苦しい展開

みどりの里

2013年07月10日 10:08

あれから稲も大きくはなってくれてます。

がしかし、

残念ながら去年と同じにはならないです。



5日に1回機械除草をして

4回目が終わったころです。

今年は藻による稲の倒伏を防ぎたいので4回で除草はやめました。

チェーン除草はがん爪の除草に比べてかなり弱かったです。

3回目以降は効果があるようには思えない感じでした。

それでも効果の高い乗用の除草機が入っていた田んぼより

チェーンだけだった田んぼのほうが草が少ないところもあります。

結局田んぼの状態が草の生えやすい状態かどうかが決め手になるように思います。

今年からは手除草のない自然栽培稲作を目指しています。

そんなことできるわけないだろと言われてしまいますが、

去年コナギに囲まれていた稲がすくすく成長していた姿を見ると

草を拒絶しなくてもできる形があることを田んぼが教えてくれました。

今年は去年と違ってわらの分解期間が1か月半ほど短い状態でのスタートでした。

これは去年が特別で

去年は収穫の早い品種をやって9月には田を起こしてわらの分解をスタートでき、

遅い品種に変えて6月田植えでした

今年の稲作はその品種を10月に収穫して、

田を起こしたのが10月で今年田植えが6月です。

でも今年のパターンで雑草に負けない田んぼを作らないと永続的にはできません。

それでいろいろ試し最善を尽くしたのですが、

その1か月の差は埋めきれませんでした。

そして

最近はこんな感じです。



わらの分解努力は無意味というわけではなさそうです。

近くで米ぬかを入れて作っている無農薬田んぼをやってる人がいて

そこの田んぼが道を挟んで隣接しているので比較すると


米ぬかを入れている田んぼ


4年目自然栽培田んぼ


ちょっとこれだと手前の弱いところが引き立ってしまって自然栽培のほうが弱そうに見えてしまうけど

色がしっかり出てるのは自然栽培田んぼです。

株間を今年は24cmくらいでやっているので

まだ薄い感じがしてます。


もう少し角度を変えて比較すると

米ぬか入れてる田んぼ


自然栽培4年目田んぼ


最近田んぼが落ち着いてきてて

大きくなり始めまてます。

コナギという雑草に囲まれればたいてい米ぬか田んぼみたいに稲を黄色くされてしまうものです。

でも肥料を4年間入れてない田んぼは米ぬか入れてある田んぼより状態がいいです。

だから何か有機物を田んぼに入れて無農薬栽培をしたいとは思えないんです。

今の感覚だとわらすらすきこみたくないくらいです。

そもそもこのわらの分解過程で起こるガスわき、酸欠、窒素飢餓が

自然栽培稲作を邪魔している最大の要因です。

今年はそれを全部取り除くことには至らなかったけど

その原因さえ無くせば手除草なしで自然栽培稲作ができるはず。

と信じてがんばります。


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