秋田で米作りを勉強してきました。今は豊田で米作りをしています。
2016年04月01日
第18回勉強会
3月28日第4月曜日も
「ほがらか」にて18回目の勉強会を開催できました。
65名くらいは参加してくださってたはずです。
もう何人かわからなくなってきました。
今回は秀明自然農法の皆さんに
2月に滋賀県で行われた秀明自然農法の全国生産者の会でのことや
野菜苗作り、稲作についてプレゼンしていただけました。
大倉千鶴さんです。
雑草を畑の中で堆肥化して
使用する方法を教えてくれました。
今回のポイントは圃場外から運び込む堆肥ではなく
圃場に生える草を堆肥化するというとこです。
不耕起で敷き草をした畑のほうがナスの収量が上がりました。
この年は耕起して敷草無しのほうが収量が上がっています。
これ以外の要因もあるだろうから
何度もこういう比較をしながら栽培していると
どちらがいいかがわかってくると思います。
バランスのいい状態がいいようです。
すごいですね。
ミミズまでちゃんと調べています。
リターは腐葉土のことです。
そして次は大倉さんの野菜苗作りです。
踏み込み温床をやって作っているので
ぜひ皆に紹介してほしいとお願いしました。
まず70cmほど堀りまして
雑草や豆殻、
落ち葉などを積んだものを
先ほどの穴に入れます。
こうして発酵させて発酵熱で温めて育苗します。
種は30℃の湯で催芽します。
こうすると芽がちゃんと出てくれます。
種をまく育苗土は昨年踏み込み温床で使った落ち葉などを
育苗土として使います。
まいたらビニールや毛布をかけて保温します。
ポットに移植してトンネルで育てます。
サツマイモの苗も作ってます。
ペットボトルには水が入っていて
日中に太陽光で温度を上げて湯にして
夜の保温に使用します。
すごくいい手ですね。
次は
石川剛弘さんの自然栽培稲作です。
専業農家として自然栽培で私たちより前から取り組んでます。
どうしたら収量を上げることができるかを説明してくれました。
冬にちゃんと田んぼの準備をすることはもちろんです。
周りを掘っておくと乾きやすくなります。
場所によっては冬季湛水もします。
ここは毎年収量が上がるそうです。
でも冬季湛水は連続でやると機械が入れなくなるという欠点もあります。
早めに一回目の代かきに入って水をためておきます。
一番最初の除草が一番大事です。
しっかりかけましょう。
ここまでくれば雑草に負けません。
竹ぼうきは軽くていいです。
ハウススプリングの除草機もあります。
草が生えてからでもとれるってことでしょうか。
雑草が多いとこうなります。
除草に失敗するとこうなってしまいますので
初期除草がんばりましょう。
さすが秀明さんたちです。
長く無肥料の世界で頑張っているので
情報もたくさん持ってます。
今回皆にとってもわかりやすいように写真やグラフを多用していただいて
どうもありがとうございました。
次は
たかおか農産 代表 都築諭さんです。
都築さんは3年目ですが、
無農薬での栽培は除草作業があるので
6反以上にできなくて困っていました。
まだわからないことも多くて皆に質問をたくさんしてくださいました。
株間はだいぶ狭く植えているようなので
株間は普通かもしくは広めがいいよとアドバイスもありました。
無肥料では中干しはしっかりやらないほうがいいとか
水をよく変えるといいとか
皆が収量を上げるために行っていることを共有できました。
120gまきです。
塩水選を強めにやって種の選別をしっかりやってます。
購入した除草機です。
チェーンを引っ張るのがきついので乗用の除草機を使用してます。
こんな感じで除草作業をしています。
持っている情報を皆に提供してくださりありがとうございました。
お次は
礒井先生です。
皆からの質問にしっかり答えを用意してくださってます。
土の中ではこんなことが起きてます。
ところ変われば土の中の空気や水の量も変わります。
土壌の空気と外の空気は割合が少し違います。
土壌微生物などの影響を受けて
酸素が少なくなり
二酸化炭素は増えます。
これを質問した人も
まさかすでに研究済みだとは思ってもいなかったでしょう。
炭についても前々回私が質問しました。
なんと
ちゃんと保水力、保肥力、排水性、通気性などを上げると書いてあります。
炭には穴がいっぱいあいていると言われていますが、
見るとこんな感じです。
その穴へ菌根菌が入っている様子です。
ちゃんと微生物の住処としての役割を確かに果たしています。
ちょっと見にくいですが、
砂と燻炭では
燻炭は砂の10分の1の軽さです。
水もたくさんの穴のおかげで炭は砂の2倍は保水できます。
毛官水の上昇も非常にゆっくり上がってくるので
ポットの下に水を張って底面給水ができます。
私は砂ベースの野菜の苗土を作っていて
砂にもう少し保肥力や保水力を上げるために
くん炭を入れていました。
でも本当に上がっているのかどうかはわからなかったのですが、
今回写真までしっかり見れたので
間違いなく砂の足りない部分を補える要素をくん炭は持っています。
礒井先生が研究世界の情報を現場へ持ってきてくださるので
皆も楽しみにしてます。
お忙しい中私たちの要望に応えてくださって
ありがとうございます。
さて
次回は
4月25日第4月曜日 18:30~20:00
ほがらか若草店にて開催します。
織田さんのフェイスブックでの勉強会募集はなくなりましたので
参加希望の方は私までお知らせください。
このブログの「オーナーへメッセージを送る」で送れます。
皆さんのご参加お待ちしております。
