2017年06月14日

田植えと除草



今年もいい苗が育ってくれました。



田植えは5月23日~28日までやってました。



今年は反20枚で植えようと思ってたら

たくさんの人に苗を分けてくれと頼まれたので

18枚の設定で植えました。

そしたら予想以上に余りまくりました。

皆に行き届いたのでよかったです。



グリーンママンさんたちとの田植えも

ひもでやってたのを

線に変えました。



縦横で線を引いてマスを作って

その交点に植えていきます。

ひもを張るより皆がそれぞれどんどん植えていけるので

例年の半分以下の時間で終わってしまったくらい順調でした。



このときは若者サポートステーションの皆も混ざって田植えしました。



美しいです。

これなら除草機が入れるし、

草もとりやすいです。

農業で直線とかそろっているとかとても大事です。

後々の作業にものすごく影響してきます。



田植え機で植えたほうは欠株があるので

1回目の除草をしながらママさんたちは補植も頑張りました。



今年も広い田んぼで除草機を押してます。



私はもっと広いので

機械除草です。

半日で1,2haできます。



私が除草に明け暮れているころ

ママさんたちは交代しながら毎日除草に来ています。

もう私の手は離れて自主的にもっと収量あげるんだと頑張ってます。



いつもの芯だけ残している状態です。

田植え時に根が切れるので

葉が枯れやすいです。

でも大事芯は絶対枯れないです。



でもこんなときは除草機入れたくないけど

草が小さいときしか除草機は効果が発揮できないので

無理やり入ります。

生きた心地はしません。



そんなころにやまのぶ新入社員研修!!

女子5人という素晴らしい研修でしたが、

田んぼでひたすら草を取ります。

カエルが怖いからとなかなか田んぼに入らない新入社員たちも

あきらめがつくと

「わー、オタマジャクシだー」と手にすくってました。

更になれてきて

ここまでやったら帰っていいよと告げると

1反ほどの田んぼを見て

「30分で終わらせます」

と有言実行しました。

ただ田んぼに放り込んだだけなのに

どんどん成長していきました。

1週間でたくましくなってやまのぶへ帰っていきました。



うちはコナギ除草はしないので大きい草だけ拾うだけです。

コナギは生育不良を起こしてあまり根が張れていない状態です。

すぐ取れます。

ストレートアライブさんたちもコナギを無視できるので

どんどん進めて4時間で1ha以上こなせる日があります。



わらをすきこまなくなってから

コナギは葉が痛むようになって

根張りが弱くなりました。

おかげで初期除草が楽になりました。



いつ行ってもママさんたちはいます。



田植えから2週間もすると

一気に緑が濃くなって

大きくなってきます。

弱っている間に根を伸ばして

しっかり張れたとなったらすぐ地上部に反映してきます。



これくらいになると安心して田んぼに入れます。

でももうこれが最後の3回目の除草です。



だんだん見栄えがよくなってきてます。

今年は除草機効果がけっこう高そうです。






  


Posted by みどりの里 at 23:32 │お米

コメントをする・見る(2)

