秋田で米作りを勉強してきました。今は豊田で米作りをしています。
2019年02月22日
第52回勉強会
1月28日に開催した勉強会の内容です。
一人目は
静岡県の富士宮市で自然栽培をやっている
はせがわ農園の長谷川翔太さんです。
自然栽培メロンをプレゼンしてくれました。
この本を参考にしました。
3本仕立ては難しかったので
2本仕立てがよかったです。
孫づるより子づるに着果したメロンのほうが大きくなって糖度も高かったです。
600g~1.4kgのメロンができました。
糖度は9~13.8度あります。
うまくいかないメロンもあります。
こういうところは草の管理が間に合わなかったところなどは
湿度が高くカビやすかったです。
ハウス内の様子です。
露地栽培だと雨でやられてしまうので難しいですが、
畝を高くするなどでなんとかできるかもしれません。
次はこれらのことを試みてみます。
2人目は
無門福祉会の中本健太さん
自然栽培白菜、にんじんのプレゼンをしてくれました。
畑の粘土で苗土作ったら失敗しました。
みどりの里の土で苗を作ったら成功しました。
左は60cm株間 右は80cm株間で作りました。
ここだと60cmのほうは小さくて
大きいもので2kgほどのものでした。
80cmのほうは3kgのものが採れました。
昨年より虫が多いので虫取りを頑張りました。
ここは地力が高いところなので
60cmの株間でも3~4kgの白菜になりました。
暖冬だったので定植が遅れても今年は大きく育ってくれました。
自然栽培ニンジンです。
畝幅90cmの4条まきです。
クリーンシーダで15cm株間になるようにまいて
間引きの手間を省きました。
初期の草取りを頑張りました。
昨年より収穫量が多くなりました。
どんどん大きくなって大きくなりすぎました。
白菜もニンジンも大きくなりやすかったです。
3人目は
やまのぶごんべいの里担当の飯田真理さんです。
自然栽培トウモロコシ秋パターンです。
残念ながら台風で半分やられてしまいました。
それでも残ったトウモロコシは糖度20度が出て
甘いトウモロコシができました。
形の悪いものや傷があるものの糖度はそれよりも高かったです。
自家採種してみた種でのトウモロコシは
小さくても先端不稔なしで甘みはF1の親と同じでした。
F1]から種を採っても味が同じになったのは驚きでした。
4人目は
みどりの里です。
なり疲れによる根の減少とイチゴの望むECです。
収穫が始まって1ヶ月ほどたつと根が減少します。
これがハダニを呼びやすいイチゴ株になってしまいます。
こういう実をとり続けたときに起きるなり疲れは
根を作るはずの養分を実へ回しすぎたために起きる現象で
夏野菜の実物でも起きます。
実を摘果すると根の減少も抑えられます。
根が小さくなった分を水でカバーするため
5分から7分の水やりに変えます。
この分厚いイチゴの本に実は無肥料でのイチゴのことが書いてあります。
水がしっかりやれていれば根が発達しやすいECは0.1だと書いてあるし、
無肥料下でイチゴを育てても3t/反採れると書いてあります。
ここの部分を読んで無肥料無農薬でもイチゴやれるなと思った理由の1つでもあります。
EC0.1というのはまあ水を計ると0.1くらいなので
それくらいの養分濃度ということです。
水をやっていればそれで満足ということです。
ECメーターの説明書にもイチゴはECが低いほうがいいと書いてあります。
井戸水を計ると
下の数字に合わせてあるのでそこで見ると0.1です。
浄水器を通った水道水は
浄水器を通ったせいか0.05でした。
EC0.1がどんな値かわかっていただけたと思います。
それをイチゴが望んでいて
実際にそういう育て方をすると根がよく張ります。
次は
今回の暖冬のおかげで秋冬野菜が作りやすかったことを見ていきます。
9月に播種したダイコンが苦戦したところは9月の長雨でした。
そのときは虫が大発生して欠株が出てしまいましたが、
それ以降は全く問題なく育ってくれました。
収穫できるのですが、
ダイコンが安すぎたのでしばらく放置していました。
寒さが厳しくなかったので成長が止まらずどんどん大きくなっていきました。
相変わらず無肥料で育てていて
ここは無肥料で10年は経っているところです。
大きいダイコンになっています。
すが入ることもなく
ぎっしり詰まった中身です。
美味しいダイコンでした。
私の腕はそんなにすごいのでしょうか?
