木村秋則さんと農福自然栽培アワード

みどりの里

2019年09月13日 23:25

9月8日日曜日に木村秋則さんを迎えて

農福連携をやっている障害者さんたちの表彰式を

障害者さんのご家族も呼んで開催しました。



障害者さん一人一人の頑張りを写真や動画でプレゼンしてから

週3日以上自然栽培に関わり、

それを1年以上続けた方に

「自然栽培師」という資格を与えるという企画をしました。



これがただの無力な資格にならないように

木村秋則さんにお願いして

皆一人一人に賞を渡していただきました。



いつも自然栽培を一生懸命やってくれている障害者さんたちが

1年に1回くらいはスポットライトを浴びてステージの主役を張ってもいいじゃないかと

思って企画しましたが、

資格とか賞とか彼らはわかるかなとか

喜んでくれるだろうかと私はドキドキしていました。



めちゃくちゃ伝わりました。

資格賞をかかげて皆に見せて大喜びです。



職員もそばについてあげて

彼らが誇らしげになっているのをうれしそうに見ていました。



みどりの里班皆で並んで写真も撮ってもらいました。

このときの彼らの喜びようや誇らしげな顔は

私たちが今まで見たことない顔でした。

新しい発見でした。



ぽかぽかわーくすさんのメンバーにも自然栽培師が授与されました。



シンシア豊川さんのメンバーにも授与されました。



無門福祉会さんのメンバーにも授与されました。



無門さんのプレゼンは空心菜の袋詰めをやってくれました。

皆のできるところを実際に見せるという粋な演出でしたね。

この表彰式によって農福自然栽培をやっている「障害者さん」は

「自然栽培師」と呼ばれることになります。

「障害者」という言葉はときには必要ですが、

それだけしか表現ができないと

一般社会や会社から厚い壁を作られてしまいます。

でも職業に結びつく「自然栽培師」なら

農家が「自然栽培師3名派遣お願いできますか」などの

場面が容易にイメージできるので

彼らが社会に溶け込みやすくなるはずです。

そんな狙いもあるので

これからは積極的に「自然栽培師」を使ってくださいね。

大感動な表彰式のあとは

「ほがらか」で皆の作った自然栽培野菜の料理で懇親会を開きました。



さきほどの自然栽培空心菜



切り干し大根やグリーンピースご飯



みどりの里で現在収穫しまくっているブルーベリーを入れた自然栽培サラダ



みどりの里班が一番力を入れている自然栽培オクラ



パスタには自然栽培の野菜が入っています。

これらを作り手の「自然栽培師」とそのご家族と職員や興味のある一般の方々と一緒に囲みました。

皆に感想も聞きました。

「ほがらか」はこの瞬間

障害者さんと一緒に暮らしていく社会はこんな感じだよと見せてくれた場となりました。



木村さんも大感動してくれて

話しにも力が入っていました。

この会は私が今まで関わったイベントの中で1番でした。

ずっと感動しっぱなしだったし、

幸せの形を見たような不思議な気持ちにもなりました。

これが全国に広まったらいいなと思っていたら

自然栽培パーティーでどんどんやってくれそうです。

今回関わってくださった皆様、

準備にあたってくれた磯部さんや無門の皆さん

本当にありがとうございました。

来年また更に磨きをかけてやりましょうね。


関連記事