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2017年09月12日

自然栽培イチゴ定植

9月になってから最低気温は21~23℃くらいになって

これならイチゴ苗を山から降ろして来れるなと思って

9月3日からイチゴ苗の避暑地の平谷村から豊田へ運びました。



昨年よりいい苗ですが、

後半に水やりが足りなくて

脱水症状を出してしまいました。

平谷村もずいぶん涼しくなって

イチゴが成長し始めます。

そのとき、イチゴが吸う水の量が増えたようで

今までの水やりでは足りなかったようです。

涼しくなったら水やり減らせそうなのに

イチゴは暑い時間は水をあまり吸えていなくて

朝晩の涼しい時間だけ吸っていたようでした。

涼しくなって1日中水が吸えるようになると

ポットの水の減り方が早くなります。

それにより同じ水やりの仕方では足りなくなる時間ができてしまいました。

もっと早く気づけば新しい葉をあと1枚は平谷村で増やせただろうにと

また教訓として来年に活かします。



ここからはストレートアライブさんの障害者さんたちの力が発揮されるところです。

1日4時間だけですが、

ハウス3棟ずつ定植を終わらせてくれます。



前の週に穴はあけてあります。

ポット苗を並べていく人と



植える人でどんどん進めてくれます。

年々どうしたら定植作業を楽にこなせるかを一緒に考えていきました。

目が悪い人もいるので

ランナーピンを刺したままにして

イチゴの苗の向きが誰でもすぐわかるようにしておくなどの工夫もしてあります。

イチゴは実がつく向きがあるので

これを間違えると大変です。

ストレートアライブさんのメンバーは障害を感じさせないほど

素晴らしい働きをしてくれます。

仕事にも年々慣れてくれて

パートさん以上の働きでしょう。



そして私たちだってイチゴ定植したいと

無門福祉会の障害者さんたちも2棟こなしました。



生活介護レベルだった障害者さんたちは

最近は全員畑に入れるので

全員役割を持ってできる仕事をこなしていきます。

小野里さんはしゃべってばっかだったけど

最近は仕事を進んでやってくれるようになり、

植えるのは難しいからと

植えたあとのポットを回収してきてくれます。

山下くんは体が思うように動かせない子でしたが

発作がだんだん軽くなっているようで

ポットを重ねて片づける作業をやってくれました。

イチゴ定植作業も植えるだけの仕事ではないです。

職員も一緒に作業に入ります。

教えてあげたり、フォローしたり、自分も植えたり。



最後向きが逆になっていたり、

深すぎたりする苗がないか

私たちがチェックしていきます。

意外とそういう苗が少ないところまで皆の作業レベルが上がってきました。

皆のおかげで10棟を3日で植えきれました。

本当に皆はありがたい存在です。



ここからは毎日水やりをがんばります。

イチゴはかなりの高畝で育てますので

すぐに畝が乾いてしまいます。

朝と晩に水やりをして常にちょうどいい水分が畝にあるようにしていきます。

うまくいけばどんどん新葉が出てきてくれます。

まだ30℃以上が出てしまうのでイチゴには暑いですが、

こまめな水やりで対処していきます。



昨年は恐ろしいほどの天気の悪さで

かなり大きなダメージをくらいましたが

今年はそんな天気でもできるだけ延命できる作戦で勝負してます。

どうか天気が味方してくれますように。
  


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Posted by みどりの里 at 09:32 │いちご

