2019年08月23日

第58回勉強会

7月22日に開催しました勉強会の内容です。

名城大学の礒井先生から

ブータンで共生微生物を調査したときのことを紹介していただきました。

第58回勉強会

ブータンは九州くらいの広さの国です。

第58回勉強会

間に合うかどうかはわからないですが、

国策で2020年までに有機栽培100%の国を目指しています。

ガイドブックの中に

生物肥料としての窒素固定菌のことや

リン溶解微生物、菌根菌のことが書かれています。

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ブータンで大豆を農家に播いてもらった畑です。

この畑は今まで大豆を作付けしたことはないです。

色の濃いところと薄いところが出ました。

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生育のいい濃いところに根粒菌として根に丸いのがついていて

生育の弱い薄いほうにはまだ根粒菌がついていません。

根粒菌がついていれば空気中の窒素をうまく利用できていることになります。

根粒菌が働いているかどうかを見極める方法は

根粒を割るとわかります。

根粒を割って赤いと活きている根粒で

根粒を割って緑なら疲れている状態です。

よく働く根粒菌を選抜した資材が販売されたこともありますが、

単品エリートの根粒菌は弱く

結局土着の根粒菌が先についてしまうので

効果は?でした。

大豆を作り続ければ

土壌の根粒菌濃度は上げられます。

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菌根菌は根に寄生して根が捕まえることのできないリンを取りに菌糸を伸ばしていってくれます。

第58回勉強会

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根に寄生している菌根菌

細胞膜で丸い状態になってリンと炭水化物を交換しています。

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目で見える大きさの胞子です。

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四角マスが2mmで

胞子は数百ミクロの大きさです。

第58回勉強会

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これもまた菌根菌資材として販売しようとしても

菌根菌は純粋培養できず

植物に感染させて増やすしかないので

非常にコストが高くなり

1kgで1万円くらいになってしまい

効果?です。

苗ポットに感染させる資材です。

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ブータン農家に大豆をまいてもらいました。

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有機物を入れてある畑だったので勢はいいです。

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根の様子です。

土壌の養分が多いせいか

菌根菌の感染が少ないです。

菌根菌の感染は赤い丸いものがどれくらいあるかでわかります。

第58回勉強会

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ここはものすこく感染していて

全ての細胞に感染しているくらいの状態です。

化学肥料などはない状態です。

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感染するかしないかは細胞内にリンの濃度がどれくらいあるかにかかっています。

植物が炭水化物と交換するほどの必要はないと判断して濃度が濃いと感染しなくなっていきます

第58回勉強会

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この農家は管理全くしていないくらい雑草だらけです。

化学肥料は入れていない状態です。

こんな畑でも菌根菌の感染はけっこうしています。

共生微生物の利用には購入するよりも

肥料をいれていない状態で作物を育てて

共生微生物を土壌に増やしていったほうがよさそうですね。

2人目はみどりの里です。

自然栽培稲作で水の流れを変えて生育を促します。

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今までは排水溝の位置を変えたことはありますが、

給水位置を変えるということはちょっと大変だったのでやってこなかったです。

しかし、採れるところと採れないところにははっきりと水のよどみが影響していました。

よって今回は水のよどみがおきずらくなるように

給水位置と排水口の位置が田んぼの対角線に位置するように変えました。

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毎年採れない箇所は新しい水が届きずらいところでした。

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こうすることで田んぼの水の流れが全体的になり

よどみ部分が少なくなります。

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赤い丸が写真を撮った位置です。

水温で稲が小さいですが、

全然大きくなれる余地を残しています。

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色も濃くてまだ茎数は増やせます。

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だんだん水のよどみの影響を受けるだろう部分に近づくと

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色が薄くなってきて苦しそうになってきます。

例年は半分が採れない状態になってましたが、

今年は採れない場所もまだましな状態です。

昨年の写真が用意できなかったのですが、

もっと株が細かったです。

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反対側もよどむのですが、

風上にあたるので悪い水が風下へ運ばれるので

一部苦しんでいますが、

全体的には順調に育っています。

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四角くない田んぼはよどみやすいです。

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こうなってしまいがちな田んぼを

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こうしていきます。

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水口側は水温で生育が遅れているので小さいですが、

これも色は濃いのでここから一気にどこよりも生育がよくなる

予兆が出ています。

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全然ダメだったところが予想通りいい生育に変わりました。

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やはり水の流れが届かずよどんでしまうところは

生育が悪いです。

こういう部分がだいぶ小さくできたので

水はあなどれないです。

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採れない箇所をもう少し小さくできるとは思いますが

四角じゃない田んぼはよどまないようにするにも

どうしてもそういう箇所が出やすくなります。

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パイプを長くするだけでも給水位置は変えることができます。

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できるだけ対角線になるようにすることで

無肥料でも生育を落とさずにすみます。

自然栽培を追求していくと肥料以外に生育をよくする手段が増え

自然のルールにうまくそえれるようになります。

自然栽培で見つけた生育をよくする手段は

肥料を使っていても関係なくよくなります。

今回は他にも秀明自然農法の自家採取の映像も用意していただき

具体的な各野菜の種採りの仕方も学べました。

このDVDをここでは載せられませんでしたが

見たい人は大倉さんに頼んでみてください。


次回は8月26日月曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 ほがらか
にて開催いたします。

皆さんのご参加お待ちしております。


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