皆で自然栽培稲作 塩水選、温湯殺菌、浸種
4月26日から種籾たちが動き始めます。
朝、皆が来る前に研修生の林さんと塩水を作ってました。
子どもたちも子ども園に行く前に塩水作りです。
60リットルの水に8キロくらいの塩を入れました。
35℃くらいの湯にして塩が早く溶けるようにしておきました。
塩水選種計でだいたいこれくらいなら大丈夫。
塩水の浮力で悪い種籾を浮かせます。
塩水選などの作業を農福連携もママさんたちも見てみたい人も研修生も
皆で今年の自然栽培稲作をスタートです。
種籾を2キロずつざるに入れます。
この種籾はみどりの里、グリーンママンさん、無門福祉会さん、ストレートアライブ(とものわ)さん、楽歩さんの
昨年自分たちの田んぼで採れたお米をとっておいたものです。
イセヒカリという品種で
伊勢神宮に奉納されているお米が
種採りを続けている農家を通じてみどりの里へ届き、
それをみどりの里でまた種採りで増やして全面積でできるようになり、
今では仲間たちに分けて、
同じ品種で皆で自然栽培稲作ができるようになりました。
塩水選をママさんも障害を持つ人も福祉職員も研修生も特に区別なく
やりたい仕事をやります。
大勢いるので交代でやって体験的な感じもあるし、
自然栽培稲作を学べる場でもあるし、
交流も進んでいく場でもあります。
本当はみどりの里だけでやるただの稲作作業なはずなのに。
今回は名古屋市中川区にあるぽかぽかワークスさんたちは
自分たちも自然栽培稲作を今年からやるから参加させてほしいと来てくれました。
自然栽培稲作はやりたいと思っても
あまりにも越えなくてはならないハードルが多すぎて
誰かのフォローがないとゴールまでたどり着けないでしょう。
こうやって皆で作業を進めていくことで
一つ一つの作業を確実にそして楽にこなしていき
皆で成功する確率を上げていきます。
塩水選で沈んだままだったいい種籾をネットに移して
水で塩抜き作業です。
ここは無門福祉会のみどりの里班が譲る気配がありませんでした。
山崎さんは昔たぶん似た作業をやっていたのか
すごく上手に塩抜きができていました。
そして温湯殺菌です。
設定温度はころころ変えていましたが、
60℃で8分種籾をお湯につけてました。
ちゃんと中まで湯が入るように最初2分くらいはゆらしてました。
初めての作業の人が多かったので交代で楽しんでました。
風が入ると寒くて温度が下がりやすくなるので
二人の愛で湯温を上げていただきました。
この日は今年のグリーンママン×みどりの里自然栽培稲作の顔合わせでもあったので
ママさんたちと自己紹介をしました。
と言ってもほとんどがリピーターなので
今年もいよいよ始まるねと決起したような感じでした。
お湯から出した籾はまだ中が熱いので
冷水で冷やします。
楽歩さんとも昨年から自然栽培稲作を学んでいますが、
今年は自分たちの種籾もこの流れでやるので
気合が入ってます。
発芽するまで水につけておきます。
今年は満タンになってしまいました。
うちも面積増やしたし、
一緒に参加する仲間も増えたし、
年々増えていくことはいいことです。
午前の雨は皆との作業中は降りませんでした。
終わったーと作業を終えたら
雨が降ってきました。
調子にのってるときは何もかもが味方になります。
今回こんな楽しい作業にしてくれて
皆さんどうもありがとうございました。
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