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2017年08月19日

第34回勉強会

7月24日月曜日に第34回勉強会が開催されました。

今回も75名ほどの方々にご参加いただきまして

ありがとうございました。

1人目の発表は自己紹介です。



サラダなど野菜を中心とした飲食店を始めたい住田沙織さんです。

職場の上司がそういう思いを持っていた方で

その方が亡くなり、

その人の思いを継ぐつもりで飲食店を始める計画です。

規格外野菜なども飲食では問題なかったりするので

ぜひ使わせていただけたらと思ってます。



2人目は無門福祉会でも活躍している

遠藤翼さんです。

遠藤さんは自分でも畑を借りて自然栽培をやりながら

無門さんと農福連携を自分の畑でも進めています。

写真がなぜか横向きになってしまいますので首をかしげて見てください。



「黄もちとうもろこし」という品種を自然栽培で作りました。

これはスイートコーンではないです。

そういう品種ならアワノメイガなどの被害が少ない状態で作れるようです。

丈は180cmくらいになり2本どりができます。

3本目はヤングコーンで収穫してます。



マルシェなどに出店して売り切りました。



とうもろこしとインゲンを一緒に植えてあります。



枝豆を近くに植えてあり、

コンパニオンプランツとしても育てています。



トマトも束ねて育ててみたり、



スイカを空中につるしてみたりと

いろいろ試してます。

3人目はみどりの里です。

夏野菜の有機物マルチについてです。



昨年までは自然栽培スイカをもらった苗で作ってました。







これくらい美味しかったです。

販売できるかもと思って今年は自分で苗から作ろうと思ったら



30%自分で作った土を混ぜた砂では

微生物が多すぎるようでした。



そのまま定植しても治らないです。





アブラムシまで発生してしまったので

完全に窒素過多です。



わらを敷いてすぐに











もともとついてたアブラムシが減っていき



新芽にも新たにつくことはなくなりました。







問題だったのは苗土がスイカに合わなかったことなので

再度試験をしてみました。







20%から大きくなってきてますので

これくらいか15%くらいがベストかもしれません。

スイカは微生物の多い土を好まず、

やせた土を好むタイプなんですね。

30%は苗作りの段階でアブラムシがきてました。

もらった苗は育苗土がほとんどついていない小さい苗の状態でもらってました。

植えて畑の土のみでそだったので

もらった苗のときは自然栽培がうまくいってるんです。

苗土が余計なことです。

その余計なことのおかげで有機物マルチの効果などが発見できてよかったです。

余りに効果的だったのでミニトマトでも試しました。







地温の高さに苦しんでいるトマトが次の日新芽が元気になります。



この時期は白黒マルチならちょうどいいくらいでした。

黒マルチと白黒マルチでの生育の違いをみる実験もかねてやりました。



白黒マルチはこのまま夏を越せると思い込んでいたので

わらなどを用意してませんでした。

黒マルチは最初から必要になることがわかっていたので

わらを用意してすぐ敷いてある状態です。





白黒マルチのトマトがダメージを受け始めました。



わらを敷いて地温を下げるだけでなく

遮光ネットを張って地上部の温度を下げます。

効果ありました。



白黒マルチは後手後手で高温の障害を受けてしまいました。





なんとか枯れるパターンから逃れることができました。

今年はトマトも苗土ですでに失敗していることが植えてから判明していたので

調整に苦労してドタバタになってます。

しかもポットのまま砂地の畑に植えるので

砂の地温の変化が大きく、根も制限されているので

苗土が合わないと調整作業が増えて大変です。

でもそのままポットを外して植えると

自然栽培だと根が強くなりすぎて

暑い地域では生育の早い段階で青枯病が出やすいです。

今年はトマトでも有機物マルチと遮光ネットの効果がかなり高いことがわかったので

これは使えると思ってこれから栽培に組み込んでいきます。

このまま稲の質問へと移りました。

ここからは勝手な私の現場で見たことからの推測です。



これはみどりの里の自然栽培田んぼの

よく採れる田と採れない田の窒素量を表したグラフです。

田んぼは畑と違って、硝酸態窒素よりアンモニア態窒素が断トツ多いです。

稲は野菜たちと違い硝酸態窒素だけでなく

野菜や他の植物たちが活用できないアンモニア態窒素を直接吸収できます。

土が酸化すると硝酸態窒素が増えてきますので



反対の還元状態を進めた方がアンモニア態窒素が増えて

稲にだけ有利に田んぼを進められるのではないかと思って水位を深くしていきました。



水位もこの稲の横線よりちょっと下になるように

稲の成長とともに水位を上げていきました。

何か目安がないと水位が自分の思っているところにきているかどうかわからなくなるので

こういう基準があると助かります。



水が来ないなんていうトラブルがなかったところは



草があまり生えてこないように進めていけました。



水が来ないところはそのとき雑草が有利にことを進めていきました。

空気に触れると稲だけの有利な環境がなくなり、

雑草も頑張れてしまうのではないかと思いました。





こうなってくるとアンモニア態窒素を稲が吸えることが

他の雑草より有利な展開にもっていけるなら

還元状態を進めたほうが稲にとっていいんじゃないかと思いました。

リンも還元状態のほうが土に吸着されず出てきてくれます。

稲が地上部で得た酸素を根に送ることができるので

