いちごがたくさんなってます

今年は１１月から出荷できて調子にのってたら

花がタイミングよく出なくて

一時的に収量が少ない期間を作ってしまいましたが、

２月あたりからは順調に出荷できてます。



どうやら秋が暖かすぎて

２番３番の花芽が遅れてしまったようで

うち以外でもそういうことが起きてたみたいです。

イチゴ農家さんが

「３０年やってて今年が一番収量を落とした」

と言ってました。

「何年たっても１年生だ」

とも言っていました。

本当に１年生というわけではないんですけど、

そういう気持ちにさせられます。

思い通りいかない年は

初心に帰れるというか

うぬぼれもとれて

純粋になれるときです。

気候に振り回されてしまう年が何年かに１回はくるのですが

次はもっとうまく作ってみせるとメラメラ燃えてくるものです。

そんなふうに自分を磨いていられるのも農業の魅力の一つです。

植えてからのイチゴに花芽を思い通りつけてもらうのは

相当難しいだろうと思います。

地温、気温にかなり左右されて

ついたかどうかの確認ができないからです。

今年みたいな秋も暖かくて暖冬な年は

暖房を使っていないうちにとって

いいことばかり起きるかと思ったら

そうでもなかったので

今作も新しい発見がいくつもありました。



ここは秋にヨトウムシが大発生してしまって

無門福祉会の皆とがんばって取った場所です。

そのときは全滅したのではと心配されましたが、

「管理し続ければ復活するよ」

との言葉を信じて

むもんさんがあきらめずに育ててくれたので

今きれいなイチゴが採れてます。

毎日入ってくれてた無門福祉会のスタッフも利用者さんも

その復活劇を目の当たりにして

驚くと同時に自信もつけていきました。

面白いドラマが生まれました。

そんなふうに自然栽培圃場で

人が変わっていくのが今面白くて仕方ないです。