2016年12月28日

ストレートアライブとものわさんの力



遠くから見るとさして問題なく見える自然栽培ブルーベリー畑ですが、

防草シートは一度張り直しをしないと来年は防草できなくなります。

一度めくって土と一体化し始めているのを分断して

それをまた再度張りなおせば効果が持続します。

ここは水はけが悪すぎて

トラクターがはまるので

耕さなくてすむブルーベリーにしたら

大当たりだった畑です。

周りに溝を掘ってあるのですが、

毎年それも掘りなおしてあげないと

溝がどんどん埋まっていってしまって

水はけがどんどん悪くなり

木が痛みます。

雨が降ってしまって

予定していた作業ができなくなったストレートアライブとものわさんに

ブルーベリー畑の整備をお願いしました。



溝も掘って

草刈りもして

防草シートは張りなおして



株元の草は全て取り除いて

株元にわらをしいて

ついでに近くのイチジクにもわらを株元にしいてくれてます。



1人でやったら、

200mほどの溝掘り時点で心が折れるでしょう。

とにかく皆で一気に片づけてくれるので

畑の計画がスムーズに進んで

非常に助かります。

冬場は畑や田んぼを1枚1枚きちんと整備しなおします。

これをしっかりやっておかないと

春夏の作業がつまづきます。

冬にほっとしたら負けです。

植物の動きがスローになる今が勝負どころです。

準備を着々と進めて

農繁期でもスムーズに仕事が進む状態を作っておかなくてはなりません。



それと同時に

冬でも採れる自然栽培野菜作りも進めます。

とても私たちだけではこなせないので

とものわの皆を週に1回呼んでます。

トンネルもすごくたくさん作ることになるので

寒くなってきたら、イチゴの保温作業と同時にトンネル作りも進めます。



トンネルは最初あけれるようにしておきます。

本当にトンネルでないとやばい日というのは

いきなりやってきて

でもまた寒さがゆるんでトンネルは熱すぎるみたいな日がきます。

そのあたりでどんどんトンネル作業をこなしていかないと

本当に寒くなってからでは

作業が間に合いません。

この間に合わないというのは農業にとって本当に致命的です。



来年の自然栽培農産物増産計画のため

一部の田んぼを畑に切り替えてます。

田んぼが隣接しているところや、水はけが悪いところに溝を掘って

余計な水は圃場外へスムーズに出ていくようにしておきます。



晴れが続く一瞬のタイミングで

耕して、乾かして、また耕してマルチ張りへと移行します。

さあ春にむけてのダイコンをまいてトンネルを作るのですが、

手が足りないので

とものわに頼みます。



畝の長さは100mありますが、

雨で足場も悪く、強風の中

ダイコンの播種からトンネルまでこなしてくれました。



ときにはどうしてもヨトウムシ取りも進めたいときに

2班に分けて

目の悪い人は畑片づけ作業に入り

目のいい人はヨトウムシ取りに入ります。



秋の長雨で生育をだいぶ遅らされてしまってますが、



少しづつですが赤くなってきてます。

無門さん、とものわ、天野君がヨトウムシ取りはだいぶ貢献しました。

きれいなまま年が越せます。



エンドウやソラマメもすくすく育ってます。



5月が尋常じゃない暑さでエンドウが枯れるので

4月に収穫できる可能性のある品種を選んでみました。



ソラマメは1勝1負です。

今年はアブラムシ対策で、直播を選びました。

今の時点で成長しすぎていないことはアブラムシ対策になるはずと思ってます。



自然栽培ホウレンソウは手堅い品目になりつつあります。



山東菜を収穫してはまた植えてます。



ダイコンも1月下旬~2月にとりたいと思ってますが、

自然栽培は寒さに弱いので

トンネルでなんとかそこまで成長させれるかどうか実験中です。

これらの野菜はトンネルなどが必要になるけど

それを可能にしてくれたのはとものわの存在が大きいです。



ニンニクたちも粘土に植えていくのは大変でしたが、

これも4時間で植えきってくれてます。

