2017年12月22日

第39回勉強会

12月18日月曜日に開催された勉強会の内容です。



1人目は1370農園の杉浦 久直さんです。



安城市で150坪の畑で



無農薬で栽培してます。

公益財団法人名古屋市みどりの協会に勤務していて

配属は名古屋市天白区にある名古屋市農業センター(農業公園)

で勤務をしてます。

その公園で今マルシェをしているのですが、

出店者が少ないので、ぜひ出店される方を募集をお願いしたいです。

もう一つは名古屋市が企画した

名古屋市都市農業振興協議会 朝市・青空市部会

研修会の開催です。

内容は六次産業化です。

市が主催しているのですが、名古屋市の農家が少なく定員割れ、

および高齢化のため県内の農家さんで興味のある方を募集してます。

興味がある方はみどりの協会に連絡してみてください。

2人目は



ひょうたん、かぼちゃ、落花生などを無農薬で作っている農家

中島淳さんです。

落花生の新品種を交配させて生み出そうと

4年目に入っているそうです。

落花生の作付け面積は3反です。

大きい品種と中身が黒い品種を掛け合わせて

ジャンボブラックを作ろうとしています。



左の大きい落花生がジャンボブラックです。

中身は大きいはずです。

というのも前々回くらいの勉強会でやまのぶ会長が来てたときに

ジャンボブラックもって中身を見せようとしたものが

なぜかそれだけ中身が小さくて・・・

まだ固定が不十分なようでした(笑)

落花生の交配はこれだけじゃなく、

落花生油でオレイン酸の多い品種を選んで

その品種にブラックのアントシアニンを持たせて

オレイン酸とアントシアニンで栄養価の高い落花生を作ろうとしています。

これは2年目に入ったそうです。

落花生の交配はめんどくさくて

花が咲く前に交配せねばならず、

100やって7くらいがうまくいく程度です。

その7を選抜しては固定させていっているようです。

皆には落花生は勧めないけど

トマトはやりやすいようです。

大きさのミディと食味のミニをかけあわせてます。

できた実を食べてみて美味しかったらその種を残していきます。

5年かけて固定してます。

こんな面白いことやってるなら今度写真持ってきてもらわないといかんですね。

3人目は



無門福祉会の加藤稔さん

今年は自然栽培に挑戦して3年目になります。

全然結果の出ない畑でジャガイモやニンジンがとれるようになってきました。



ジャガイモは9/5に植えました。

穴を掘る人、植える人、土をかける人を分けてやることで

障害者さんも大活躍です。



ばらばらと出てきて

9/28に間引きして2本仕立てとしました。



2度の台風にも負けずにいてくれました。

腐るものもなく、

欠株が少ない状態で生育し続けてくれました。

花をとるかとらないかは

春は切ってみたけどあまり効果が見えず

秋はそのまま切ってない状態で育てました。



収穫することができました。



畑として使っていくたびにジャガイモは年々大きくなっていきました。



障害者さんが種をまけるように

段ボールに穴をあけておいてそこへニンジン種まきしました。

9/5に黒田五寸ニンジンを種まきしました。



9/11に発芽して

小指サイズのときと手のひらサイズのときに間引いています。

本当はこの写真では4条なくてはならないのですが、

下2条分をやった障害者さんが種を深くまいてしまったので

ここだけ見事に発芽しませんでした。

発芽させるために朝夕水やりして不織布もしたままでした。



1年目は水やりがあまくて失敗しましたが、

2~3年目はちゃんと水やりすることでここまで大きくできました。

できない畑なのかと思っていたら

続けていたらできる畑になってきました。



種まくときが大変だろうけど

まいてしまえば

ニンジンと粘土って相性よさそうだね。

4人目みどりの里で「燻炭の役割」



あり余ってる籾殻をこうやって



炭にして籾殻燻炭を作ります。



これを砂に混ぜてポット土を作ってます。



イチゴのポット土もこのパターンです。

このときどれくらいの%の燻炭を入れるかで大きく水管理が変わります。

結果から言うと燻炭の入れ具合で

水やりの回数や量が変わり

砂に混ぜれば混ぜるほど保水力が上がります。

燻炭が一度水を吸って、

その後砂が乾いてきたら放出してくる感じにも思えました。

粘土と混ぜても相性がいいのはそういう水の調節をしてくれるからかもしれません。

このポット土に混ぜることですごく大きな変化が起きるので

そんな気がするとかいうレベルの変化ではなく、

誰がやってもそうなるくらいの大きな変化でした。

燻炭0%、50%、25%と試して確かな傾向が出ました。

0%の場合(4年前まで)



