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2009年04月12日

いちごの土作り

最近は米始まる前にいちごの土作りをやってしまおうとがむしゃらに土作りしてます。

まず、山から落ち葉をオイスカと集めてハウスの中に入れました。

そんで次は山で籾殻くん炭を作りまくってます。

ちょうど桜の時期で、

いちごの土作り

オイスカ山の桜を見ながらひたすら作りました。

いちごの土作り

籾殻をこうやって炭にします。

燃えないように煙い中気をつけながら作っていくと、

いちごの土作り

こうなります。

最後灰にならないように水をかけてやればできあがりです。

これをいちご畑の土作りのために使います。

そんでこれだけじゃまだ満足いかないので、

いちごの土作り

しいたけ農家さんとこ行って、

しいたけの栽培の終わった廃菌庄をもらってきました。

棚にはしいたけがものすごい量出てました。

廃菌庄の90%は木屑です。

しいたけ菌がまわりきった木屑はもうボロボロになっているので

もう少しで土になるなってとこです。

畑に放置されてた廃菌庄ももらってきました。

中には・・・

いちごの土作り

おーっとでかいです。

でかすぎてちょっと気持ち悪いです。

そうです。

カブトムシの幼虫がかなり入ってました。

でかすぎて殺すのも気が引けるし、

そうだ!

近所の子にあげよう!

いちごの土作り

かなり喜んでくれました。

そんでそのまま手伝わせてしまいました。

いちごの土作り

いやー助かったよ。

ありがとね。

土作りって最近失敗して思うことは、

たぶん肥料分はあまり関係なく、

土の物理的な面というか、

水のはけ具合や、保水力や、保肥力、通気性、などを良くすることを意識して作ることなんじゃないかと思いました。

いちごを片付けているときにいちごの畝の真ん中辺りはずいぶんしまってて、

水のはけ具合もあまり良くなくて、

酸素も届いてない感じで、

とにかく根にいいことは何もなかったようでした。

根が伸びれる環境を作って、

施肥する量を減らせれれば、病害虫はつかないようにできるはずです。

落ち葉は分解しつつも、繊維質なものが多少残って腐食が残るだろうと、

そして何より山の土は落ち葉が降り積もってできてるしね。

そんでくん炭は、

稲の苗の床土を作っているときにかさを上げるのにくん炭を足したら、

それから床土がものすごく保水力を上げて乾かなくなってきたし、

水が多すぎることもなく、

水分の調整力がすばらしく上がったことがわかりました。

後はよく言われる菌の住処になるってこと。

炭って小さい穴がいっぱいあってそこが菌の住処になるって聞いたことあったし。

穴がいっぱいあるってことは表面積が増えるってことで、

要は菌が住む土地が増えるってことだよね。

エサだけじゃなくて居住空間も作ってやることで土壌微生物を増やしまくってやろうと。

菌ってけっこうたくさん窒素を持ってるらしく、

菌が増えれば増えるほど畑の中に水に溶けない養分が増えて

菌が死んだとき、養分が徐々に水に溶けていちごの根に吸われるというイメージ。

廃菌庄は、きのこ菌が分解しづらい木の部分を壊しまくってくれた後のものだから、

すいぶん土になじむ状態になってると思う。

そんでもまだ分解するのに時間がかかるだろうけど、

硬いものがあることで、土がしまらないようにして通気性を上げようと思いました。

それで腐食も増えるので保肥力も上がるというわけです。

土が肥料を掴む力が増えれば、肥料切れがすぐに起こることがなくなると。

といろいろ考えました。

まだまだ麦や大豆も使ってもっと土作りに没頭する予定です。

うまくいくといいな。





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Posted by みどりの里 at 23:09 │コメントをする・見る(6)いちご
この記事へのコメント
<素人療法ですが>
クン墨は自分でもつくりますが、病気予防には効果がある気がします
畑にも鉢植えにも多用してます

<カブトムシの幼虫>
小型の幼虫はコガネムシですから、退治する必要があります
庭植のアジサイが枯れてしまい、掘り上げたところ、土中から幼虫がゴッソリ
キウイの葉を食い荒らしたり、鉢植えの花にもタマゴを生み付けて、枯らしてしまいますから困ってます

<害虫対策>
近くで「すとうちゅう」を実験している方が1名
す・とうがらし・にんにく・しょうちゅう を混ぜ
それを薄めたものを葉に散布
効果は これから見極め

<ついしん>
イチゴの水耕栽培が始まってから30年も経っており、水が好きなこととしてほぼ確立されているみたいですね
それも多肥で・・・・・
Posted by 豊田の和ちゃん at 2009年04月13日 06:25
おはようございます♪

記事とは別件ですが お葉書きありがとうございました。
とってもいい報告を聞かせていただけて嬉しかったです。

自然相手って本当に大変です 
本に載っているとおり 人の言うとおりにはなかなか行かないものですよね。
今は すっかり『農』の部分から離れてしまっている私が言うのもなんですが・・・^^;

でも 奥が深いだけにのめりこめるものがあって
ほんと面白い世界でしょうね~
また いろんなお話し聞かせてくださいね。
ありがとうございました
Posted by いちご at 2009年04月14日 04:21
豊田の和ちゃん 様

いつもいろいろ情報をくださってありがとうございます。
やっぱりくん炭で失敗は無いようですね。
誰に聞いてもだめだったと言う反応は無いですもんね。
コガネムシの幼虫は育苗のプランターの底辺りにたくさんいました。
見えないとこにいるからやっかいですよね。
水は少量多潅水がいいと農家さんたちに言われ、
それまでは多量少潅水やってました。
そりゃいちごできんですよね。
今年は改善しまくってがんばります。
Posted by 野中夫妻 at 2009年04月14日 23:03
いちご 様

今年もお米スタート切りました。
今年は去年の倍の面積になります。
無肥料無農薬の手法は
自然の奥の深さを底まで見せてくれる方法です。
また面白い発見が待っているかと思うと
楽しみでなりません。
がんばって今年も成功させますよー。
Posted by 野中夫妻 at 2009年04月14日 23:34
今年はミツバチが少なくて、農家の皆さんは大変苦労されているとか・・
色々大変かと思いますが頑張ってください!
Posted by gakky at 2009年04月15日 09:04
gakky 様

その影響を受ける前にいちごはこけてしまいました。
悔しいのでもう来年に向けての準備です。
次は土作りを徹底的にやって、
いいいちごを長く収穫し続けられるようがんばります。
Posted by 野中夫妻 at 2009年04月15日 22:09
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    コメント(6)