2017年05月12日

自然栽培稲作 種まき



水に浸けておいた種籾は

3日くらいで芽が出てきてしまいました。

もうここ4年くらいはそれくらい早く芽が出てきてしまうので

予定もそのように組んでおきました。



芽が出る前に苗箱に床土(育苗土)をいれます。

この土も自作の土です。



8か月ほどわらや米糠を土と発酵させて作った土です。



土入れ作業も種まき作業も

福祉関係の人もうちの子も研修生も皆で作業です。



種籾も発芽してきたので播きやすいように乾かします。



そして種まきです。



上にかける覆土も今年は自作の土を使います。

ここ2年くらい使えるか実験していたのですが、

問題なく使えたので今年からは全部自作の土に変えました。

昨年までは無肥料の稲の苗用の土を買っていました。

でも、せっかく自分で作っているのだから全部自作の土に変えようと思って変えました。





しかしここで実はトラブルがあり、

自作の土が乾きすぎてしまったため

最初、土が水をはじいて種まきがうまくいきませんでした。

トヨタボランティアセンターさんたちや福祉の皆が苗箱を運び出して

播種機に入れる前に水やりをやってくださいました。

先に土を湿らせておくことで播種機に入れてからの水やりではじかないようにしました。

4社分の1600枚の苗箱を運ぶわけですから

これはかなり大変な仕事となってしまって

皆さんが来てくれてなかったらどうなっていたことか。

助けてくださってありがとうございました。



種まきが終わった苗箱を並べていきます。

複数年やってるストレートアライブ(とものわ)の今枝さんが皆に

並べ方を教えてくれています。



ストレートアライブさんはこの作業にもう慣れてきているので

安心してまかせておけます。



ビニールトンネルをしておきます。

まだ朝が寒いです。



種まき作業の傍らで

実は自然栽培ダイコンも進んでおりました。



切干しもやってます。

前は稲の作業になると畑が止まっていましたが、

今は農福連携のおかげで同時進行できます。



2日目は無門さん、ストレートアライブさん、楽歩さん、福祉メンバーの分を種まきしました。

こうやって助け合いながら皆で仕事を進めるのが最近の私の自然栽培テーマです。

もう自分たちだけでやる自然栽培は限界を見ました。

それを超えるにはこういう皆でやっていく形がいいです。

楽しいです。



3日目はグリーンママンさんたちと種まきです。



子どもたちも一緒についてきてます。

種の計量すらやりたがります。



今年も大勢が参加してくれました。





子どもたちは何やってもかわいいです。



手作業で覆土です。

ママさんたちとは子どもも参加できる形がいいので

あえて手作業でやります。



皆で苗箱を運んでプールに並べます。



人数がいるとシートやビニールもあっという間に張れます。

種籾準備からずっといろんな人と作業ができたことが

うれしかったです。



そして種まきから6日後

シートを外すとちゃんと出てます。



覆土を稲が持ち上げてしまうので

シャワーで落としました。



鳥に食われる前に

防鳥ネットを張ります。



黄色いところは覆土が持ち上がって光が当たっていなかったところですが、

すぐに緑になります。



今年は一部やられました。

芽が出ないです。

原因は・・・

太陽シートの劣化で高温障害を受けてしまいました。

シートのアルミが薄くなっていたことに気づきませんでした。

その劣化したシートのプールだけがやられました。

このやり方だと3年くらいでシートは変えないと危ないですね。



余分に作っているのでなんとかなりそうです。

苗たちが育ってくるうちに

田んぼの代かきを終わらせます。

いよいよ田植えがせまってきてます。  


Posted by みどりの里 at 23:02 │お米

コメントをする・見る(0)

