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2009年10月03日

米からいちごへ

米からいちごへ

米も最後の収穫が終わって、

自然栽培2年目でもしっかりとれて無事ひと段落です。

反7.5俵は肥料を入れなくても取り続けられそうです。

そんでほっとしたいとこですが、

そのころすでにいちごの作業が始まっていました。

米からいちごへ

今まで親からの栄養を頼りにしてた苗を親株から切り離していきます。

米からいちごへ

親に頼らずとも生きていけますと苗たちは自分のポットの土だけで自立していきます。

水やりを朝、夕とやって萎れないように気をつけました。

まだ親から離れたばかりやからね。

米からいちごへ

去年はうねが低かったので今年はちゃんと高いうねをたてるために深耕用の爪で畑を起こしました。

米からいちごへ

そしてうねたてです。

今年はいいね。

予定通りの高さになりました。

米からいちごへ

さあ定植開始だー!!

7000本以上の苗をひたすら中腰で植えていきます。

定植が1日遅れると3日収穫が遅れます。

3日遅れたら9日も遅れちゃうの!?

そりゃ大変だがんばって植えねば。

そしてなぜか作業がしんどくなるといつも天の助けが来ます。

この日は家族出演と友情出演がありました。

みんなありがとう!!いちごできたら食べにきておくれ。

高いとこに台を作って作業性を良くする作りかたもあるけど、

いちごの味を良くするには畝立てて作るのが一番!!

おいしいいちごのためなら腰痛もへっちゃらです。

米からいちごへ

定植後は1週間苗が活着するまで朝晩ホースで水やりしました。

朝2時間、晩2時間かかってた。

たっぷりやらねば定植後の成長が止まってしまうので。

ここでいいスタート切らないと収穫遅れるし、苗も十分な成長しないし、

とにかく勝負どころだと思って水やりし続けました。

それがすんだら写真みたいに潅水チューブで水やりが楽になります。

ちゃんと活着してくれました。

今年は肥料を少なめにすることで無農薬を途中まで挑戦していました。

それで確かに病気や害虫は防げてたんだけど、

苗が予定数に届かなくなって青ざめました。

だって苗足りなかったら今年勝負できないじゃん!!

それで途中で肥料を投入することが多くなって、

やはり病気、害虫が寄ってきてしまうので、

あえなく農薬散布に至りました。

今年はどうしても苺をしっかり収穫したいんで。

去年と同じではダメ。

今年は去年を生かして進化してなきゃね。

無農薬の挑戦は短期プランじゃなくて長期プランで挑まなきゃ手に入らなさそうでした。

ちょうどそんなことを考えていたときに過去に無農薬に挑戦したことのある苺農家さんと出会えました。

その人にいちご栽培を教えてもらいながら栽培のレベルをあげて、

安心安全でおいしい苺を目指していきます。

なかなかいい展開してきたね。

苺もがんばるぞ!!







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Posted by みどりの里 at 22:54 │コメントをする・見る(6)いちご
この記事へのコメント
とはいいつつ仕事を増やしてごめんなさい。。。
ちょっとだけだったけど、手伝わしてくれてありがとう。
いやあ、体きたえなきゃと思った、その後二日間でした笑
ことしのイチゴはどうなるかな。いちごー応援してるぞー!
Posted by yoko at 2009年10月04日 01:25
お疲れ様でした。イチゴ楽しみにしています。息子のシイタケと取り換えて少し食べさせてくださいね。孫がイチゴ娘なので、楽しみにしています。
エミューのストラップどうですか?その後少し改良をしています。ストラップを作る台を工夫したところ、うまくできるようになりました。
イチゴの苗床と同じで、基盤がしっかりしてなくちゃダメ!とわかりました。
一層たくましくなったご夫妻に拍手です。さこおばあさんより。
Posted by 酒向貞子 at 2009年10月04日 09:30
yoko  様

いつもいつも応援ありがとう!!
いちごたちもきっと喜んでます。
またいちごにすみれに会いにきてね。



酒向貞子  様

コメントくださりましてありがとうございます。
酒向先生の活動はブログをとうして拝見させて
いただいてます。私たちがオイスカのフィリピンセンターに
いた頃、アラシャンの富樫さんと一度お目にかかったことが
あり、講義をしてくださいました。その時に、アラシャンのことを
知りました。エミューはアラシャンに希望をもたらすコウノトリの
ようですね。エミューの羽が2対で1枚になってあるので、
夫婦や恋人の友達にペアでプレゼントするととても喜んで
くれます。
いちごも去年の失敗を生かして全力で取り組んでいます。
おいしいいちごをお届けできること楽しみにしています。
Posted by 野中夫妻 at 2009年10月10日 05:30
米がひと段落したかと思いきや、十分休む間もなく、次はイチゴですね。

イチゴに関しては、ハウス栽培という人口の環境での栽培ということで、もし、野中夫婦のやり方にリンクするのであれば、生物農薬を使用してみるのはどうなんでしょう?
農薬という表現はよくないですが、要するに天敵を利用しての病害虫防除です。
化学農薬を使うことに比べたら、人体に一切影響ないので、安全です。
自然の生態系を破壊するのではということに関しては、ハウス栽培自体、自然にありえない環境なので、どうかなと思って。

イチゴならおそらくアザミウマやハダニ、アブラムシが主な害虫だと思います。
病気ならタンソ病や灰色カビ病でしょうか。
アザミウマにはヒメハナカメムシやアリガタシマアザミウマなどなど。
ハダニにはカブリダニ。
アブラムシにはコレマンアブラバチやメタリジウム菌などが使えると思います。
タンソ病や灰色カビにはトリコデルマ菌が有効だと思います。

日本ではほんとにいろんな種類の生物農薬が開発されているので、おもしろいと思います。
もちろんこれだけでは完全に防除できないと思いますが、これらの病害虫は密度が多いから被害が出るのであって、常に低密度に抑えることができれば、かなり被害を抑えられるのではと思います。
野中夫婦は化学農薬を使用しないからこそ、天敵を殺さないため、この方法も効果を発揮すると思いますよ。
土つくりが完成するまでの間だけの限定でもいいのではないかと思いまして。
Posted by Hase at 2009年10月14日 08:17
Hase 様

生物農薬はぜひ試したいです。
病気から害虫まで全てにそれぞれの天敵がもう市販されてるんですね。
ダニについては天敵を使用する予定でした。
でも他のは知りませんでした。
せっかく生物農薬が開発されているのだから使うべきですよね。
土づくりにはまだ時間がかかります。
いきなり最高には到達できないけど、
そんなときでも失敗してしまうことのないように、
土をつくりながら対策を打っていきます。
今年は打つ手に制限をかけず、
最高ないちごを作るためにできることはすべてやるつもりです。
これからもいちごのブログを書いていきますので
Haseさんからのアドバイスもよろしくお願いします。
Posted by 野中夫妻 at 2009年10月21日 22:08
最高ないちごを作るためにできることはすべてやるつもりです。
これからもいちごのブログを書いていきますので
Haseさんからのアドバイスもよろしくお願いします。
Posted by ブランド at 2013年07月09日 16:56
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