自然栽培イチゴ定植中

みどりの里

2023年09月06日 17:26



今年はちょっと早めですが、

イチゴ苗の定植を開始しました。



苗は標高900mの長野県平谷村で作ってます。



夏休みの間子どもたちを連れて

古葉を取り除く作業や

花芽を取り除いたり

雑草を取ったりと

管理を手伝ってもらってました。



実際にはその前農福連携で豊田でもイチゴ苗管理してますから

苗だけで昨年の10月からスタートしているので

なんと定植までに10ヶ月もかかってます。

イチゴの苗作りが難しいと言われる理由の一つです。



イチゴの苗を軽トラに棚を積んで運び出すのですが、

選別して大きくなれず残されていく苗も目立ちます。

今年は夏が暑すぎて

平谷村も雨は少ないし、

いつもより暑い日が続いて

水が足りなくなったくらいです。

その影響が出ました。



こんな年は苗が足りなくなるのですが、

私はびびりなので

毎年必要量の倍作ってます。

それくらいやらないと無肥料無農薬の自然栽培でイチゴ苗を必要量作りきることはできないです。

これを3割増しくらいの量ですむようになりたいなと改善を毎年やっているのですが、

未だ到達できないです。



今年もたくさん作っておいたので乾きでやられた苗もありましたが、

必要量以上のイチゴ苗を作れました。



畝の上にのせたポットから根を出させてあるので

ポットが乾いてもいい苗が採れたのはこのおかげです。

無肥料で作るコツにもなります。

無肥料で作ると病気にも強くなります。

イチゴ苗で恐いのは炭疽病ですが、



なんか葉に黒い斑点が墨汁をこぼしたみたいに

ぱあっと広がってる感じで

炭疽病っぽいよなと思うのですが、



少しまわりを見ると広がってないんです。

自然栽培イチゴ苗たちは途中で病気の広がりを止めれるんです。

だいたい1ケース内以上に広がることはないです。

やばそうな病気の苗は他にもちらほらあるのですが、

広がらないです。

なんなら植えても助かる可能性あります。

私はわざとこれ病気にかかってるかもなーって苗を植えたりします。

それは自然栽培が病気になっても助かったり

広がらない場面を何度も見てるからです。

それを確信に変えたくて

毎年少しそういう危ないことします。

今までそれでダメになったことがありません。

だから選別基準も年々甘くなってきてます。

ダメだと思ってた苗がダメではないことに気づいたからです。

自然栽培のこの病害虫に強いという利点でイチゴ苗作りはかなり助かってます。



私がひたすらイチゴ苗を運んでいるうちに

無門さんやストレートアライブさんとの農福連携でどんどん定植していきます。

この連携で2反のハウスに苗を4日くらいで植えきります。

1日に定植している時間も障害者さんたちが働く4時間くらいなので

そんなに大変な作業ではなくなりました。

それでもこれは大事な仕事だと思って皆気を入れて頑張ってくれてます。

今年も自然栽培イチゴのいいスタートが切れました。








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