2017年11月19日

農福連携研修会

11月13日月曜日に農福連携研修会が行われました。

愛知県の福祉課では自然栽培の農福連携を進めていきたいとのことで

県内の農福連携に興味のある福祉施設を対象にした研修会です。



自然栽培パーティーの佐伯さんや

養蜂家の船橋さん、シンガーソングライターのAsumiさん

のトークセッションやライブまで行われました。

ミツバチは相変わらず失踪を続けているようで

メディアで取り上げられないだけで

世界的にもどんどんミツバチが減ってきているようです。

船橋さんは農薬が原因と断定していました。

解決策の1つに農薬の影響を受けない都市部のビルの屋上などで飼育すると

オオスズメバチに襲われることも少なくなり、

農薬で突然失踪してしまうミツバチ群も少なくなるようです。

ミツバチを知り救われたというAsumiさんも歌で表現してくれました。

佐伯さんも面白い企画をしてくれます。

みどりの里からも自然栽培の説明や農福連携事例を紹介させていただきました。

私はこの農福連携の福祉施設に力を入れて進めてもらいたい農業として

無農薬栽培や産業の発展に貢献していただきたいと願ってます。

普通の人がやって産業として成り立つ分野にわざわざ福祉が入ってこなくても

社会的には困っている場所ではないので

それらはさほど重要ではないです。

普通の慣行栽培による野菜やお米は値崩れを起こしているほど

ありあまっているので福祉が入ってきてもそれほど大きく社会に貢献できないでしょう。

ニーズはあるのになかなか応えきれていない無農薬産業に

障害者福祉施設との連携をとったからできましたという流れに持っていったほうが

今までなかったものが障害者さんのおかげで生まれて

障害者さんたちの存在がより輝いていくことでしょう。

自然栽培は無農薬栽培に必要なことが詰まっていますので

ぜひ挑戦していただきたいなと思って紹介しました。

みどりの里、ストレートアライブ、無門福祉会で行っている

農福連携事例2017年版も紹介させていただきました。



今年から障害者さんたちによる収穫班を結成しました。



収穫作業はものすごく手がかかります。

育てるまでは広い面積でもできるのですが、

毎日の収穫となると農家だけではこなせないので

そこで面積を広げすぎず、手のまわる分だけ作るようになります。

でももし、収穫をやってくれたら

全然広げていくことができます。

収穫から販売までを障害者福祉にまかせることで

販売で得た収入を障害者さんの工賃に当てていきます。

これは総量を増やすことで私たち農業側も収入を増やすことができるし、

障害者さんの工賃を上げていくこともできたので

更に進化させていこうと考えています。



生活介護レベルの障害者さんたちと一緒にやってきて

ついに彼らは畑を1枚任せていく形へと進化しつつあります。



昨年までは畑での作業を一つ一つ覚えていくことがテーマでした。

いろんな作業が皆できるんだなと分かったことが収穫でした。

収穫、出荷準備を中心にこのときはお願いしていました。

今年は種まきや、片づけなどもお願いしていると

畑作業がけっこうできてるじゃないかと思い

これは1枚自分たちの畑という認識でやっていただこうと思って提案したところ

すごく喜んで引き受けてくれました。

畑や作物に愛着が生まれてやってる本人たちも楽しいです。

つい先日隣の畑の人が来年畑をやってくれないかとお願いされたところ

みどりの里班の皆は面積を広げたいから引き受けてくれと私にお願いしてきたくらいです。



収穫できるものも増えてきて

障害者さんが収穫したブルーベリーはジャムにしようと

福祉施設の加工班との連携も始まりました。



ポット土詰めもどんどん皆ができるようになり

みどりの里班は皆役割を持って仕事ができるようになりました。



みどりの里班は多種多様な仕事を任せられるので

ポット土詰めは誰でも参加しやすいこともあって

新しい班を呼びました。

彼らはさほどやることが見つからず散歩していることが多い班です。

最初は車から降りて来れませんでしたが

