2019年11月22日

第61回勉強会

10月28日に開催された勉強会の内容です。

1人目は

第61回勉強会

シンシア豊川の寺田さんです。

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昨年の種籾を小屋で乾燥させて用意しておきました。

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10月24日が稲刈りです。

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自然栽培師(シンシア障害者さん)も大喜びです。

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みどりの里、無門福祉会、今枝さん、竹内さんが稲刈りの手伝いに来てくれました。

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稲刈りのコンバインに乗ることができ

自然栽培師も職員も大喜びでした。

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収量は2反で9俵でした。

1年目300kg/反 2年目300kg/2反 今年3年目540キロ/2反

前年の失敗だった収量から

3年目の今年は勉強会で学んだ株間を30cmから25cmにつめることや

植え付け本数を1本から3本以上にすることをきちんとやってみたら

収量が上がりました。

収穫前にコンバインを待っていなきゃいけない間

スズメが襲ってきていたので

キラキラ防鳥テープを張りまくったら

スズメがよその田んぼに移ってくれました。

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コンバイン体験を終えた自然栽培師たちは

そのままわらの回収に入り

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その日のうちにほとんど終わります。

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今年はローゼルがものすごくよく採れました。

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これをどんどん摘んでいきます。

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自然栽培師たちが収穫できます。

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皆で収穫したローゼルを

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ジャムにしてくれるお店とも繋がりました。

勉強会の皆にぜひ食べてみていただきたくてと

試食をさせてくれました。

今回シンシアさんのところへ収穫に行った私が感じたことは

豊川の田んぼでも高温障害が出ていました。

収穫しているとコンバインから、粃籾(中身が空の籾)が後ろから吹き飛ばされて

けっこうな量出てました。

この減収が10俵に届くはずの稲の様子なのに届かなかった原因です。

周りの一般栽培の田んぼの稲は

シンシアさんのとろよりも高温障害を激しく受けていて

穂が垂れない稲が混在している状態なので

かなり収量が落ちるだろうなと思って見ていました。

やはり夏の暑い愛知県で稲作やるには

暑さに強い品種を選んでおかないと

自然栽培稲作は特に厳しいかもしれません。

コンバインに乗せてあげて

シンシアさんとこの自然栽培師と職員は本当に喜んでいました。

農福連携を進めていくときに

自然栽培師たちが田んぼ作業頑張ってきて

最後収穫はコンバイン作業を見てるだけでは

悲しすぎるので

ここで乗れる体験をさせてあげることで

彼らの心をくんであげれます。

そうするとより仲良くなれ

農福連携が更に強化されていきます。

作業の連携だけにならないようにすることが

私たちの農福連携が一番大事にしているところです。

2人目は

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竹之内丹丹さんです。

自然栽培を家庭菜園の拡大バージョンでやっています。

枝豆(大豆)の簡単にできる増収方法です。

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10/6に収穫した枝豆の写真です。

同じときに植えたフクユタカです。

左が増収した枝豆

右が何もせず育てた枝豆です。

左の枝豆は茎が曲がっています。

これを播いたところは耕さず畝をたててないところです。

そこにまいて草だけ管理していました。

そして発芽して30cmくらいになったときに

踏みつけました。

倒れたフクユタカはまた起き上がってくるので

また踏みます。

何度も踏みます。

そうすると茎が曲がって育っていきます。

それで簡単に増収です。

豆のさやがついている量がまるで違うし

豆がつく枝もたくさん出ています。

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踏んで豆がよくついているほうは345gになりました。

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何もしていない豆が少ないほうは86gでした。

踏むだけで4倍収量になります。

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これも別のサンプルです。

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踏んだほうは208g

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何もしていないほうは79gです。

踏むだけで2.6倍の収量になります。

それだけではなく

生で食べても踏んだ方は格段に甘くなっていました。

これはすごいです。

とある先生から教えていただいたそうです。

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このときの畑の状態です。

耕さず畝をたてず土よせもしないで作ったのは

大豆が水切れにならないようにするためと

助言してくれる人もいました。

同じ先生に教えてもらって知っていました。

これはお手軽ですね。

踏んで収量が上がるならと

聞いてた人はほぼ全員やると思います。

そしたらぜひどうだったかを写真とって勉強会でぜひ報告してくださいね。

3人目は

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ぽかぽかワークスの工藤勉さんです。

写真がうまくブログに入れれないので

説明だけになります。

1年目に自然栽培唐辛子がうまくいったので

加工や保存のことも考えてこれを増産しようと試みましたが、

2年目は育苗を失敗してうまく作れず

3年目は3月から順次播種していったけど1年目と比べると生育が悪くて

連作障害があるのではないかと思いました。

今年から初めて唐辛子をやったところはうまく育ちました。

ナス科はあるかなと私も思います。

最近は暑さもすごいので

ちょっと連作で木が小さめかなくらいですんでたものが

大きくダメージとして出てしまう傾向があります。

あとはマルチを張って育てることが

不自然にそれだけしかいない場所を作ってしまうので

連作障害に繋がりやすいでしょう。

草を生やしながら作ったら

連作にならないので

同じ場所で作り続けれるだろうと私は考えています。

輪作できるならそうしたほうが無難だと思います。

自然栽培田んぼの報告は

水があまり来ないところは雑草が抑えられなくて

手ばかりかかって減収してしまう。

水が抜けない田んぼで深いところは

植えた稲がなくなってしまう。

低いところは稲の色が濃かった。

そういうところが倒れるケースがあった。

収量は9反で約3tでした。

まず水がなかなか来ないところでは自然栽培稲作をやめて畑にしましょう。

水がこない時点で草は絶対に抑えられません。

やるだけ無駄です。

植えた稲がなくなる場所はよくよく聞くと

水がよどみやすく、

なくなる場所は風下でした。

わらが泥の中で分解するときにガスがわき

悪い水が風下に集まります。

これを抜けないと

その場所の稲は最悪なくなります。

水を頻繁に入れ替えるしかないです。

低いところは表土が集まってきます。

なので田んぼの中でも養分の多いところになりますので

色が濃くなります。

倒れやすいのはイセヒカリのせいです。

丈が高すぎて、

養分多くて育ちすぎると他の品種より倒れやすくなります。

4人目はみどりの里です。

今年の自然栽培稲作です。

今年は試み段階から情報を出していましたが、

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試みたことは全部最後まで効果が出ました。

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収穫量は平均すると3.6俵/反になってしまいますが、

暑さで穂が垂れない田んぼがけっこう出てしまい、

ここ2年はそれに苦しんでいます。

その症状が出ていないところで5俵/反くらいになっているとこもあるのですが、

5俵を超えるところは出なくなってきました。

例え穂が垂れていても、粃籾が混じっているからです。

この暑さ対策ができないと収量が暑くなればなるほど落ちていってしまいます。

もうやれることは品種を変えることくらいしか残っていません。

昨年穂が垂れなかった2haの田んぼは畑に変えてこの症状から逃げたら

追いかけてきました。

立ち向かうしかないようです。

また皆でいろいろ試して勉強会で報告しあって

暑さ対策を確立していきます。


次回は11月25日月曜日
18時半~20時
豊田市若草町2-6-8 「ほがらか」にて開催いたします。

皆さんのご参加お待ちしております。





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Posted by みどりの里 at 09:51 │コメントをする・見る(0)イベント
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