2017年04月27日

皆で自然栽培稲作 塩水選、温湯殺菌、浸種

4月26日から種籾たちが動き始めます。



朝、皆が来る前に研修生の林さんと塩水を作ってました。



子どもたちも子ども園に行く前に塩水作りです。

60リットルの水に8キロくらいの塩を入れました。

35℃くらいの湯にして塩が早く溶けるようにしておきました。



塩水選種計でだいたいこれくらいなら大丈夫。

塩水の浮力で悪い種籾を浮かせます。



塩水選などの作業を農福連携もママさんたちも見てみたい人も研修生も

皆で今年の自然栽培稲作をスタートです。



種籾を2キロずつざるに入れます。

この種籾はみどりの里、グリーンママンさん、無門福祉会さん、ストレートアライブ(とものわ)さん、楽歩さんの

昨年自分たちの田んぼで採れたお米をとっておいたものです。

イセヒカリという品種で

伊勢神宮に奉納されているお米が

種採りを続けている農家を通じてみどりの里へ届き、

それをみどりの里でまた種採りで増やして全面積でできるようになり、

今では仲間たちに分けて、

同じ品種で皆で自然栽培稲作ができるようになりました。



塩水選をママさんも障害を持つ人も福祉職員も研修生も特に区別なく

やりたい仕事をやります。

大勢いるので交代でやって体験的な感じもあるし、

自然栽培稲作を学べる場でもあるし、

交流も進んでいく場でもあります。

本当はみどりの里だけでやるただの稲作作業なはずなのに。



今回は名古屋市中川区にあるぽかぽかワークスさんたちは

自分たちも自然栽培稲作を今年からやるから参加させてほしいと来てくれました。

自然栽培稲作はやりたいと思っても

あまりにも越えなくてはならないハードルが多すぎて

誰かのフォローがないとゴールまでたどり着けないでしょう。

こうやって皆で作業を進めていくことで

一つ一つの作業を確実にそして楽にこなしていき

皆で成功する確率を上げていきます。



塩水選で沈んだままだったいい種籾をネットに移して



水で塩抜き作業です。

ここは無門福祉会のみどりの里班が譲る気配がありませんでした。

山崎さんは昔たぶん似た作業をやっていたのか

すごく上手に塩抜きができていました。



そして温湯殺菌です。



設定温度はころころ変えていましたが、

60℃で8分種籾をお湯につけてました。

ちゃんと中まで湯が入るように最初2分くらいはゆらしてました。



初めての作業の人が多かったので交代で楽しんでました。



風が入ると寒くて温度が下がりやすくなるので

二人の愛で湯温を上げていただきました。



この日は今年のグリーンママン×みどりの里自然栽培稲作の顔合わせでもあったので

ママさんたちと自己紹介をしました。

と言ってもほとんどがリピーターなので

今年もいよいよ始まるねと決起したような感じでした。



お湯から出した籾はまだ中が熱いので

冷水で冷やします。

楽歩さんとも昨年から自然栽培稲作を学んでいますが、

今年は自分たちの種籾もこの流れでやるので

気合が入ってます。



発芽するまで水につけておきます。

今年は満タンになってしまいました。

うちも面積増やしたし、

一緒に参加する仲間も増えたし、

年々増えていくことはいいことです。

午前の雨は皆との作業中は降りませんでした。

終わったーと作業を終えたら

雨が降ってきました。

調子にのってるときは何もかもが味方になります。

今回こんな楽しい作業にしてくれて

皆さんどうもありがとうございました。



  


Posted by みどりの里 at 17:25 │お米

コメントをする・見る(0)

2017年04月25日

稲の育苗土準備

昨年9月ごろに

わら、米ぬか、山土、燻炭を混ぜ合わせて

8か月発酵させて作った土を



今回はストレートアライブさん、無門福祉会さんと

農福連携で仕上げの砕土と袋詰めをしました。

この土は稲の苗の育苗土にしたり、

野菜の苗の育苗土に使っています。



砕土機に入れると石などが取り除かれ



細かく砕土された土が出てきます。



わらも米ぬかもすっかり分解されました。



ハウスの中で作っていた土を

福祉職員の今枝さんが

機械を操作を覚えたので

砕土はストレートアライブさんにおまかせできます。

今年は軽トラに土をあけることで

砕土機に入れるのを楽にしました。



ベルトコンベヤーで運ばれた土を袋に詰めて



今年は直接トラックに積んでいきます。

ここで無門福祉会さんの力が発揮されます。

重度な障害の方は機械は危ないです。

でも彼らが得意とする仕事は運ぶことです。

昨年この部分を私一人でやるはめになり、

めちゃくちゃきつかったので

今年は無門福祉会さんに前もってお願いしました。



皆かなりやる気になってどんどん運んでくれました。

この土を苗箱へ入れる作業が待っているので

その作業場へどんどん運んでいきました。



1日でこんなにいっぱい運べました。

彼らは自分がこんなに運んだんだと誇らしげにしてました。

達成感はかなりあると思います。

これでみどりの里、ストレートアライブさん、無門福祉会さんの今年の苗土の準備は終わりました。

3社それぞれが別々にこんなことやってたら無駄です。

ここでこそ農福連携で互いに必要な作業を分担して協力してやるので

すごく楽に仕事が終わります。

稲作は畑作よりも一緒に作業をして効率を上げていける作業がたくさんあります。

仲間をたくさん必要とする稲作は

皆で一緒に仕事して幸せになれるすてきな作目です。

そんな場面をこないだテレビでやってたみたいです。

自然栽培パーティー中部のフェイスブックにも動画が出てます。



種籾の脱芒作業をしてたら

無門福祉会の磯部さんがやってきて

一緒に今後の打ち合わせしながら作業しました。

最近は黙々と作業をすることが少なくなってきました。

誰かがやってきてこんなふうにしよう、こんな展開にしようと未来のことを話しながら

自然栽培やってる感じです。

もう自然栽培イチゴがそろそろ終わりそうですが、

磯部さんが小泉進次郎衆議院議員さんに自然栽培イチゴを届けてくれました。



自然栽培パーティー最高!

