秋田で米作りを勉強してきました。今は豊田で米作りをしています。
2019年01月24日
第51回勉強会
昨年12月17日月曜日に開催した勉強会の内容です。
今回一人目は
岐阜県中津川市で無農薬無化学肥料の栽培をやられている林 健太郎さんです。
自然栽培を学びたいと思って参加しました。
現在は5反ほどの田畑をやっており、
面積は増やしていきたいと思っています。
2018年の結果はこんな感じで、
ネキリムシに苦戦しました。
田んぼは除草機が縦横入れるように植えています。
この除草機で4~5回入っています。
大豆畑でネキリムシが発生して切られました。
ネキリムシ対策をしたら食べられませんでした。
ストローを切って、縦にも切れ込みをいれて茎をカバーしました。
そしたらネキリムシに食われませんでした。
でもネキリムシはそもそも出ないほうがいいので
どうして出るのか教えてください。
とのことでしたので
みどりの里でもやられたパターンを紹介しました。
サツマイモでやられたパターンです。
今までこんなことなかったのに。
これが原因じゃないかと思ってます。
さほどの量ではなかったのでこれくらいはよくあることなので
これではないんじゃないかと思います。
林さんのは2つ目の原因が当てはまっていて、
私のは1つ目の原因だとみています。
ここからはもう大丈夫でした。
長かったな。
夏の暑さをしのぐために朝晩水やりをしていました。
次もみどりの里です。
今回は会長から自然栽培イチゴまで差し入れがありました。
イチゴ苗のポット土を砂と燻炭のみとして自作の苗土はゼロにしました。
次もみどりの里です。
ハウスのビニールの張り方を教えてくれとの要望があったので
農福連携でハウスの天ビニール張りがうまくいく事例もかねて紹介しました。
このときは風で飛ばされるのでたくさん人数がいると本当に助かります。
障害者さんの小さな力もたくさんあれば大きな力となります。
縦方向を伸ばしてスプリングでとめたら
両サイドを伸ばしながら
スプリングをつけていきます。
2人1組でやります。
このときもつけれていない箇所を障害者さんに持ってもらうといいです。
マイカ線も早くつけないと風でビニールが破れてしまうので
すぐに張ります。
軽度な障害者さんに結び方を教えてできるようになりました。
ハウス天張りのときは農福連携がすごく助かります。
次は名城大学の磯井先生です。
みどりの里でどうしても無肥料では勝てない砂地田んぼがあり、
そこが秋落ち症状が出ているので
磯井先生に教えてもらおうとそのテーマでお願いしました。
(木村・南條 土壌サイエンス入門第2版 文永堂出版 2018)
ここで知らなかったことは
稲の根がある作土層は酸素がなくなって還元状態になるのに
すき床層の下の下層は酸素がたくさんあって
鉄やマンガンなど作土層から抜け落ちたミネラル分が酸化して残っているということです。
下層は微生物が酸素を使って有機物を分解したりしていないので
水を張ってあっても酸素が残っているそうです。
(https://www.ari.pref.niigata.jp/sakumotsu/seika/2505mangan/index.html)
その部分にたまった鉄分が酸化されて赤く見えます。
(https://www.ari.pref.niigata.jp/sakumotsu/seika/2505mangan/index.html)
うちのどうしても採れない田んぼもごま葉枯病が出ました。
(木村・南條 土壌サイエンス入門第2版 文永堂出版 2018)
対策は無肥料のままでは難しそうですね。
適地適作というものがあるのでしょうね。
(山根一郎 土と微生物と肥料のはたらき 農文協 1988)
砂はこの CEC: Cation Exchange Capacity
が少ないので養分を保持しておけないです。
(久馬一剛他 新土壌学 朝倉書店 1984)
腐植がすごくCECが大きいです。
砂地は無肥料のまま腐植を増やす手が必要ですね。
磯井先生の出してくれる資料でいろんなことがはっきりするので助かります。
参加してくださっている皆さん磯井先生にお願いしたいテーマありましたら
勉強会で私か磯井先生にお伝えください。
次回は1月28日月曜日18:30から20:00
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」 にて開催いたします。
皆さん質問やネタは随時受け付け中ですので
勉強会を上手にご活用ください。
ご参加お待ちしております。
