2018年07月06日

大学生たちと自然栽培ミニトマト体験



自然栽培ミニトマト畑に大学生たちが

自然栽培体験に来てくれました。

堀部さんが畑作業をして収穫した野菜を食べたとき

すごく感動して、皆にもこんな感動を体験してもらいたいと

大学でサークルを立ち上げてみどりの里へ来てくれました。

ここまでに堀部さんは一人でみどりの里へ作業を手伝いに来ては

人を呼べるか打ち合わせてくれてました。



ミニトマトもちょうどなっていて

皆も作業がてら食べてみることができ

感動してくれました。

「採りたての野菜を食べられるなんて贅沢だなー」

とか

「こんな美味しいトマト初めて」

とか

また都合よくトマト嫌いな子が来てて

自然栽培の野菜は野菜嫌いな子でも食べれたりするから食べてみてよ

と勧めると

「あっ!ほんとだ。食べれる」

と驚いてました。

これが自然栽培やってて面白いところです。

野菜嫌いな子は硝酸態窒素の味が嫌いなだけで

自然栽培のように肥料を使わずに作ると

その値がかなり低くなるので

野菜嫌いな子が食べれる現象が起きます。

ちなみに私は子どものころすごく野菜嫌いだったので

野菜の嫌いな子が何が嫌で食べないのかよくわかります。

野菜は硝酸態窒素が高くなると必ず

青臭くなったり消毒のような臭いがして、苦味やえぐみが増え、繊維が口の中で残るようになります。

糖度も下がり、水っぽくなりますが、その水っぽさがうっすらまず味を帯びています。

それが嫌なんです。

肥料に頼り切った栽培をすると硝酸態窒素の値は上がりすぎてしまいます。

肥料以外に野菜の成長を促せる手段を持っていると硝酸態窒素の値を上げすぎずにすみます。

野菜嫌いな子で自然栽培ツアーを組みたいくらいです。

何人が嫌いな野菜を食べれるようになるでしょうってな感じで。



今回はトマトの枝が通路を塞ぎ始めているので

フラワーネットに枝を入れる作業をしてもらいました。



こんな作業じゃつまんないかなとちょっと心配してたんだけど

楽しんでもらえたようでした。

皆は普段名古屋の大学でコンクリートで囲まれた場所が生活圏なので

こうやって緑に囲まれていることでずいぶん新鮮な気持ちになれるそうです。

カエルやイタチがいたら喜んでいたくらいで

みどりの里の畑の中で

非日常を感じてドキドキしていてくれたようです。



まだまだ青い実がたくさんスタンバってくれています。

今日の雨

梅雨明けの暑さとトマトにとっては悲惨な環境が襲い掛かってきますが、



遮光ネットを開けたり閉めたりしながら

なんとか持ちこたえさせて



皆さんに自然栽培ミニトマトを提供し続けたいです。











  


Posted by みどりの里 at 14:42 │野菜

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2018年07月06日

自然栽培田んぼ雑草状況

毎日田んぼの水を確認しに田んぼを回ってます。



意外と毎日どこかの田んぼが水のトラブルにあってます。

水口がゴミでつまっていたり

田んぼのあぜに穴があいて水が抜けてたりします。

無農薬田んぼは水で草を抑えていますので

田んぼに水がなくなっていて気付かないでいると雑草に負けます。

猿投の田んぼを確認しに行くと



ママさんたちが毎日います。

午前中に主に田んぼの草取りに入ってます。

皆週に1回は入ろうと皆都合のつく日に入るので

いつ行っても誰かがいます。



ここら辺は砂地で水もきれいすぎて収量が上がりづらい田んぼなのですが、

ママさんたちが入るようになってすごく田んぼが良くなりました。

ママさんたちの田んぼにも雑草の少ない田んぼもあれば

今ママさんたちが集中して入っているような多いところもあります。

取りながらママさんたちはもっと楽な除草になるように計画を練っています。

来年はチェーン除草をもっと充実させるために

冬にマイチェーンを作ろうと計画しています。

それはいいアイディアだね。

初期除草をもっとやれたら草がもっと少なくなるかもしれないもんね。

雑草と言えば

6月に雑草博士の前田さんを呼んで



田んぼの雑草の勉強会をしました。

彼の知識はすごかったです。

雑草料理に詳しいので

どれが食べれて、どんなふうに調理したら美味しいかまで知っています。



これは毒草なので気を付けましょう。

ピーマンみたいで食えるかと思ったら

雑草の毒草は少量なら薬草にもなる可能性があるけど

普通に食べればひどいと幻覚を見て死ぬくらいのものもあるようです。

間違って食わないように気を付けましょう。

私はカタバミが美味しくてびっくりしました。

そのまま食べて酸味があって好きな味です。



田んぼを歩いていると



チドメグサがいっぱい生えてました。

怪我したら活躍しますね。



田んぼの中はセリがまず食べれます。

これは知ってる人も多いです。



オモダカも食べれるそうです。

コナギも食えて

これらの雑草は全くクセがないので

食べやすいそうです。

他にも竜舌草とかあぜに生えてて

海外では野菜として売られているそうです。

もっとマニアックな話しがたくさんありましたが、

覚えれませんでした。

ホタルイとかの線香みたいな草は

毒はないけど食べられないようです。

繊維が固すぎて食用には向かないそうです。

こんなふうに雑草の知識が増えると

田んぼの景色も同じなのに違って見えてきて面白いです。

田んぼの草取りがまだ続いてますので

ママさんたちも少しは草取りが楽しめるのではないでしょうか。



グリーンママンさんの自然栽培田んぼです。

この日ついでに見に行ってきました。

草が見事にないです。

グリーンママンさんたちはみどりの里以外にも田んぼをやっていて

足助でも自然栽培に挑戦しています。

ここ2年くらい雑草には楽させてもらっているそうです。

わらを取り除くことと

チェーン除草を初期に徹底して入ることで



2枚の田んぼの雑草が全くない状態にたどり着けたそうです。

ガス沸きがないので田んぼがきれいです。

自然栽培のコツは教えましたが

まさか自分より先にこの状態にたどり着くとは驚きです。

今度はママさんたちに教えてもらわないといかんね。



みどりの里の田んぼも5枚ほど草が少ない田んぼが出てきました。



ゼロまではまだいかないけど

生えてこないところは生えてきても小さいままです。



昨年ほぼ雑草ゼロだった田んぼは

今年は除草機を3回から2回に減らしたら

ちょっと生えてきてしまいました。

雑草が少なくなってきている感じがやっと手応えとして出るようになってきました。

昨年より雑草が少ない田んぼが確実に増やせました。



それでもまだクログワイやホタルイに囲まれてしまうところもまだあります。



ここもちょっと手遅れになった感があります。

なのでいいところもあれば悪いところもある状態なので

うまくいかないところは手除草に入ります。

ストレートアライブさんにはもう少し頑張ってもらわなくてはならないけど

この調子で進めれれば雑草とりを少なくしていけるはずです。



クサネムが減りオモダカが増えたのですが、

オモダカがアブラムシまるけになって

例年より葉が黄色くなっているものが目立つようになりました。

なんとか稲が喜んで雑草が嫌がる状態に田んぼを持っていきたいです。














  


Posted by みどりの里 at 13:10 │お米

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