残念ながら暖かかったから誰でもこうなります。
今シーズンと昨シーズンの最高最低平均気温の比較です。
最低が原因っぽく見えます。
平均で1℃違うということは
1ヶ月で毎日1℃違うということになるので
かなり大きい差になります。
それが今年は約2℃違い
ちょうどそれが植物が生長するかしないかの5℃と
凍るか凍らないかの0℃をまたいだ2℃の差なので更に大きい差となります。
これなら無肥料でも簡単に作れます。
でも皆も簡単に作れるので野菜は安くなりすぎて豊作貧乏です。
一般野菜が安すぎると自然栽培も販売量に影響が出てしまいます。
それなら無理矢理出荷するより
切り干しダイコンで出荷しようとなり
苗ハウスを干し場として使うことで
楽に切り干しダイコンを天日で作ることができました。
これで単価を落とさなくてもすみました。
労力は農福連携で協力しあっているので
全く問題なしです。
自然栽培仲間の遠藤さんも秋冬野菜は絶好調でした。
皆が何か特別なことをしたわけではないんです。
いつもとほぼ同じ無肥料無農薬で作って
昨シーズンはぼろ負けして
今シーズンは圧勝です。
土は全く関係ないです。
冬の気温が高ければ
野菜は肥料をやらなくてもすくすくと育ちます。
それが実証できた年でした。
次回は2月25日の第4月曜日
豊田市若草町2-6-8「ほがらか」にて
18時半~20時で開催します。
皆さんのご参加お待ちしております。
一人目は
静岡県の富士宮市で自然栽培をやっている
はせがわ農園の長谷川翔太さんです。
自然栽培メロンをプレゼンしてくれました。
この本を参考にしました。
3本仕立ては難しかったので
2本仕立てがよかったです。
孫づるより子づるに着果したメロンのほうが大きくなって糖度も高かったです。
600g~1.4kgのメロンができました。
糖度は9~13.8度あります。
うまくいかないメロンもあります。
こういうところは草の管理が間に合わなかったところなどは
湿度が高くカビやすかったです。
ハウス内の様子です。
露地栽培だと雨でやられてしまうので難しいですが、
畝を高くするなどでなんとかできるかもしれません。
次はこれらのことを試みてみます。
2人目は
無門福祉会の中本健太さん
自然栽培白菜、にんじんのプレゼンをしてくれました。
畑の粘土で苗土作ったら失敗しました。
みどりの里の土で苗を作ったら成功しました。
左は60cm株間 右は80cm株間で作りました。
ここだと60cmのほうは小さくて
大きいもので2kgほどのものでした。
80cmのほうは3kgのものが採れました。
昨年より虫が多いので虫取りを頑張りました。
ここは地力が高いところなので
60cmの株間でも3~4kgの白菜になりました。
暖冬だったので定植が遅れても今年は大きく育ってくれました。
自然栽培ニンジンです。
畝幅90cmの4条まきです。
クリーンシーダで15cm株間になるようにまいて
間引きの手間を省きました。
初期の草取りを頑張りました。
昨年より収穫量が多くなりました。
どんどん大きくなって大きくなりすぎました。
白菜もニンジンも大きくなりやすかったです。
3人目は
やまのぶごんべいの里担当の飯田真理さんです。
自然栽培トウモロコシ秋パターンです。
残念ながら台風で半分やられてしまいました。
それでも残ったトウモロコシは糖度20度が出て
甘いトウモロコシができました。
形の悪いものや傷があるものの糖度はそれよりも高かったです。
自家採種してみた種でのトウモロコシは
小さくても先端不稔なしで甘みはF1の親と同じでした。
F1]から種を採っても味が同じになったのは驚きでした。
4人目は
みどりの里です。
なり疲れによる根の減少とイチゴの望むECです。
収穫が始まって1ヶ月ほどたつと根が減少します。
これがハダニを呼びやすいイチゴ株になってしまいます。
こういう実をとり続けたときに起きるなり疲れは
根を作るはずの養分を実へ回しすぎたために起きる現象で
夏野菜の実物でも起きます。
実を摘果すると根の減少も抑えられます。
根が小さくなった分を水でカバーするため
5分から7分の水やりに変えます。
この分厚いイチゴの本に実は無肥料でのイチゴのことが書いてあります。