今回一人目は
岐阜県中津川市で無農薬無化学肥料の栽培をやられている林 健太郎さんです。
自然栽培を学びたいと思って参加しました。
現在は5反ほどの田畑をやっており、
面積は増やしていきたいと思っています。
2018年の結果はこんな感じで、
ネキリムシに苦戦しました。
田んぼは除草機が縦横入れるように植えています。
この除草機で4~5回入っています。
大豆畑でネキリムシが発生して切られました。
ネキリムシ対策をしたら食べられませんでした。
ストローを切って、縦にも切れ込みをいれて茎をカバーしました。
そしたらネキリムシに食われませんでした。
でもネキリムシはそもそも出ないほうがいいので
どうして出るのか教えてください。
とのことでしたので
みどりの里でもやられたパターンを紹介しました。
サツマイモでやられたパターンです。
今までこんなことなかったのに。
これが原因じゃないかと思ってます。
さほどの量ではなかったのでこれくらいはよくあることなので
これではないんじゃないかと思います。
林さんのは2つ目の原因が当てはまっていて、
私のは1つ目の原因だとみています。
ここからはもう大丈夫でした。
長かったな。
夏の暑さをしのぐために朝晩水やりをしていました。
次もみどりの里です。
今回は会長から自然栽培イチゴまで差し入れがありました。
イチゴ苗のポット土を砂と燻炭のみとして自作の苗土はゼロにしました。
次もみどりの里です。
ハウスのビニールの張り方を教えてくれとの要望があったので
農福連携でハウスの天ビニール張りがうまくいく事例もかねて紹介しました。
このときは風で飛ばされるのでたくさん人数がいると本当に助かります。
障害者さんの小さな力もたくさんあれば大きな力となります。
縦方向を伸ばしてスプリングでとめたら
両サイドを伸ばしながら
スプリングをつけていきます。
2人1組でやります。
このときもつけれていない箇所を障害者さんに持ってもらうといいです。
マイカ線も早くつけないと風でビニールが破れてしまうので
すぐに張ります。
軽度な障害者さんに結び方を教えてできるようになりました。
ハウス天張りのときは農福連携がすごく助かります。
次は名城大学の磯井先生です。
みどりの里でどうしても無肥料では勝てない砂地田んぼがあり、
そこが秋落ち症状が出ているので
磯井先生に教えてもらおうとそのテーマでお願いしました。
(木村・南條 土壌サイエンス入門第2版 文永堂出版 2018)
ここで知らなかったことは
稲の根がある作土層は酸素がなくなって還元状態になるのに
すき床層の下の下層は酸素がたくさんあって
鉄やマンガンなど作土層から抜け落ちたミネラル分が酸化して残っているということです。
下層は微生物が酸素を使って有機物を分解したりしていないので
水を張ってあっても酸素が残っているそうです。
(https://www.ari.pref.niigata.jp/sakumotsu/seika/2505mangan/index.html)
その部分にたまった鉄分が酸化されて赤く見えます。
(https://www.ari.pref.niigata.jp/sakumotsu/seika/2505mangan/index.html)
うちのどうしても採れない田んぼもごま葉枯病が出ました。
(木村・南條 土壌サイエンス入門第2版 文永堂出版 2018)
対策は無肥料のままでは難しそうですね。
適地適作というものがあるのでしょうね。
(山根一郎 土と微生物と肥料のはたらき 農文協 1988)
砂はこの CEC: Cation Exchange Capacity
が少ないので養分を保持しておけないです。
(久馬一剛他 新土壌学 朝倉書店 1984)
腐植がすごくCECが大きいです。
砂地は無肥料のまま腐植を増やす手が必要ですね。
磯井先生の出してくれる資料でいろんなことがはっきりするので助かります。
参加してくださっている皆さん磯井先生にお願いしたいテーマありましたら
勉強会で私か磯井先生にお伝えください。
次回は1月28日月曜日18:30から20:00
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」 にて開催いたします。
皆さん質問やネタは随時受け付け中ですので
勉強会を上手にご活用ください。
ご参加お待ちしております。
Posted by みどりの里 at 10:54
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