土を酸素に触れさせる必要はないんじゃないかと思いました。



実際コナギは水面に葉を出すまで苦しみ続けます。



オモダカも水位を上げると下葉が黄色くなってきます。



水が来なくてホタルイなどに囲まれたところも

水が来て水位を上げていったら



茶色くなっていきました。

どの雑草もそれで枯れてしまうわけではないですが、

ストレスがかかり生育が不利になってきます。

水位を上げると逆に稲は色が戻り始めて

稲だけが有利になりました。



ということを礒井先生に聞いてみました。





アンモニア態窒素が還元層から酸化層に移ると

アンモニア態窒素→亜硝酸→硝酸態窒素になる

硝酸態窒素が還元層に入っていくと

脱窒が起こり空気中へ窒素ガスとなり出ていってしまいます。

中干しして水入れると窒素ガスとなって窒素が出ていきます。

還元状態を維持することでアンモニア態窒素を土中で保持して稲に供給し続けられます。

これを聞いていると酸化していいことあるのだろうかと思うけど

還元層が強く還元状態になっていくと

硫化水素が出てきてしまい、

稲の根を痛めます。

それを防ぐためにも酸化させる中干しなどがあります。

稲が酸素を地上部から根へ送るために

どこから酸素を入れているかというと

葉から酸素を吸収して根へ送っています。

逆に田んぼから出るメタンガスは

稲を通して放出しています。

田んぼの雑草はアンモニア態窒素を使える可能性があります。

そういう能力を持っているから水田で生えることができると思いますが、

詳しいことは調べてみます。

水田雑草も稲と同様に根へ酸素を送ることができると思います。

もし水田雑草の根がオレンジになっていれば

それは酸化鉄がくっついていることになるので

水田雑草が空気中の酸素を根に送っている証拠になります。

どんどん掘り下げていきたくなりますね。

現場で起きたことと

ちゃんとした理屈や研究結果が重なると

理にかなった作業が生まれて

無駄なく農作業が進められます。

無農薬栽培にとってこれは非常に大事なことです。

この辺は礒井先生とはっきりさせていきたいです。



このあとの何でも質問コーナーも盛り上がりました。

参加してくださる皆さんのおかげで非常に楽しい勉強会になり、感謝しております。


次回は8月28日月曜日 18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」
にて開催します。

テーマは「秋冬野菜」です。

どんな質問でも事例でもいいので持ってきてくださいね。

  


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Posted by みどりの里 at 14:48 │イベント

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2017年08月16日

自然栽培イチゴ苗の様子



8月12日に見に行ってきた

標高900mの長野県平谷村においてある

みどりの里の自然栽培イチゴ苗たちです。

平谷でトウモロコシを作っている小林君との連携が

うまくいき始めて

今年はこの場所に週に1回行けば大丈夫なくらいになってきました。

昨年はここでのイチゴ苗作りの意思疎通などが小林君とうまくいかなくて

私は毎日平谷へ行ってました。

それから考えると今年はものすごい改善と

小林くんのものすごい成長があります。

徐々に平谷村での苗作りが形になりつつあります。

このまま天候不順などがないことを祈るばかりです。



イチゴ苗たちは7月4日に親から切り離されて1か月以上がたちます。

弱ってくると病斑が出てきてしまいます。

古い葉から出てきます。

普通はこうならないように農薬を多用せざるおえなくなります。

肥料を入れている場合、

病原菌のエサとなってしまうので

病気の侵攻は勢力を強めてくるので絶対に止められないです。



みどりの里の自然栽培イチゴ苗では

こういう病斑があったであろう葉が

病斑を自分で落としています。



これもそうです。

窒素を切ってあると

植物体内の窒素量が減って

病原菌のエサが足りない状態で勢力を強めることができず、

苗たちは病気を止めて

病斑を落としていくという治療にあたります。

致命傷を負わないようにしています。

本来植物は病害虫対策が自分でできます。

古葉は病害虫が出やすいです。

若葉や芯になるような場所を

植物は全力で守ります。

でも病害虫対策を植物にさせすぎると

収量が落ちたりしますので

できれば、病害虫がかからないレベルのイチゴ苗栽培にしたいです。



ちらほら毛虫がいます。



新芽を残して古葉ばかり食べてます。

こんなに食われることはまずないです。

古葉は日陰を作るつもりで残しているだけで

現在はそれほど機能していません。

だんだんイチゴ苗は小さくなっていて

実際水を吸う量は確実に減りました。

なので機能していない葉を食う分には許してやろうかと

そのままにしています。

大事なのは新芽です。

新芽を食べたら捕まえますが、

ずっと自然栽培していてこの虫が大事なところを食べているところを見たことがないです。

古葉を食べるだけなら葉かきの手間が省けていいじゃん。

無肥料にすると意外とうまく自然界は共存していることに気づきます。

うまく共存していければ

作業量が減ります。



お盆あたりから涼しくなってくるので

新しい葉が成長し始めて

消耗から再生へと変わっていきます。



まだ植えるまでに2週間以上あります。

今年はまだ致命的な病気を出すということがないまま育てれています。

雨が続きすぎなければ

ここからは回復していくのがいつものパターンです。

どうかいつも通り育ってください。

  