未来の話しも盛り上がるね。


  


Posted by みどりの里 at 22:39 │お米

コメントをする・見る(0)

2017年03月16日

自然栽培で耕作放棄田んぼ再生



トヨタボランティアセンターさんのボランティア活動の中に

自然栽培で耕作放棄田んぼ再生が組み込まれたようです。

無門福祉会の磯部さんが面白いイベントを持ってきてくれました。

3月11日にその説明会が行われました。



トヨタボランティアセンターは

私がオイスカにいたときにお世話になったことがありました。

トヨタで働く従業員さんたちがボランティア活動をするのですが、

一緒にイベントをやってたときに

仕事の進め方を学ばせていただいたことがありました。

またこんな形で関われるなんて

うれしい限りです。

トヨタ方式の自然栽培が生まれるのでしょうか。

面白いですよね。



磯部さんが障害者さんの課題や

なぜ農業と福祉が連携するのかを伝えてくれました。

この活動はただ自然栽培で耕作放棄地を再生していくだけでなく

無門福祉会さんが関わるということは

農福連携の障害者さんとも一緒にやっていくことになります。

こうやって障害者さんも農家も工場で働く人も誰でも

興味があったら皆で集まってやってみようということです。

心で繋がっている感じで楽しそうですよね。



説明会ということで自然栽培の説明をみどりの里に求められたので

みどりの里の農福連携と自然栽培を説明させていただきました。

自然栽培は自然の力を最大限発揮させて作物を栽培します。

なんかこれが前から

車や工場、社会などが求めている自然エネルギーであったりする流れに

自然栽培は同調できる気がするんですよね。

そして障害者さんの眠っている力を発揮させていくのも同じことです。

すでにある自然のエネルギーをうまく引き出せれば

それはなくならないエネルギーなので

次の社会の形に繋がりそうな気がしてならないです。

今回の参加者の皆さんとはそんなところで意気投合できそうです。

勝手に想像して盛り上がってます。

5月1日に播種からスタートです。

障害者さんも含めたいろんな人と自然栽培やるんですよ。

楽しいだろうなー。

  


Posted by みどりの里 at 13:34 │お米イベント

コメントをする・見る(0)

2017年02月26日

あぜぬりと2重張り外し



田んぼのあぜぬり作業を2月中に終わらせました。

田んぼのあぜはだんだん低くなっていってしまうので

どこかであぜを作りなおさなくてはならなくなります。

手作業でやったら非常に大変な仕事です。

今はあぜぬり機という素晴らしい機械があるので

あっという間にこの作業が終わらせることができます。

うちだけでなく、無門さんもストレートアライブとものわさんの田んぼも終わらせました。



とものわの今枝さんは自分も覚えたいとあぜぬり機に挑戦です。

すごく簡単です。

バックができるか心配だったけど



あっさりと習得しました。

イノシシなどであぜが破壊される場所もあります。

でもこの機械さえあればすぐ直せます。

障害者さんたちと農福連携して耕作放棄地をまた農地として復活させたいという思いに

ぴったりの機械です。

耕作放棄地をあっさりと田んぼに戻せます。

休みの日もあぜぬりを覚えに出てきたせいか

今枝さんがインフルエンザにかかり



ストレートアライブさんにお願いしたイチゴの2重張りビニール外しが

司令塔を失った状態で開始されました。

障害者さんだけで大丈夫かなと最初は思ったけど



皆声を出してどんどん外していってくれました。



最初からみどりの里で仕事をしてきたメンバーが新しいメンバーに声をかけて

いろいろ指示してくれていました。

あれ?もう今枝さんいらんやん。

と言うくらいの勢いで、部活みたいでした。

今枝さんにとっては大成功の結果でしょう。

無門さんとこも、ストレートアライブさんとこの障害者さんたちは

とにかく成長してます。

それがもう、うれしくてうれしくてたまらないです。

皆が真剣に作業にあたってくれるので

頼もしく感じ

私もまたどんどん前へ進む勇気をいただいてます。

まだまだ進化していけそうです。

これからも頼りにしていますので

よろしくお願いします。




  