「ほがらか」にて18回目の勉強会を開催できました。
65名くらいは参加してくださってたはずです。
もう何人かわからなくなってきました。
今回は秀明自然農法の皆さんに
2月に滋賀県で行われた秀明自然農法の全国生産者の会でのことや
野菜苗作り、稲作についてプレゼンしていただけました。
大倉千鶴さんです。
雑草を畑の中で堆肥化して
使用する方法を教えてくれました。
今回のポイントは圃場外から運び込む堆肥ではなく
圃場に生える草を堆肥化するというとこです。
不耕起で敷き草をした畑のほうがナスの収量が上がりました。
この年は耕起して敷草無しのほうが収量が上がっています。
これ以外の要因もあるだろうから
何度もこういう比較をしながら栽培していると
どちらがいいかがわかってくると思います。
バランスのいい状態がいいようです。
すごいですね。
ミミズまでちゃんと調べています。
リターは腐葉土のことです。
そして次は大倉さんの野菜苗作りです。
踏み込み温床をやって作っているので
ぜひ皆に紹介してほしいとお願いしました。
まず70cmほど堀りまして
雑草や豆殻、
落ち葉などを積んだものを
先ほどの穴に入れます。
こうして発酵させて発酵熱で温めて育苗します。
種は30℃の湯で催芽します。
こうすると芽がちゃんと出てくれます。
種をまく育苗土は昨年踏み込み温床で使った落ち葉などを
育苗土として使います。
まいたらビニールや毛布をかけて保温します。
ポットに移植してトンネルで育てます。
サツマイモの苗も作ってます。
ペットボトルには水が入っていて
日中に太陽光で温度を上げて湯にして
夜の保温に使用します。
すごくいい手ですね。
次は
石川剛弘さんの自然栽培稲作です。
専業農家として自然栽培で私たちより前から取り組んでます。
どうしたら収量を上げることができるかを説明してくれました。
冬にちゃんと田んぼの準備をすることはもちろんです。
周りを掘っておくと乾きやすくなります。
場所によっては冬季湛水もします。
ここは毎年収量が上がるそうです。
でも冬季湛水は連続でやると機械が入れなくなるという欠点もあります。
早めに一回目の代かきに入って水をためておきます。
一番最初の除草が一番大事です。
しっかりかけましょう。
ここまでくれば雑草に負けません。
竹ぼうきは軽くていいです。
ハウススプリングの除草機もあります。
草が生えてからでもとれるってことでしょうか。
雑草が多いとこうなります。
除草に失敗するとこうなってしまいますので
初期除草がんばりましょう。
さすが秀明さんたちです。
長く無肥料の世界で頑張っているので
情報もたくさん持ってます。
今回皆にとってもわかりやすいように写真やグラフを多用していただいて
どうもありがとうございました。
次は
たかおか農産 代表 都築諭さんです。
都築さんは3年目ですが、
無農薬での栽培は除草作業があるので
6反以上にできなくて困っていました。
まだわからないことも多くて皆に質問をたくさんしてくださいました。
株間はだいぶ狭く植えているようなので
株間は普通かもしくは広めがいいよとアドバイスもありました。
無肥料では中干しはしっかりやらないほうがいいとか
水をよく変えるといいとか
皆が収量を上げるために行っていることを共有できました。
120gまきです。
塩水選を強めにやって種の選別をしっかりやってます。
購入した除草機です。
チェーンを引っ張るのがきついので乗用の除草機を使用してます。
こんな感じで除草作業をしています。
持っている情報を皆に提供してくださりありがとうございました。
お次は
礒井先生です。
皆からの質問にしっかり答えを用意してくださってます。
土の中ではこんなことが起きてます。
ところ変われば土の中の空気や水の量も変わります。
土壌の空気と外の空気は割合が少し違います。
土壌微生物などの影響を受けて
酸素が少なくなり
二酸化炭素は増えます。
これを質問した人も
まさかすでに研究済みだとは思ってもいなかったでしょう。
炭についても前々回私が質問しました。
なんと
ちゃんと保水力、保肥力、排水性、通気性などを上げると書いてあります。
炭には穴がいっぱいあいていると言われていますが、
見るとこんな感じです。
その穴へ菌根菌が入っている様子です。
ちゃんと微生物の住処としての役割を確かに果たしています。
ちょっと見にくいですが、
砂と燻炭では
燻炭は砂の10分の1の軽さです。
水もたくさんの穴のおかげで炭は砂の2倍は保水できます。
毛官水の上昇も非常にゆっくり上がってくるので
ポットの下に水を張って底面給水ができます。
私は砂ベースの野菜の苗土を作っていて
砂にもう少し保肥力や保水力を上げるために
くん炭を入れていました。
でも本当に上がっているのかどうかはわからなかったのですが、
今回写真までしっかり見れたので
間違いなく砂の足りない部分を補える要素をくん炭は持っています。
礒井先生が研究世界の情報を現場へ持ってきてくださるので
皆も楽しみにしてます。
お忙しい中私たちの要望に応えてくださって
ありがとうございます。
さて
次回は
4月25日第4月曜日 18:30~20:00
ほがらか若草店にて開催します。
織田さんのフェイスブックでの勉強会募集はなくなりましたので
参加希望の方は私までお知らせください。
このブログの「オーナーへメッセージを送る」で送れます。
皆さんのご参加お待ちしております。
Posted by みどりの里 at 17:54
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