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Posted by みどりの里 at 10:36 │いちご

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2017年08月09日

賑やかな自然栽培



いつもはひたすら浩美が自然栽培ブルーベリーを収穫していますが、

今回は高校生の職場体験ということもあって

ブルーベリー収穫なら農業体験として

いい思い出になるかと思って一緒に収穫しました。



今年も鳥の害はほとんどないまま収穫し続けてます。



うちの子たちも暇だと

畑でカタツムリを探してきて遊んでます。

ときどき子どもたちはブルーベリーに襲い掛かってきますが、



手伝ってくれることもあります。



隣の自然栽培オクラ畑では

ストレートアライブさんが収穫しに来てくれてます。

初めて畑作業をやる軽度な障害者さんたちです。

炎天下の中ではきつい作業ではありますが、

オクラから人生の厳しさと

世の役に立つ喜びを教えてもらっているようです。

最初は採ることでいっぱいいっぱいで

取り残しやサイズを合わせることがなかなかできなかったので



昨年オクラ収穫をやっていた

無門福祉会のみどりの里班も合流して改善していきました。



そうやって合流していくことで

畑で作業しながらすれ違うときに会話が弾んだり

なんだか楽しい雰囲気になってきます。

そんな雰囲気の中だと

野菜たちにもいいエネルギーを供給できるような気がします。

ストレートアライブさんは収穫だけでなく

みどりの里の田んぼも維持してくれています。



大きい草だけの除草ですが、

今年は空梅雨だった6月に

水が来ないトラブルが多発していて

ヒエが育ってしまいました。

それを週に3~4日4時間除草してもらってます。



このエリアのよその田んぼですが、

水が来ないと除草剤をまいてあってもこうなります。



うちの田んぼも何もしなかったらそうなってしまうという危機感から

雑草が小さいうちから1日3反以上できるペースで取り続けてきたので

この水が来なかったエリアでも

ヒエや他の雑草に囲まれることなく作ることができました。

ストレートアライブさんたちの障害者さんたちが

田んぼをきれいにしてくれるから

田んぼをやらないかと声をかけてもらえたり、

評判を落とさずに無農薬の自然栽培を拡大し続けていけます。

こうやってしっかり結果を出して

障害者さんたちが無農薬栽培に適した人材であることを

しっかり打ち出していきたいです。






  


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Posted by みどりの里 at 22:50 │お米野菜

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2017年08月05日

自然栽培イチゴアイスとジャム



ついに農福連携商品が開発されました。

自然栽培イチゴアイスとジャムです。

添加物なしの商品になってます。

なかなか自分でこういうもの作ろうとすると大変なのですが、

食品加工場を持っている障害者福祉施設の無門福祉会さんと一緒にやることで

可能となりました。



昨年冬から今年春にかけて皆で毎日イチゴ収穫してきました。



イチゴ畑は土耕だと畝間を歩くのも大変ですが、

皆1年で足腰がきたわり、

皆で収穫できるようになってました。



パッキングも覚えて

どんどん仕事ができるようになっていきました。

新しい仕事ができるようになることが

皆の喜びでした。



夏はさすがにイチゴは作れないのですが、

そんな時期でもイチゴが楽しめるようにと無門さんにお願いしてできたアイスとジャムです。

障害者さんたちが仕事ができるようになっただけでは

農業で工賃を格段に上げていくことは難しいです。

でもこうやって新しい加工品などを

私たち健常者が開発していくことで

販売の幅も広がっていきますし、

お客さんの喜びも広がっていきます。

その結果、障害者さんたちの工賃も自然と上がっていけば

理想的な相乗効果が生まれます。

自然栽培を通して障害者さんたちと一緒に助け合って生きていける形を作れるよう

これからも試行錯誤していきます。

毎月第2土曜日にむもんカンパニー青い空でやっている

むもん市で自然栽培イチゴアイス、ジャム、そしてイチゴジュースまで出てます。

ジャムはロージーティーハウス猿投店

自然栽培の仲間たち

でも常時販売してますので

ぜひご賞味ください。

これからもブルーベリーとかでも開発していきますので

楽しみにしていてください。  


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Posted by みどりの里 at 08:33 │お知らせ

