秋田で米作りを勉強してきました。今は豊田で米作りをしています。
2018年09月21日
第47回勉強会
8月27日に開催された勉強会の内容です。
1人目の発表者は
社会福祉法人 養楽福祉会 社会就労センター なかぎりワークスの
下 睦史 さんです。
昨年の7月から水耕栽培をしていたハウスを
自然栽培のハウスへと移行しました。
中の水耕装置を解体し、
耕してコマツナ、ミズナ、ホウレンソウ、ラディッシュ、エンドウ、トマトなどにチャレンジしてきました。
春まではそれなりにうまくいき、
初めての夏ということで
夏野菜にもチャレンジしました。
虫にもさんざん食われ
防虫ネットをしたら被害が少なくなりました。
土はみどりの里で作っている稲の育苗用の土をわけてあります。
育苗土と母材となる土の配合は土質によって変わるので
ちょうどいい配合を自分で探すしかないです。
と質問があり皆で答えました。
今は夏が暑すぎるので、ハウス内が更に暑くて全く活躍しません。
秋~春にかけて作付けを考えていくしかないでしょう。
自然栽培の空芯菜なら
ストレートアライブの近藤さんが「とものわ」として買ってくれると言ってくれました。
ホウレンソウは秋冬の野菜になりますので
いくら夏用品種と言っても
愛知県の気温では生育適温から大きく外れてすぎていて無理でしょう。
高原や北国の寒いところで夏に夏用品種をやるんだと思います。
ハウス内は高温になっているため
水の蒸発量がすごく多くなっています。
そして雨が一切当たらないので
水やりが少ないとどんどん乾いて砂漠のようになります。
水がはじくということは相当乾いているので
水量をもっと多くしないと足りていないです。
ここではラディッシュが具体的にまずい例に上がっていましたが、
アブラナ科の野菜は本来秋と春くらいの涼しさで順調に育つ野菜なので
夏では高温すぎて呼吸量が多くなりすぎてしまい
炭水化物が溜まらない状態になってしまいます。
そうすると無肥料で作っても
植物体内の窒素量が多くなってしまい
苦味が出てしまいます。
とにかく時期や野菜が望む温度を守って育てるしかないです。
これが外れると発芽すらうまくいかなくなります。
2人目は
オーガニックファーム旬彩 牧野真丈さんです。
有機栽培でピーマンを作っているのですが、
青枯病が出てしまい
どうしようもなかったのですが、
勉強会でアドバイスをもらって試してみたらちょっといい結果が出ました。
7月の畑の状況です。
青枯病がどんどんうつって止められないです。
青枯病にかかった株を引っこ抜いても関係なく次々にかかっていきます。
有機栽培仲間たちにはあきらめるしかないと言われてました。
勉強会で相談です。
7月の畑を
このように暑さ対策をしました。
雑草が伸びすぎてきてしまってますが、
青枯病がおとなしくなりました。
青枯病にかかった株の隣にうつらなくなりました。
暑さが激しすぎたので有機栽培で養分も入りやすい状態だと
完全に止めるのは難しいかもしれませんが、
けっこうおとなしくなったようです。
更に対策を打つとするなら
みどりの里の社員の天野くんが
遮光ネットを張るともっと良くなりますと助言してくれました。
3人目は
秀明自然農法の石川剛弘さんです。
今年は全く除草なしで自然栽培稲作に挑戦しました。
水位が浅いと雑草が出てしまうところもあるのですが、
今年は除草なしなのに雑草がきれいに出ないところが多くあります。
緑が代かきでピンクは田植えです。
3回代かきをやったころもあります。
ホタルイが今年なぜか多く出てしまったところがあります。
まだわからない部分がありますが、
今年除草が一切なくても
意外と雑草が出ないまま作れるかもしれないと思いました。
4人目は
名城大学の礒井先生です。
名城大学農学部と富山県氷見市が連携協定を結んだ関係で
今月初めに氷見市を訪問したのですが、
その折、自然栽培をやっている「NICE FARM」と「氷見元気やさいの会」の人たちと話をしました。
雑草を見て畑を判断しているのですが、
皆さんはどうでしょうかと聞いてくださいました。
「ハコベ、オオイヌノフグリ、ホトケノザが生えると白菜なども作れる畑になっている」
「ヨモギが生えているところがよくできているけど、雑草も大きくなっていた」
「クズが生えているところを田んぼにすぐ変えて、自然栽培で反収9俵いった」
などの意見が聞けました。
こういう事例を検証して自然栽培導入マニュアルが作れたらと思ってます。
今回は他にもいろいろ質問が多く出て
皆さんの疑問が少しは解消したかと思います。
次回は
9月25日火曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」にて開催します。
今回は月曜日は祝日でほがらかが営業してますので
火曜日にずらしました。
くれぐれもお間違いのないようお気をつけください。
皆さんのご参加お待ちしております。
1人目の発表者は
