2018年12月23日

自然栽培イチゴクリスマスに



クリスマスに向けて自然栽培イチゴを出荷できました。

やまのぶ梅坪店に出しました。

イチゴにとってはクリスマスは晴れ舞台なので

出荷できたことにほっとしています。



糖度も14.8度ありました。

12度あれば高糖度と言われるイチゴになりますので

食味も期待できますよ。



2日ほど前にうちに来てくれている障害者さんの本を作ろうと

取材が入りました。



今回は自然栽培イチゴに触れて

障害を乗り越えることができて

立派に働けるようになった勝間田さんの本です。

彼女は本当に自然栽培イチゴとともに成長した子です。



出荷準備でイチゴをきれいに並べられるのは

勝間田さんだけです。

イチゴへの思いが一番強いのも

勝間田さんです。

彼女が自然栽培イチゴと一緒に本になることが

私にとってもうれしくてなりません。

出荷も行って

やまのぶで会長と写真をとってもらったようです。

会長も彼女の成長を喜んでくれていました。

障害者さんと一緒にいると

皆やさしくなれますね。

本早く出ないかな。


  


Posted by みどりの里 at 10:33 │いちご

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2018年12月15日

第50回勉強会

11月26日に開催された第50回勉強会の内容です。



1人目は、ななちゃんファームの伊藤ななこさんです。

農ライフを卒業後

田んぼを購入して農家となりました。



今年はサトイモが大きく育ってくれました。

サトイモ品種は愛知早生です。

種採りを続けているあずきの種をほしい方がいればと

それも持ってきてくださいました。

農産物はやまのぶ若林店の産直コーナーに出荷しています。

みかんも皆に配ってくれて

どうもありがとうございました。



2人目はスイカと白菜農家さんところで働きながら

自分でレタスやジャガイモなどを減農薬でやっている林てるおさんです。

豊田でレタスを暑い時期に発芽させ、

育苗することができたとのことだったので

プレゼンしていただきました。



8月のお盆前にレタスをまいてもちゃんと発芽してました。



この紙でできたナウエルポットを使うと暑くてもうまくいきました。



サンプルを持ってきてくれました。



鎮圧するための道具です。



鎮圧中

鎮圧しすぎてもよくないです。



ひっくり返して、

下だと思ってた方が上になります。



種をここにまいて



全体に土をかけて






シートをかけて発芽を待ちます。

育苗時は朝と昼に水をかければ大丈夫です。

水をやりすぎるとカビます。



根がまかないことので老化しにくいことや

紙ポットなのでそのまま紙ポットごと植えれること。

小さい苗でも植えれるので

植え付け期間を長くとれることがメリットです。

暑い時期でも育苗できることもメリットです。



こういった資材情報は栽培方法はあまり関係ないので

どんどん出していただけると皆が助かりますね。



3人目はぽかぽかワークスの工藤勉さんです。

昨年から自然栽培稲作を始めました。

昨年は周りがあいちのかおりで晩生品種の中で

ミルキープリンセスという早生品種をやったら

出穂が周りとずれて早く出てしまうため

全部スズメに食われました。

残りはイセヒカリをやっていたのですが、

収穫を手刈りでやったため

2反に2.5か月もかかってしまい

だいぶロスがありました。

それを反省して今年はイセヒカリのみで自然栽培稲作に挑戦しました。



5/2播種

育苗土はみどりの里の育苗土を使っています。



勉強会で教えてもらった竹ぼうき除草を取り入れて

1回のところと2回入ったところとあります。



手除草は1回です。



代かきを2回やったら

昨年草で困った田んぼが草に困らなくなりました。



今年はコンバインを購入して稲刈りを進めました。



障害者さんたちも乗って収穫体験しました。

穂を見ると黒っぽい籾が昨年より多かったです。

これは暑さで皆そうなっているので仕方ないです。

6反で38.5俵とれました。

次は更に面積を増やして挑戦します。

今のところ発表者の中で工藤さんだけが今年の暑さの中で

自然栽培稲作で収量を上げれていますね。



4人目は遠藤翼さんです。



11月20日に収穫しました。

今年は自然栽培ジャガイモがすごくよかったです。



自然栽培2年目の畑です。

それ以前は耕作放棄地でした。

畝は上部が60cmの幅で

2条で株間30cmで植えしています。



品種は出島、シャドークイーン、グランドペチカですが、

これは出島です。

昨年から自分で採っているジャガイモを種イモ用に保存してます。

40~60gのジャガイモを切らないでそのまま植えます。

切ったり乾かしたりの手間を省くためです。

マルチを切ってそこに押し込むようにジャガイモを入れていくので

だいぶ浅目に植えています。

1cm覆土くらいです。



3本仕立てにしました。

そしたら今年は1個300gのジャガイモがたくさんとれました。

昨年は耕作放棄地の後で養分も多そうだったので

4本に仕立ててちょうどいいサイズがたくさんとれました。



11/20に収穫開始です。





スコップ作業なしで

収量は深く植えているときと差がないです。



5人目は無門福祉会の磯部竜太さんです。

福岡で自然栽培パーティーの全国フォーラムがあったので

少しその様子を話していただきました。

