田植えまでの様子

今年も田植え無事終了です。



４月ごろは稲の苗用の床土をまだ作っていました。

わらと米ぬかと土を１０か月間発酵させて作ります。



４月２３日に塩水選と温湯消毒（６０℃のお湯で殺菌）をして種籾を水に浸しました。

今年は全部自分でとった種籾です。

塩水選でたくさん浮いてこないとこをみると

去年のお米は本当にうまくいったんだなと実感します。



自作の床土を入れ



５月１日種まき開始



あまりの暴風で太陽シート１枚張れただけで

保温シートはできないまま出芽を待つはめになってしまった。



いつもハウスで作っているけど今年は外！！

うまく出てくれるかドキドキして待ってたんだけど

うまく出てくれました。



それから保温シートは風が強すぎてできずにそのまま育てたんだけど

丈の短い苗ができあがりました。

今年の苗作りテーマは

ハウスを使わず外でシンプルに作ること

短めの苗を作ること

でした。

稲で言う立派な苗と言うのは徒長した苗のことです。

丈を１３ｃｍくらいに作るけど

そういう立派な苗を作ると

田植え後にイネミズゾウムシにたかられるような気がしてました。

どんなに苗箱の中で根を立派に育てても

田植え時に必ず根は切れてしまいます。

地上部は徒長させて大きいので

根と地上部のバランスは田植え後最悪になります。

そこをイネミズゾウムシはついてくるような気がします。

それで今年は徒長させずに短い苗を作りました。

地上部が最初から小さければ

根が田植え時に切れても

稲は疲れないんじゃないかな。



田植え後は短くて水入れたら隠れてしまうくらいです。

ちょっと短すぎたかな。

まだあまりイネミズゾウムシは見かけないけど

まだ当たりかどうかはわかりません。



そうこうしてるうちに

除草が始まりました。

大きい田んぼ用の乗用除草機は去年のいっしょです。

今年は小さい田んぼや丸い田んぼで機械の入りにくい場所用に

自分で引っ張るチェーン除草器を作っておきました。



人力で引っ張るとやっぱり動力が欲しいと思います。

これが終わるころ僕の足は速くなっているはずです。



去年まで４条タイプだった除草機を改造して

８条タイプに作り変えました。

と言っても

ただチェーンをとりつけただけです。

最近は除草機をかけて草を全く生えない田んぼにしようとは思わなくなりました。

除草機はただ土を動かして多少草を少なくして

稲の生長を有利にする

くらいにしか思えなくなりました。

だから最近はチェーンでいいかなと思ってやってます。

草に負けない稲を作ればいいんだと

そっちに期待するようになりました。

去年はだいぶそれに近づけました。

今年は条件も変わるのでどうなるのか。

楽しみでなりません。