることが判明しました。

これは規格外品になってしまいますが、

食味はいいので黄色い葉を取り除けば加工にまわせます。

私たちでこの作業はやってられないのですが、

太田さんがやってくれることで

畑で捨てずに野菜が活かされていきます。

もともとできるわけではないんです。

1年みどりの里へ通い続けて

自然栽培の中にどっぷりつかり続けて

体力や能力を徐々に開花させてきた今だから

太田さんができるようになったんです。

「ホウレンソウないのー」

と毎日聞いてくれるようになりました。

最近、皆活躍できる場を狙っている感じになってきました。

できそうな仕事を探し始めています。



彼らが関わるとイチゴの食味が上がる傾向があります。

そりゃ私たちの栽培のドラマだけじゃなく

障害者さんのドラマまで詰まっているイチゴですから

美味しくなるに決まってるよね。

やまのぶ梅坪店で販売してますのでぜひご賞味ください。


明日2月5日(日)に講話予定があります。
10:00~11:30
場所 エトセ工房 (愛知県岡崎市石原町字黒石33)
申し込み先 風舎事務局 0564-83-2881 

自然栽培と農福連携の事例をたくさん話します。

興味があったらぜひご参加ください。

  


Posted by みどりの里 at 09:13 │いちご

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