2018年04月22日

第42回勉強会

3月26日月曜日に開催された勉強会の内容です。



(株)ウェルシードの細見さんが茨城から来てくれてました。

勉強会にはたびたび参加してくれるので

種や苗などでお世話になってる人もいますよね。



糖度の高いケールが新しく出たので

栽培計画に組み込んでみてはどうでしょうと提案してくれました。

また気になる方は細見さんに聞いてみてくださいね。



名古屋文理大学 健康生活学部 フードビジネス学科 中村麻里教授が来てくれました。

社会学という人を対象にした調査で

調査地が豊田市ということでしたので

勉強会とか農福連携とか調査してくださいとお願いしたところ

快く勉強会に参加してくださいました。

次回皆さんにアンケートをとらせてほしいとのことなので

皆さんご協力のほどお願いします。



秀明自然農法の安田喜治さんが自然栽培稲作のプレゼンをしてくれました。



わらはすきこんでいます。





スズメノテッポウはなるべく生やしてすきこんでいます。









土は山からとってきてます。



発芽したのでまきやすいように乾燥させます。



ポット苗です。



苗場をならします。



土と密着させるために苗箱を並べたあとに

苗箱の上から鎮圧します。















代かきを3回して種を浮かせて取り除きます。







ここまで大きく育てられます。

ここまで大きく育てておくと

最初から深水管理ができます。

10cmの深さがあればコナギは抑えられます。

8cmだと発芽してきます。



ポット苗専用田植え機です。

ポット苗は田に水を張ったままでも植えれるそうです。

でも水を張って植えると船酔いしてくるらしくやめました。



代かき後中4日で竹ぼうきでの除草作業をします。

ポット苗は活着が早いので

田植え後日をまたなくてもすぐに除草作業ができます。



チェーン除草とどちらが有効かと聞いてみると

チェーン除草と効果は同じくらいで

竹ぼうきをばらして作った除草機は軽いので

それで竹ぼうき除草を採用したそうです。



雑草が出てしまうところは

機械除草します。













アメリカミズキンバエが生えてしまったところは

除草に入りました。



草が生えてこなくなったところは機械除草なしでもできます。





11月は周りが稲刈りを終えているので

スズメの害があるのではと思い質問してみると

最後自分の田の稲だけになるところはスズメの害はあるようです。

周りが刈るのが遅いところだと被害は少ないです。

安田さんは種を無くしていくことや

初期除草をできるだけ早くしっかりかけること

深水で管理していくことで雑草をかなり少なくすることに成功しています。

安田さんの写真には日付けが入っているので

自然栽培稲作やられる方は参考にしやすいですね。

次は



秀明自然農法から大倉千鶴さんが自然栽培畑のプレゼンをしてくれました。



タイガーメロンがうまくいきました。

条間1mの株間50cmの密植で

つるを全て同じ方向に伸ばしていきます。



すると雑草に負けずに育ってくれました。





収穫を大勢で楽しめたようですね。

お茶の事例も紹介してくれました。





チャドクガにやられてしまったお茶畑です。

原因は排水マスがつまっていて排水がうまくいっていなかったようです。



まずはそこをきれいにしました。

それだけでは改善は不十分だということで



お茶畑にオーガで深さ20~30cmの穴を掘っていきました。



こうして所々に穴を掘っておくと土の空気と水の循環がうまくいって

土が非常に柔らかくなるそうです。

すると



翌年お茶畑は復活しました。

矢野智徳さんに教えていただいた方法です。

道法正徳さんにも教えていただいた植物ホルモンを活用する方法で野菜も試しました。



枝を立たせる方法で育てていきます。

きれいなナスがたくさん採れました。



甘長ピーマンも枝を立たせると効果がありました。

あとは腐葉土作りや温床の作り方も紹介してくれました。

これらは前の勉強会でもやってくれてますのでチェックしてみてください。

大倉さんが固定種の種をたくさん持ってきてくれていたので

多くの方が購入することができ

今シーズンもいろんな事例が出てきてくれることを期待してます。



最後は名城大学の礒井先生です。

3月に私も行ってきた無肥研の報告会の内容を一部紹介してくださいました。

表は数字が小さすぎてブログに出せないので

グラフを主に紹介していきます。



どこの場所も収量のアップダウンがありますが、

年によって共通した動きではないです。

でも収穫量が上がりやすいところは高めの位置でのアップダウンで

収穫量が下がりやすいところは低めの位置でアップダウンをしています。





水深を変えて栽培します。



深水を取り入れると最高分茎まで到達する日数と開花期までの日数が

自然栽培にむくと言われる晩生のベニアサヒが増えています。







左が品種の違い、右が場所の違いです。

ベニアサヒがいいようです。

場所もいいとこ悪いとこがはっきり出てます。







水田内の位置でも収量が上がりやすい箇所と上がりにくい箇所があります。

ECでそれが出るところと出なかったところがありました。

今回も多くの事例などのプレゼンありがとうございました。


次回は明日4月23日月曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催いたします。

ネタ募集中です。

よろしくお願いいたします。




  


Posted by みどりの里 at 16:55 │イベント

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