2015年12月29日

第15回勉強会

12月21日月曜日も15回目の勉強会が開催できました。

60名もの農業に関わる方々が参加してくれました。

今月から豊田市若草町の「ほがらか」が会場となり、

60名でも大丈夫です。

テーブルを動かしたら余裕で100名いけます。

第15回勉強会

今回浜松から初参加の山本洋士さんの自己紹介です。

プロダクトリングという会社を起業し

農家と消費者を繋ぐことをやっていて、

農家さんを集めてマルシェを開催したり、

販売者も集めて商談を進めたりと

精力的に活動をしています。

中でも個性的な取り組みが

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農家さんを紹介する本を出版したことです。

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一人2ページ使って紹介されていて

何をどんなふうに作っているのかとか

どんな思いで作っているのかがわかりやすく書いてあり、

消費者の方々がこの本を見て

農家さんに興味を持ってもらって

うまく野菜などの生産物がほしい方に届くようにと作った本です。

山本さんが自社で出版してます。

価格は1000円で

浜松市内の38名の農家さんがのっています。

第15回勉強会

お次はストレートアライブの今枝さん

今回は時期も冬ということで

トンネルをテーマにしました。

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不織布をトンネルにしてます。

不織布は切らないで使用してます。

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スイカをやったときは

2重のトンネルを作って保温しました。

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サカタへ見学に行ったときのトンネルはこんな感じでした。

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しっかりとした支柱で作ってありました。

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くんぷうチッタ農園の北村さんもトンネル事例を紹介してくれました。

自分のところのトンネルではないので公開はできませんが、

一般的には支柱もしっかりしたものを使用していました。

次はみどりの里です。

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うちは夏野菜の後にマルチの上だけ切ってそこに小松菜などを播種します。

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マイカ線などでしっかりトンネルを風で飛ばされないように抑えます。

ビニールのすそを土の中に入れていないので

重しに夏野菜の支柱を使ってます。

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寒さがきついとできるかわからないから12月近くはもう種をまかなかったけど

今年は挑戦してみようと思ってます。

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ホウレンソウも寒いときのほうがうまくいきそうなので挑戦します。

こだわり商品はこれからの極寒期とその後3月4月に品薄状態になりやすいです。

この時期はイチゴで忙しいけど

一番野菜がなくなる時期に出せたら

喜ばれるだろうと思って

最近は春にものが出るようにいろいろ試してます。

愛知県は暖かいのでここで頑張らないと

地の利が活かせないのではないかと思います。

夏場は高原や寒いところに地の利がいってしまいます。

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無肥料でも温度さえうまく保温して暖かくしてやれれば育ちます。

この後収穫してからももう一度種をまきました。

12月からはビニールトンネルじゃないと育ちません。

ここからは昨年のトンネル様子です。

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寒くてもトンネルだけでなんとか育ちます。

でも

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採り遅れてしまったり

寒すぎると凍って溶けてを繰り返しすぎて葉が痛みます。

トンネルのビニールを透明マルチでやっているので寒さに弱いです。

でも安かったり、トンネル作りやすいのでこれでなんとかならないか実験中です。

トンネルは20m畝で支柱など全部入れて3700円くらいになってました。

でも夏の支柱をそのまま重しにしてたりもするので

2500円くらいまで落とせそうです。

耐用年数も5年でみているものもあるので

10年使ったらもっと低くなります。

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昨年カブや大根も春に出せるように試しに作っていました。

カブの畑はそのままオクラに突入するのでカブにしては株間が広いです。

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極寒期でも11日で発芽しました。

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寒いのでゆっくり育ちます。

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暖かくなったらビニールトンネルは外します。

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無肥料無農薬の自然栽培でも

温度や水分に気を付けていれば

冬でもできるなと思いました。

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大根も育ったけど

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品種が合わないと花が出てしまったり、

春の温度が高すぎて肌が汚くなってしまったりと

まだまだです。

でももうちょっと経験を積めばできるだろうと思います。

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次は礒井先生です。

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土ができていく様子です。

長い年月をかけて上に積もっていく様子がわかります。

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土壌にもいろんな土壌があって

世界にはこんなふうに土壌が分かれて存在してます。

緯度によって土壌が変わるようにも見えます。

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写真で見ると本当にいろいろな土壌がありますね。

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日本もこんな感じで分かれています。

黒いとこが黒ぼく土です。

ここらへんは保肥力も高いし、

水はけもいいし、

野菜は作りやすいでしょうね。

残念ながら東海地方は少ないです。

でもその土が持っている特性を知って利用すれば

別にできない理由にはならないはずです。

知らないから翻弄されてしまうのだろうと思うので

この辺をもっと勉強したいですね。

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化学肥料や農薬の使用量が増えたころ

稲の収量も上がってます。

肥料は確実に収量を上げる有効な手段です。

化学肥料が使用されず

有機質肥料もたいして使用できなかったころは

反収で3俵くらいだったんですね。

今無肥料で6俵7俵とる人は

昔よりも稲とうまく会話できているんでしょうね。

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赤い線より右は養分過多になっている畑です。

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これも同じです。

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イチゴ畑だと

微量要素が欠乏気味で

施肥できる肥料分は過剰気味です。

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肥料をやり続けていると

その効果が結果として少なくなっています。

20年くらいで効果が半分以下になっています。

勝手な見解ですが、

たぶん肥料をやって土が痩せたからだろうと思います。

最初は土壌に腐植があるけど

窒素は腐植の分解を進めてしまうから

入れ続けると土の地力が落ちます。

リンは入れても土の中でリン酸鉄などにもなってしまうから

入れた分が必ず効くわけではないですよね。

肥料を入れても土壌が悪化した分が差し引かれてしまうと

効果は薄いです。

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最近の野菜の栄養が低くなっています。

ビタミンCとかわかりやすいところが低くなってます。

自然栽培だと栄養価が高くなるので

心配ないです。

たくさんの資料を紹介していただきありがとうございました。


来月は
1月18日第3月曜日 18時半~20時
豊田市若草町「ほがらか」にて開催します。
終わった後もしばらく交流してますので
月曜日忙しい人
間に合わなくても来てみてくださいね。




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Posted by みどりの里 at 13:29 │コメントをする・見る(2)イベント
この記事へのコメント
素晴らしい取り組みですね^o^
息子が農業目指して県農大で勉強してます。
16回目の勉強会はいつ有りますか?
勉強させて下さい。
Posted by 加藤義昭 at 2016年01月14日 06:37
加藤義昭様

今月は1月18日(月)18時半~20時に「ほがらか」豊田市若草町2-6-8にて開催します。
内容は生産技術のことが多いです。
学生さんも来てますのでぜひご参加ください。
Posted by みどりの里みどりの里 at 2016年01月14日 08:34
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    コメント(2)