秋田で米作りを勉強してきました。今は豊田で米作りをしています。
2008年11月06日
来年の稲作準備スタート
ジャイロテッター間に合いました。
わらを散らかす機械です。
こういう機械は広い牧場で使うので中古となると4連の大きなやつしか無いのですが、
なんとかうちのトラクターに合う2連のジャイロテッターを機械屋さんに見つけていただき昨日手に入れました。
今日まで10日くらい雨が降らないでいてくれて明日には雨という予報。
今日がわらを散らかす絶好のタイミング。
表面のわらはよく乾いて枯れてるんだけど、
中は乾いてなくて黄色い生の状態。
これを全部白い枯れた状態にしたいんです。
冬は気温も低いので田んぼは放っておくと、わらは生のまま春を迎えてしまいます。
それを代かきで泥の中に入れてしまうと、
必ずガスわきでえらいめにあわされます。
泥の中で生わらが腐ってガスを出して、田んぼの中の稲の根に害を与えます。
これがなかなか致命的な害を与えるので特に無肥料でやる場合はガスがわくとうまくできません。
雑草にはそんなガスわきの土壌でも耐えられるやつがいて、
稲が弱ったとこに追い討ちをかけてきます。
取っても取っても次から次へと雑草が出てくる田んぼはたいていガスわきがひどいとこです。
それともう一つ理由があって
枯れているということはその草は死んでいるってことです。
生わらってことはその草はまだ生きているってことです。
でも切断されているので、半殺し状態です。
半殺し状態ってのがいかんのです。
多くの作物の病原菌は弱ったやつを狙ってつきます。
病原菌は健康な強い作物と完全に枯れて死んだ植物にはつかないんです。
弱った状態と生わらや生草の半殺し状態はよく似た状態です。
だから生のものを土の中に入れるとすぐに病原菌がついて一気に増えます。
その土壌はしばらく病原菌だらけです。
というわけで、
一見無駄に見えるわら散らかし作業ですが、
中の生わらまで完全に枯らしておくという大切な作業です。
そうなんです!
もう来年の稲作が始まってるんです。
この秋冬の準備でかなり勝負が決まります。
とにかくわらも土も何でも乾かす!!
それが準備です。
わらが乾いて枯れたら次は土の番。
げげ!!まだ水が溜まってるやん。
手強そうです。
Posted by みどりの里 at 23:56
│コメントをする・見る(5)
│お米
この記事へのコメント
とっても勉強になりました!
田んぼとかいつも何気なくみていますが、
こうした努力のもと、おいしいお米が
出来上がるのですね☆
この水たまりは確かに大変そうですね〜!!
田んぼとかいつも何気なくみていますが、
こうした努力のもと、おいしいお米が
出来上がるのですね☆
この水たまりは確かに大変そうですね〜!!
Posted by peanut at 2008年11月07日 19:58
そっかぁ、クルクルまわる変な(?)機械はわらを散らかしていたのね。
毎日、すみれちゃんにチュゥしている(>_・)v末っ子が何やら叫んでました。
近くに行ってみると「トラクタがうるさくて聞こえんのかなぁ・・・」と親父のような口調で
ブツブツ言いながら「慎吾く~ん」と何度も呼んでる姿は笑えた。
最近、玄米の効果?か身体に変化が。
この年になってにきび(吹き出物?)がプツプツと出た。
お通じがよくなった。
他に、肘膝かかとのカサカサがなくなった!
これって玄米のせい???
毎日、すみれちゃんにチュゥしている(>_・)v末っ子が何やら叫んでました。
近くに行ってみると「トラクタがうるさくて聞こえんのかなぁ・・・」と親父のような口調で
ブツブツ言いながら「慎吾く~ん」と何度も呼んでる姿は笑えた。
最近、玄米の効果?か身体に変化が。
この年になってにきび(吹き出物?)がプツプツと出た。
お通じがよくなった。
他に、肘膝かかとのカサカサがなくなった!
これって玄米のせい???
Posted by 3匹の母ちゃん at 2008年11月07日 21:10
無肥料・無農薬でお米を栽培すると1年間休む間もなく
作業があります。去年研修させていただいた秋田の
石山さんも極寒の中毎日作業をしておられました。
当初は米作りの研修でなぜ1年間も行くのだろうと
不思議に思ってました。田植えの5月から収穫の10月までで
いいのでは?と思いました。ところが11月から4月までの
作業の中に成功の秘訣が隠されていたのです!!!
石山さんはその大事な時期を勉強できるように1年間と
おっしゃってくれていました。石山」さんは35年もの歳月を
かけてつくりあげた栽培方法を包み隠さず教えて下さいました。
だから1つ1つの作業を手を抜かずに最善を尽くしました。
おかげさまで今年は無事収穫を迎えることができました。
ほっと一安心したのもつかの間もう来年の米作りがスタート
しました。まだまだ駆け出しのファーマーどうぞ温かい目で
見守ってください(^-^)
作業があります。去年研修させていただいた秋田の
石山さんも極寒の中毎日作業をしておられました。
当初は米作りの研修でなぜ1年間も行くのだろうと
不思議に思ってました。田植えの5月から収穫の10月までで
いいのでは?と思いました。ところが11月から4月までの
作業の中に成功の秘訣が隠されていたのです!!!
石山さんはその大事な時期を勉強できるように1年間と
おっしゃってくれていました。石山」さんは35年もの歳月を
かけてつくりあげた栽培方法を包み隠さず教えて下さいました。
だから1つ1つの作業を手を抜かずに最善を尽くしました。
おかげさまで今年は無事収穫を迎えることができました。
ほっと一安心したのもつかの間もう来年の米作りがスタート
しました。まだまだ駆け出しのファーマーどうぞ温かい目で
見守ってください(^-^)
Posted by peanut 様 at 2008年11月07日 23:04
わらを散らかすこの作業、去年は手作業でした。
フォークでひたすらわらを動かしてました。
気の遠くなるような毎日でした。
でも今年はタイミングを外すことなく一瞬で作業が
終了しました!!
最近のちびっ子応援団はもっぱら「すみれちゃ~ん!!」
で「ひろみちゃ~ん!!」の「ひ」の字もなくなりました・・・。
そうそう玄米は解毒作用があるから食べ始めは
体の毒がどんどん外へ出されるようです。そして
その後はツルツルになるそうです!!
ゆっくりよく噛んで食べるとgood!!です☆
フォークでひたすらわらを動かしてました。
気の遠くなるような毎日でした。
でも今年はタイミングを外すことなく一瞬で作業が
終了しました!!
最近のちびっ子応援団はもっぱら「すみれちゃ~ん!!」
で「ひろみちゃ~ん!!」の「ひ」の字もなくなりました・・・。
そうそう玄米は解毒作用があるから食べ始めは
体の毒がどんどん外へ出されるようです。そして
その後はツルツルになるそうです!!
ゆっくりよく噛んで食べるとgood!!です☆
Posted by 3匹の母ちゃん 様 at 2008年11月07日 23:18
なかなか大変ですね。EM菌乳酸菌などの栽培を今年から始めました。わらの話は、大変よくわかりました。かかしもわらを乾かしてみようかな~。今年は去年以上においしい石野米ができるのを楽しみにしています。今後ともよろしくお願いします。
Posted by かかし at 2009年01月08日 19:53
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