Posted by みどりの里 at 13:22 │お米

コメントをする・見る(0)

2016年11月16日

自然栽培農福連携に石山さん登場

今日は愛知県内の農福連携を進めていきたい福祉施設の方々を対象に

自然栽培農福連携実習が開催されました。

畑の小屋に皆が集まって自己紹介が終わるころ

「おーい、野中いるかー?」

と懐かしい声が聞こえてきました。



私の師匠の石山さんが立ち寄ってくれました。

なんていいタイミングの登場でしょう。

早速皆に紹介して、お話しもいただきました。

浩美もすぐ呼んで



久しぶりの再会を喜びました。

私たちに自然栽培稲作を教えてくれると同時に

もっと深い部分の農業への取り組み方や心構えまで教えてくれた人です。

まさにそういうことを今回の福祉の方々に伝えていかなくてはならないところに

象徴的な人が来てくれたというタイミングでした。

石山さんはいつも稲刈りが終わると営業に全国を回るので

そのときにいつも突然立ち寄ってくれます。

営業途中ということもあるので

ゆっくり話しをする時間もとれないのですが、

それでも毎年私たちのことを気にかけて立寄ってくれる石山さんのやさしさは

研修時のころと変わらないなと思いました。

また農業の話しをたくさんしたいです。



皆は一足先に無門福祉会さんのみどりの里班がカブを収穫しているところへ来ていました。



カブを収穫して洗って選別や古葉を取ったりしているところです。

奥では畑の片づけ作業を同時にやっています。

当たり前のように作業をこなしていくみどりの里班のメンバーの姿に

皆驚いていました。



そしてこれもナイスタイミングなんですが、

ちょうどストレートアライブさんがうちの畑のトンネル準備作業に入ってくれてるときでした。

どんどんトンネルアーチを作っていく皆の姿もまた

今回の参加者の皆の意識が変わるきっかけになったと思います。



午後からは田んぼのわらを集めて運ぶ作業です。

来年の田んぼの準備作業ですが、

2反ある田んぼのわらがあっという間に集められました。

ブルーベリーの株元にしくわらに使用する予定です。

この作業も障害者さんの力がいかんなく発揮されます。

運ぶ作業は得意中の得意です。

野菜が栽培されて、販売されて、お客さんの手元に届くまでにたくさんの仕事があります。

その仕事一つ一つを適した障害者さんチームにふりわけていきます。

そのチームはスタッフと障害者さんの混合チームです。

スタッフは障害者さんに仕事をさせて自分は見てるだけのやり方ではなく、

その仕事をチーム全体でどうやってこなすかを考えて実行することが大切です。

できない人にはできるように仕事を細分化して単純作業にしてできるようにしてあげたり、

スタッフがフォロー入れながら仕事を完成させてしまえば

障害者さんたちがやった仕事は

無駄にはならずにすみます。

自然栽培も含めて農業には

障害者さんのあり方を見直せるチャンスがあります。

新しい社会の形が生まれます。

愛知県内の福祉施設の方たちが15名ほど集まってくださったので

皆が本気で取り組んでくれたら・・・

と思うとドキドキします。















最近みどりの里で採れてる自然栽培野菜たちです。

これらの自然栽培野菜たちは全て

農福連携で生まれているんですよ。

農福連携進めるとすごいことになりますよ。

今後の展開を楽しみにしていてください。





  


Posted by みどりの里 at 23:11 │お米イベント

コメントをする・見る(0)