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2017年07月21日

第33回勉強会

6月26日月曜日に行われた

第33回勉強会の内容です。

今回は特にテーマを決めていませんでしたので

自由に栽培話題が出てました。



自己紹介は牧野雅人さんです。

牧野さんはB&Dドラッグストアで勤めています。

バリバリ働いていたのですが、

皮膚を針で刺されるような痛みが出る病にかかってしまい、

普通に生活が一時期できなくなってしまいました。

働く時間も減らしてもらいながら

どうしたら治るのか

どうしてなってしまったのかを追求していると

ストレスや食のことなどに関心を持つようになりました。

自分で自然栽培のような食品を扱う店をやろうと思った時期もあったのですが、

今やドラッグストアはディスカウントショップになってしまっているけど

本当は健康を提供する店なはずという思いに至り

ドラッグストアでも自然栽培などの商品を販売していけないだろうかと考えるようになりました。

月に2回ほどみどりの里に作業に入りながら研修してます。



2人目は

愛知県豊橋市でやっている kuumaa!Farm 鈴木直樹さん です。

今回は定植のやり方で面白い結果が出たので紹介してくれました。

ちなみに前に紹介してくれたアスパラの採りっきり栽培を夏野菜に応用したところ



かなりの深植えになってしまって全然ダメだったそうです。

そんな実験もしている中で



種まき前に鎮圧するといい結果が出ました。



このようにはっきりトウモロコシで出ました。



右のナスは植えるときに土を出して穴を作って植えました。



左のナスは土を押し込んで穴を作ってそこに植えました。

種まきも定植も鎮圧したほうが明らかにいい結果が出ています。

厳しい環境のほうが植物が育っています。

続いては勉強会の前に

田んぼの耕し方や代かきなどについてどうやっているのか知りたい

という質問と

病害虫に対してどのように対処しているか知りたい

という質問をいただいていたので

みどりの里の事例を紹介しました。

ちなみにこれはみどりの里の事例であって

こういう質問に特に正解はないです。

土質や環境や、栽培者が何を狙っているのかで

やり方はおおいに変わります。

私は浅く耕してみたり、

溝をつけて耕してみたり、

何回も耕してみたり

耕す回数を極端に減らしてみたりと

いろんなことをしてみたけど

それで草がなくなったことはありませんでした。

耕し方で大きく変わらないので

耕し方はいたって普通です。

ただ爪が減るのが嫌だったり、

早く終わらせたいので

そういうことを意識して速めに耕してます。



明らかに変化があったのは

わらをすきこまないという方法をとったとき

草の生え方が変わりました。

なのでこれを採用してます。



今年は天気や作業都合で耕すのは春になって1回しかできなかったので



草もまだあるので



2回代かきをすることにしました。

これなら雨が降ろうが作業ができるので

天気に左右されないかと思いました。



今年は泥を田んぼの外へなるべく出さないことを意識してやったので

浅めの水で代かきしました。

今年からしばらく「泥」をテーマに自然栽培田んぼを進めようと思ってます。



早速しまったというところは泥を排出しないことを意識しすぎて

田んぼに水がなくなってたことです。

泥が固まってしまうので

2回目の代かきがうまくいかないです。







2回目代かきでは田植え前に水を抜きますが

このときはなるべく泥が出ないように沈殿させてました。



いつもは苗箱を25枚くらい使っていたのを

今年は18枚まで減らしてみました。

面積が広くなってきて減らしていかないと作業が回らなくなってきました。



少し遅れ気味で作業が進んでいきました。



粘土田んぼで起きやすいです。





わらを入れないやり方ではトロトロした泥の層が薄くなりやすかったです。

でも泥を残すことでそういった層が残ってくれるようになって

除草機が大きく泥を動かすので除草機効果が上がるように思いました。



早めに大きい草だけ取り除きます。

代かき2回やったらセリなどの草がだいぶ減ってくれました。