社会福祉法人 養楽福祉会 社会就労センター なかぎりワークスの
下 睦史 さんです。
昨年の7月から水耕栽培をしていたハウスを
自然栽培のハウスへと移行しました。
中の水耕装置を解体し、
耕してコマツナ、ミズナ、ホウレンソウ、ラディッシュ、エンドウ、トマトなどにチャレンジしてきました。
春まではそれなりにうまくいき、
初めての夏ということで
夏野菜にもチャレンジしました。
虫にもさんざん食われ
防虫ネットをしたら被害が少なくなりました。
土はみどりの里で作っている稲の育苗用の土をわけてあります。
育苗土と母材となる土の配合は土質によって変わるので
ちょうどいい配合を自分で探すしかないです。
と質問があり皆で答えました。
今は夏が暑すぎるので、ハウス内が更に暑くて全く活躍しません。
秋~春にかけて作付けを考えていくしかないでしょう。
自然栽培の空芯菜なら
ストレートアライブの近藤さんが「とものわ」として買ってくれると言ってくれました。
ホウレンソウは秋冬の野菜になりますので
いくら夏用品種と言っても
愛知県の気温では生育適温から大きく外れてすぎていて無理でしょう。
高原や北国の寒いところで夏に夏用品種をやるんだと思います。
ハウス内は高温になっているため
水の蒸発量がすごく多くなっています。
そして雨が一切当たらないので
水やりが少ないとどんどん乾いて砂漠のようになります。
水がはじくということは相当乾いているので
水量をもっと多くしないと足りていないです。
ここではラディッシュが具体的にまずい例に上がっていましたが、
アブラナ科の野菜は本来秋と春くらいの涼しさで順調に育つ野菜なので
夏では高温すぎて呼吸量が多くなりすぎてしまい
炭水化物が溜まらない状態になってしまいます。
そうすると無肥料で作っても
植物体内の窒素量が多くなってしまい
苦味が出てしまいます。
とにかく時期や野菜が望む温度を守って育てるしかないです。
これが外れると発芽すらうまくいかなくなります。
2人目は
オーガニックファーム旬彩 牧野真丈さんです。
有機栽培でピーマンを作っているのですが、
青枯病が出てしまい
どうしようもなかったのですが、
勉強会でアドバイスをもらって試してみたらちょっといい結果が出ました。
7月の畑の状況です。
青枯病がどんどんうつって止められないです。
青枯病にかかった株を引っこ抜いても関係なく次々にかかっていきます。
有機栽培仲間たちにはあきらめるしかないと言われてました。
勉強会で相談です。
7月の畑を
このように暑さ対策をしました。
雑草が伸びすぎてきてしまってますが、
青枯病がおとなしくなりました。
青枯病にかかった株の隣にうつらなくなりました。
暑さが激しすぎたので有機栽培で養分も入りやすい状態だと
完全に止めるのは難しいかもしれませんが、
けっこうおとなしくなったようです。
更に対策を打つとするなら
みどりの里の社員の天野くんが
遮光ネットを張るともっと良くなりますと助言してくれました。
3人目は
秀明自然農法の石川剛弘さんです。
今年は全く除草なしで自然栽培稲作に挑戦しました。
水位が浅いと雑草が出てしまうところもあるのですが、
今年は除草なしなのに雑草がきれいに出ないところが多くあります。
緑が代かきでピンクは田植えです。
3回代かきをやったころもあります。
ホタルイが今年なぜか多く出てしまったところがあります。
まだわからない部分がありますが、
今年除草が一切なくても
意外と雑草が出ないまま作れるかもしれないと思いました。
4人目は
名城大学の礒井先生です。
名城大学農学部と富山県氷見市が連携協定を結んだ関係で
今月初めに氷見市を訪問したのですが、
その折、自然栽培をやっている「NICE FARM」と「氷見元気やさいの会」の人たちと話をしました。
雑草を見て畑を判断しているのですが、
皆さんはどうでしょうかと聞いてくださいました。
「ハコベ、オオイヌノフグリ、ホトケノザが生えると白菜なども作れる畑になっている」
「ヨモギが生えているところがよくできているけど、雑草も大きくなっていた」
「クズが生えているところを田んぼにすぐ変えて、自然栽培で反収9俵いった」
などの意見が聞けました。
こういう事例を検証して自然栽培導入マニュアルが作れたらと思ってます。
今回は他にもいろいろ質問が多く出て
皆さんの疑問が少しは解消したかと思います。
次回は
9月25日火曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」にて開催します。
今回は月曜日は祝日でほがらかが営業してますので
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皆さんのご参加お待ちしております。
Posted by みどりの里 at 23:08
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