A型と呼ばれるストレートアライブとものわの軽度な障害者さんは

前からも言ってますが、

健常者とあまり変わらないです。

パートさん以上の働きができます。

泥も汚れも気にせず

絶対作業を終わらせるんだと燃えてる姿は

頼もしすぎて

最近は自分が別の作業を進めていて

同時に頼んだ畑作業が終わっているという状態になってます。

これは1日のチャンスを最大限活かしたことになります。

作業日和はわずかにしかやってきません。

そのわずかなチャンスの日に

収穫も、管理作業も準備も種まきも全部襲ってきます。

1人でやったらどれかの仕事しか進みません。

作業が遅れる原因です。

とものわさんがいてくれるので

うちは最低でも2つは片づけれます。

短時間で仕事を片づけれる能力を持っていますので

人を1人雇うより絶対効果的です。

来年はストレートアライブさんとの連携をさらに進化させて

自然栽培野菜増産計画を開始します。

来年は4反くらい畑が増えて

1.5町歩の田んぼが増えることが確定してます。

もちろん全部自然栽培です。

ストレートアライブさんの事業所も増えます。

戦力が増えるので

圃場も増やさないと失礼なんでね。

今年も皆さんありがとうございました。

来年は更に面白い展開を作っていきましょうね。




  


Posted by みどりの里 at 09:56 │野菜スタッフ紹介

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2016年12月28日

みどりの里班の声



もう今年も無門福祉会さんから来ているみどりの里班も

最後の仕事となりましたので

今年の作業はどうだった?

とスタッフも障害者さんも皆で今年を振り返りました。



藤井さん
収穫できる野菜の種類がこの1年でずいぶん増えて、
それと同時に皆の笑顔も増えてすごく良かったです。
来年は管理作業もできるようになりたいです。

かつまたさん
イチゴの収穫とお世話が1番楽しいです。
ヨトウムシとりが楽しい。
もっと大きいヨトウムシを取ってみたいです。
トマト収穫をやってみたいです。

ようこさん
虫取りが楽しいです。
須田さん(無門スタッフ)と一緒に仕事したいです。


ヨトウムシ取り中

平川さん
ダイコンが楽しいです。ダイコンがもっとやりたいです。


冬用のダイコンも待機中ですので楽しみだね。

三宅さん
健康で働ければいいです。野菜収穫は初めての経験でうれしいです。
肺炎で休んじゃったので、休まないようにしたいです。

国枝さん
ここで畑を学んで、自分のうちの畑に活かしたいです。
トマトのフラワーネットの活用が面白かったです。



よしえさん
キュウリ、トマト収穫が楽しかったです。トウモロコシも採ってみたいです。

太田さん
マルチはがしや、畑の片づけが楽しいです。
ダイコンやカブの収穫も楽しかったです。

木下さん
皆と収穫するのは楽しいです。
途中参加だったので、来年は一緒に育てて収穫したいです。

桐沢さん
イチゴのへた取りとポット土詰めが楽しいです。

山崎さん
土が岡崎でやってた土と違う土だった。
ニンニクやダイコン収穫が楽しかったです。
サツマイモも楽しいです。
燻炭づくりもやりたいです。
昔家でやってた農作業がなつかしくて楽しいです。


現在もニンニクは順調に育ってます。

山下さん
ポット土詰めが楽しいです。
洗うのが好きです。


苗土を再度リサイクルしてます。

小野里さん
運ぶ仕事が楽しいです。
お米の精米作業を早くやらせてください。
精米ボタンが押したいです。
ポット土詰めが楽しいです。

須田さん
味見ができる収穫を増やしてください。その場で食べれる野菜が好きです。
フルーツとかやってほしいです。

古茂田さん
1年がたって、やっと仕事が見通せるようになれました。
昨年の今ごろはシール張りしかできなかった班が
この1年にいったいいくつの作業をこなしてこれたことかと
ちょっとすぐ思い出せないけど
それくらいたくさんの仕事ができてすごい成長でした。
来年もみどりの里班の成長が楽しみです。



