秋田で米作りを勉強してきました。今は豊田で米作りをしています。
2015年09月09日
第11回勉強会
8月28日金曜日も11回目の勉強会を開催できました。
お米の収穫や、秋野菜に忙しいだろう中
48名の方々が集まって楽しい勉強会ができました。
つむぎての遠藤さんと杉山さんが自然栽培ピーマンの試食を出してくれました。
美味い美味いと皆止まらない感じでした。
自然栽培のピーマンは肥料を入れたピーマンと全く違うので
生でも食べやすくて、本当に美味しいピーマンとはこういうものかと思えるくらいです。
試食持ってきてくださってありがとうございました。
今回のトップバッターは
知多でやってる くんぷうチッタ農園 北村知生さんです。
愛知伝統野菜のちりめんカボチャを自然栽培で作っているのですが、
なんとTVに出たので皆で録画を見ました。
番組ではキッシュにしたりして、
美味しい食べ方も紹介されてました。
愛知伝統野菜は35種類あって
それを普及している方と知り合ってちりめんカボチャに挑戦したそうです。
つるが草にからまることで台風に飛ばされず
収穫に至ったそうです。
次は
オイスカの片岡遥さん
インゲン
直播です。
キュウリ
これは2か月も採り続けられたそうです。
水やりはあまりやらずにそこまで採れたそうで、
皆なんでと質問が止まらなかったです。
アスパラ
ミニトマト
そして
イチゴにも挑戦してます。
今年苗作りもなるべく涼しいところに持っていき
葉かき、水やりなど管理をがんばって自然栽培でやってます。
次は
社会福祉法人 無門福祉会 磯部竜太さん。
障がい者さんたちと自然栽培に挑戦してます。
自然栽培で障がい者さんたちの仕事を作っています。
種籾を計量中
皆で手で種をまきました。
田んぼをならしてます。
田植えは大勢の人が集まってくれました。
疎植で植えた稲たち
最初はすかすかな感じでした。
自作のチェーン除草機で除草中
竹ぼうきの除草機を作って押したり引いたりすると
小さな生えた草が浮いてきてくれて手ごたえがありました。
でもきついそうです。
取りきれなかった草は手でとりました。
立派に育ってます。
立派すぎます。
利用者さんたちはけっこう田んぼ作業が好きです。
水路の掃除でも大活躍です。
耕作放棄地だった場所が、また田んぼとして賑わってくれたことで
田んぼの周りの人たちからも喜ばれ、応援していただいて
田んぼが非常にやりやすい環境になっているようです。
福祉と自然栽培の可能性が大きいことを示してくれるプレゼンでした。
最後は
礒井先生です。
最近田んぼの土の中の話しが多いのですが、
前回「田んぼに水を入れたらどれくらいのスピードで還元状態になるの?」
という質問に丁寧に見解を示してくれました。
これはまだ確定したデータではなく
実験を続けている途中の情報なのですが、
水をはるとすぐ酸素はすごい勢いで減り、還元状態になっていくようです。
そして、だんだんそれは進んでいくようです。
これは稲を植えていない状態です。
普通は先生たちはちゃんとデータを重ねて論文を作って認められた情報でないと
立場上情報を出せないのですが、
今回「まだ結論は変わるかもしれないけど、今私はこう考えています。」
と私たち生産者に向けて情報を出してくださいました。
研究している世界の情報がちゃんと生産者に届くようにと考えてくださって
この勉強会がそういう場にもなるようにと考えてくれてるんだと思い
僕はひそかに感動してました。
これはみどりの里のよく採れる田んぼAです。(自然栽培8年目)
これはみどりの里の全然採れない田んぼBです。(自然栽培7年目)
なんでこの差が出るかを冬に先生に土を採ってもらって調べてもらってました。
栽培している僕はBが砂が多い気がしていたのですが、
調べてみると砂や粘土の割合にそんなに差がないことがわかりました。
土質で採れる採れないが決まるわけではなさそうです。
窒素の量もそんなに差があるわけではないです。
全部のリンには差があるのですが、
根に吸われる有効態のリン酸の差は少ないです。
採れる採れないの差がつくほどの差ではないようです。