2016年11月16日

グリーンママン自然栽培田んぼ収穫祭



10月に収穫した自然栽培米です。

素晴らしく美味しいお米となっていました。

ママたちが信じられないほどの頑張りを見せてくれた自然栽培稲作のお米です。

自然栽培稲作の収穫祭が14日みどりの里にて開催されました。



今回の収穫は、子どものイノシシが入ったあとがあり、

荒らされた場所は少ないのですが、

ところどころあぜ際の倒されてしまった稲を

手刈りで稲刈りをして、

コンバインで残りは刈り取りました。



ママの力を合わせれば

手作業があってもやりきれます。

こういうときに皆の力を合わせてやると作業が驚くほど進むことを実感します。

雨が多かった10月上旬が稲刈りだったので

足場も例年より悪く

大変で、ひと段落するまでに13時までかかってしまっていましたが、

皆もう力を出しきって頑張って倒れた稲の稲刈りを終わらせました。



収穫祭では皆で今回の自然栽培稲作の感想を話しあいました。

「年々面積が増えていて作業がきつくなってきているけど、これがお米作りの大変さなんだと実感しました。」

「作業日が天候で変わってしまうので、全作業に出られないけど、来年は今年出れなかった作業にちゃんと出たいです。」

「明日雨だから今日終わらせようと言ったら、野中さんに農家の考え方になってるねと言われた。」

「除草日を来れる人が来れる日に来て毎日入れる体制を作ったことで除草能力が上がって広い面積でもできてよかった。」

「何度も心が折れそうでしたが、皆きつくても笑顔を絶やさないので、頑張れました。」

「2年目になりますが、去年より今年は作業の理解ができています。」

「田を見て気が遠くなりましたが、頑張ってやりきれたことが自信につながりました。」

「このお米を採らないと来年の自分の食べるものがないという気持ちで頑張りました。」

「一人でやっている田んぼもあるのですが、一人だと作業はきついです。でも、ここは皆でやれるから、きつい作業も楽しさがあります。」

「昔、機械のない時代の人は本当に大変だっただろうなと思いました。」

「普段ただ通り過ぎるだけの他人の田んぼの様子が気になるようになった。」

「稲作の全作業を知りたいです。」

「1年目はよく皆で話す時間があったので、来年はまた皆で話しができる時間も作りたい。」

と、たくさんの感想をいただきました。

だんだん作業がきついという声が上がってきていますが、

今年は4反あったのでまあ大変でした。

でも感想からも見られるように、

そんな大変な作業の中から見つけたものがあったと思います。

新しい感覚や、世界が見れたと思います。

無農薬の稲作が大変なことは情報として知っていても、

体感すると初めて本当に理解できて、見える世界も変わっていきます。

面積を増やして大変だったけど、

今回は例年より皆10キロ増し30キロの自然栽培米を手にすることがきました。

ここでは全量お米は皆のものになるので

頑張ったぶんだけ皆の手にするお米も増えます。

来年もやりたいとの声がたくさんありますので

来年もやりますよ。

何年やっても新しい世界を見ることになります。

複数年やるとどんどん見える世界が深まっていき、

知らなかった自分の感覚が掘り起こされていきます。

私も皆と自然栽培やることで、新しい感覚を手に入れれて楽しんでます。

それもまたこのグリーンママンさんたちとの自然栽培稲作の収穫物かなと思ってます。

また更に充実した内容に進化させますので

来年の自然栽培稲作体験も楽しみにしていてください。



  


Posted by みどりの里 at 08:39 │お米イベント

コメントをする・見る(0)

2016年10月16日

自然栽培米稲刈り 新米販売開始です!