今は土の前に座ってポットに土を詰めれるようになってきました。



農福連携の効果がわかってきたので

サツマイモは面積を増やしました。



面積を増やしても作業慣れがあってスピードが上がっているので

なんとか1日で収穫しきれました。



その後の仕事も任せられるようになり、

誰もふらふらしている人がいない状態になり、

皆が落ち着いて座って仕事ができるようになりました。

サツマイモはこの後も福祉が中心となって販売したり、

焼きいもになったりしています。



昨年と同じ農福連携稲刈りも

テーマが変わって

障害者さんに作業を覚えてもらうことに移行しています。



わら集めも開始する時期が早くなってきたし、

メンバーが少なくても進んでやってくれるようになりました。

作業慣れしてきて、気持ちに余裕が出てきました。



イチゴの定植作業ができるようになったのは驚きです。

作業を細分化するのはもう当たり前になってます。



ハウスのビニール張りは職員だけの仕事でしたが、

今では障害者さんも手伝えるので

ビニールの抑えにまわってもらっています。



農福連携自然栽培塾では愛知県内の福祉施設職員を対象に

自然栽培を学んでいただいています。



自然栽培の要素も入れてますが、

塾の内容は農業の基礎作業になるので

何栽培でもやる基礎を学びます。

それがないと農業にならないです。

数回の塾でなんとか収穫まで持っていけました。



他にも無門の磯部さんが福祉施設における農福連携の進め方のコツを話してくれました。

もし農福連携を取り入れて今の障害者福祉をもっと良くしたいと思うのなら

本気で農福連携に取り組むためにも

やれない理由になりやすい下請け作業をやめてください。

「得るは捨つるにあり」という言うやつですね。

覚悟を決めて進めてきた無門福祉会だからこそ説得力のある話しでした。

あとはごちゃごちゃ考えず

「まずやってみる」

この姿勢で農福連携に取り組んでください。

とのことでした。

こういう考え方だったからみどりの里と連携がうまくいくわけですね。

今年から自然栽培農福連携に取り組んだ福祉施設の体験発表もありました。



ひかりのさとファームの竹内さんは

農福自然栽培塾について話してくれました。

講師やってた私としてはうれしい内容のプレゼンでした。



くすの木の成瀬さんは1年目の自然栽培稲作を話してくれました。

初めて農業に参入するので

本当にわからないことだらけの中

翻弄されながらも一生懸命作って

「できたお米はもう自分の娘のように思えた」

とその感動が伝わってくる内容でした。

工賃アップだけが自然栽培の農福連携の効果ではないです。

成瀬さんは自分が大きく変化したことに気づいたはずです。

植物が目に見えない地下部の根から大きくなってから

目に見える地上部が変わっていくように

最初はやってる人のメンタルが変わります。

これが自然栽培の農福連携をやる意味です。

この後自分の周りの人が変わっていき

障害者さんも変わっていき

工賃アップへと繋がっていきます。



シンシア豊川の大林さんも1年目の自然栽培稲作のことを話してくれました。

自然栽培パーティーに入って

佐伯さんや磯部さんも力を貸してくれて

大成功でしたとのことでした。

周りの方にも驚かれていたようです。

まだちゃんとわかっていなくて

稲が大きくなってもまだチェーン除草をかけていたりと

改善ポイントはたくさんあるようでした。

これからも一緒にやっていける仲間としてやっていけることをうれしく思ってます。

こうやって1年目の報告をしてくれる福祉施設が出てきたことはうれしい限りです。

私も1年に1回はこの自然栽培農福連携をどれだけ進化させたかを報告していきたいと思ってます。

こういう報告会を年に1度はやっていきたいですね。

自然栽培パーティーも参加施設は全国100社に届きそうな勢いです。

これからどうなっちゃうか楽しみでならないです。









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