砂のみです。



あっという間に乾くので水やりがものすごくシビアになります。



このポットの土は植えてからもずっと大きく影響し続けます。



砂壌土だととにかく畑も乾きます。



しっかり2回水を打たないとすぐ脱水症状が出ます。





マルチをした後の水やりもとにかく毎日やらねばならなくなります。



水をやってればプラスに働いてくれます。

燻炭50%の場合(昨年)



0%の感覚で水をやると病気がでます。





細かい炭が集まってくると水が停滞します。



50%燻炭を砂に混ぜると

そのポット土は砂じゃないような性格になります。



植えてからも大きな変化が畑で現れました。



あんなに乾いてしょうがなかった畑がポット土だけですっかり変わってしまいました。





このあたりの写真はなかなか説明通りの感じが写せてないですが、

ここでポット土から畝に水が供給されていくのを

水の湿り気の色で確認できました。

だから燻炭ないポットのときほど畝が乾かないんだなと気づいたときでした。





燻炭25%の場合(今年)

これは予測がつくというか

0%のときと50%のときの間の水量になるはずです。















苗のときも畑に植えたあとも

予想通り水管理が0%と50%の間で落ち着きました。

ということはポット土の燻炭は水に大きく関与していることがはっきりしました。





水が使えなくなるより

使えるほうがイチゴが無肥料でもすくすく育ってくれます。

でも水をたくさんやらなければ維持できないでは

水やりが大変な労力として襲ってきますのでこれは避けたいです。



これが私たちのようなイチゴ栽培では非常に大事です。



新しい水をどんどん入れれると根が刺激されて大きくなっていきます。



溜まっている水では新しい水のような効果が出てくれません。



来年の変更点はこういうところもわかってきたので直していきます。



ここからはおまけです。





中にコガネムシの幼虫がいます。





畑に問題はないのですが、

ポットの土に細工するとことごとくNOをつきつけられてきました。

まるで畑が悪くなったようにも見えてかんちがいしてしまいそうなくらい

株元の土は大きな影響を与えます。

5人目は



礒井先生です。


(高橋英一 「根」物語 研成社 1994)

今回はマグネシウムです。



植物体内で動きやすいので若葉に優先的に使用されるので

欠乏は古葉に出ます。


(高井康雄ら 植物栄養土壌肥料大事典 養賢堂 1987)

葉緑素に使われてます。

簡単に書くとMg1つに4つのNがくっついている形になります。

前回話していた内容でNがたくさん入ってきたら

Mgは足りなくなる構図ができます。


(渡辺和彦 原色野菜の要素欠乏・過剰症 農文協 2002)


(日本土壌協会監修 図解でよくわかる 土・肥料のきほん 誠文堂新光社 2014)

欠乏すると葉脈が緑のままでその間が薄くなるか黄色くなります。

出るとその葉は治らないです。



葉緑素だけでなくこんなことにも役立ってます。


(図解でよくわかる 土・肥料のきほん  日本土壌協会監修 誠文堂新光社 2014)

マグネシウムはリン酸を引き連れて根に吸収されていきます。

礒井先生の話しからは土の中の知らなかった仕組みなどを知れて

またそういうことを意識して作業に活かしていきたいですね。


次回は1月22日第4月曜日18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
で開催いたします。

次回は皆の2017年の稲作情報集めたいですね。
畑もやりますよ。

それではネタ持ってきてくださいね。

よろしくお願いします。























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