2020年02月22日

第64回勉強会

1月27日に開催された勉強会の内容です。

1人目は

日進市でオーガニックダイニングバー「陽なたぼっこ」をやっている高橋政光さんです。

自然栽培稲作を紹介してくれました。



冬にしっかり田を耕してわらの分解を進めておきます。



苗は米ぬか、ほうろく菜種油粕、田の土を混ぜたものを使用して作ってます。



アイガモンという草刈り機で除草できる道具で除草を頑張りました。





途中から稲が雑草に負けないようになりました。











品種はアサヒです。



そしてまた11月から耕起しておきます。

4月にわらが分解しきれているかで

ガス湧きを防ぐことができ

稲がより順調に育ち

雑草が生えにくくなります。

2人目は

中津川市で自然栽培をやっているハヤシファームの林健太郎さんです。



以前紹介してくれたエゴマの完結編です。

6月上旬にセルトレイに播種して

7月上旬に定植

条間1m 株間30cm



7月31日草刈り機で条間除草



9月10日こんなに大きくなりました。

肥沃な場所だと摘心しても大きくなります。



10月10日に葉が黄色くなってきて

それくらいで刈り取りしないと種が落ちてしまいます。





10月15日にはこれくらい枯れてきます。







種は浮いたものがいいです。

ほとんど浮きます。

洗濯機の脱水で水を切ってから



天日で1日半くらい乾かすと7%になります。

でもこれだと風に吹かれて飛んでしまうので



洗濯ネットのまま乾かします。



家庭用搾油機で油をとります。



3分の1くらいが油になります。



エゴマを油にせず食べることもできます。

エゴマ油はオメガ3と呼ばれる油で

日本の食生活が欧米化したことで

魚を食べなくなってきて

不足しがちな油です。

貴重な油ですが、勉強会の後販売もしてくれました。

3人目は

静岡県富士宮市で自然栽培メロンを作っている長谷川農園の長谷川翔太さんです。











水やりと温度をかけることでどんどん体作りを進めます。

















4人目は

東郷ナチュラルファームの石川剛弘さんと大倉千鶴さんです。



昨年の石川さんは田植えをしてから脳梗塞で倒れてしまい

リハビリの毎日でした。

自然栽培田んぼは東郷町の学校給食に使われることが決まっていて

どうしても成功させねばなりませんでした。



そこでボランティアを募ったところ



皆で声を掛け合って



東郷町の町長さんも参加して



機械を持ってきてくださる人もいて





石川さんが復活するころには大成功の自然栽培田んぼとなっていました。



収穫には復帰できた石川さんも前年より収穫できて驚きの結果でした。

参加してくれたボランティアののべ人数は70人くらいになっていました。

反収も平均5俵となり、



自然栽培米は皆の力で学校給食に使っていただけることが叶いました。

石川さんも完全復活していますし、

素晴らしい自然栽培稲作ストーリーになりました。

誰か映画にしてください。

5人目はみどりの里です。



冬は水田排水口の位置を変えていました。

昨年給水口の位置を変えて水の流れを対角線にしたところ

水のよどみが少なくなって稲の生育の悪いところが減ったので

今年は排水口の位置を変えることで

給水口の位置が変えられない田んぼを対角線に変えました。



みどりの里班の自然栽培師たちは

くわが使えるようになりました。





給食に無農薬野菜をといった流れが出てきていますので

事例紹介します。



もともとみどりの里はスーパーやまのぶのごんべいの里に出荷しています。

スーパーやまのぶでごんべいの里保育園をやり始めて

そこでごんべいの里コーナーから野菜やお米を仕入れて

手作りの安心安全給食を開始しました。



よって自動的にみどりの里は保育園の給食に食材が使われていました。

直接納入じゃなくても給食に貢献できる方法で

ごんべいの里コーナーの野菜から保育士が野菜を選ぶので

約束などもシビアではなく農家としては給食に出すことを維持しやすい形だと思います。

ごんべいの里に出荷している農家は皆給食に貢献できています。


次回は2月24日月曜日 18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催いたします。

礒井先生が皆さんの雑草との共存方法や活用方法を聞いてみたいとのことでしたので
また事例のある方はぜひ写真をメモリーに入れて持ってきてください。
皆さんのご参加お待ちしております。  


Posted by みどりの里 at 11:57 │イベント

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