次回夏にも採ってもらっているのでそれがまた差を出す結果を見せるかもしれませんが、
僕は土の固さに問題があるような気がして先生にお伝えしました。
良く採れる田んぼはちょっと深くて機械作業がやりずらい傾向があります。
採れないところはほとんど沈まず歩けるような田んぼの場合が多いです。
根が張れる領域の差じゃないかと思いました。
またそこも調べてみてくれるそうで
どんどん話しが進んで楽しいです。
長年自然栽培稲作をやっている石川さんが
そういう固くて収量があがらない田んぼにサブソイラを入れて改善できた事例を簡単に紹介してくれました。
次はその手がみどりの里にとって収量をあげるポイントになるかもと思いました。
人が集まるととにかく意外な情報に出会えて
一人で悶々と考えているより
よっぽど面白いです。
今回でみどりの里を寿退社する深谷さん
渥美半島の花農家さんのもとへ嫁いでいきます。
花への情熱は人一倍ある子で
みどりの里の商品ラインナップに
自然栽培エディブルフラワーを入れました。
今後も仲間としてお互い頑張っていきましょう。
時間ができたら勉強会に参加してプレゼンしてね。
今回も皆さんのおかげでいろんな情報を共有できた中身の濃い勉強会になりました。
9月は25日第4金曜日に18時半から20時にみどりの里にて開催します。
まだ内容は決まってませんので
聞いてみたいこと紹介したいことありましたら
ぜひ画像データを持ってご参加ください。
皆のご参加お待ちしてます。
お米の収穫や、秋野菜に忙しいだろう中
48名の方々が集まって楽しい勉強会ができました。
つむぎての遠藤さんと杉山さんが自然栽培ピーマンの試食を出してくれました。
美味い美味いと皆止まらない感じでした。
自然栽培のピーマンは肥料を入れたピーマンと全く違うので
生でも食べやすくて、本当に美味しいピーマンとはこういうものかと思えるくらいです。
試食持ってきてくださってありがとうございました。
今回のトップバッターは
知多でやってる くんぷうチッタ農園 北村知生さんです。
愛知伝統野菜のちりめんカボチャを自然栽培で作っているのですが、
なんとTVに出たので皆で録画を見ました。
番組ではキッシュにしたりして、
美味しい食べ方も紹介されてました。
愛知伝統野菜は35種類あって
それを普及している方と知り合ってちりめんカボチャに挑戦したそうです。
つるが草にからまることで台風に飛ばされず
収穫に至ったそうです。
次は
オイスカの片岡遥さん
インゲン
直播です。
キュウリ
これは2か月も採り続けられたそうです。
水やりはあまりやらずにそこまで採れたそうで、
皆なんでと質問が止まらなかったです。
アスパラ
ミニトマト
そして
イチゴにも挑戦してます。
今年苗作りもなるべく涼しいところに持っていき
葉かき、水やりなど管理をがんばって自然栽培でやってます。
次は
社会福祉法人 無門福祉会 磯部竜太さん。
障がい者さんたちと自然栽培に挑戦してます。
自然栽培で障がい者さんたちの仕事を作っています。
種籾を計量中
皆で手で種をまきました。
田んぼをならしてます。
田植えは大勢の人が集まってくれました。
疎植で植えた稲たち
最初はすかすかな感じでした。
自作のチェーン除草機で除草中
竹ぼうきの除草機を作って押したり引いたりすると
小さな生えた草が浮いてきてくれて手ごたえがありました。
でもきついそうです。
取りきれなかった草は手でとりました。
立派に育ってます。
立派すぎます。
利用者さんたちはけっこう田んぼ作業が好きです。
水路の掃除でも大活躍です。
耕作放棄地だった場所が、また田んぼとして賑わってくれたことで
田んぼの周りの人たちからも喜ばれ、応援していただいて
田んぼが非常にやりやすい環境になっているようです。
福祉と自然栽培の可能性が大きいことを示してくれるプレゼンでした。
最後は
礒井先生です。
最近田んぼの土の中の話しが多いのですが、
前回「田んぼに水を入れたらどれくらいのスピードで還元状態になるの?」
という質問に丁寧に見解を示してくれました。
