秋田で米作りを勉強してきました。今は豊田で米作りをしています。
2018年03月20日
NPO無肥研の研究報告会に行ってきました
3月18日に京都で毎年開かれている
無施肥無農薬栽培調査研究会(NPO無肥研)の報告会に
勉強会でいつもお世話になっている名城大学の礒井先生と一緒に参加してきました。
昨年この報告会に単独で参加したときに
大学の先生たちも集まってしっかりした調査のもとで
自然栽培の研究をして発表していました。
これは私の脳みそでは荷が重いと思い
礒井先生も絶対興味を持ってくれるだろうと思い誘ったところ
非常に楽しみにしていてくれての参加でした。
どんな発表かを一部紹介すると
調査地がラオスでしたが、
無施肥での30年トウモロコシの連作で
土壌が疲弊していくケースと
土壌が疲弊していかないケースと紹介しています。
土地が傾斜がついていると雨などで養分の流亡が起きて疲弊していってしまうのですが、
水平地ではそれがないため30年無施肥で作り続けても
収穫量と連作に相関関係が見られないです。
粘土畑であることも土壌が疲弊していかない要素になるようです。
これは根と共生している微生物の様子です。
さすが研究機関は根と微生物に色つけて見やすくしてくれてます。
紫が根で緑が微生物です。
「貧栄養条件下で植物の生長を促す内生糸状菌を発見した」
と書いてあります。
無肥料でもできる根拠がまた増えますね。
微生物の世界ではよく聞く話しかもしれませんが、
微生物は単独よりもいろんな種類との相互関係によって
能力を発揮します。
これは単独で検出してみた微生物を
無菌状態の土に入れたり
自然の状態の土に入れたり
いろんな組み合わせで試験してみたようで
そこでも有益な菌の効果を増強、安定化する微生物群が存在すると結論が出たようです。
裏付けがしっかりしてくると
生産者はそれを信じて作業を進めることができるので
素晴らしい研究だと思います。
もっと詳細や他の研究報告もありますが、
詳しくは礒井先生が勉強会で紹介してくれることになってますので
皆さん楽しみにしていてください。
私はこういった研究の世界が好きで
そこで研究している人も好きです。
こういった研究世界はすごく純粋で
自然の営みを知りたくて、自然の真理を掴みたくて
未知の領域を知りたいという純粋な気持ちと
その研究結果が世の役に立つことを心から願っている純粋さを
持ち合わせています。
懇親会ではそんな素敵な研究者の方々とお話しできて
頭がよくなったんじゃないかと錯覚して帰ってきました。
また来年もあるようなので楽しみにしております。
お世話になりました皆さまどうもありがとうございました。
Posted by みどりの里 at 09:18
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