2016年12月08日

第26回勉強会

11月28日月曜日も第26回勉強会が開催されました。

今回も70名近くの方々にご参加いただけましてありがとうございました。

最初は

第26回勉強会

ちいさな星の吉田こうやさんが木村秋則さんの講演に行って

剪定を聞いてきたので紹介してくれました。

吉田さんは桃の枝を切って持ってきてくれて

それを見せながら講演で聞いてきた内容を説明してくれました。

枝から垂直に出ている枝は切り

45°くらいで出ている枝を残すと葉脈に近い形になると聞いてきたそうです。

垂直に立って伸びる枝は非常に強い枝で

実もたくさんならすこともできるけど

ものすごく養分を使うので

他の枯れてほしくない枝が枯れてしまうそうです。

試してみた人はまた結果を情報として発表してくださいね。

2番目は

第26回勉強会

全国高齢者食育協会の東洋平さんです。

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東さんところは就労継続支援B型事業所「むすび」

もやっていて、農福連携に取り組んでいます。

春日井、豊明で畑や養鶏をやっています。

第26回勉強会

皆でサツマイモ収穫したり、

第26回勉強会

マルシェを開催したりと活動してます。

もともと訪問歯科の仕事で高齢者と接することがあり、

歯を見て、高齢者の健康を守りたいと思い

新鮮でいいものを食べてもらえたら守れるかと思い

畑をやるも人手が足りず

就労支援にも取り組むことにしました。

マルシェや宅配をしていて

野菜の鮮度の保ち方を皆に質問しました。

葉物などは収穫を早くこなして、水をかけて日陰において萎れないようにして

早めに袋づめ作業をして、袋の上を閉じておくと萎れないですむという意見がありました。

きちんと野菜自体の温度を下げておいて

鮮度保持袋に入れると

ブロッコリーなら2倍

冷蔵庫に入れておけば2週間はもつとアイチョイスの鈴木さんが教えてくれました。

農業委員会さんとの関係を良好に保つにはどうしたらいいかと東さんが質問すると

農業委員の中村さんが3年間きちんと書類を提出して実績を作ると

認めてもらえますよ。

と教えてくれました。

3番目からは今回のテーマ「白菜」です。

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青ノ木農縁の青木さんが

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昨年の白菜の結果を見せてくれました。

野崎二号という品種です。

6cmポットで育苗しました。

播種8/20 定植9/10 収穫11月上旬

根があまり伸びてなかったけど

無肥料無農薬でも結球はしてました。

根がポットでぐるぐるになったまま大きくなっていました。

4人目は

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秀明自然農法の大倉さんです。

無肥料無農薬で何度も挑戦しているけど満足に作ることができなかったそうです。

どうしても作りたいと地力のありそうな畑を選んで今年白菜作りに挑戦してます。

ちなみにテーマを「白菜」と提案してくれたのは大倉さんです。

品種は「愛知白菜」

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虫だけでなく、鳥にも葉を食われてしまうそうです。

それでも今年は大きくなってきて

葉が立って結球し始めているので

今年こそはと期待してます。

5人目は

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陽なたぼっこの高橋さんです。

白菜の情報もいろいろ調べてきてくれました。

もともと白菜は結球しなかったのですが、

結球するものが後から生まれまして

結球するものが主流となっていきました。

でも寒さに強いのは開いた形です。

大倉さんも調べて紹介してくれましたが、

白菜の葉が立つのはオーキシンという植物ホルモンのおかげだそうです。

白菜品種は愛知白菜です。

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カボチャを植えていたところの畑の土を使用して育てています。