8年目の田んぼはなんとか草がおとなしくしていてくれてます。



6月前半の空梅雨で水が少なくなる地域は水が入らないため

泥が固まってしまって草が生えやすくなってしまいました。

ストレートアライブさんに早めに入ってもらいました。



こういうときはヒエがよく生えます。

ヒエと稲は見分けるのが難しいですが、

イネには輪がついてたり、葉舌という△の薄い膜があります。



ヒエは何種類もいますが、

こいつは特に稲に似ていますが、

若干毛の生え方や、葉舌がないことで見分けます。



ヒエと稲が混じってます。

水がこないとこういう草取りが増えてしまうのでたまらんです。







わらをすきこまないとコナギが弱りやすいです。



葉も痛んでいて、根も弱いです。



わらを入れてたころはとにかく手除草で対処してました。

このときのコナギは根が強かったです。



わらをすきこんでいたときは

手除草がうまくいかないとこうなってました。



昔雑草に負けた田んぼです。

耕し方を変えても助からなかったです。



こういうことがわらを入れなくなったら

なくなりました。

明らかに変わるので

耕し方でなくわらを入れるか入れないかのほうが重要でした。

次は病気の対処の仕方です。

自然栽培の無肥料無農薬で病害虫が出てしまった場合は

確かにどうやって対処するのだろうと思うと思います。



この苗たちは皆うどんこ病にかかってしまいました。

うどんこ病の風下で苗を作ってしまったために全部かかりました。

自然栽培だとさあ何かまかなきゃとはならないです。



早速うどんこ病にかかった葉が枯れ始めました。

うどんこ病にかかったということは

何かかかる原因があります。

このときは葉かき作業が進んでいなくて

葉が茂りすぎていました。

そうすると真ん中の若い葉に光が当たらなくて徒長気味になります。

光が足りないので植物体内の窒素分が多くなります。

それでうどんこ病にかかってしまいました。

それではそんなときはどうするかというと

葉かきをして古い葉をとってすいてやります。



そうすると若い光合成の能力の高い葉が残っていきます。

若い葉にはうどんこ病はかかっていませんでした。

これで植物体内の窒素量が減っていき

うどんこ病のエサがなくなります。

後は気候が暑くなっていくので



うどんこ病が活動できなくなって



消滅します。

何もまかなくても原因をつぶせば病気は消せます。

こういう方法がやりやすいのが無肥料無農薬の自然栽培のいいところです。

田んぼの耕し方にもいろんな方法があります。



秀明自然農法の安田喜治さんは



スズメノテッポウという雑草をなるべく大きくしてから

耕してます。

春の雑草が生えていたほうが養分になるとのことです。



代かきを4回くらいかけて



雑草を浮かせて排出して



植えるときは水を張ったまま田植えをしてます。

こういう雑草対策でコナギが出ないようにして出なくなった田んぼがあるそうです。

それぞれ皆自分の場所や都合に合うやり方になっていきます。

いろんなやり方があることが面白いんですよね。



前回のスイカでプレゼンできなかったので

ストレートアライブの今枝稚加良さんに今回自然栽培スイカやっていただきました。

品種:紅しずく(小玉)、シュガームーン(中玉)
土質:粘土
株間:100cm  1条植え
畝幅:約120cm
畝高:20cm~30cm
資材:透明マルチ、2重トンネル(内不織布、外ビニール)



2月11日播種
2月28日移植



4月3日定植













本場5~6枚で摘芯
4本仕立て
2果目から実をつける
実までのわき芽を全て取り除く









次回は7月24日月曜日18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」にて開催します。
テーマは夏野菜のナス、ピーマン、トマトです。
皆さんのネタなんでもいいのでお待ちしてます。


















  


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Posted by みどりの里 at 21:54 │イベント