これはまだ確定したデータではなく
実験を続けている途中の情報なのですが、
水をはるとすぐ酸素はすごい勢いで減り、還元状態になっていくようです。
そして、だんだんそれは進んでいくようです。
これは稲を植えていない状態です。
普通は先生たちはちゃんとデータを重ねて論文を作って認められた情報でないと
立場上情報を出せないのですが、
今回「まだ結論は変わるかもしれないけど、今私はこう考えています。」
と私たち生産者に向けて情報を出してくださいました。
研究している世界の情報がちゃんと生産者に届くようにと考えてくださって
この勉強会がそういう場にもなるようにと考えてくれてるんだと思い
僕はひそかに感動してました。
これはみどりの里のよく採れる田んぼAです。(自然栽培8年目)
これはみどりの里の全然採れない田んぼBです。(自然栽培7年目)
なんでこの差が出るかを冬に先生に土を採ってもらって調べてもらってました。
栽培している僕はBが砂が多い気がしていたのですが、
調べてみると砂や粘土の割合にそんなに差がないことがわかりました。
土質で採れる採れないが決まるわけではなさそうです。
窒素の量もそんなに差があるわけではないです。
全部のリンには差があるのですが、
根に吸われる有効態のリン酸の差は少ないです。
採れる採れないの差がつくほどの差ではないようです。
次回夏にも採ってもらっているのでそれがまた差を出す結果を見せるかもしれませんが、
僕は土の固さに問題があるような気がして先生にお伝えしました。
良く採れる田んぼはちょっと深くて機械作業がやりずらい傾向があります。
採れないところはほとんど沈まず歩けるような田んぼの場合が多いです。
根が張れる領域の差じゃないかと思いました。
またそこも調べてみてくれるそうで
どんどん話しが進んで楽しいです。
長年自然栽培稲作をやっている石川さんが
そういう固くて収量があがらない田んぼにサブソイラを入れて改善できた事例を簡単に紹介してくれました。
次はその手がみどりの里にとって収量をあげるポイントになるかもと思いました。
人が集まるととにかく意外な情報に出会えて
一人で悶々と考えているより
よっぽど面白いです。
今回でみどりの里を寿退社する深谷さん
渥美半島の花農家さんのもとへ嫁いでいきます。
花への情熱は人一倍ある子で
みどりの里の商品ラインナップに
自然栽培エディブルフラワーを入れました。
今後も仲間としてお互い頑張っていきましょう。
時間ができたら勉強会に参加してプレゼンしてね。
今回も皆さんのおかげでいろんな情報を共有できた中身の濃い勉強会になりました。
9月は25日第4金曜日に18時半から20時にみどりの里にて開催します。
まだ内容は決まってませんので
聞いてみたいこと紹介したいことありましたら
ぜひ画像データを持ってご参加ください。
皆のご参加お待ちしてます。
Posted by みどりの里 at 08:52
│コメントをする・見る(1)
│イベント
この記事へのコメント
いつも勉強会に参加させて頂きありがとうございます。
皆さんの栽培事例すごく参考になります。
其々のやり方で取り組んでみえるご様子に励まされます。
私は、今田んぼで初期除草の失敗ですごい状態になった圃場の除草作業に追われています。
今年は、草ネムが繁茂してどうしようもない状態ですが、
9月末の収穫に向け除草をしています。
この前籾の乾燥・籾すりをお願いしましたが、
よろしくお願いいたします。
皆さんの栽培事例すごく参考になります。
其々のやり方で取り組んでみえるご様子に励まされます。
私は、今田んぼで初期除草の失敗ですごい状態になった圃場の除草作業に追われています。
今年は、草ネムが繁茂してどうしようもない状態ですが、
9月末の収穫に向け除草をしています。
この前籾の乾燥・籾すりをお願いしましたが、
よろしくお願いいたします。
Posted by 中村 正寿 at 2015年09月10日 08:49
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