カボチャの畑には草などを多めに入れてあるので

そういう土を苗土に使用してます。

畑の土にはあらかじめ草木灰を入れておきます。

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土を裸にしないことや

キクをまいたり、豆を遠目にまいたりと工夫してます。

白菜がまき始めて、まきがあまいなと思えば

ひもで葉をまいてわざと立たせて

まいてきたらひもを外しています。

6人目は

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ストレートアライブ とものわ 今枝さんです。

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昨年の白菜です。

品種は無双です。

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虫に食われることないまま育ってくれました。

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結球したのでもう採れるのかと思って収穫してみたら

まだ中が隙間が多くてまだ早かったようです。

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更に待って収穫したら

中身のつまった白菜になりました。

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今年も白菜作ってます。

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白黒マルチの白菜も実験してます。

株間60cn 1条と2条で試してます。

9月下旬が定植適期とみてます。

それ以上早いと苗が暑さに負けるし、

10月だと生育適期が足りなくなるように思えます。

12月に霜が降りると開いてしまうので

頭を結束しておけば2月も収穫できます。

7人目は

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オーガニックファーム旬彩 牧野さん

西尾市吉良町で有機無農薬野菜作りをやってます。

白菜は残念ながらうまくいってませんが

失敗例をお伝えします。

昨年は急きょやってみようと思い

9月26日に播種して

11月4日に定植しました。

品種は中晩成の品種でほまれ二号です。

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不織布のべたがけをして寒さ対策としました。

収穫は2月20日~3月20日

結球は20%ほどで

やはり時期を外してしまうと生育が満足いくところまで到達しませんでした。

そして今年はもっと早く播種をしようと

8月14日、8月31日、9月10日と3段階で播種をしたけど

全て虫の害でやられてしまいました。

防虫ネットをしたけどやられてしまいました。

苗を途中から地面から離したり対策も打ちましたがダメでした。

夏場の苗作りは皆さんどうしてますか?

青木さんが

夏場はハウスの外で育苗してます。

コンテナ2個くらいの高さで地面から離してコオロギの食害を防いでいます。

とのことでした。

失敗した事例も大事な事例になりますので

失敗すると写真に残せない心境になりますが、

ネタとして残していただけると皆が助かるネタになります。

詳細を発表していただいてありがとうございます。

8人目はみどりの里です。

品種 無双 株間60cm 7.5cmポットで本葉5~6枚

9/1 播種 9/25 定植 1/10 収穫

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12月だとまだ中がスカスカ

無双は早生品種なので年内収穫できそうなものなのですが、

無肥料だと生育が遅いのでもっと待ちます。

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寒さで開いてきてしまうので

頭を縛ったほうがいいです。

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ここまでいったのは一部です。

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半分くらいはこんなんでした。

でも寒い中もずっと生育を進めていて

この後結球してきたものもありました。

品種は早生がいいです。67日でできるやつです。

今のところ無双がいい結果が出ます。

まだ試したことのない品種はたくさんあるので

もっと自然栽培に向いた品種があるとは思います。

早生品種を寒さに向かって無肥料で育てると

晩生のような性格になります。

無双より早い60日タイプだったら寒くてももっとうまくいくかもと挑戦したら

早すぎてもともと小ぶりになるのでうまくいきませんでした。

金将二号の中生では

極寒期に完全に生育を止めてしまいました。

晩生になるにつれて肥料をやって育ててちょうどいい生育スピードになるように思えます。

なので有機栽培なら晩生をやったほうがいい結果が出そうです。

畑の土は砂より粘土のほうが後半の生育がいいです。

粘土は砂より温かいのかもしれません。

定植後防虫ネットをしたとことしなかったところと比較したら

ネットをしたところのほうがヨトウムシに食われました。

ヨトウムシは土の中からネット内に移動してきたけど

天敵のカエルが入って来れなくて虫の害がひどくなります。

ヨトウムシなどを取る作業が1回はやったほうができは良くなります。

でもうちはちょうどイチゴと被ってその作業時間がとれません。

あと改善ポイントとしては

冬の寒い時期でも温度があれば育つので

透明マルチで地面をもっと温めて勝負できれば

成功率を上げることができると思います。

やってみたいけど

ちょっと手がかかりすぎてしまうので

今年は山東菜に逃げてます。

今回はテーマを絞ったことで

多くの参加者のプレゼンや意見を聞くことができて

理想の勉強会に近づいてきました。


次回は12月19日第月曜日です。
年末は忙しいだろうと思い外しておきました。
時間は18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」

次回テーマは「大豆」です。

私のように大豆を作ろうと思ったら枝豆の出来がよくて

お金に目がくらんで大豆になる前に収穫してしまった人のためにも

枝豆もOKです。

大豆は大豆プロジェクトも発動させていきたいので

ぜひ皆で情報交換しましょう。

それでは次回もよろしくお願いします。



Posted by みどりの里 at 21:25 │コメントをする・見る(0)
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