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2017年07月20日

山上げしたイチゴ苗たちを見に来ました。



山へイチゴ苗を上げて16日が経ちました。

親株から切り離されて

ポット土の養分は植えたときに影響しないように

ほとんどない状態です。

ここからは消耗戦です。

苗は親から養分をもらっていて大きくなれましたが、

親から切り離されると

このポット分の土の力に合う形へと縮小していきます。



持っていったばかりのイチゴ苗より色が薄くなり始めてます。

古葉はだんだん枯れていきます。



大事な若葉が2枚残るくらいの力しかポット土にはありません。

昨年は標高900mの平谷村でどういう苗管理をすれば病気にならず

ダメージも少なく作れるかをここで水やりをしてくれる小林くんと考えながらやりました。

昨年はそんな試行錯誤もあって3回ほどタンソ病が出て

3000株ほどやられています。

今年はそんな中で学んでいった苗作りの注意点を意識しながら

水やりや苗の管理をしています。

葉はこれから本格的に3枚目の葉が枯れていきます。

枯れる中で輪斑病などにかかっていくのですが、

やたらと葉かきを進めない方がよさそうでした。

ここ標高900mは日の光の強さが豊田市より強いです。

無肥料での苗ではこの光の強さに耐えられないです。

古葉で少し影を作ってやったほうが、

若葉のダメージが少なくすみます。

でも雨が続くときは若葉のあたりが暗くなってしまうので

少し葉を取ってすいてやったほうが光が届いていいです。

その辺りも見極めてやらないとすぐ病気にかかります。

毎日酢を1000倍にして水やりとしてまきます。

5日もまかないでおけば

一気にタンソ病が広がります。

酢は確実に病気に効きます。

何度も実験したので確かです。

8月のお盆あたりまでイチゴにとって厳しい暑さが続きます。

それまでは涼しすぎる日がこない限り弱っていきます。

お盆が過ぎると少し涼しくなって回復して

葉が一枚増えてくれます。

そこまでいけばもう大丈夫です。

そこまでが勝負です。

なるべく弱らせない管理を続けることで

この消耗戦に勝ちます。

今年はいいスタートがきれています。

弱る前に



毎日豊田でイチゴ苗を管理してくれてた無門福祉会のみどりの里班が見に来てくれました。



山へ行ったイチゴ苗たちが心配で毎年来てくれます。

昨年よりイチゴ苗の状態がいいねと喜んでました。



トウモロコシの小林くんに撮ってもらったので

私も一緒に写れました。

やまのぶで人気の小林君の平谷トウモロコシも順調に育ってます。

8月10日くらいから出ると言ってました。

これも楽しみですね。




  


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Posted by みどりの里 at 23:18 │いちご

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2017年07月17日

自然栽培イチゴ苗の山上げ



イチゴ苗たちは目標の18000株をポットに受けることができました。



無門福祉会の皆が毎日毎日ランナーをポットに受けてくれていました。

2年目の作業ということもあって

皆1年目のことをけっこう覚えていてくれたり、

ずっとイチゴを見続けてくれていたので

難しいと言われるイチゴ栽培がだんだんできるようになってきました。

今年はこの大事な苗をポットに受ける作業をまかせることができたので

非常に助かりました。

障害者さんたちは成長しないと思われがちですが、

めちゃくちゃ成長しますので

成長しないという発想は思い込みにすぎないです。

7月に入ると35℃とか

最低気温25℃とか

もうイチゴが耐えられない温度がやってきます。

無農薬でイチゴ苗を作るとき

この温度の中にいたらイチゴ苗たちはほぼ病気にかかって終わらされてしまいます。

そういった温度が来る前に



イチゴ苗たちを親株から切り離していきます。

今年は葉かき作業などを研修生の林さんや、

うちの社員の天野くんや、

無門さんたちがしっかりやってくれたので

イチゴ苗たちを切り離しやすいです。



この作業を一気に進めたいので

そんなときはストレートアライブさんの登場です。

もう3年くらいやっている作業なので

どんどん進めてくれて

2日で終わらせてくれました。

彼らがいなかったころは

自分たちでやっていたけど

かなり時間がかかっていて

作業が後手後手になって失敗していました。

今は障害者さんたちのチームがいてくれるおかげで

一気に作業を終わらせることができます。

農作業がテンポよく片付いていくことが

自然のタイミングに合わせられることに繋がります。

絶好のタイミングは長くは続きません。

これを逃すと無農薬栽培どころか

作ることができなくなります。



無門福祉会さんもストレートアライブさんもみどりの里も

皆で力を合わせてやると

なんだか仕事のモチベーションも上がってきます。

皆がんばってるから

自分もがんばらなきゃって感じで



いい相乗効果が生まれてきます。

終わってみるとすがすがしいです。



イチゴ苗たちは軽トラで1時間半かかって標高900mの平谷村へ運ばれました。

ここは夏に30℃を超えることがまれなくらい涼しい場所です。

ここにも仲間のトウモロコシの小林君がいて

イチゴの水やりをやってくれます。

皆といい連携を組んでるから

自然栽培イチゴはできるんです。

私だけではこれだけの作業はこなせません。



イチゴは皆に面倒みてもらえて幸せそうです。
  


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Posted by みどりの里 at 22:39 │いちご