雨が続いてなかなか稲刈りができないままでしたが、

やっと稲刈りができるようになってきました。

今年は10月19日オープン予定のやまのぶ四郷店が見える田んぼから開始です。

みどりの里もこのエリアに進出していました。



今年は雨の多い年でした。

曇りの日も多かったので

日照不足で稲たちは大丈夫なんだろうかと心配でもありました。

登熟もずいぶん遅く、

収穫予定日が10日くらい遅れてしまいました。

でも自然栽培稲たちはなんだかんだの環境にうまく適応してくれたようで

無肥料無農薬9年目でもお米はできてくれました。



きれいな籾です。



籾摺りをしてみるときれいな宝石になりました。

玄米もまだ炊いてないのに美味しそうです。



早速出荷準備です。



今年の写真はこれでいきます。

農福連携始めてから人がどんどん増えていきます。

無門福祉会さんとストレートアライブさんとは今年の稲作でより連携を強めることができました。



今年のより強化した連携の一つは

稲作を一緒にやることで作業効率を上げて

より広い面積を自然栽培でこなせるようにしようと頑張ってきました。

上の写真はむもんさんのスタッフの中本さんと鈴木さんがフォークリフトの練習をしているところです。

私がコンバインで稲刈りしているときに

中本さんたちが籾を運んで乾燥機に入れてくれれば

コンバインはずっと稲刈りを続けられます。

こうした流れ作業を作って、

その流れの中の簡単な作業に障害者さんたちを入れて

皆の仕事をより効果的な仕事にして

生産量も上げていこうと試みています。



10月15日はあの自然栽培塾をやってた田んぼに

佐伯さんや磯部さんたちがテレビカメラを引き連れて稲刈りが始まりました。



すごいことを話しているように見えます。

内容は、鎌はよく切れるから指切らないように気を付けてね。です。



今回は小さいコンバインが登場です。



手刈りの体験を障害者さんも福祉スタッフも、学生さんも、市の職員さんも、興味のある人も

皆ごちゃまぜの中で稲刈りです。



手刈りにはちょっと広すぎるので



大きいほうも出動です。

毎年恒例のコンバインに乗ろうです。



コンバインはちょっと横で操作してあげれば誰でも乗れます。

障害者さんでも乗って稲刈りできちゃいます。



子どもも大好きです。

未来の担い手を育ててます。



乗りたい人が多いので小さいほうでも試乗です。



自然栽培野菜や加工品の販売もありました。

農福イベントはいつも大盛り上がりで本当に楽しい時間です。



そして今日はストレートアライブさんの稲刈りでした。

昨年はイノシシの被害、田んぼの均平がとれていなかったことなどで悔しい思いをした田んぼですが、

今年はちゃんと対策を打っての自然栽培稲作となりました。



今枝さんの笑顔が今年のできをよく表しています。



近藤さんも初めてのコンバインが楽しかったようです。



農福連携に興味のある今枝さんの友人も手伝ってくれました。



昨年の3倍は採れたはずです。

こうやって互いに助け合いながら自然栽培を進めていけることは幸せなことです。

こんなふうに連携できればと思っている形に

だんだん近づいていくことを実感しています。



こんなに心強い味方がいれば

これからもっとたくさんの自然栽培農産物を皆さんに届けられるでしょう。

皆の力でできた自然栽培新米をぜひご賞味くださいね。  


Posted by みどりの里 at 22:31 │お米

コメントをする・見る(0)

2016年09月28日

イノシシ対策



自然栽培田んぼも穂が垂れてきて

雨が多い中でも

ちゃんと登熟が進んでいます。

病害虫にはさほど日照不足で雨が多くても困らずこれていますが、

イノシシが田んぼの周りを荒らしています。

あまり中には入ってこないのです。

でもママさんたちとの田んぼはどうしても守りたいので



今年は電柵で守ります。

昨年までの2年間はワイヤーメッシュという鉄柵で防ごうと

重い鉄柵を皆で運んで囲っていたのですが、

昨年鉄柵で囲んだところがやられてしまって

皆で自然の厳しさを思い知り、

今年は電柵にしときました。

こっちのほうが軽いので楽です。



皆で説明書を見ながらあーじゃないかこうじゃないかとやるのは

楽しいものです。



皆で分担してやるので



電柵の柵線が絡まったりもしてたけど



作業はどんどん進んで



ついでに田の草もとりました。

ママさんたちは本当に働き者です。

大きい田んぼは電柵しないままだけど

今まで大きな被害は一度もないので

大丈夫だろうと願ってます。

どうせもううちの田んぼくらいしか

このあたりの田んぼは残っていないので

やられるときは何をしてもやられるでしょう。

でも自然栽培田んぼはけっこうイノシシにやられづらいんです。

と収穫終わってからまた言いたいです。

現在10月の収穫に向けて準備中です。

そろそろ晴れてほしいです。

皆で収穫するの楽しみだなー。
  


Posted by みどりの里 at 20:41 │お米

コメントをする・見る(0)