2009年05月23日

除草開始

除草開始

植えてから1週間した稲です。

肥料も堆肥も一切入ってないので植えてから弱ります。

田植えのときに根が切れてしまうので、

新しい根が出てある程度伸びるまでは

見ててはらはらする稲になってしまいます。

だけど容赦なく、

除草開始

今年も除草機入れます。

除草開始

弱ってるのにこんなギリギリのとこを走ります。

そりゃ潰れる稲も出てしまいます。

他事考えたりするとラインがずれてしまうこともあり、

かなり神経を使います。

弱りすぎた稲は除草機が通っただけで埋まってしまってもう出てこないこともあります。

潰した稲が出たときは機械からおりてすくい出してやります。

機械が旋回するときはどうしても稲を潰してしまいます。

タイヤが通ったとこの稲がなくなってるのを見るといたたまれないです。

ほんとこの稲が潰れてしまう瞬間はめちゃくちゃつらいです。

でもギリギリでかけないと草が出てきてしまうので避けられない作業です。

除草開始

株間に草が出始めてるとこです。

出る前にかけなきゃいけないのですが、

自然栽培1年目の田んぼは前年度の肥料が残ってるせいか草が出るのが早いです。

自然栽培2年目の田んぼは草が出るのが去年より遅いし、勢いもないです。

やっぱ年々草が減ってくるもんなのかな。

肥料を入れないのは病虫害除けもあるんですが、

1番の理由は除草剤を使わない無農薬の稲作を成功させるためにはこれしか手がないかもってとこです。

1年目の田んぼは田植え後3日後に草が出てるの見てしまったので、

除草開始

機械はまだ入れないので、

手押しの除草機を入れました。

機械は田植え後5日後に入れました。

こんなに頻繁に入れなくてもいいのかもしれないけど、

とにかく1町歩の自然栽培稲作を成功させたくて、

時間がある限り田んぼに入りまくってやろうと思ってます。

田んぼは入ってやるといいんです。

除草開始

代かきしたときに有機物が泥の中に埋め込まれます。

その泥の中で有機物が分解するときにガスが沸きます。

そのガスは稲の根にとっていいものではありません。

田んぼを歩いたりするとこの写真のように泡が出てきます。

これがガスの硫化水素です。

これを抜いてやって、新鮮な水を入れてやることで稲の根は元気になれます。

自然栽培では肥料を入れない代わりに

こうやってガスを抜いたり、酸素を入れてやったりと根を育ててやります。

今はほんとに勝負どころです。

1日除草作業が遅れただけで致命的なミスになりかねないんです。

という感じの緊張感でがんばってます。

こりゃしばらくは除草ネタしかないね。


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Posted by みどりの里 at 23:35 │コメントをする・見る(2)お米
この記事へのコメント
植えてから弱っていくって、化学的にではなく
手をかけていってあげないとダメなんですね~
このブログ、子どもたちに見せて教えたいわ~
Posted by haha at 2009年05月26日 12:52
haha 様

根を大事にするようにしています。
見えない部分の根が先に成長して
その後見える部分の葉や茎がそれに伴って大きくなります。
人もいっしょなんだろうなとつくづく思います。
人で言えば見えない部分はきっと心じゃないかなと思います。
Posted by 野中夫妻 at 2009年06月10日 18:33
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    コメント(2)