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2017年06月21日

ジャンボニンニク収穫



ずっとタマネギで使っていた畑を

最近圃場が広がりすぎて手がまわらなくなってしまうので

もう少し作るのが楽なニンニクに切り替えました。

6月15日に収穫です。

最初はやまのぶ新入社員だけで開始しましたが、



無門福祉会さんのみどりの里班の皆が登場して

賑やかさんは5倍増しになりました。

多少謹慎気味だったよしえさんは

今日から収穫作業に入ることを許可されました。

やっと念願の収穫作業に入れるよしえさんの喜びは大爆発です。



そこへちょうど今日が作業日だった若者サポートステーションの皆も来てくれました。

収穫作業は皆でやると楽しいです。



いつも誰もいない畑がいきなりにぎわっているので

近所のおじさんも何事だと見に来ました。

「これは無肥料無農薬の自然栽培で作ったニンニクです。」

と言うと

「ものすごい量があるじゃないか」

「堆肥とかも使ってないのか」

人も多くてびっくりだけど

自然栽培もびっくりだなと首をかしげて帰っていきました。

ここは何度か失敗して同情されてた畑だったので

念願の近所の人のリアクションに到達できました。



みどりの里では一番若手の天野くんも

作業を教える機会に恵まれます。



適地適作がありますね。

適地となれば手が本当にかからず作れました。



雨がなさすぎてカチカチの地面で引っこ抜けないので

スコップで少し柔らかくしてから抜きました。



どんどん運ばれていきます。



今回は購入ニンニクと昨年の収穫のときに保管しておいたニンニクを植えて採りました。



自分で採ったニンニクのほうがきれいなニンニクができました。

生育スピードは購入ニンニクのほうが早かったです。

でもこれくらいの品質になるなら

ニンニクは購入せずにここからいいものを選んで

また植えて作る方法がとれそうです。



たくさん採れたので売り切らねばと思っていたところ

「ほがらか」でむき身ならたくさん買えるよと言ってくれたので

みどりの里班の午後からの仕事となりました。



まだ乾ききっていないので

向いているとタマネギみたいに涙が出てきます。

もうすぐ乾いてしまうから

そしたら大丈夫だね。




  


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Posted by みどりの里 at 15:05 │野菜

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2017年06月21日

水がなくても

空梅雨は恐ろしいです。



グリーンママンさんとの田んぼも



うちの田んぼも

水が細くなりやすいところは水が来ない日が続きます。

たまに来る水を喜んで迎えていたけど、

だんだん来なくなってしまいます。

もとの取水口を見にいってももとの水が少ないことが問題なので

どうしようもないです。

こうなってくると草が抑えられなくなってきます。



ママさんたちもここはがんばりどころと

雨が来るまで少しでも草を減らしておけるよう

愚痴もこぼさず頑張ってます。

すごいなと感心してしまいます。

逆に水の大切さがよくわかるといつも前向きなお母さんたちです。



水が来るところの除草はたいしたことないので

どんどん進んでいけます。

やまのぶ新入社員もこれならまだ頑張れます。



ストレートアライブさんの障害者さんの頑張りがすごいので

やまのぶ新入社員たちもその勢いに能力が引っ張り上げられます。

テンポよく進んでいたけど



水がない田んぼはやばいです。

これにはストレートアライブさんの皆も足が止まりました。

ヒエと稲はよく似ているので

慣れた人じゃないとなかなか取りきれません。

ヒエと稲の見分け方を再度教えて

田んぼ全体の除草ではなく

ヒエの密集したところを頑張って取ってもらいました。

今まで冬にわらを焼くようになって

ヒエに負けたことはありません。

少しくらい生えていてもヒエが途中でなぜか枯れてしまいます。

でもそれは水があって成り立つことであって

水がない場合は稲が負ける可能性が大きくなります。

だからヒエだらけで稲がどこにあるかわからなくなっているところだけ

なんとか取れば

あとは梅雨後半の雨でなんとか逃げ切れるのではないかとみてます。

私一人ではとても取りきれません。

ストレートアライブさんの存在はこういうどうしようもなくなってきたときに

一気に勝負をかけられるありがたい存在です。

手除草に関しては他の人ではこうはいかないはずです。

今年は空梅雨さえなければ

あっさり草に勝てそうなくらいうまくいってました。



水がちゃんとくる田んぼでは



いつもより断トツ草が少ないです。

私が本当に力を入れてやらなきゃいけない仕事は

ストレートアライブさんに頼っている手除草をより楽な仕事へと変えていくことです。

それができないと面積が増やせません。

今年は5.5haの自然栽培田んぼです。

今日の雨で水環境はだいぶ良くなったはずです。

ここから巻き返していきます。




  


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Posted by みどりの里 at 14:25 │お米

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