私も参加していたので

そのときにやったプレゼンの一部を皆に紹介しました。

みどりの里の農福連携の様子です。

11月21日の作業内容です。



みどりの里班は生活介護レベルの障害者さんも多くいます。

でもずっと鍛え続けてきたので

このチームはどんどん新しい仕事を覚えて

複数の仕事をそれなりの量をこなせるようになってます。



ストレートアライブの軽度な障害の人たちは

作業班と収穫出荷班があり、

作業班には時給で仕事を頼んで

収穫班は出荷販売の手数料を払うこで工賃としています。



普段は無門福祉会の畑をやっている自然農班です。

重度なメンバーが多いですが、

彼らは作業がたくさんあるときにみどりの里に呼んで働いてもらってます。

わら集めの作業もこちらが機械化したことで

障害者さんの小さな力でも大きな仕事ができるように工夫しています。



みどりの里の社員たちは

機械仕事や繊細な管理作業に入っていました。

1日にこれだけの仕事が進められるのが農福連携です。

障害者さんも職員も私たちも皆が役割を持って

一つのチームとなって仕事を進めていきます。

こういった事例をフォーラムでは紹介してきました。

どんどん皆で盛り上げていきましょうね。



6人目は安田喜治さんです。



4/19に播種



今年は保温シートなしでワリフのみべた掛けして発芽を待ちました。



9日で発芽しました。



5/4にワリフを外して



防鳥ネットして育苗です。



5/26田植え

20cmほどの丈が作れます。

これで深水に最初から耐えられます。



竹ぼうき除草です。



代かきを複数回やることと

深水を維持することで

草を抑えていましたが、

うっかり水位が2~3cmになってしまっていたところに

草がはえてきてしまいました。



深い水で管理できていたところは雑草を抑えれています。





ぬかるみがひどい田んぼは

出穂ごろから間断潅水をして地を固めていくことで

今まで機械が入れなかった田も機械が入りやすくなりました。

一見収穫がきちんとできたように見えますが

早生であるコシヒカリは暑さで大打撃を受け

1反で1俵半となってしまいました。

これも穂の中に実が入っていなかったです。

でも晩生品種のハツシモは

9月上旬出穂で10月25日から収穫しましたが、

反収5~6俵とれました。


今年は私たちのエリアでの自然栽培稲作は暑さで勝負になりませんでした。

自分の栽培方法が間違っているというよりは

温度があまりにも高すぎた影響を受けたんだなと

他の自然栽培稲作をやっているメンバーの話しで分かりました。

こうして情報交換をすることで

広い視野で今年の稲作を見直すことができ、

正確に原因も突き止められます。

更に来年へのヒントもいただけるので

今後の勉強会でも稲刈りが終わったら

その年の稲作情報を出し合っていきたいですね。

情報を出していただきありがとうございました。


次回は12月17日の第三月曜日となります。

18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

ネタはいつでも募集中です。

皆さんのご参加お待ちしております。
  


Posted by みどりの里 at 20:12 │イベント

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2018年12月14日

中京大学生たちと自然栽培



自然栽培イチゴが採れ始めてます。



やまのぶ梅坪店にて販売中です。



どんどん寒くなっていく中

うちは暖房なしで栽培してますので

ビニールハウスの中にもう一つビニールハウスを作っていきます。

これがまたけっこう大変な作業なのですが、



中京大学のスポーツ科の大学生たちが手伝いに来てくれました。

彼らは手伝う代わりに農産物をわけてほしいとのことでした。

彼らのゼミでアスリートたちの食の見直しを研究しているようで

食を改善してアスリートたちの体調を整えていくことを考えています。

学食も変化させていければと考えていますが、

まだとりあえず水泳部に料理を提供することから始めるそうです。



2日ほど来て手伝ってくれました。

皆陸上やアメフトなどをやっているので

体を動かすことになれているせいか

てきぱき仕事をこなしてくれて大助かりでした。



お米とサトイモを用意してそれは渡すだけでしたが、

ダイコンは欲しい分だけ取りに行こうと誘ったら

顔がパッと明るくなって

ダイコン収穫を楽しんでいました。



自分で収穫したダイコンで

アスリート向けの料理を作るのはさぞ楽しいでしょうね。

水泳部にはうちの自然栽培米と自然栽培野菜を食べるわけですから

絶対いい記録が出るでしょう。

出なかったら料理に問題ありだな。

学生たちがそれぞれ思うことがあって

こんなことしたら良くなるんじゃないかって一生懸命活動するんですよ。

私たちにも協力を求めてくるんだけど

断ったらなんだかせっかく発芽した芽が枯れてしまいそうで

彼らの中に生まれたいい芽だから

私たちはそれに水やりして育ててあげたくなります。

その芽が少しでも大きくなって社会に出ていったら

いい社会ができるんだろうなと楽しみにしています。

また新しい企画お待ちしてます。





  


Posted by みどりの里 at 22:21 │いちご野菜

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