野中浩美
とにかく皆さんの今年の活躍で
行き詰まりかけてたみどりの里は本当に助かりました。
皆の成長は想像以上のものでした。
収穫、袋詰めとできるようになっていったので、
今度はイチゴの収穫、パッキングまで到達していきたいですね。

イチゴのパッキングまでという言葉に
かつまたさんはやりたいやりたいと喜んでました。

皆が仕事を前向きにとらえてくれて
新しい仕事がくるたびに喜んでくれて
風邪ひいたり
痛風、肺炎、健康上のトラブルで
休みが長くなるかと思いきや
すぐに作業に復帰してくれる皆の存在や心意気が
私たちにまた次のステップを歩ませてくれる勇気をくれます。
仕事をこなせる喜びを
素直に表現してくれる皆から
学ばせていただくことはたくさんあった1年でした。
私たちと一緒に作業することを喜んでくれる皆は
わたしたちにとってのベストパートナーです。
来年はもっと皆が収穫が楽しくなるような展開をしていきますので
楽しみにしていてくださいね。

  


Posted by みどりの里 at 08:50 │スタッフ紹介

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2016年03月16日

みどりの里新入社員



みどりの里に新入社員が入りました。

天野雅之くんです。

天野くんは田舎出身で

「耕作放棄地をなんとかしたい」

との思いで

みどりの里を選んでくれました。

学校の卒業式の前から

「もう働いてもいいですか?」

と来てくれてます。

イチゴ収穫や

この写真のラディッシュの収穫や

イチゴの古葉取りの作業

畑の準備など

毎日どんどん違う仕事がくるけど

しっかりと仕事をこなしてくれます。

吉田くんも、めでたく寿退社した深谷さんも農業大学校を卒業してうちに入ってくる人は

若いのに自分の芯をしっかり持って

ぶれないで進んでいく人ばかりで驚かされます。

そんないい人ばかりが来てくれるので

みどりの里にいて

自分を磨いて夢を実現させる力をつけてほしいとの思いでいっぱいです。

職場の環境や仕事自体が人を育てていきます。

いい環境なら自然に人は力をつけていきます。

そんなみどりの里にできるよう頑張ります。

  


Posted by みどりの里 at 09:45 │スタッフ紹介

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2008年02月17日

はじめまして 野中浩美です!

秋田での1年間の研修を終え2月に豊田に戻って参りました。

秋田の師匠石山さんのもとを離れいよいよ自分たちで無肥料・無農薬の

米作りがスタートです。

多くの期待と不安を抱えながらの作業は大変でもあり楽しくもあります。

豊田に戻りまだ2週間程ですが多くの方々より「米作りのブログみたよ!」と

励まし激励の言葉を頂きとてもありがたく感じております。

皆様の声援は私たちの力となります!

田んぼや畑でみかけましたらぜひお声をかけて下さい!



それから私事ですがお腹の中の小さな命も育てています。

お米の苗もお腹の赤ちゃんもたくさんの愛情をかけて育てていこうと

思います。face02

どうぞこれからよろしくお願い致します。

野中 浩美
  


Posted by みどりの里 at 12:17 │スタッフ紹介

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2008年02月17日

豊田に戻ってきました 野中慎吾です

秋田での研修を終えて豊田に戻ってきました。

早速圃場に出て作業してます。




昨年の研修で無肥料無農薬の自然栽培が不可能ではないことは実感できました。

それでも今年自分が計画した自然栽培がどんな結果になるかはやってみないと
わからないので、ドキドキして眠れないです。

なんとか今年自分の作った作物が皆さんに届いて喜んでもらいたいと思って
一生懸命取り組んでいきます。

四郷でやってますのでよかったら覗いてみてください。

農業日記もこれから作っていきますのでよろしくお願いします。

野中慎吾  


Posted by みどりの里 at 12:11 │スタッフ紹介

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