水がしっかりやれていれば根が発達しやすいECは0.1だと書いてあるし、
無肥料下でイチゴを育てても3t/反採れると書いてあります。
ここの部分を読んで無肥料無農薬でもイチゴやれるなと思った理由の1つでもあります。
EC0.1というのはまあ水を計ると0.1くらいなので
それくらいの養分濃度ということです。
水をやっていればそれで満足ということです。
ECメーターの説明書にもイチゴはECが低いほうがいいと書いてあります。
井戸水を計ると
下の数字に合わせてあるのでそこで見ると0.1です。
浄水器を通った水道水は
浄水器を通ったせいか0.05でした。
EC0.1がどんな値かわかっていただけたと思います。
それをイチゴが望んでいて
実際にそういう育て方をすると根がよく張ります。
次は
今回の暖冬のおかげで秋冬野菜が作りやすかったことを見ていきます。
9月に播種したダイコンが苦戦したところは9月の長雨でした。
そのときは虫が大発生して欠株が出てしまいましたが、
それ以降は全く問題なく育ってくれました。
収穫できるのですが、
ダイコンが安すぎたのでしばらく放置していました。
寒さが厳しくなかったので成長が止まらずどんどん大きくなっていきました。
相変わらず無肥料で育てていて
ここは無肥料で10年は経っているところです。
大きいダイコンになっています。
すが入ることもなく
ぎっしり詰まった中身です。
美味しいダイコンでした。
私の腕はそんなにすごいのでしょうか?
残念ながら暖かかったから誰でもこうなります。
今シーズンと昨シーズンの最高最低平均気温の比較です。
最低が原因っぽく見えます。
平均で1℃違うということは
1ヶ月で毎日1℃違うということになるので
かなり大きい差になります。
それが今年は約2℃違い
ちょうどそれが植物が生長するかしないかの5℃と
凍るか凍らないかの0℃をまたいだ2℃の差なので更に大きい差となります。
これなら無肥料でも簡単に作れます。
でも皆も簡単に作れるので野菜は安くなりすぎて豊作貧乏です。
一般野菜が安すぎると自然栽培も販売量に影響が出てしまいます。
それなら無理矢理出荷するより
切り干しダイコンで出荷しようとなり
苗ハウスを干し場として使うことで
楽に切り干しダイコンを天日で作ることができました。
これで単価を落とさなくてもすみました。
労力は農福連携で協力しあっているので
全く問題なしです。
自然栽培仲間の遠藤さんも秋冬野菜は絶好調でした。
皆が何か特別なことをしたわけではないんです。
いつもとほぼ同じ無肥料無農薬で作って
昨シーズンはぼろ負けして
今シーズンは圧勝です。
土は全く関係ないです。
冬の気温が高ければ
野菜は肥料をやらなくてもすくすくと育ちます。
それが実証できた年でした。
次回は2月25日の第4月曜日
豊田市若草町2-6-8「ほがらか」にて
18時半~20時で開催します。
皆さんのご参加お待ちしております。
Posted by みどりの里 at 23:09
│コメントをする・見る(4)
│イベント
この記事へのコメント
こないだの研修ありがとうございました。ブログいつも拝見させていただいています。参考になります。
Posted by 富永英伸 at 2019年02月27日 16:03
富永様
ブログを見てくださってありがとうございます。無農薬で栽培する人が無駄に失敗してしまわないようになるべく情報を出すようにしています。また自然から新しいことを学んだら書きますので楽しみにしていてください。
ブログを見てくださってありがとうございます。無農薬で栽培する人が無駄に失敗してしまわないようになるべく情報を出すようにしています。また自然から新しいことを学んだら書きますので楽しみにしていてください。
Posted by みどりの里 at 2019年03月03日 23:30
参考になります
Posted by あみ at 2019年04月01日 14:50
参考になります
Posted by めごっち at 2019年04月04日 14:57
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